レザージャケットは艶黒とベージュスエードがキテる!

レザージャケットは艶黒とベージュスエードがキテる!

レザージャケットは男をあげる必須アイテムだが、今は硬派一辺倒よりむしろエレガントな一着を。時代性を考えるなら“艶黒”“ベージュスエード”の二者択一が鉄板。

菊地 亮

2015.12.19

アウター
ジャケット
レザー・ライダースジャケット

大人のレザージャケット選び、キーワードは「エレガンス」

レザージャケットに袖を通すことになった、そのきっかけとは何だろう。きっと多くの大人が、名優スティーブ・マックイーンへの憧れを理由にあげるのではないだろうか。荒くれ者を演じる彼が颯爽と着こなしたゆえに、レザージャケットは、男らしさがクローズアップされがち。しかし、都会に馴染むレザーも、もちろん存在している。TPOに合わせた着こなしが求められる大人にとっては、都会的なレザージャケットを持っていてもおかしくはない。そこで、いまの時代にマッチする、上品さを備えたアイテムを紹介する。

艶黒のレザージャケット、選びたいのはこんなタイプ

旬なレザージャケット選びの基準は、ズバリ“ゴテゴテさせない”こと。となれば、ダブルよりはシングル、加工入りよりはプレーンなアイテムが理想的といえる。美しさが顕著なこれなら、ジャケット感覚で羽織れる。

キメが細かく、シボも均一で知られるトルコ産原皮を使用したラムレザージャケット。クロムなめしに完全水染め仕上げで、革本来の風合いをしっかり維持しながら、厚さは0.8~0.9㎜と特有のタフさも抜け目なく備えている。

スリムなシルエットながら、しなやかな羊革で仕上げられているためストレスなく袖を通せて、そのうえ着心地は軽やか。その裏地には、クラシックカーレースのゼッケンをモチーフにしたデザインをあしらい、遊び心を表現。

艶黒のレザージャケット、着こなすポイントは

レザージャケット同様、全体をきれいめに仕上げるのがコーディネートのツボ。ゆえに、インナーへは、ハイゲージのニットやシャツ&タイといったドレスコードの導入は効果的で、一気に格上げを図るにはうってつけといえる。その足元にはレザーシューズを採用し、ラグジュアリーさを高めたいところだ。

シンプルなレザーアウターに黒のハイゲージニットを加え、洗練さを際立たせた。ボトムスは、イージータイプながらスラックスのような美しさで上品さをしっかりキープできている。

アウター、ボトムス、シューズをブラックでまとめあげ、シャープな印象をより強調。その中にインナーとして取り入れた、黒と相性抜群の赤のニットが効果的なアクセントに。

カッチリとしたタイドアップの着こなしながら、レザージャケットをアウターに、カモ柄をあしらったスウェットパンツをボトムスにと、計算し尽した引き算でカジュアルダウン。

ハリ感のあるレザージャケットに、トレンドのクリーンなハイネックニットや濃紺ジーンズで凛々しさを引き立てた。足元の茶靴、ハットなど、上品な小物使いも効果的な演出。

ベージュスエードのレザージャケット、選びたいのはこんなタイプ

1870年代のイギリスで自転車やオートバイ、車のパーツなどを扱う小売店として知られていた老舗が、レザーブランドとして復活。着丈長めのブリティッシュライダースで、総裏仕様のためウールインナーの上からでも気軽に羽織れる。

同ショップオリジナルのカウレザーダブルライダースを、今回は上質なスエード生地で製作。タイトなフィッティングで、中綿を内側に詰め込んでいるため寒い冬にもしっかり対応。光沢のある裏地も高級感をもたらしてくれる。

ライダースでよく使用される牛革ではなく、こちらは柔軟性とタッチのよさが魅力的なゴートスエードで。微細ながら革をすいているため、初夏まで着られる軽やかさになっている。製品洗いによる独特なムラ感も魅力的。

ベージュスエードのレザージャケット、着こなすポイントは

ベージュスエードのレザージャケットは、素朴さと品の良さが同居するアイテム。それだけに、合わせるアイテムや着こなしに遊びを加えてもしっかりと受け止め、全体を柔らかく見せてくれる。だからこそ、加工入りのジーンズやカラーパンツといったアクの強いアイテムで個性的なスタイリングを目指したい。

アウターに取り入れたのは、パンチングスエードで仕上げられたヨーロッパ古着。気品溢れる趣に足並みを揃え、インナーにはバンドカラーのシャツを加え今っぽさも表現している。

優しげな表情のライダースジャケットだけに、ジーンズと合わせても品格たっぷりに。足元のサイドジップブーツも優雅さを助長し、インナーのボーダー柄で表情豊かに仕上げた。

ダメージ加工が施された、色落ちも程良いラフなジーンズにレースアップブーツを合わせた、ヘビーな着こなし。しかしマイルドなビジュアルのライダースによって全体に気品が漂わせている。

インナーに白シャツをプラスして、よりクリーンさを高めたレイヤード。双方ともにシンプルなデザインのため、ボトムスにカラーパンツを採用して変化をつけたバランス感はお見事。

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地方の出版社にて編集を経験した後、独立。フリーのエディター・ライターとしてメンズファッションを中心に、スポーツ、グルメ、音楽など幅広い分野で活動。現在は、生まれ故郷である岩手県、そして東北の魅力を発信すべく東奔西走中。
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