憧れの1本を。50万円以下で探す大人の高級腕時計
腕時計も30万円の壁を突破すると、よりステータス感が上昇します。30~50万円は、知名度の高いブランドの時計や、プチコンプリケーションにも手が届く価格帯なのです。
50万円以下では時計のレベルが確実に違って来ます
『ロレックス』や『オメガ』、『ブライトリング』、『タグ・ホイヤー』など、メンズのファッション誌に頻出するステータスのあるブランドに手が届くようになるのが、30~50万円という価格帯です。さらに、メカニズムのレベルもアップし、時計を趣味にしてよかったと思えるようなモデルに出会えるのです。
50万円以下の腕時計で求めたい機能1:永世定番と呼べるスタンダードモデルを
たとえば『ロレックス』なら、3大発明と呼ばれる実用機構の搭載機。『オメガ』なら月面に降り立った唯一の腕時計。機械式時計では、腕時計の歴史に名を刻むようなブランドとモデルに、この価格帯からアプローチできます。腕時計店でそんな逸話を聞くだけでも楽しい、ホンモノの時計ファンになってしまいましょう。
『ロレックス』オイスター パーペチュアル/438,600円(税込)
世界初の完全防水ケース、オイスター。そして、実用レベルに世界で初めて達した自動巻き機構、パーペチュアル。『ロレックス』の3大発明の2つをモデル名に冠したモデルです(もう1つは瞬間日送り機構デイトジャスト)。小ぶりでコンサバティブなサイズ設定で、オーセンティックなデザインも、キマっています。
『オメガ』スピードマスター プロフェッショナル/350,110円(税込)
時計を壊すことを目的としたような厳しい検査をパスして、NASAの公式時計となり、月面着陸の際にも着用されたムーンウォッチです。その名声は、時計の歴史に永遠に残るものと言ってもよいでしょう。現代的な手巻きクロノグラフとして、機能とフォルムは高い完成度を誇っており、ファンなら一本は持ちたい時計です。
『ブライトリング』アベンジャーIIシーウルフ/283,500円(税込)
クロノグラフに目が行きがちな『ブライトリング』ですが、ハイスペックダイバーズも得意としています。この3針ダイバーズの防水能力は、何と3000m。人の潜れぬ深度まで耐える圧倒的な能力を持つ時計なら、日常で接する水の脅威を恐れることはありません。そんな究極モデルが、この価格帯なら入手できます。
『タグ・ホイヤー』カレラ 1887 クロノグラフ レーシング/467,100円(税込)
ハイレベルな自社製ムーブメントCal.1887を搭載し、モータースポーツ系クロノグラフらしく、計測時の視認性に最大限に配慮したモデルです。1960年代から続く伝統的なモデルで、現代的にブラッシュアップされたデザインに、ケースをブラックコーティングした姿は、精悍にしてアクティブそのものです。
『グランドセイコー』メカニカル 自動巻き 3デイズ SBGR071/345,600円(税込)
スイスの公認クロノメーターを超える新GS規格に基づいて、平均日差+5秒~-3秒まで追い込んだ精度は、機械式時計の限界を極めています。実用性の高い72時間の駆動時間を備えており、デザインも、視認性に配慮しつつ、ビジネスシーンにピッタリな落ち着いたデザイン。ビジネスウォッチとして完成された一本とも言えましょう。
50万円以下の腕時計で求めたい機能2:良心ブランドのプチコン or クロノグラフ
レギュレーター、トリプルカレンダー、ムーンフェイズ、第2時間帯表示、ワールドタイム、そしてクロノグラフ。機械式時計を楽しくする機能を盛り込んだ場合、このランクでも良心的な価格設定と言えるでしょう。ファン好みの良心ブランドが提供する、複雑時計の入門バージョンですから、オススメ度も高いです。
『ルイ・エラール』レギュレーター/367,200円(税込)
主文字盤には「分」を、12時位置には「時」、そして「秒」は6時位置のインダイヤルで、別個に表示するレギュレーターモデルです。元は時計師が、時計修理の最後の調整時に、時間を見間違えないようにと考案されたメカニズムです。この時計は、装飾を施したムーブメントの地板を、文字盤をオープンして見せる個性的なデザインです。
『モーリス・ラクロア』レ・クラシック ムーンフェイズ クロノグラフ/453,600円(税込)
プチコンプリケーションを得意とするブランドで、この時計はクラシックデザインのクロノグラフに、月・曜日・日付を表示するトリプルカレンダーと月齢を表示するムーンフェイズを搭載。機械式時計としては豪華な多機能モデルであり、名ムーブメントCal.7750をベースとして、ローコストで実現しています。
『オリス』アートリエ ワールドタイマー/419,040円(税込)
通常ならデュアルタイマーやGMTウォッチと称される機能を搭載。海外旅行の際に便利です。主文字盤の時針は4時位置と8時位置のボタンで、1時間刻みの送り/戻しが可能で現地時刻に簡単に合わせられます。3時位置には昼夜表示付きの第2時間帯表示があり、そちらに本国時間を表示。国際電話を掛ける時にも困りません。
『フレデリック・コンスタント』ワールドタイマー マニュファクチュール/225,720円(税込)
機械式時計でワールドタイム機能と言うと、文字盤を一瞥しただけで、世界中の時刻を確認できるものです。文字盤の外周に各タイムゾーンの代表都市名入りのリングと、24時間のインデックス入りの回転リングの組み合わせで、各ゾーンの時刻を表示します。カラーは、シルバー×ブルーとさわやかさあふれる一本です。
『エドックス』グランドオーシャン クロノグラフ オートマチック/486,000円(税込)
『エドックス』はさまざまな競技の公式計時を担当していますが、エクストリーム セーリング シリーズというヨットレースもその1つ。この時計は、ベゼルがヨットの舵輪を模しているなど、ヨット競技の世界観を時計のデザインに反映。随所をゴールドでコートし、クロノグラフをラグジュアリーな雰囲気に仕立てています。
50万円以下の腕時計で求めたい機能3:クォーツなら究極級のデキになります
クォーツモデルのこのランクは、ほとんど最高級クラスです。これまで見たクォーツモデルよりも大きく抜きんでており、芸術的な造形、クォーツコンプリケーション、独自の駆動方式、ゴールドとのコンビネーションといった要素が入ります。デザインも大人のための高級時計という雰囲気満点です。
『カンパノラ』エコ・ドライブ 地焔 -つちのほむら-/432,000円(税込)
『カンパノラ』は元は『シチズン』の最高級クォーツブランドでした。このモデルは、ミニッツリピーターや永久カレンダーなどの機械式では超複雑になる機能をクォーツで再現。立体的な文字盤の造形は建築的。ツヤのあるレッドは漆塗りによるもので、芸術的な仕上がりを見せています。
『カンパノラ』コンプリケーション 星宿-ほしのやどり-/432,000円(税込)
クォーツウォッチのよいところは、桁が1つ上になるミニッツリピーターのような機能を、この価格帯で楽しめることで、この星宿もそんなクォーツコンプリケーションモデルです。宇宙を想起させる文字盤のブラックは、深みのある漆塗りによるもので、まさに漆黒です。
『シチズン』ザ・シチズン 高精度エコ・ドライブ AQ1040-53A/302,400円(税込)
ザ・シチズンは、『シチズン』を象徴する高級ラインです。なかでも、この時計は、シチズンを象徴する光発電方式エコ・ドライブを搭載し、バッテリー切れ知らず。年差±5秒の驚異的な高精度です。外装もコンサバティブにしてオーソドックス。文字盤の質感は、太陽光パネルを下に敷いているとは思えない質感の高さです。
『グランドセイコー』スプリングドライブ SBGA093/475,200円(税込)
この時計はクォーツで時計の精度を司りますが、その駆動方式の根本は機械式です。ゼンマイで、普通の時計と同様の歯車を動かし、その終端に自己発電装置とクォーツによって制御される調速装置があります。このクォーツと機械式を融合させるという世界に類例のない機構を『セイコー』は実現しているのです。
『グランドセイコー』クォーツ SBGT038/319,680円(税込)
年差±10秒のセイコーが誇る9Fクォーツムーブメントを搭載したモデルです。「クオーツを超えるために生まれた」と称されるほど、腕時計の本質である3点を追求したモデルといえるでしょう。正確であり、時刻が読み取りやすく、一生付き合えること。腕時計の魅力を知る大人だからこそ、時計に求めたい3点を、このモデルから感じてみては?

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