
ヴァンズの名作スリッポンは汎用性抜群。コーデ例からおすすめ品までご紹介
幅広い層から支持を集め、根強い人気を誇る『ヴァンズ』の「スリッポン」。その魅力を掘り下げつつ、コーディネートの実例から多彩な商品ラインアップまでご紹介します!
『ヴァンズ(VANS)』のロングセラーモデル。「スリッポン」の魅力とは?
1979年に登場した「スリッポン」は、『ヴァンズ(VANS)』を代表する名作スニーカーの筆頭格。長く愛され続けてきたロングセラーにはどんな魅力があるのでしょうか? 改めて今一度チェックしましょう。
魅力1
靴ひもがないデザインで着脱がイージー
「スリッポン(SLIP-ON)」はそのネーミング通り、足を滑り込ませるだけで履ける便利なスニーカー。タンの両サイドにゴムを配置することで、着脱しやすさとフィット感を両立しています。シューズ業界全体で見るとこうした仕様は珍しくありませんが、スニーカーとしては少し珍しい仕様。だからこそ「スリッポン」は人気が続いています。
魅力2
ミニマルな面持ちで汎用性が抜群!
靴ひもがないため、全体としてはシンプルな面持ち。合わせるコーディネートを選ばずオールマイティに使えるのが大きな魅力です。さらに深掘りすると、ブランドのタグやソールのライン、履き口のゴムなどがちょっとしたアクセントに。シンプルなだけでなく個性も宿したバランスが秀逸です。大人な足元が演出できるのはもちろん、軽快に見せることも可能。派手なソックスを合わせてもバランス良くまとまる懐の深さも魅力です。
魅力3
スニーカーならではの快適な履き心地
狭義のスリッポンは、靴ひものないレザーシューズを指します。しかし『ヴァンズ』の「スリッポン」はあくまでスニーカー。見た目は少しカジュアルですが、その分だけ軽快に動ける機能性を備えています。動きやすさや履き心地を優先するなら、『ヴァンズ』の1足を選ぶべし。革靴に匹敵する上品な素材を使ったタイプもあるので、好みや状況にマッチする「スリッポン」が選べますよ。
『ヴァンズ』の「スリッポン」を買う前に押さえておきたい、サイズ選びのこと
「スリッポン」のサイズ感はスタンダード。『ヴァンズ』の他のモデルや他ブランドのスニーカーとそう変わりません。ただし、実は日本企画のものとアメリカ企画のものでウィズ(幅)の設定が異なっています。
品番が”V”で始まる日本企画の「スリッポン」は、幅がやや細め。品番が”VN”で始まるアメリカ企画のものは、やや広めの設定です。靴ひもによる微調整ができない「スリッポン」だからこそ、最初だけでも試着して自分に合うサイズ感を確認するのがおすすめです。
『ヴァンズ』の「スリッポン」を活用した大人なコーディネート5選
もともとはスケーターやサーファーによって人気に火がついた「スリッポン」ですが、シンプルなデザインなので大人なコーディネートとも好相性。ここでは、「スリッポン」を使った落ち着きのあるカジュアルスタイルの好サンプルご紹介します!
コーデ1
モノトーンでまとめてクールに履きこなした好例
シンプルなブラックの「スリッポン」は、大人なコーディネートに難なくマッチ。コーディネートに取り入れやすいので、活用しない手はありません。このお手本では特に、全身をブラック&ホワイトにまとめてクールに演出しているのがポイント。足元がスニーカーとは思えないほど落ち着いたムードです。パンツがホワイトなので、爽やかさや軽快さも感じさせます。
コーデ2
白系のスリッポン&キャップでクリーンな印象を加味
当然ながら、ホワイトの「スリッポン」も汎用性が抜群。コーディネートに合わせやすく、足元から爽快感が演出できます。このお手本では、シャツにスラックスを合わせたコーディネートを足元の「スリッポン」でカジュアルダウン。スニーカーとキャップを白で揃えた統一感もおしゃれです。
コーデ3
足先までアーシーなニュアンスでまとめたお手本
こなれ感のあるベージュなどの「スリッポン」も、幅広く使えてユーティリティ。こなれたムードを演出できるのが特徴です。このコーディネートでは、頭の先から足の先までアースカラーで統一。オリーブのキャップ&カーゴパンツ、ブラウンのシャツ、ベージュのスリッポンをセレクトし、こなれたムードを生み出しています。
コーデ4
鮮やかなカラーのスリッポンを挿し色として活用!
「スリッポン」はカラーバリエーションが多彩なので、鮮やかな色味を選んでコーディネートのスパイスとして活用するのもおすすめです。このお手本では、ビビッドなグリーンをセレクト。白いバンドカラーシャツとデニム地のクライミングパンツを軸にしたコーディネートに合わせることで、爽やかなイメージを拡大させています。
コーデ5
総柄のスリッポンを個性的なアクセントとしてプラス
色だけでなく柄も豊富なのが「スリッポン」の魅力のひとつ。ブラック×ホワイトの総柄ならコーディネートに使いやすく、十分すぎるほどの個性もプラスできます。このお手本のように、他のアイテムを無地にすれば、足元の柄が映えるのは確実。上半身は色味のあるカラーを選びつつ、下半身をモノトーンにしてさりげなく引き締め、バランスを整えています。
履き回しやすいのが魅力。『ヴァンズ』の「スリッポン」定番の色・柄5タイプ
ここからは「スリッポン」の種類を細かくご紹介! まずは、押さえておきたい定番カラー&定番柄をピックアップします。もしも色柄で迷ったら、この5タイプから選んでおけば間違いありません。
定番1
ブラック
「スリッポン」の中でもオールマイティに使えるのがブラックです。アッパーはブラックですが、ソール、ビズネーム、履き口のゴムはホワイトなので、ヘビーすぎないバランス。あらゆるコーディネートにマッチします。ということで、最初の1足に最適なのに加え、永遠にマストともいえるカラー。トレンドやコーディネートを気にせずいつでも使えます。
定番2
ナチュラル
ナチュナルカラーの「スリッポン」を真っ先に思い起こす人も少なくないでしょう。それくらいの定番カラー。生成りやオフホワイトとも表現できる色味です。ピュアホワイトよりも他のカラーに馴染みやすく、さりげなくクリーンなイメージの打ち出しが可能。軽快かつ爽やかなので、春~夏のシーズンに特におすすめです。
定番3
ブラック×ブラック
「スリッポン」にはオールブラックのモデルも存在します。ソールやピスネームまで黒で統一された配色が魅力。クールな着こなしや上品なスタイリングがメインの人にぴったりです。ただし、ヒール部分のロゴパッチだけは赤×黒。”OFF THE WALL”の文字とともにブランドのアイデンティティを主張しています。
定番4
ネイビー
定番的にラインアップされているカラーはまだまだありますが、大人が履き回しやすいという意味ではネイビーが有能。『ヴァンズ』のネイビーは少し明るめで、ややスモーキーなトーンが落ち着きとヴィンテージ感を放っています。爽やかなイメージに偏りすぎず、汎用性に優れているからこそ人気のカラーです。
定番5
チェッカーボード
定番カラーの無地と比べるとかなりインパクトがありますが、チェッカーボード柄は『ヴァンズ』を象徴する柄です。市松模様とも呼ばれている柄で、一般的にも定番柄。ということで、意外と履きこなしやすいのがポイントです。少し派手に見えますが、白×黒で構成されたモノトーンのパターンなので、大人なコーディネートに馴染みやすく、独特なアクセントを加味してくれます。
さりげなく差別化を。ひとヒネりある『ヴァンズ』の「スリッポン」10種類
定番カラーでご紹介した「スリッポン」はすべて王道のキャンバス生地。しかし、それ以外の素材を使ったタイプも充実しています。さらに、ソールやライナーなどでアレンジしたタイプも豊富。ここではそんな、少しヒネりのある「スリッポン」を披露します!
バリエーション1
スエード
スエードも『ヴァンズ』の「スリッポン」において定番素材として用いられています。上品な風合いがあるため、スニーカーとは思えないほどエレガントなムード。きれいめなコーディネートにマッチします。その一方でナチュナルな雰囲気もあるため、カジュアルなスタイリングとも好相性。定番的なベージュを選べば、幅広いシーンで使えます。
バリエーション2
フェイクレザー
ポリウレタン製のフェイクレザーを使った「スリッポン」は、もはやスニーカーとは思えないほど落ち着いたムード。さらに機能も優れていて、水に濡れにくい撥水加工を施し、滑りにくい防滑ラバーソールを採用しています。インソールに活性炭を配合することで消臭効果もプラス。軽量性と低反発性で歩きやすく、隙がないほど高い完成度です。
バリエーション3
デッキソール
一見スタンダードな「スリッポン」に思えますが、アウトソールがデッキパターン仕様になっているのがポイント。靴底がライトブルー、サイドラインがネイビーなので、さりげなく爽やかなニュアンスです。1966年当時にカリフォルニア州アナハイムのファクトリーで製造されていたクラシックモデルを再現した「アナハイム・ファクトリー・コレクション」の逸品。
バリエーション4
ガムソール
グリップ性能に優れるガムソールを採用したアレンジモデル。レンガ色のソールがクラシックなムードを放っています。アッパーは毛並みが細かいヌバック素材。その品の良さとガムソールのヘビーデューティ感による対比で、独特な雰囲気に仕上がっています。
バリエーション5
ボアライナー(シェルパフリース)
内側にボアを敷き詰めた「スリッポン」は、見るからに温かそうな作り。実際に足を入れてみても保温性が高く、寒い日に重宝します。裸足で履いても気持ちいいので、寒い季節のワンマイルコーデ用としても便利。アッパーはスエードで、その毛羽立った見た目もウォーム感を放っています。他のデザインは標準的で、履き回しやすさも魅力。
バリエーション6
ファー
こちらはさらに温かそうな「スリッポン」。ライニングに毛足の長いフェイクファーを採用し、フカフカな履き心地を実現しています。また、アッパーのスエード素材もウォーム感を醸出。真冬でも活躍してくれるスニーカーです。インソールや中底には、軽いのに衝撃吸収性も高いオーソライトを採用。快適な着用感を約束してくれます。
バリエーション7
スケート仕様
チャッカーボード柄のピスネーム以外はシンプルに見えますが、実は新しいスケートボーディングライン「スケート クラシックス」の1足。スケーターのために徹底的に再設計した「スリッポン」です。クッション性の高いインソール、ポップクッシュを起用しつつ、タンを固定するストラップを内蔵することでフィット感が高められています。
バリエーション8
BMX仕様
自転車競技の1種であるBMXのためのアレンジ版。ハーフムーンと呼ばれるつま先部分のラバーキャップがアイコンになっています。さらに、アッパー内部もデュラキャップで補強し、サポート性能を強化。特別に配合したガムラバー製のソールにより、ペダルとの相性やグリップ性・耐久性も向上しています。
バリエーション9
ワンポイント
ヒール部分にレイアウトしたハートモチーフの刺繍がさりげないアクセント。サイドのライン部分には、”AIMING 4 YOUR HEART(あなたのハートを狙い撃ち)”という文字が描かれています。上質感のあるホワイトのスエードをアッパーに使用しているのに加え、全体としてはシンプルな印象で履き回しやすい面持ちです。
バリエーション10
ミュール
「スリッポン」をミュールタイプにカスタム。かかとがないデザインなので、サンダルのように気軽に着脱できます。また、スエード素材をメインに使用しているため、デザインがややハードでも大人っぽいリュクス感をキープ。スニーカーと同じ感覚でコーディネートできるため、意外と使いやすいアイテムです。
大人コーデにスパイスを。個性派デザインが光るおすすめ「スリッポン」を10足厳選
最後は、ストリートで人気の『ヴァンズ』らしい遊び心を感じさせる「スリッポン」をピックアップ。実はここでご紹介しきれないほどラインアップが豊富なので、その中から筆者の独断と偏見で“独創的なのに実用性を兼備したタイプ”を厳選しました!
個性派1
リュクスミックス
ファー、スエード、スムースレザーなど、質感の異なる素材で切り替え、表情豊かに仕上げたデザインが個性的。明るさの異なるグレーを組み合わせることで、モダンでスタイリッシュな雰囲気に仕上げられています。シンプルなコーディネートのアクセントとして有用な「スリッポン」です。
個性派2
リミックス
こちらも生地の切り替えが特徴的。デニムをメインにしつつ、履き口の周辺をコーデュロイが取り囲んでいます。温もりやカジュアル感、他にはない個性を足元にプラスしてくれるのは確実。ベーシックなコーディネートに合わせれば、アイキャッチとなってくれるはずです。ヴィンテージテイストも感じさせるデザインですが、機能性はいたって今日的。
個性派3
オンブレ
カラバリが多い「スリッポン」ですが、独創的な柄も多彩にラインアップ。この1足は、爽やかなブルーのグラデーションパターンを採用しています。白のソールも相まって爽快なニュアンス。このタイプに限らずグラデーションパターンは人気が高いため、気になったら早めに確保しましょう!
個性派4
ダズルカモ
アッパーの大部分にダズルカモと呼ばれる複雑な幾何学模様を採用。かなり個性的なはずの柄ですが、定番のチャッカーボード柄と同じブラック×ホワイトの色使いで、モダンかつスタイリッシュな印象です。また、ブラックで切り替えられたサイドパネルが引き締め役として効果的。合わせるウェア類を無地にして落ち着かせれば、コーディネートするのもそう難しくありません。
個性派5
ナイトマーケット
アジアの夜市(ナイトマーケット)をイメージしたネオンサインモチーフの総柄を採用。”VANS”というロゴはもちろん、ブランドの創業年を表した”66”、パームツリーなどのモチーフが描かれています。かなり派手な印象ですが、リゾートテイストやビーチテイストのコーディネートにマッチ。シンプルなコーディネートのポップなスパイスとしても重宝します。
個性派6
タイダイ
1970年代を象徴するヒッピーテイストを連想させるタイダイ柄の「スリッポン」もラインアップ。ポップなムードも漂う色使いなので、フェスをはじめ、ピーチサイドやプールサイド、リゾート地などでも活躍してくれます。着脱が容易な「スリッポン」だからこそ、サンダル感覚で使えて便利。
個性派7
アロハ
こちらもリゾートやバカンス、ビーチなどを連想させるアロハ柄を採用したバージョンです。カラフルでランダムなパターンに見えますが、フロント部分にネイビー、ヒール部分にグリーンが来るように両足ともレイアウトされているため、一定の統一感があるバランスに仕上がっています。
個性派8
写真家 サラ・ロルッソ ×『ヴァンズ』
イタリア人の写真家であるサラ・ロルッソ氏は、フルーツや花、食べ物などを被写体にしながら女性という存在も取り入れた作品が特徴的。今回のコラボレーションは少しポップなデザインで、身近な友人や仲間の名前に加えてキスマークのプリントが並んでいます。また、ソールの側面には”Love Can Save Us”というメッセージもレイアウト。靴底までスペシャル仕様のエクスクルーシブな逸品です。
個性派9
『コリーナ ストラーダ』×『ヴァンズ』
ヒラリー・テイモア氏がデザイナー兼オーナーの『コリーナ ストラーダ』が掲げるサステナブルなコンセプトを手描きのグラフィックで表現したコラボモデル。ニューヨークがベースのブティックブランドらしく、かなりポップで独創的なデザインです。人混みの中でも目立つようなユニークなモチーフが圧巻。靴底にも全面的にイエローが塗られていて、さらにネコの足跡も描かれています。
個性派10
トウキョウ
ブラックをベースにしながらチャッカーボード柄を組み合わせ、カタカナもプリントした個性的なデザイン。”ヴァンズ”というブランドネームのほかに”トウキョウ”の文字もセットしています。実は”オオサカ”のバージョンもある日本限定モデルで、ストリート調の遊び心が感じられるデザイン。強烈なアイキャッチとして機能する「スリッポン」です。
この記事の掲載アイテム一覧(全15商品)
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『ヴァンズ』 クラシックスリッポン
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『ヴァンズ』 スリッポン ナチュラル
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『ヴァンズ』 USAクラシックスリッポン
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『ヴァンズ』 クラシックスリッポン ネイビー
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『ヴァンズ』 クラシックスリッポン チェッカーボード
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『ヴァンズ』 スリッポン スエード ブラウン
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『ヴァンズ』 スリッポンPU WR M.BLACK
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『ヴァンズ』 スリッポン 48 デッキ DX
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『ヴァンズ』 スリッポン ガムソール
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『ヴァンズ』 クラシック スリッポン コージードリズル
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『ヴァンズ』 スリッポン ファー
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『ヴァンズ』 スケート スリッポン
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『ヴァンズ』 BMXスリッポン
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『ヴァンズ』 クラシックスリッポン エイミング ハートGR
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『ヴァンズ』 スリッポンミュール
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