
ベレー帽は意外と誰でも似合う。被り方とコーデ術をマスターしよう
シンプルな形状のベレー帽は、実は顔の輪郭などを問わず誰にでも似合いやすい帽子の筆頭。正しい被り方からコーデ術、おすすめ品まで詳しくご紹介します。
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帽子が似合わない……と諦めないで。ベレー帽は大人が被りやすいおすすめヘッドウェア
普段、何か帽子は愛用していますか? 被りものを活用したいけど「似合わない……」という理由で避けているなら、ベレー帽を試してみましょう。ベレー帽は、シンプルな作りが大きな特徴。ハンチングやキャスケットと混同されがちですが、ベレー帽にはツバがなく、他の帽子にはツバがある、という違いがあります。
ツバのないシンプルな形状だからこそ、ベレー帽は合わせる顔型を選びません。さらに、適度なボリューム感があってフォルムがアレンジしやすいので、どんな輪郭の顔にも似合いやすくなっています。つまり、被りものに苦手意識がある人ほど、ベレー帽を試してみる価値があるというわけです。上級者向けのイメージがあるベレー帽ですが、本記事でご紹介する選び方や被り方、コーデ術をマスターしてしまえば意外と簡単に使いこなすことが可能。この機会にベレー帽を愛用してみませんか?
ベレー帽は大きく分けて2タイプ。違いを知って、アイテム選びの手掛かりに
あまり知られていませんが、ベレー帽の基本形は2タイプ。「バスクベレー」と「アーミーベレー」に大別できます。最近はこの2つの基本形をアレンジしたりMIXしたりしたタイプも増えていますが、ベレー帽の基礎知識として各タイプの特徴を把握しておいても決して損はありません。アイテム選びやコーディネート作りのヒントにしましょう!
タイプ1
バスクベレー
バスクベレーの「バスク」とは、スペインからフランスにまたがる地方のこと。この地方に聖職者の角帽(ピレッタ)が広がり、ベレー帽の原型が生まれたといわれています。バスクベレーはクラウン(頭頂部)に「チョボ」と呼ばれる短い飾りが付属しているのが特徴。フランスの芸術家をイメージして着用するのがおすすめです。
タイプ2
アーミーベレー
トップ部分のチョボがなく、フチの部分がレザーなどでトリミングされているのが「アーミーベレー」です。ミリタリーベレーとも呼ばれ、第二次世界大戦のころに所属部隊を識別するために使われるようになったという説が有力。ミリタリーテイストを意識して、少し男っぽいイメージで被ってみましょう。
自分らしいアレンジにも挑戦を。ベレー帽の被り方4パターン
ベレー帽はツバのないシンプルな作りが特徴。だからこそ、被り方がアレンジしやすく、そのアレンジによって個性が演出できるのも大きな魅力です。ここで4つの被り方のパターンについて解説するので、基本の「パターン1」を押さえたうえで、自分に合ったアレンジ方法を模索してみてください。
パターン1
前髪を入れて真っ直ぐ被るのが基本形
ベレー帽の中に前髪をすべて入れ、真っ直ぐ被るのが基本。クールで精悍なイメージが演出できます。ボリュームがあるニットキャップのようなイメージで被るのがポイント。クラウン(頭頂部)のボリュームを後方に流すようにしながら、自分に似合うバランスを探してみましょう。
パターン2
少し斜めにしてこなれ感を出したアレンジ
クラウン(頭頂部)のボリュームを左右どちらかに流すと、こなれたイメージに。斜めに被ることで、上品なスタイルやクールなコーディネートのハズしとしても重宝します。余談ですが、アーミーベレーの左側に記章をつけて右に垂らすのはイギリス軍、左右を逆にしたのはフランス軍の方式だといわれています。
パターン3
片耳を入れてさらに個性を加えたアレンジ
クラウン(頭頂部)を斜めに垂らす被り方の応用編として、片側だけ耳が隠れるくらい深く被るアレンジ方法もあります。こなれたムードがさらに高まり、こだわりや個性を感じさせる雰囲気に。片耳を隠すくらい深く被ると、おでこの半分くらいを斜めに隠すことになり、小顔効果も期待できます。
パターン4
前髪を出して芸術的なムードを醸したアレンジ
前髪を出して斜めに流すアレンジは、無造作なニュアンスが生まれます。クラウン(頭頂部)も同じ方向に垂らすと一体感が生まれ、アーティスティックなイメージが際立ちます。ベレー帽のフォルムだけでなく前髪とのバランスも気にするのがおしゃれに見せるポイント。クラウンを真っ直ぐ被ったり前髪と逆に流したり、いろいろなパターンを試してみてください!
大人っぽくまとめるのも簡単。ベレー帽を今っぽく取り入れたお手本コーデ5選
ベレー帽を取り入れつつ、大人らしくて今っぽくまとめたコーディネートの好例をご紹介します。他にはないシンプルなフォルムを生かし、定番カラーのベレー帽をシンプルなコーディネートに合わせるのが原則です。
コーデ1
アイテムもカラーリングもシンプルな大人っぽい着こなし
ベレー帽、ポケットTシャツ、イージーパンツをブラックで統一。インナーとスニーカーでホワイトを挿し、軽快感を加味してバランスを整えたシックなカジュアルスタイルです。どのアイテムもシンプルですが、ベレー帽が無難な印象を払拭しています。
コーデ2
今どきなリラックスシルエットと柄入りのベレー帽が調和
こちらもシンプルなアイテムばかりを選んでいますが、ビグシルエットのトップスとワイドなボトムスで今どきなリラックス感を演出。ベレー帽と靴をダークトーンにすることで、さりげなく引き締めているのもポイントです。柄入りのベレー帽がさりげない抜け感や個性もプラス!
コーデ3
挿し色としてベレー帽を活用したコーディネートのお手本
全体的に上質感や品のあるアイテムをセレクト。定番カラーを軸にしつつ、ベレー帽をボルドーにすることでアクセントカラーとして効かせています。その結果、カジュアルなのにどこか知的で個性を感じさせるバランスに。スキッパーならではの首元の開きや、適度にルーズなパンツのシルエットによって、今どきなリラックス感も漂っています。
コーデ4
ベレー帽をはじめとするミリタリー調のスパイスが絶妙
バンドカラーのシャツをメインにした落ち着きあるコーディネートがベース。アーミーベレーを選んで斜めに被り、記章のようなバッジでミリタリー調の存在感を強調しているのがポイントです。足元のグルカサンダルも上品なミリタリーテイストを上乗せ。
コーデ5
ライダースとベレー帽のコンビで甘辛コーデを構築
ハードなライダースジャケットをバランス良く着こなしたMIXスタイル。あえて前髪を出してベレー帽を被り、マイルドなムードをブレンドしています。ブラックを基調にしてクールなコーディネートにまとめつつ、シャツでボルドーを挿したカラーバランスも絶妙!
おすすめのブランドからピックアップ。今買えるベレー帽の逸品10選
最後はおすすめのベレー帽をご紹介! 大人っぽいコーディネートに合わせやすいデザインを前提にしつつ、さまざまなタイプを選んでみました。ベレー帽をはじめとする被りものに定評があるブランドからピックアップしているので、品質も折り紙付きです!
アイテム1
『カンゴール』ウールモンティ ベレー
歴史あるイギリスの帽子ブランドは、ベレー帽のラインアップも豊富。英国海軍のモンゴメリー将軍にちなんだネーミングのアーミーベレーは定番の1つで、常に人気を集めています。これは上質感たっぷりのウール素材ですが、他の素材や大きめなシルエットも展開しています。
アイテム2
『ラカル』バスクウールベレー
頭頂部にチョボがある典型的なバスクベレー。毛羽感のある縮絨ウールが見るからに温かそうな雰囲気で、秋冬シーズンにぴったりです。日本人の頭に合わせたフォルムも特徴的。糊を少なめにしてソフトに仕上げ、快適な被り心地を実現しています。さらに、内側にサイズ調整テープが通っているのでフィット感も調整可能。全体的なデザインはシンプルでコーディネートを選ばず使えるので、初心者にもおすすめのベレー帽です。
アイテム3
『オーバーライド』エクストラファインラム タム ベレー
こちらもシンプルなルックスのベレー帽です。上質なエクストラファインラムウール素材のニット生地を使っているため、タッチがマイルド。長く着用しても疲れにくい被り心地です。実は、ボリュームのあるタム帽子とベレー帽の中間的なシルエットで、余った部分を内側に入れるとスタンダードなベレー帽のフォルムに。自分の頭の形状に合わせてアレンジができるので、帽子が似合わないと思っている人にこそトライしてほしいアイテムです。
アイテム4
『マイティーシャイン』コットン メッシュ ニット ベレー
“HAT MAKES A MAN(ハット メイクス ア マン)”というコンセプトを掲げ、洋服と相性の良いジャパンメイドの帽子を展開しているブランド。このベレー帽は耐久性の高いコットン糸を使ったメッシュニット地を採用し、シーズンレスで使えるように仕上げられています。ボリューム感があってフォルムをアレンジしやすいのもポイント。
アイテム5
『シープラスヘッドウェア』611 ベレー ソリッドウール
『CPH(シープラスヘッドウェア)』は、1999年にスタートした日本の帽子ブランド。定番アイテムのひとつがこのベレー帽です。チェコ産の縮絨ウールを使用したオーセンティックなデザインがベースですが、両サイドにツヤ消しブラックのハトメを2個ずつセット。さりげないアクセントとして効いています。生地の肌当たりが良く、ソフトな着用感。見た目はシンプルかつ上品なので、誰にでも使いやすいベレー帽です。
アイテム6
『レッター』ムラ糸ベレー
2007年にデビューした日本の帽子ブランド『レッター』。日本製のクオリティにこだわりつつ、クラシックな帽子から遊び心のある帽子まで幅広くラインアップしています。このベレー帽は、ムラのある生地感が独特。先染めのムラ糸を使ったコットン100%の起毛生地は、産地である新潟ならではの織りと仕上げによって絶妙な風合いを表現しています。デザイン上のアクセントにもなっているトリミングで、被った際の肌触りにも配慮。
アイテム7
『ヘリーハンセン』ファイバーパイルリバーシブルベレー
被る面によって印象がアレンジできるリバーシブル仕様の逸品です。毛羽のある面はファイバーパイル製。極寒の中で作業する漁師たちを守るために開発した『ヘリーハンセン』を象徴する素材で、見るからに温かそうなボア感ですが、実際もかなりの保温力です。ソリッドな面はポリエステル100%の平織り生地。外見はクールですが、内側がパイルになるため被った際の温かさは抜群です。肌に触れるトリミング部分はポリエステルスエードで、やさしい触感。
アイテム8
『フェケテ』サークルロゴ コットンベレー
性別もシーズンも超越して使い回せるコットンニット製のベレー帽。ソフトな生地でボリュームたっぷりに仕上げているため、被り方によって印象が変化します。トップのチョボがさりげないチャームポイントで、アーティスティックなムード。サイドにあしらったサークルロゴの刺繍はスポーティで、テイストがMIXされた印象です。全体としてはシンプルなので大人なコーディネートに馴染みますが、スパイスとしても主張してくれるバランスが絶妙!
アイテム9
『ヘレンカミンスキー』別注 コットンリネン ベレー帽
『ヘレンカミンスキー』はオーストラリアのブランドで、天然素材のバッグと帽子をラインアップ。この『ビームス』による別注品もコットン×リネンのナチュラルな生地を採用しています。凹凸のある表情が上質感なニュアンス。カジュアルなスタイルでも上品にモディファイしてくれます。
アイテム10
『ロバートマッキー』×『ビームスF』別注 ウール ベレー帽
最後もハイクオリティーな別注品をピックアップ。1845年に創業したスコットランドの老舗で、世界中にバグパイプ奏者の帽子を供給している『ロバートマッキー』への別注アイテムです。良質なラムウールを採用した生地は、見るからに上品。デザインもいたってオーセンティックだからこそ、合わせるスタイルを選びません。いつものコーディネートを格上げしたり、品のある着こなしに合わせたりするのにおすすめの逸品です。
この記事の掲載アイテム一覧(全10商品)
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『カンゴール』 ウールモンティ ベレー
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『ラカル』 バスクウールベレー
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『オーバーライド』 エクストラファインラム タム ベレー
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『マイティーシャイン』 コットン メッシュ ニット ベレー
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『シープラスヘッドウェア』 611 ベレー ソリッドウール
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『レッター』 ムラ糸ベレー
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『ヘリーハンセン』 ファイバーパイルリバーシブルベレー
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『フェケテ』 サークルロゴ コットンベレー
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『ヘレンカミンスキー』 別注 コットンリネン ベレー帽
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『ロバートマッキー』×『ビームスF』 別注 ウール ベレー帽
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