アウトドアブランドの靴、街でも履ける3つのタイプ!
アウトドアブランドのシューズといえばトレッキングブーツが基本でも、普段履くならややオーバースペック気味。ただ、街履きにハマるシューズが3タイプあるんです!
アウトドア発信の「革靴」「スニーカー」「チャッカブーツ」が狙い目
大人が巷で履くシューズの代表格といえば、革靴もしくはスニーカー。だからなのか、世間的にはアウトドアブランドのシューズを街履きの買い物リストから外す傾向にあるが、それは古い考え方。確かに、山ブランドにとってアウトドア環境を視野に入れたアイテムは主力。ただ、街を意識したアイテムもラインアップされていることはご存じだろうか? 今回はそのなかでも狙い目といえる3つの条件を紹介しよう。
条件1:意表を突く、山ブランドの革靴がふだん履きにも馴染む
革は水に弱く繊細、といった印象がある。それもあり、アウトドアとドレス靴を結びつける人は少ないだろう。しかし、山ブランドでも容姿端麗な革靴はあり、しかもどれもが機能性に特化した優秀な一足。天候面での不安を解消し、見た目も上品ならこれ以上心強い一足はない。
Item1
『パラブーツ』
登山靴を原点に持つ『パラブーツ』だけに、名作として数えられるこのシャンボードもノルヴェイジャン製法を採用している。しかも、グリップ力のある自社製ラバーソールを起用。
Item2
『ダナー』
登山靴はよく知られるところだが、クラシック型ストレートチップのこちらも『ダナー』では隠れた名作のひとつ。アッパーにはホーウィン社の革を使い、屈強なグッドイヤー製法で製作。
Style1
ジャケパンを基盤に、胸元の配色やカーキの短丈ボトムス、さらには武骨なフォルムの革靴を取り入れながらカジュアルダウン。そのシメとハズしのバランスが巧妙。
Style2
ビロードのベストにストライプのスラックス、Uチップの革靴と、きっちり感を意識しつつもベレー帽で遊び心もプラス。さらにシャツもスタンドカラーとさり気ないヌケ感がいい。
Style3
鮮やかなニットがことさら目を引くスタイリング。それを嫌味に見せない濃紺の端正なボトムスと、クラシカルな茶革のシューズによるハンドリングが、見事な調和を生んでいる。
条件2:個性を発揮する、アウトドアのスニーカーに目を向ける
スニーカーはスポーツ専業ブランドの独壇場。数々の名作が誕生し、ファッションとも密接にリンクしている。良好な関係が長いからこそ、周りとの“かぶり”も起こりやすいのが難点。ただ、山ブランドから発表されている予想外なスニーカーならば、個を表現する格好のアイテムになってくれる。
Item1
『グラミチ』
クライミングシーンをリードするブランドの一足は、コーデュロイとスエードのミックスがユニークなスリッポン型。サイドマッケイ加工を施し、ホクシングテープの開きも未然に防止。
Item2
『コロンビア』
レトロランシューのようなシブい表情はアメリカのヴィンテージシューがソース。防水透湿機能のオムニテックスや、優れたクッション性のテックライトミッドソールなど機能面も充実。
Style1
サイドポケットをあしらったベーシックなグレースウェットも、カモ柄の投入でがぜん今どきな見た目に。そのデザインスパイスを引き締める黒スニーカーもキモに。
Style2
鮮やかな暖色系ニットを全体になじませる寒色系のブルージーンズ。その対照的なアイテムの使い方が技アリ。足元に取り入れたアースカラーの素朴なスニーカーも効果的だ。
Style3
ビタミンカラーとカモ柄の主張強めなアイテムを、トーンのギャップを作りながらスタイリングした好サンプル。ベレー帽やシューズの黒で落ち着かせた点も巧い。
条件3:ブーツはブーツでも、チャッカ型を!
秋冬ともなればブーツも有力な選択肢として浮上してくる。アウトドアブランドなら、やはりトレッキングブーツやビンブーツのイメージを持つだろうが、その固定概念を打破するアイテムがある。それが、都市を行き来する上でも有効なチャッカ型。男らしさと品の良さを備えた大人にうれしいブーツだ。
Item1
『ティンバーランド』
チャッカブーツながらアウトドアブランドならではの配慮が散見。レザーには防水加工が施され、ソールに採用したセンサーフレックステクノロジーでスニーカーのような履き心地。
Item2
『ラッセルモカシン』
アメリカメイドにこだわり、縫製などを職人の手作業で行う職人気質の老舗。その名作として名高いスポーティングクレイズチャッカは、足を包み込む優しい履き心地がツボ。
Style1
ウールスラックスにホワイトベースのボーダーニットを合わせたクリーンな着こなし。そこへ加えたジージャンや足元の粗野感たっぷりなチャッカブーツが楽しい変化を生む。
Style2
カバーオールを中心としたワークテイストな着こなしも、胸元のチェック柄や足元のチャッカブーツ、そしてB.B.キャップといったディテールワークの妙で洒脱な印象にシフト。
Style3
大柄のギンガムチェックシャツにアイスウォッシュジーンズを合わせながら、個性的なストリートスタイルを演出。足元のチャッカブーツとキャップで色をリンクさせた点も◎。
無類のスポーツ好き。得意ジャンルは革靴
菊地 亮KEYWORD関連キーワード
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