バスクシャツと並ぶ定番。オーシバルのダッフルコート

フランス発のブランド『オーシバル』。バスクシャツが有名ですがダッフルコートも優秀なんです。今季モデルの解説からショップスタッフの着こなしまでその魅力を徹底解剖。

バスクシャツと並ぶ定番。オーシバルのダッフルコート

『オーシバル』はバスクシャツだけではない! ダッフルコートにも定評あり

『オーシバル』は1939年にフランスで設立されたブランド。なかでも複雑な構造の編み機でしか作ることができないというラッセル生地を使用した「バスクシャツ」は、1950〜60年代にフランス海軍で制服として採用されるなど、高く評価されてきました。

また近年では『ビショップ』をはじめとするセレクトショップでの取り扱いもあり、日本での知名度も急上昇。バスクシャツだけでなく、トートバッグやコート類、なかでもダッフルコートは、男女を問わず注目を集めるアイテムです。

『オーシバル』のダッフルの特徴とは

この冬『オーシバル』で展開されているダッフルコートは、素材違いで2種類あります。1つは、昔ながらのメルトン生地のタイプ(写真左)。 こちらは、経糸にジーロンラム、ヨコ糸にスーパー100の原料を使用し、適度なハリがありつつもしなやかで軽いのが特徴です。もう1つは、イタリア「レティンテ」社のヘリンボーン生地を使ったタイプ(写真右)。メルトンよりもさらに軽く、凹凸のある素材感が大人っぽい印象を与えます。

メルトン素材

上質でしなやか。程よくハリがあり、しっかりとした生地感が魅力です。

ヘリンボーン生地

ヘリンボーンならではの肉厚な生地感、独特な模様が生み出す高級感が特徴です。

今季展開する両生地の一枚もデザインは裏地なしの一枚仕立てという伝統的なダッフルを踏襲しつつも、トグルを3つにして重すぎない印象に。フードとチンストラップを一体型にしたり、前合わせに1つだけついたスナップボタンで着崩れを防ぐなど、着やすくするための工夫が随所に凝らされています。

また豊富なカラーバリエーションも人気の秘密です。2016年のメンズは、メルトンタイプはオリーブ、チャコール、ネイビーの3色、ヘリンボーンタイプはさらにイエロー、ブルーが加わった5色展開。重くなりがちな冬のコーディネートを明るくしてくれるブライトカラーが人気です。

カラー別に指南! 大人のダッフルコートの着こなしとは

ダッフルコートは着る人を選ばないとはいえ、ともすると学生っぽくなってしまう危険性もあり。大人らしく着こなすコツを、実例からひも解いていきましょう。

カラー1

トラディショナルな”ネイビー”

ダッフルコートのなかでもでも最もトラディショナルな印象を与えるネイビー。カジュアルだけでなく、スーツの上から着ても違和感がありません。もちろんボーダーを合わせてマリンな着こなしもお手の物。

きれいめな印象を与えるネイビーですから、着こなしに迷うことはあまりありません。デニム、スラックスなど、どんなボトムスでもOKですが、スラックス&ローファーにすると学生っぽくなってしまうので注意。

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ネイビーダッフルをきれいめに着るならこうあるべき、という好例。シャツ&タイにスラックスというビジネスアイテムにホワイトのインナーダウンを合わせ、クールかつ清廉な印象に仕上がっています。足元はレザーシューズにしても◎。

『オーシバル』のダッフルは細すぎないシルエットで、男らしく着こなせるのも特徴。 こちらはレギュラーフィットのパンツに『パラブーツ』を合わせ、ワイルドな雰囲気を作っています。トグルとネックレスの色をさり気なく合わせているのもおしゃれ。

こちらはさらにストリートなエッセンスをプラス。太めのチノパンに『バンズ』というザ・ストリートなアイテムと、ネイビーのダッフルの意外な相性の良さが新鮮です。ファーのパイロットキャップがアクセント。

カラー2

汎用性の高い中間色の”グレー”

黒ほど重たくなく、かといって主張すぎない優秀カラーといえばグレー。『オーシバル』のチャコールグレーは、濃すぎず薄すぎずの色合いが程よく、カラーコーデもワントーンコーデも思いのまま。

グレーはネイビーに比べてカジュアルなコーディネートにも似合いやすいのが特徴。ワークパンツやスウェット、キャップなどと合わせれば、ストリートな雰囲気に仕上がります。大人っぽくしたいときは薄いグレーやオフホワイトと合わせるのがグッド。

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黒のボーダーニットにグレーのダッフルを合わせた、カジュアルながら大人っぽさも感じさせるスタイル。ゆったりとしたサイジングでこなれ感もプラスされています。足元はボリュームのある靴が相性良し。

こちらはインナーにオフホワイトのタートルニットを合わせたコーディネート。黒のハットとあいまって小粋な雰囲気を出しています。こちらは緩めのパンツですが、細めにするとさらにきれいめな印象になりそうです。

ハイネックのカットソーにブルゾンをレイヤードした、上級者コーディネート。重ね着の場合はこのようにボトムスはすっきりシルエットにすると、きれいにまとまります。ブラックベースの『アディダス』ガゼルがレトロな雰囲気をプラス。

カラー3

今季らしさあふれる”オリーブ”

カーキに近い色合いのオリーブは、合わせやすさと個性がちょうどいいバランス。良い子ちゃんな印象もあるダッフルですが、この色ならより男らしい印象を与えられます。普通すぎるのはちょっと……という人におすすめのカラーです。

ネイビーやグレーと同じようなコーディネートでも、ちょっとだけおしゃれ感が増すオリーブ。黒をはじめベージュやブラウンとも合わせやすいので、手持ちのアイテムが“生きる”のもうれしいところ。

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オフホワイトの厚手ニットにインディゴデニムのシンプルストリートスタイルも、ダッフルがオリーブなだけで男っぽさが倍増。キャップをうしろかぶりすることで、やんちゃな表情が生まれます。

相性抜群のチノパンを合わせたアースカラーコーディネート。ライトグレーのニットに入った白の柄と、スニーカーの白をリンクさせているのでクリーンにまとまっています。冬でもこれだけ明るい雰囲気にできるとすてきですね。

グレーニットに黒パンツのベーシックなモノトーンコーディネートは、普通ならグレーのダッフルを合わせそうですが、あえてオリーブを選ぶことでシックな印象に。トグルループが黒なのも大人っぽく見える一因です。

カラー4

ひときわ目立つ”マスタードイエロー”

まるでイタリアの伊達(だて)男みたいなマスタードイエロー。ちょっと冒険カラーではありますが、着るだけで冬コーディネートがワントーン明るくなること請け合いです。2枚目アウターや人とかぶりたくない人にぜひチャレンジしていただきたい色です。

イエローを上品に着こなすなら、オフホワイトや濃いめのグリーンやネイビーを合わせるのがおすすめ。主役カラーなのであまり柄を入れずにシンプルに着こなすのが成功の秘訣。

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オフホワイトのニットにネイビーのイージースラックスを合わせたスタイル。コートがネイビーだと単なる地味コーデですが、イエローを投入すれば一気におしゃれメンへ。足元は『ニューバランス』で軽快に。

イエローはアースカラーとも相性良し。インに着たカーキのインナーダウンが今年らしい印象を与えています。足元とインナーに白を差すことで抜け感も加えた、高感度なスタイルです。

こちらはダークトーンで大人っぽさを狙ったスタイル。黒と合わせることでイエローの明るさがより際立っています。顔まわりが寂しくならないように、メガネや帽子でアクセントを加えるのが吉。

カラー5

爽やかな印象の鮮やかな”ブルー”

最後にご紹介するのは、まるで冬の澄んだ空のようなブルー。定番カラーではありませんが、ブルーが嫌みに見えることはあまりないので、1年しか着られないという心配はなし。同じ色みが来年もあるとは限らないので、気に入ったら即ゲットしましょう。

ブルーは、白を合わせれば爽やかに、黒を合わせればクールに見えるカラー。赤など同じトーンの別の色を合わせると派手すぎてしまうので、ベーシックカラーでまとめるのが良さそうです。

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ザ・ベーシックなスタイルを新鮮に見せてくれるブルーダッフル。襟元に白シャツを入れることで、爽やかな印象に仕上げています。足元は黒で引き締めるほか、白スニーカーなども合いそうです。

インナーをオールブラックにしてもおしゃれ。パンツのシルエットが緩めなので、あまりかしこまりすぎない印象になっています。靴まで黒だとわざとらしいので、グレーぐらいがちょうど良し。

こちらはトップスにネイビー、ボトムスはオフホワイトと濃淡をつけてメリハリのある組み合わせ。ブルーのダッフルの個性が引き立つスタイルです。

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