ポイントを指南。ステンカラーコートの着こなし実例集

シンプルで汎用性が高いステンカラーコートは、大人のマストバイ。よりおしゃれに、より大人らしく着こなすための選び方と、秋冬と春に活用できる着こなし方を解説します。

ポイントを指南。ステンカラーコートの着こなし実例集

ステンカラーコートとは?

ステンカラーコートとは、その名のとおりステンカラー仕様のコートのこと。発祥地のイギリスではバルカラーと呼ばれ、バルカラーコートやバルマカーンコートとも呼ばれています。前方が低く、直線的に折り返された襟型が大きな特徴。フライフロントやラグランスリーブを用いたデザインが原型ですが、今では少しアレンジしたタイプも多く提案されています。

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ステンカラーコートが男のワードローブに欠かせない理由

シンプルな襟型+フライフロント (比翼仕立て) をベースにするコートは、全体的な印象もミニマル。ということで、あらゆるコーディネートになじみます。オンからオフまで使えるので、ワードローブに不可欠。王道的な一着を手元に揃えておきましょう。

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大人の男性が選びたいステンカラーコート

では、実際にどんなステンカラーコートを手に入れるべきなのか。着回しやすい逸品を手に入れるための大切なポイントを3つ挙げましょう。その条件さえ満たせば、オンからオフまで着用可能。長く濃く付き合えるコートが見つかります!

ポイント1

カラーはベージュ一択。いかにもサラリーマンな色でも、もっとも汎用性が高い

ステンカラーコートの強みを最大限に生かすなら、オーセンティックなタイプを選ぶのが賢明。カラーは王道のベージュを選ぶのが最善です。ただし、ベージュといってもトーンや色みはさまざま。自分の肌色に合うベージュを見つけてみてください。細かい仕様は好み次第ですが、シンプルな面持ちとベージュが絶対条件です。

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ポイント2

着丈は膝上のミドル丈。ショート丈は若いイメージなので避けて

モダンに見せるショート丈を採用したステンカラーコートも増えていますが、少し子どもっぽく見えてしまうのが難点。また、せっかくオンで使用できるコートなのですから、スーツの上に羽織ってもジャケットが出ない丈の長さを選ぶべきです。こうした理由から、レングスはミドル丈が条件。やや長めの膝上くらいが上品です。

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ポイント3

過度な装飾のあるデザインはNG。オン・オフ使えるデザインを選ぶべき

繰り返しますが、幅広く着回すためにも、大人っぽく着こなす意味でも、シンプルなデザインが絶対条件。装飾的なディテールは御法度です。ただし、フードが着脱できるといった機能的ギミックは大歓迎。実用的な逸品を見つけましょう!

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3シーズン使える。ステンカラーコートの着こなし方を徹底解説

着回しやすい正統派のコートを手に入れても、着こなしで間違えたら台無し。大人として定番的な装いをベースにすべきですが、こなれた要素や今季っぽさは注入しましょう。好バランスにまとめるための着こなしテク&実例を、秋冬と春に分けて披露します。

▼楽しみ方はいろいろ。ステンカラーコートを使った秋冬のコーディネート

まずはオンシーズンの秋冬の着こなしから。確保すべき温かさを考慮しつつ、おしゃれに仕上げるためのヒントと実例をピックアップしました。

着こなし1

レイヤードコーデで旬のルックスに

今シーズンはレイヤードコーデの人気が加速。そんなトレンドに飛びつきたいところですが、油断は禁物。何でも重ねればOKというわけではないので、おしゃれの達人にレイヤードコーデをセンス良く仕上げる方法を学びましょう。

レイヤードコーデのなかでも鮮度の高い、シェルパーカーとの組み合わせ。ステンカラーコートのネックとなる防風性を高めつつ、センスアップの近道となる好例です。

ステンカラーコートにデニムジャケットをひそませたコーディネートは、組み合わせるアイテムのバランスが秀逸。カジュアルにもきれいめにも偏らないコーディネートは、即実践したいところ。

今季はやはりインナーダウンとの組み合わせがおすすめです。ベージュのステンカラー小トーに合わせるなら、写真のように色みのグラデーションを楽しむのが◎。ボトムスや小物でブラックを取り入れることで、全体の印象を引きしめているのも正解です。

着こなし2

首まわりで差をつけるなら配色で今らしく

ステンカラーコートの秋冬コーデのなかで、もっとも季節感を出せるのが首まわり。パーカーやハイネックなど、ネックにボリューム感のあるインナーをサンドすることで秋冬のムードを高めることができます。ただし、色みのバランスには配慮が必要。どのように今の空気感を演出するか、その具体例を見ていきましょう。

ステンカラーコートとパーカーの色みを合わせることで落ち着いたムードを演出。アクティブなイメージのパーカーでも、トーンを合わせることでマイルドなイメージに一変します。足元に革靴をすえて、大人らしさをサポートするテクも参考に。

オフホワイトのタートルネックニットとベージュのステンカラーの相性は、言わずもがな。とはいえ表情のあるニットをセレクトすることで今季的なムードをアシストしています。落ち着いた色みの着こなしですが、ニットの表情によりセンスアップを図った小ワザに脱帽。

ベージュとは対極にあるブラックのインナーでメリハリを。とはいえ、そこにブルーを差すことでアクセントに。ほかのアイテムもソフトな色みでまとめ、差し色の効果を強調しているのも見事ですね。

着こなし3

▼リラックス感のあるボトムスでおしゃれにカジュアルダウン

インナーばかりでなく、ボトムスとの相性も考えたいところ。スキニーパンツとのコンビは王道ですが、今季はぜひリラックス感のある一本とタッグを組ませてみては? アウターのきれいめな印象をいなしつつも、こなれた印象に仕上がります。

リラックス感のあるボトムスの筆頭といえば、スウェットパンツ。ほかのアイテムを落ち着いたテイストにまとめることで、スウェットパンツのカジュアル感を抑えたスタイリングに。

ワイドなチノパンでセットアップ風に着こなしたセンスに脱帽。白のキャップやスニーカーなど、程良くストリートなテイストも加味することでやぼったさを解消しています。

冬素材のライトメルトンのステンカラーコートと、ワイドパンツが好相性。ボトムスの丈を短めに設定し、今らしさも十分なコーディネートです。きれいめとカジュアルなムードを好バランスで仕上げたグッドサンプルに拍手。

▼春のステンカラーコートの着こなしは“きれいめ感”に加える要素がポイント

インナーにサラッと羽織るだけできれいめのコーデが構築できるのがステンカラーコートの長所。とはいえ、そこに加える要素で差をつけるのがセンスアップの近道です。カジュアルに落とし込むか、爽やかに見せるのか、もしくはハズしをくわえるのか……。その具体策をさっそく見ていきましょう。

着こなし1

春の定番。デニムパンツとは好相性

カジュアルスタイルに欠かせないジーンズですが、この春はデニム素材が旬なのでますます不可欠なパンツとなっています。ステンカラーコート×ジーンズは万能アイテム同士のセットですが、デニムの加工感によって意識するポイントも変化。実例で解説します。

リジッド系の上品なデニムを選んだコーディネート。パンツの表情を生かすため、インナーにシャツを選んでいます。ともすればオンの装いにも見えてしまう着こなしですが、白いスニーカーでカジュアル感をミックス!!

ダークカラーのデニムを選んだ場合、インナーがシンプルだとかなり無難な印象になってしまいます。そこで、少しデザイン性のあるカットソーをチョイス。ほかのアイテムが上品なので、大人な好バランスに仕上がっています。

色落ちジーンズの場合、インナーはシンプルなデザインが基本ですが、プリント入り程度ならラフに見えすぎることはありません。また、男っぽさを演出するならカーキのインナー。ベージュのコートにもよく合います。

着こなし2

ボーダー柄のインナーと合わせて爽やかに

春のコーディネートにおいては爽やかさが重要。そこで、爽快なボーダー柄のインナーを合わせる着こなしもおすすめです。白がベースのボーダー柄がイチ押し。コートがシンプルな分、インナーの魅力も引き立ちます。

白地のボーダー柄インナーに、ダークトーンのブルージーンズを合わせた定番的な着こなし。裾のロールアップで足首の見せ、こなれた表情も演出しています。コートも明るめのベージュで、涼感あるイメージ作りに貢献。

ボーダー柄のカットソーは白がベース。さらにパンツもホワイトなので、清潔感あふれるイメージに仕上がっています。コートも含めて明るいトーンで、今季らしいマイルドな印象が漂っています。

スキニーなデニムを合わせることで、コートのシルエットを強調した着こなし。ワイドなボーダー柄がインナーで効いていて、さり気なく爽やかです。インナーとスニーカーの配色をリンクさせた統一感で、センスを主張!

着こなし3

帽子を取り入れて着崩すとおしゃれ

ステンカラーコートを使ってカジュアルスタイルを構築する場合、オンのスタイルに見えてしまうのがもっともNGなパターン。それを避けるためには、かぶり物を使って着崩すのが有効な手段です。コートやほかのアイテムが上品なら、ラフに見えすぎる心配はありません。

ベージュのコート以外、ブラックやネイビーなどのダークトーンでまとめ、クールに仕上げた着こなし。スニーカーで十分にカジュアルダウンできていますが、ハットでさらに着崩してセンスをアピール。

バケットハットでカジュアルダウンした好サンプルです。迷彩柄のカジュアルなタイプなのに子どもっぽく見えないのは、ステンカラーコートが上品だから。ほかのアイテムもシンプルで、シックにまとまっています。

クラッシュジーンズやベースボールキャップを合わせたアメカジ調のコーディネート。インナーにギンガムチェックのシャツを組み込むことで、ラフになりすぎるのを阻止しています。絶妙な着崩し具合に脱帽!

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