似合うタイプからかぶり方まで!ニット帽の選び方講座
メンズの冬スタイルに欠かせないニット帽は、頭がすっぽり隠れて寝グセを即座に解消する優れモノ。その上どんなコーデにもハマるニット帽の魅力をお伝えします。
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オールアバウト ニット帽
もともとはニットで作られた帽子の総称ですが、主に頭を覆うようにすっぽりとかぶる丸型で縁のない帽子のことを指します。冬の休日コーデにはもちろん、最近ではコットンやリネン素材を用いた夏素材のものも登場し、オールシーズン取り入れられる人気の帽子です。
Q.ニット帽とワッチキャップ、ビーニーの違いって?
A.これらの使い分けは非常に曖昧ですが、ニット帽のなかにワッチキャップ、ビーニーといった種類があると認識しておけば問題ありません。
一部ではニット帽の折り返しがあるタイプをワッチキャップ、ないタイプをビーニーと分類されていますが、実際にはツバが付いた折り返しのないニット素材の帽子をワッチキャップと呼んだり、ウインタースポーツで見られるビーニーは折り返しがあったりと明確とはいえません。また、最近ではシンプルなタイプをビーニーと呼ぶ傾向があったりと、その認識はブランドやショップによりけりです。
Q.ニット帽が異常に似合わないんです……
A.気にいったニット帽をかぶってみたら、あれ!? なんだか様子がおかしいぞ……なんてことは帽子選びにはつきもの。自分に似合うニット帽がわかれば苦労しないのに、と思う人も多いでしょう。そこで顔の形別に似合う帽子とかぶり方をご紹介。これで失敗もグッと減るハズ!
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6つの基本を押さえよう。ニット帽のおしゃれなかぶり方
顔型1
丸顔さんはボリュームのあるニット帽を浅めにかぶって縦長感を強めて
丸顔さんの場合は、まるっとした顔を縦長に見せることが重要なポイント。それを助けるのが、ボリュームのあるニット帽です。ニット帽の先が余るくらいのタイプを浅めに被り、縦長感を強調してあげると簡単にバランスよくかぶることができますよ。
顔型2
面長さんはひとつ織りのタイプで横にボリュームが出るタイプをチョイス
横にボリュームがあるタイプで面長感を和らげるのがポイント。となると選ぶべきは、ひとつ織りのニット帽がベストです。また、高さのあるニット帽だと縦長感が強調されてしまうのでNG。クシュクシュッとうしろでたるませるタイプのニット帽もバランスよくキマります。
顔型3
ホームベース顔さんはツバ付きタイプで顔のシルエットをぼやかすのがベター
エラのラインが気になるベース顔さんは、ベースボールキャップのようにツバの付いたニット帽がよく似合います。また、エラを直接隠す耳当て付きタイプのニット帽も似合いますが、あなたのキャラクターによるところもあるので前者のタイプがベターでしょう。
顔型4
逆三角顔さんはトップが細長いタイプでシャープに見せて
シュッとした輪郭を生かして、すっきりとしたシルエットのシンプルなニット帽が似合います。ニット帽のトップが細長いシルエットだとより◎。折り返しのないニット帽のほうが似合いやすく、やや浅めにかぶってうしろは深めに調整するとよいでしょう。
Q.素材はカシミヤがやっぱり一番いいの?
A.ビキューナのような希少で超高価な原料もありますが、一般的なニット帽の素材で比較した場合、風合い、手触り、保温性など、多くの点でカシミヤに軍配が上がります。ちなみにゴート一頭から一度に取れる、原料となる下毛は約125gで、この量ではニット帽を作ることは厳しい。高価なのもうなずけますね。
一方、ポピュラーな素材と思われがちなウールにも高品質なものがあります。それはメリノウール。ほかの羊毛と比べて繊維が極端に細いので、風合いがソフトでなめらか。どちらの素材も大人の着こなしによくハマる上質な生地です。
Q.いいカシミヤってどこを見ればいい?
A.いいカシミヤの目安と思われがちなのが、触ったときのヌメリ感。実はこれ、仕上げ時に柔軟剤を大量投入すれば、強めに感じを出すことは簡単なのです。そのためカシミヤの良し悪しは、度目といわれる網目の密度がポイントで、ここの詰まり具合で判断するのが正解。網目がきちっと詰まっていて、適度に重みのあるものが長持ちして愛用できます。
Q.ニット帽ってどうやって保管したらいいの?
A.衣服と同様にニット帽の大敵となるのが虫とカビ。ケミカルな防虫剤や除湿剤のほか、木炭やシダーでしっかり保護することをおすすめします。また、食事やたばこで臭いがニット帽についてしまった時は、数時間夜干しすると臭いが抜けます。最後に、ニット帽は使い込む程に毛が弱まって痩せていってしまうため、複数のニット帽をローテーションして使いましょう。
大人が持つべき、ニット帽の傑作モデル7選
パッと見は正直同じように見えるニット帽。アイテムとしては小さなニット帽に、各ブランドのこだわりが炸裂! そんな傑作品をご紹介します。
Item1
『インバーアラン』
ハンドニットの名門ブランドとして不動の地位を築く、スコットランドの人気ブランド。アランセーターと同様に、創業当初から受け継がれてきた職人のハンドメイドによって作られています。手作りならではの風合いを楽しみましょう。
Item2
『ジョン スメドレー』
ハイゲージニットの最高峰として知られる『ジョン スメドレー』には珍しい、ざっくりとしたやさしい印象を与えるニット帽。羊毛のなかでも最高級とされるメリノウールと同じく、高級素材のカシミヤをブレンドした高級感はここならではです。
Item3
『クルチアーニ』
イタリアのカプライファミリーが設立したニットブランド『クルチアーニ』。紡積、染色、生産工場を保有するグループ企業なので品質はピカイチです。カシミヤ100%のローゲージニット帽は軽くて軟らかく、温かみがある上に高級感漂う艶感が楽しめます。
Item4
『ザノーネ』
一貫した高い品質追求により、スーツやジャケット、チェスターコートやダウンにもニット帽を合わせるこだわりの強いイタリア国内はもとより、欧米においても高い評価を得ているニットウエアカンパニー『ザノーネ』。ハイクオリティなカシミヤ100%の逸品です。
Item5
『キジマ タカユキ』
日本における帽子のオートクチュールデザイナーとして先駆け的存在である、平田暁夫氏を師匠に技術を習得した木島氏によるブランド。他ブランドとは一線を画す独特のデザインとかぶり心地で多くのファンがいるブランドの逸品は、カシミヤを贅沢に使用した大人のためのニット帽です。
Item6
『キス バイ フィオナ ベネット』
ドイツのベルリンに拠点を置き、帽子やアクセサリーを展開する『キス バイ フィオナ ベネット』。20年以上も帽子を仕立ててきた実績・経験を持つデザイナーが手掛けています。こちらはハンドメイドのベーシックなニット帽。次世代のカシミヤと称されるアルパカを使用しており、ソフトでボリューミーなデザインに仕上げました。
Item7
『ハイランド2000』
創業100年以上の歴史と伝統を誇るイギリスのニットメーカー『ハイランド2000』。多くのセレクトショップとコラボレーションを行う本ブランドの商品は、ブリティッシュウールを贅沢に使用したハンドメイドが特徴。そのため防寒性だけでなく、ファッション性の高さにも定評があります。
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