
アウトドアブランドのダウンアウターは、過酷な環境で鍛え上げられた名作揃い!
冷え込みの厳しい季節において心強い味方になってくれるのが、アウトドアブランドのダウンウェア。凍てつく気候でこそ頼れるスペックを満載した名作をご紹介します。
やっぱり信頼が置けるのは、アウトドアブランドのダウンアウターでしょう
真冬の凍えるような寒さをしのぐ防寒着として、アウトドアブランドのダウンに勝るものはありません。防寒性の高さは言わずもがなですが、アップデートやマイナーチェンジを繰り返しながら継続的に作り続けられている定番モデルが存在する点も、ファッションブランドのそれとは違うところ。トレンドに左右されることなく長く着られる名作が多いため、今買い足しても来シーズン、いや、その先の数シーズンにわたって良き相棒になってくれるに違いありません。
餅は餅屋。アウトドアブランドのダウンを選ぶメリットとは
アウトドアブランドの製品の多くは、開発段階で契約する登山家たちによるフィールドテストにより性能面の検証を行っています。とりわけハイスペックなダウンにおいては、8,000m級の高所登山に臨むアルピニストの装備として使用され、アップデートを繰り返すモノも珍しくありません。そんな過酷な環境下で研ぎ澄まされた性能を備えているゆえ、保温性や耐久性、防水性といったスペックの高さは折り紙付き。自動車業界でいえばF1マシンを手がけているメーカーの車に信頼が置けるのと同様に、たとえそれが普段使い向けにダウングレードされたダウンであっても頼り甲斐は十分です。
冒頭でも触れたように、アウトドアブランドのダウンには継続的にリリースされている定番モデルが多数存在します。『パタゴニア』の「ダウン・セーター・フーディ」や『ザ・ノース・フェイス』の「アンタークティカパーカ」といったブランドの看板に位置するモデルはどれも名作揃いで、いずれも普遍的なデザインが持ち味。ファッショントレンドに左右されずに長く着続けることが可能です。加えて、ブランドを象徴するアイコニックな名作ゆえの存在感は、アウトドアMIXを完成させる一着としても頼りになります。
人気メーカー勢揃い。アウトドアブランドのダウンアウター厳選18着
フィールドで信頼を得ているアウトドアブランドが、定番に位置付けているダウンアウターをピックアップ。看板モデルに恥じない性能の高さから、長く愛されている理由が垣間見えます。
アイテム1
『ザ・ノース・フェイス』アンタークティカパーカ
極地用として開発されたハイスペックモデルとなる本作は、強度と保温性を高いレベルで実現。表地には強度の高い140デニールのナイロンを採用し、ゴアテックスのメンブレンをラミネートすることで防水透湿性も担保しています。フィリングしたダウンには体が発する遠赤外線を輻射する光電子の繊維がMIXされており、極寒地における作業や天体観測での厳しい寒さにも耐えうる高保温力を発揮します。
アイテム2
『パタゴニア』ダウン・セーター・フーディ
『パタゴニア』の看板ダウンといっても過言ではない、ロングセラーモデル。その名の通り、アウターとしてもインナーとしても使い勝手のいいシルエットと厚みが絶妙で、内ポケットの中に本体を突っ込むことでポーチサイズにたたむことができます。サステナビリティに対する取り組みも徹底されており、表地のシェルはリサイクルポリエステル製。800フィルパワーを誇るダウン(一般的に700フィルパワー以上が高品質ダウンに位置付けられます)には、強制給餌や生きたまま羽毛採取が行われていないことが保証されているもののみを使用しています。
アイテム3
『ナンガ』タキビダウンジャケット
本作は表地に、アラミド繊維の混紡によって難燃性を付与したタキビ生地を採用。火の粉で穴が開いてしまう心配が少なく、焚き火で暖を取れます。また、封入したダウンには超撥水加工が施されており、湿気や水濡れによる保温力の低下も防いでくれる点も魅力です。前身頃には合計6つのポケットが備わり、何かと小物に頼ることが多いキャンプサイトでの手ぶら移動を叶えてくれます。
アイテム4
『ティートン ブロス』ハイブリッドダウンフーディ
本作は、山岳ガイドやバックカントリースキーヤーのフィードバッグを生かして製品開発を行う、日本の新鋭ブランドが手がけたもの。冬山登山やバックカントリースキーの休憩時にシェルアウターの上に着るオーバージャケットとして作られたもので、撥水加工を施したダウンと蓄熱効果のあるサーモマックスをブレンドした独自の中綿を使用。雪などで濡れてしまったウエットコンディションにおいても、高保温力が期待できます。
アイテム5
『モンベル』スぺリオダウン パーカー
本作は800フィルパワーダウンの保温力の高さに加えて、バリスティック エアライトと呼ばれる独自開発のシェルボディの性能も出色。これは10デニールの極細バリスティックナイロン糸を高密度に織り上げたもので、着ていることを感じさせない軽さとしなやかさを保持しつつ、非常に高い強度も兼ね備えています。また、縫製箇所を減らすことでコールドスポットができにくいキルティングに仕上げるなど、細部の作り込みからも登山家に愛されている理由が感じられます。
アイテム6
『カリマー』トレイルダウンパーカー
アクティブに過ごす状況下で頼りになるダウンといえば、『カリマー』の本作です。表地のシェルは、ストレッチを効かせたリサイクルナイロン製。撥水加工を施しているだけでなく、体の動きに追従してよく伸び、中に着込んでも締め付け感のない着心地を享受できます。また、裾周りは前傾姿勢になった際にヒップが露出して冷気にさらされないよう、ダウンテールカットに仕上げられています。
アイテム7
『アークテリクス』ピエドモント コート
お尻がすっぽり隠れる、ミドルレングスのダウンコート。750フィルパワーを誇るヨーロッパ産の高級グースダウンを包み込む表地には、東レが開発したアラトを採用。引き裂き強度と耐久性に優れるタフな生地である一方、防風性が非常に高く、強風下においても質の高い羽毛がもたらす温かさが失われず、快適に過ごせます。
アイテム8
『クレッタルムーセン』ナイフェルへイム ジャケット
アルパインクライミング用のスペックを追求した本作は、高保温力を誇る800フィルパワーのホワイトグースダウンを採用する一方、負荷がかかりやすい肩と腕には補強を目的とするプリマロフトをプレート状に加工して充填。また、縫い目を貫通させずにサイドウォールを形成する独自のボックスコンストラクションを採用しているため、内側に完全防風の層を作ることができ、コールドスポットなどの影響を受けない確かな保温力を得られます。
アイテム9
『スノーピーク』ファイヤーレジスタント 2レイヤー ダウン
難燃素材混紡のリップストップポリエステルで仕立てた、プルオーバー型のダウンジャケット。裏側にラミネートした東レの防水透湿皮膜であるダーミザクスは、軽量かつしなやかな着心地を担保しながら、優れた透湿性と低結露性、そして防風性を発揮してくれます。また、前裾のマフポケットに加えて縦方向に開くセキュリティポケットを右胸に用意。この内部には、スマホが暴れないように収納できる仕分けポケットが備わっています。
アイテム10
『ピークパフォーマンス』ヘリウムフードジャケット
印象的なウェーブを描く本作特有のキルティングは、羽毛本来の保温力を高効率で発揮でき、なおかつダウンが偏りにくい設計を追い求めて完成したもの。封入された700フィルパワーのダックダウンは非常に軽く、なおかつパッカブル設計を生かしてコンパクトにたたむことが可能です。中間着としても着やすいようアームホールや身頃のダボ付きを抑えたシルエットになっており、自転車や釣りといったアクティビティ時の動きやすさも良好!
アイテム11
『ホグロフス』ロック ダウン フード
20デニールという極細の繊維を用いたパーテックスシェルの採用で、羽根のような軽さと高い防風性を実現した1着。採用している耐久撥水加工は、環境汚染の懸念があるフッ素化合物を使っていないPFCフリーのものです。また、持続可能なサプライチェーンを経たものであることが証明されたブルーサイン認証の素材を使うなど、エコ先進国であるスウェーデンブランドの“らしさ”が細部にも息づいています。
アイテム12
『コロンビア』ロックフォールダウンジャケット
街映えするミニマル顔とは裏腹に、オムニヒート インフィニティがもたらす保温性能の高さが自慢。ドット状に施された熱反射素材が体から発せられる熱を跳ね返し、それをダウン内部に閉じ込めることでウェア内を効率良く温めてくれます。表地に施されたオムニシールドという撥水加工のおかげで汚れもつきにくく、気兼ねなく外遊びに繰り出せます。
アイテム13
『マウンテンハードウェア』スーパーDSクライムジャケット
本作で特筆すべきは、縫製ではなく織りでバッフル構造を作り出す「スーパーDS構造」を採用していること。縫い目がないため、縫合部分から侵入する冷気でダウンの保温力が低下することがなくストレッチを効かせた表地の可動域も最大限まで引き出せます。立体的なパターンを用いたボディは、体のラインに沿うようにフィット。クライミングのような運動量の多いアクティビティにおいても、快適な動きを約束します。
アイテム14
『ラブ』ニュートリノプロジャケット
厳冬期登山に対応できる性能を誇るモデルだけあって、フィリングしたダウンはアウトドアブランドにおいても最高クラスの800フィルパワー。着用したまま登攀を行うことを想定して腕周りの可動域を広く取ったり、被ったフードが頭の動きにしっかり追従するように設計したりするなど、一見ユニークに見える立体パターンも非常に理に叶ったものとなっています。また、ダウンを封入するためのバッフル構造も腕などを動かした際の追従度を計算したうえで採用。運動量の確保と高保温力の高さを、高次元で成立させることに成功しています。
アイテム15
『マムート』アイガーヨッホ プロ イン フーディ ジャケット
ボディにダウンをたっぷり封入したうえで、脇下などの蒸れやすい部分には湿気によって保温力が低下しにくいプリマロフトを用いたハイブリッド設計が特徴。バックパックのハーネスに干渉しない前身頃の縦ポケットや、グローブ装着時も調整がしやすいドローコードなど冬季登山で頼れるディテールも満載しています。
アイテム16
『シエラデザインズ』USエンブレムダウンジャケット
マウンテンパーカーでそのタフさと防水性能の高さが証明されている“ロクヨンクロス”に、720フィルパワーのダウンをたっぷり充填した本作。各所の縫製には巻き縫いを採用することで、堅牢にして雨風が侵入しにくい作りになっています。前ポケットの外側には、手を入れた瞬間からじんわり温まるマイクロフリースライニングのハンドウォーマーを用意。
アイテム17
『ノローナ』フォルケティン ダウン
ウインターアクティビティ時における動きやすさを追い求めたタイトシルエットが特徴的な本作も、ダウンと化繊中綿を適材適所で組み合わせたハイブリッド仕様。肩や肘、背中上部といった摩擦が起きやすく、潰れやすいエリアは、内側にダウン、外側に化繊中綿を用いる二重構造で耐久性と保温力を兼備させています。部位によって素材感が異なるボディのシェル素材は、いずれもリサイクルナイロン製。
アイテム18
『エルエルビーン』ウルトラライト 850 ダウン ビッグ バッフル フード パファー ジャケット
『エルエルビーン』の寝袋にも使われているダウンテック ダウンをフィリングしたダウンジャケット。この独自の撥水加工により、未加工のダウンと比較して約33%も湿度を吸収しにくく、約66%も素早く乾く性能を付与しています。運動量の多さによって発汗したり、想定外の雨天に遭遇してしまった際も保温力の低下を最小限に抑えられたりと、メリットは多彩です。
この記事の掲載アイテム一覧(全18商品)
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『ザ・ノース・フェイス』 アンタークティカパーカ
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『パタゴニア』 ダウン・セーター・フーディ
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『ナンガ』 タキビダウンジャケット
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『ティートン ブロス』 ハイブリッドダウンフーディ
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『モンベル』 スぺリオダウン パーカー
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『カリマー』 トレイルダウンパーカー
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『アークテリクス』 ピエドモント コート
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『クレッタルムーセン』 ナイフェルへイム ジャケット
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『スノーピーク』 ファイヤーレジスタント 2レイヤー ダウン
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『ピークパフォーマンス』 ヘリウムフードジャケット
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『ホグロフス』 ロック ダウン フード
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『コロンビア』 ロックフォールダウンジャケット
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『マウンテンハードウェア』 スーパーDSクライムジャケット
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『ラブ』 ニュートリノプロジャケット
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『マムート』 アイガーヨッホ プロ イン フーディ ジャケット
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『シエラデザインズ』 USエンブレムダウンジャケット
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『ノローナ』 フォルケティン ダウン
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『エルエルビーン』 ウルトラライト 850 ダウン ビッグ バッフル フード パファー ジャケット
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