
着こなしの幅が広がる! インナーダウンの簡単でおしゃれなコーデ術
インナーダウンをまだ活用していないとしたら、もったいない! 手に入れて3シーズン使いこなしましょう。 季節ごとのコーディネート例を紹介するので、ぜひ参考に。
秋・冬・春の3シーズン使えるインナーダウンはとにかく便利!
インナーダウンとはその名のとおり、インナーとして着ることができる薄手のダウントップスのこと。薄手とはいえダウンか中綿が封入されているので、十分な保温性があります。つまり、アウターとしても使用可能。春や秋はアウターとして、冬になったらインナーとして使い回せる便利なアイテムというわけです。
使い勝手の良さで考えるなら“ノーカラー”をセレクトすべし
インナーダウンのデザインは、いくつかのバリエーションがあります。もっとも多様なのが襟元で、レギュラーカラー、スタンドカラー、ノーカラー、さらにフード付きのタイプもあります。ただし、インナーダウン特有の着回しやすさを最大限に生かすなら、ノーカラータイプの一択で間違いありません。さらに長袖、半袖、ベスト型と、袖の長さもいくつかありますが、アウターとして使いやすくて保温性も高い長袖がイチ押しです。
インナーダウンの色選びのポイント
ユーティリティ性の高いインナーダウンだからこそ、着回しやすいシンプルなタイプを選ぶのが原則。個性を出したいならカラーリングで演出するのがおすすめです。着こなしの戦略によって色の選び方は主に3つ!
ポイント1
アウターもしくはインナーと同系色の1着を選ぶ
インナーダウンをスタイリングにさりげなく溶け込ませるなら、アウターと同系色を選ぶのが基本戦略。また、インナーダウンとほかのインナーを色で一体化させるという戦略も有効です。インナーダウンが悪目立ちせず、大人っぽくまとまります。
ポイント2
着こなしのアクセントとして色モノ&柄モノを採用する
インナーダウンを挿し色や挿し柄として活用するという戦略もあります。インナーとして使う際は好バランスなスパイスとして映えますので、アウターとして着用しても違和感のない色・柄を選ぶのがポイント。春を想定して爽やかな色を選ぶなど、季節感のあるカラーならナチュラルに着こなしやすいはずです。
ポイント3
黒はコーデを選ばず使える万能アイテム!
どんなカラーを選んで良いかわからないという場合は、もっともポリバレントなブラックを選べば問題ありません。戦略としては無難ですが、カジュアルなスタイルを引き締めるイメージで着こなせば個性も打ち出せます。つまり、ベースの着こなしがラフな印象のときには、黒いインナーダウンがベストな選択と言えます。
合わせるインナー別に見る、「秋&春」のインナーダウン着こなしサンプル
ここからは、季節別にインナーダウンのコーディネート戦術を紹介。春と秋は合わせるインナーが重要になるので、インナー別に着こなしを解説します。
▼01:タートルネック+インナーダウン
着こなしサンプル1
シックな色合いでまとめて大人っぽさを醸成
インナーダウンからタートルニット、さらにはリブパンツに至るまで、一貫してシックなカラーをピックアップ。それにより、大人っぽさ漂うカジュアルスタイルに帰結しています。足元にスリッポンを持ってきて適度に抜け感を加えているのも技あり!
着こなしサンプル2
アクティブな装いにタートルネックで品をプラス!
『モンベル』のインナーダウンを中心に、デニムパンツやスニーカーなどアクティブ感あるアイテムでコーデメイク。ただし、クリーンな白のタートルネックを挿すことで、ほんのりと上品さを薫らせています。モノトーンに徹した都会的なカラーリングもこなれ感アップのカギ!
▼02:クルーネック+インナーダウン
着こなしサンプル1
スポーティな着こなしに“秋顔ダウン”で季節感出し!
Tシャツ×ジョガーパンツというシンプル&スポーティな着こなしがベース。そこに、ブラウンを纏ったインナーダウンをオンすることで、秋らしい季節感も見事に欲張っています。コーディネートが簡潔だからこそ、ダウンでの“味付け”がより効果的なものに。
着こなしサンプル2
旬色のダウンで今っぽさをMIX
スタイルアクセントとなっているのは、トレンド色のダークグリーンを纏ったインナーダウン。無地アイテムを基盤としたミニマルなカジュアルスタイルに、洒脱な印象を生み出しています。チラッと白Tを覗かせて、装いをトーンアップしているのもニクいテクニック。
▼03:襟付きシャツ+インナーダウン
着こなしサンプル1
ギンガムチェックシャツで遊び心をプラス
チノパンにスニーカーを合わせたベーシックなスタイルにはカジュアルながらもほどよくきれいめ感を出せるギンガムチェックを選択。ネイビーのインナーダウンを選択することで上品な印象も獲得。
着こなしサンプル2
ここでも活躍する大人の定番アイテム、ボタンダウンシャツ
大人なカジュアルスタイルに欠かせないオックスフォード地のボタンダウンシャツはインナーダウンとも相性抜群。品のあるトップスコーデが完成するので、ジョガーパンツやスニーカーでスポーツテイストをプラスしても大人なムードに仕上がります。
▼04:パーカー+インナーダウン
着こなしサンプル1
正統派アメカジをインナーダウンで今っぽく昇華
プルオーバーパーカーにデニムパンツ、足元は『コンバース』という“ザ・アメカジ”なスタイリング。それだけではベーシック過ぎますが、季節感ある色合いのインナーダウンを投下すればグッと今季らしい印象に変化! 定番コーデに旬ムードを上乗せした、いいとこ取りな着こなしに仕上がっています。
着こなしサンプル2
スウェットパーカーをダークなインナーダウンで引き締めた好例
ラフなイメージのスウェットパーカーをインナーダウンで引き締めると大人なバランスに。パーカーはグレーが定番なので、それよりもダークなブラックのインナーダウンを合わせるのがセオリーです。
アウター別に見る、「冬」のインナーダウン着こなしサンプル
続いて、インナーダウンを活用して冬に対応するコーディネートを築いた好サンプルを紹介します。コートを用いるのが戦術のベース。ただし、インナーダウンが保温性を確保してくれるので、ほかのアウターでも充分温かく仕上がります。
▼01:ステンカラーコート+インナーダウン
サンプル1
ベージュ×ベージュで清潔感を好演
一歩間違えると重々しく見えてしまうコート×インナーダウンのレイヤード。しかし、ベージュカラーで双方をリンクさせれば軽やかなイメージにまとまります。ワイドパンツをボトムスにチョイスし、上品さの中にリラクシングなムードを落とし込んでいるのもキーポイント。
サンプル2
リラクシングな装いをコートで引き締め
インナーダウンとコーデュロイパンツによる、今季らしいリラクシングな着こなし。その引き締め要因として奏功しているのが、品行方正な顔立ちのステンカラーコートです。これぞ、大人が真似したい理想的な異テイストMIXコーデ!
▼02:チェスターコート+インナーダウン
サンプル1
薄色のチェスターで全体をうまくトーンアップ
ワイドパンツ&インナーダウンとも暗めのカラーリングなので、メインとなるチェスタコートは重過ぎないライトグレーを抜擢。そのトーンアップ効果により、コーデのヘビーさを払拭しています。インナーやスニーカーでの“白挿し”も着こなしのメリハリ感向上に貢献!
サンプル2
表情豊かなアイテムであか抜けた着こなしに
グレンチェック柄のチェスターコート、キルティング仕様のダウン、そしてアラン編みのニットなど表情豊かなアイテムを多用。結果、あか抜け感たっぷりな奥行きのあるレイヤードスタイルが完成しています。着こなしがごちゃついて見えないよう、ボトムス&シューズはプレーンなデザインを選んでバランスを調整。
▼03:その他のコート+インナーダウン
サンプル1
トレンチコートをモダナイズする際もインナーダウンが重宝
クラシックなイメージの強いトレンチコートは、着こなしで適度にカジュアルダウンできるとおしゃれ。インナーダウンをセットするだけでスポーティかつモダンな要素がMIXできるため、簡単に着崩せてスタイリッシュに仕上がります。
サンプル2
トラッドなメルトンコートに今どき感を注入!
オーセンティックな印象の強いメルトンコートが主役ながらも、実に今っぽい風貌。その理由は、インナーダウンやランシューといった旬のアクティブ系アイテムを落とし込んでいるからです。ダークトーンを基調として、着こなしに統一感を出しているのもGOOD!
▼04:アウトドア系アウター+インナーダウン
サンプル1
ほっこり顔アウターを都会派目線で料理
フリース×ナイロンのアウトドアテイスト濃厚な1着を主役に起用。ほっこりとした顔つきのアウターですが、インナーダウン&ボトムスとも落ち着いたカラーを選ぶことでアーバンなスタイルへと導いています。もたつきのないジャストなサイズバランスも、街っぽさを高める要因の1つ。
サンプル2
レトロなマウンテンパーカーをインナーダウンでクールにアレンジ
王道のマウンテンパーカーにインナーダウンを合わせることで保温力を補完。合わせた他のウェア類もアウトドアテイストばかりですが、インナーダウンをブラックにすることでクールに引き締めることに成功しています。
▼05:テーラードジャケット+インナーダウン
サンプル1
上品なテーラードジャケットならスポーツMIXコーデにも難なく対応
上品な雰囲気のテーラードジャケットさえ着れば、コーデの大人っぽさは充分確保できます。そこへインナーダウンをはじめとして、スウェットパンツやスニーカーといったカジュアルアイテムで着崩すことで、こなれたリラックス感を演出するのがおすすめです。
サンプル2
セットアップのカジュアルダウンにもインナーダウンが有効
テーラードジャケットを含むセットアップを着崩す際もインナーダウンが活躍。セットアップとインナーダウンの色を揃えてスリーピース風にすると品良く仕上がっておしゃれですが、インナーダウンの色を変えるとスポーティなカジュアルダウンが簡単に達成できるのでこちらもおすすめです。
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