知ってるようで知らない。秋冬アウターのお手入れ術

秋冬のアウターは、高額なアイテムが多いもの……。意を決して購入したからには、永く愛用したいものですよね。そこで、アウターのお手入れ術を紹介します。

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知ってるようで知らない。秋冬アウターのお手入れ術

毎日、アウターのお手入れをしていますか?

アウターの手入れは大人のマナー。正しい方法でお手入れすることを心がければ、ブランドや素材に限らず長く着用することができます。お手入れには保管方法やシミなどのトラブル対策も含まれるので、すぐには覚えられないかもしれません。トライ&エラーを繰り返していけば、体で覚えることができるので安心してください。今回はさまざまな角度からアウターの手入れについて紹介します。

たったの2ステップ。帰宅後に行うべきコートのお手入れ

コートを長く使うために必要なのは、毎日のちょっとしたケア。実践することで洗濯などの回数を大きく減らせます。ポイントを抑えながら、簡単にできるお手入れ方法を解説します。

▼ステップ1:外から帰ってきたらブラシをかける

秋冬の寒い季節に欠かせないアウターも着用する回数が増えるほど、ダメージも蓄積していきます。ダメージを蓄積させたまま放置すると、
・毛玉ができやすくなる
・ほつれやすくなる
・清潔感がなくなる
といった弊害が出ます。着用後に数秒でもいいのでブラシをかけるとアウターの寿命が伸びます。基本的な掛け方は、アウターに対して下に向かってブラッシングするだけでOK。

ブラシには主に豚毛と馬毛を使ったものがあります。前者はコシがあり、後者は柔軟性があります。アクリルなどの化学繊維やウールの場合は豚毛のブラシで十分。逆にカシミアやシルクなどのデリケートな素材の場合は、繊維を傷つけないように馬毛のブラシを使うのがベターです。

アイテム1

『ケント』カシミア&ウール用 洋服ブラシ CS7A

柔らかさの白毛とコシのある黒毛の豚毛を使用した衣類用ブラシ。2種類の豚毛を使うことで、馬毛と同じようにカシミアなどのデリケートな素材もOK。柄の部分に用いられたサクラの材も握りやすい設計になっています。

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アイテム2

『江戸屋』洋服ブラシ 黒壇 911

享保3年から続く老舗『江戸屋』が作った、黒豚毛を使用したブラシ。ウールやスエードに適しており、コシがありながらもアウター本体を傷つけることなくお手入れすることが可能です。職人が丹精を込めながらていねいに植毛しています。

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アイテム3

『シャントリップ』高級馬毛ブラシ

柔らかな馬毛を使用した衣類ブラシ。キメの細かい馬毛がアウターのほこりをやさしく取り除きます。柄の部分が長めに設計されているので、手の大きい男性でも持ちやすくなっています。革ヒモ付きなので、フックなどにも引っ掛けられます。

▼ステップ2:ハンガーにかけて風通しのよい場所で保管

ブラッシングをていねいに行っても、保管方法が悪ければアウターが傷むスピードは増してしまいます。アウターを脱いだらラックにかけるクセをつけましょう。ハンギングする際には、最低でも握りこぶし2個分の間隔をあけることをおすすめします。こうしないとほかの衣類との摩擦で毛玉ができやすくなってしまうためです。とくにウールやツイード素材はできる限り単独でハンギングすることが大切。

アウターをハンガーで保管する際には肩幅に合った太めのものを使うのがベター。肩幅に合っていない細いハンガーに長時間吊るし続けてしまうと、アウターに跡が残ってしまい着用時の着心地に大きく影響します。また、ハンガーが天然木製ものだと消臭効果もあるので便利です。ひんぱんにクリーニングするものではないからこそ、正しいハンギングが長く使うためのコツ。

アイテム1

『ナカタハンガー』木製メンズ スーツハンガー フェルトバー付

人間工学に基づいて設計された、日本のハンガー専門店が手掛けたメンズ用ハンガー。57mmの厚みは実際に着用しているときと同じ状態にするために考案されたもの。レザー製のアウターも安心してハンギングできるハンガーです。

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アイテム2

『無印良品』レッドシダーハンガー・紳士用

ハンガーに使われているレッドシダーは高い防虫・消臭効果がある天然木です。首回りや肩幅にしっかりと厚みがあるため、重さのあるコートやジャケットも安心してハンキングできます。レッドシダーハンガーがこの価格なのは、コスパに優れた『無印良品』ならでは。

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アイテム3

『J.S. ハンガー』木製ハンガー 5本組

肩先幅が5.5cmもあるため男性用のアウターであれば型崩れを気にすることなくハンギングすることができます。天然木を削りだして制作しているので、キズさえも次第に愛着が湧いてきます。5本セットなのも買い足さなくて便利。

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コートとはちょっと違う。ダウンやレザージャケットのお手入れ

ダウンやレザーのジャケットの場合は、ほかのアウターと手入れ方法が異なります。どちらの素材も型崩れが起こりやすいので、正しい手入れを行うことが長く付き合うコツです。

ダウンジャケットは簡単の手入れなら自宅でも可能です。襟や袖などの汗染みができやすい箇所は、石けんをつけてブラシでこすると簡単に汚れが落ちます。また、中の羽毛をぬれさないようにシャワーで素早く流し、洗濯機で1分脱水。その後厚みのあるハンガーにかければOK。干す際も、直射日光が当たらず、風通しのいい場所で干しましょう。

レザージャケットには本革と合皮があります。合皮の場合は厳密にはポリウレタンなので、ほかの衣類と同じ手入れでOK。本革の場合は湿気に弱いので、厚みのあるハンガーにかけることが絶対条件です。着用後に柔らかい布で汚れる前にケアすることがポイント。スエードなどの起毛の素材は豚毛ブラシでブラッシングすることで質感をキープしましょう。

こんなときどうする? トラブル対処法

うっかり飲み物をこぼしてシミができたり、雨に降られてぬれたりした場合などでトラブルが起きることもありますよね。そんなときにささっと応急処置ができれば服へのダメージを最小限に抑えることができます。

時間との勝負! いかにシミを素早く取り除くかがカギ

トラブル1

時間との勝負! いかにシミを素早く取り除くかがカギ

なんらかが原因で衣類にシミができてしまった場合、いかに素早くシミ抜きができるかでダメージ度合いが変わります。また、シミの成分が水溶性or油溶性で対処が変わります。水溶性ならシミの下にタオルを敷き、薄めた石けんか台所洗剤をつけて叩き、最後に水で落とせばOK。油溶性なら原液をつけます。これはウールもダウンも同じ。レザーの場合はサドルソープを使いましょう。

トラブル2

雨にぬれたら拭く! アウターを長く使うための鉄則です。

雨でぬれた場合、素材を問わずすぐに乾いた布で水気を拭くことで雨ジミを防げます。早いほどダメージが最小限になるのは、シミができたときと同じです。また、雨の日にアウターを着用する場合は事前に防水スプレーをかけておくと安心です。ウールとダウンはぬれてもある程度はじいてくれますが、レザーの場合はぬれたら可能な限りすぐに乾かすことが大事です。

アウター不要の季節はどうする? シーズンオフのお手入れ

アウターの衣替えで重要なのは、防虫・湿気対策とほこり防止にカバーをかけること。しまう日は晴れた日を選び、しっかりとアウターを乾燥させた後にゆとりを持って収納しましょう。

オフシーズンのときにも月に一度は保管場所を換気することを忘れずに。こうすることでシワや黄ばみ・カビを防げます。高級素材の防虫対策はレッドシダーを使うと効果的です。

正しいアウターの手入れを身につけて長く付き合う

どんなに高級な素材を使ったアウターでも、手入れや保管方法を誤ると寿命が縮まってしまいます。非常にもったいないですし、宝の持ち腐れだと思います。アウターはほかの衣類よりも高額だからこそ、正しい方法で取り扱うことが大切です。

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