アウトドアパンツで狙うべき3タイプとは? おすすめとコーデ術を一挙披露
マウンテンウェアの機能性は日常生活でも役に立つ。ボトムスもまたしかりだが、街で着るなら何を選ぶかが重要。推薦したい3タイプをアイテムや着こなしとともに解説する。
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アウトドアで活躍する高機能パンツは、街でも重宝。選ぶならどんなタイプ?
あらゆる動きに対応し、どんな環境下でも快適さを担保する。アウトドアブランドのボトムスに備わった機能性は、山においてことさら頼もしいが、それは街でもいえること。ならば率先して手にしたいところだが、やはり山着は山着。街との親和性に一抹の不安を覚えるのも事実だ。そこで、持ち前の機能性を存分に発揮しながら、街にも違和感なく溶け込む3つのボトムスを選定。これらを手に入れれば、日常をもっと有意義に過ごせるはずだ。
タイプ1:スリムなテーパードシルエットで機能的な大人カジュアルを
あらゆる有事に対応することが求められる山のフィールド。ゆえに、ボトムスも比較的動きの自由を確保したシルエットが多い。だがそれは街において少々野暮ったくも映ってしまう。となれば選ぶべきは、動きをフォローする伸縮性を備えつつスマートなシルエットを持った1本が望ましい。
アイテム1
『グラミチ』別注 フランネル ソリッド スラックス
ウエストのウェビングベルトや股下のガゼットクロッチ。名作のクライミングパンツの意匠は落とし込まれているものの、フランネルのような肌触りが特徴のポリエステルファブリック生地を使うことで見た目は実にエレガンス。さらに、美脚シルエットやセンタークリースでより品行方正な佇まいへ。
アイテム2
『ザ・ノース・フェイス』ジャージーパンツ
スウェットパンツのように、履き心地はこの上なくイージー。ただ、細身のシルエットによって見た目はより洗練された印象だ。ベースは、'90年代に発表されたエクスペディションシステムのデザイン。静電気の発生を抑える設計になっているのも何かとうれしい。
アイテム3
『マムート』アジリティスリムパンツ
接着ディテールに特徴のあるハイキングパンツは、ストレッチ性に優れ、加工による撥水性も十分。一体型のベルトや右もも部分に施されたマップ用ポケットなど、アウトドア譲りの機能性は申し分なし。その上シャープなシルエットが醸すモダンな表情は街着としても戦力になる。
コーデ1
アウトドア×スポーツ×モノトーン=大人なストリートモード
無駄をそぎ落としたシンプルなスタイルに洒脱さをもたらしたのは、『ザ・ノース・フェイス』のアイテム。ハーネスベストはオール黒でアウトドア特有のギアっぽさは程良く抑え、シャープなシルエットのボトムスを選ぶことで全体をスタイリッシュに見せている。
コーデ2
カジュアルアップを生む程良い大人っぽさ
シャツジャケットはグレンチェックのクラシカルなデザイン。シャリ感のある一本はテーパードのかかったシルエットとオールブラックの佇まいがどこかモダンである。ほどほどの大人テイストが加わったアイテムを組み合わせ、絶妙なカジュアルアップを実践した好例。
コーデ3
色とシルエットの妙でいなすアウトドア感
ネイティブ調のデザインを落とし込んだカーディガンにマウンテン系のボトムスとくれば、多少のプリミティブな雰囲気は覚悟すべきところ。しかし、全体をアイボリーカラーでまとめ、トップスとボトムスでシルエットにメリハリをつけたことでがぜん洗練された出で立ちに。
タイプ2:デニム素材なら、街着として難なく成立
街でよくはくボトムスの代表格といえば、デニムだろう。ワークウェアからファッションアイテムへと進化を遂げ、より我々にとって身近な存在となったアイテム。そこへ、機能面がプラスされたら、これほど心強いアイテムはないのではないだろうか。
アイテム1
『スノーピーク』インディゴ タキビ パンツ
『スノーピーク』の名作に数えられる難燃性素材を使った焚き火パンツ。ヨコ糸にカネカロンというアクリル系難燃素材、タテ糸にコットンとコーデュラナイロンを使うことで屈強かつ経年変化も楽しめる1本に。
アイテム2
『グリップスワニー』ジョグ3Dワイドキャンプパンツ
立体的なパターンで仕上げられたことによりストレスなくはける一本。程良い伸びと、ウエストの調節が簡単にできるベルト、さらには大柄なフロントポケットにより利便性も格段に高めている。しかも、ワイド型ながらテーパードを効かせているため見た目もスッキリ。
アイテム3
『エカル』ストレッチスラウチフィットデニム
『エカル』は、湖での活動を想定しつつ街との親和性を図ったアウトドアブランド。この一本にもその魅力が凝縮されている。岡山県産のデニム生地を使ったシンプルな仕上がりだが、ストレッチが効いているうえ、ウエスト周りにゆとりがあるためラクにはける。
コーデ1
アウトドアウェアを街へ導くホワイト×デニム
場違い感が出やすいアウトドア系のボトムスでも、デニム製のそれなら違和感なく街へと落とし込める。しかも濃紺を選んだことでより端正な顔立ちに。そんなボトムスの印象を、トップスに招き入れた白シャツが助長。互いの相乗効果により洗練さが漂うコーディネートに。
コーデ2
ラフさよりも男らしさをもたらすリジッドデニム
アウトドアブランド謹製のデニムをボトムスに起用してはいるものの、ベースはリジッドデニムのベイカーパンツだけに普段のスタイルへも取り入れやすい。ユニークな柄を全面にプリントしたブルゾンを羽織ることで個性を注入し、“脱・普通”を実践している。
コーデ3
シルエット次第でこんなにも都会的に
白Tとデニムでとことんミニマルに仕上げるスタイルは大人の理想。それを手なずける近道が、シルエットにあることを端的に表したスタイル。ボトムスのスッキリとした細身のシルエットや、ロングコートやローファーもカジュアルアップに一役買っている。
タイプ3:カーゴデザインならミリタリー色も添えられる
近年のミリタリー人気もあってか、徐々に熱を帯び始めているカーゴパンツ。持ち前の武骨さや機能性はアウトドアボトムスとの親和性も高いだけに、あらゆるブランドが率先してデザインに採用している。そのミリタリー色が山っぽさを打ち消し、今っぽさを漂わせる誘因になるのだ。
アイテム1
『フリークスストア』×『キャプテンスタッグ』別注 ファイヤープルーフ ダック ギア カーゴパンツ
程良い太さのシルエットや特徴的なポケットだけではなく、難燃性の高いダック素材を採用しているのが特徴。キャンパーならば言わずもがな、昨今のキャンプブームで知名度を拡大している『キャンプテンスタグ』への別注ならではのアイテムといえる。
アイテム2
『ワイルドシングス』タクティカル リップ 7ポケット カーゴパンツ
モダンなカーゴパンツほど、大人にとって頼もしい存在はない。その筆頭といえるのが、こちらの1本。ソフトでしなやかな撥水素材である第一織物のDICROSS mauriファブリックを採用しつつ、デザインも大人度高めの仕上がり。加えてカーゴパンツとしてのディテールもしっかりと残し、アウトドアに適した両腿の止血テープや膝のタックなどギミックが詰まっている。
アイテム3
『ビームス』ビッグ 6ポケット カーゴパンツ
深い光沢感と、しなやかでソフトな手触りが特徴のコットン/ナイロンウェザークロス生地を採用。動きやすさや快適性に秀でた素材を使用しつつ、シルエットは今らしいワイドフィットという『ビームス』らしいトレンド感のあるデザインに仕上げている。
コーデ1
山の風味を効かせて'90年代ストリートを今っぽく調理
コーチジャケットにカーゴパンツ、そしてハイテクスニーカー。その出で立ちはまさしく’90年代のストリートスタイルを彷彿とさせるが、ボトムス、シューズともにアウトドアのテイストをさりげなく感じさせることで、懐かしくも新しいスタイルへと昇華させている。
コーデ2
モノトーンでまとめた姿はモードカジュアルそのもの
シューズ以外すべてブラックで統一したこちらの着こなし。キャップとスニーカーの小物も相まってどこかスポーティさが漂う。ややワイドなカーゴパンツもブラックを選ぶことで、どこか昨今のハイモードのテイストを感じさせる。
コーデ3
重くなりがちな黒コーデに変化を生む巧妙な仕掛け
ベースは黒一辺倒。それゆえに、Tシャツに踊る幾何学的なグラフィック、カーゴパンツのサイドポケットなど、細部におけるディテールが良い味付けとなっている。極め付けは、ベスト。明るい色味に加え、前後に入れたメッシュポケットもアクセントとして機能。
この記事の掲載アイテム一覧(全4商品)
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『ザ・ノース・フェイス』 ジャージーパンツ
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『マムート』 アジリティスリムパンツ
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『グリップスワニー』 ジョグ3Dワイドキャンプパンツ
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『エカル』 ストレッチスラウチフィットデニム
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