
プチプラでも即戦力。バケットハットのメンズコーデへの取り入れ方と人気ブランド
ベースボールキャップに代わる新勢力として街に溢れるバケットハット。日よけ効果抜群で、おしゃれ度アップも期待できます。メンズコーデに映える被り方と秀作をチェック!
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サラッとカジュアルに被りたい。バケットハットって何モノだ?
バケットハットとは、その名の通りバケツを逆さにしたような円筒型のクラウンを持つ帽子のこと。横から見ると台形のようなシルエットで、ツバが下向きについているのが特徴です。スポーツ観戦用として作られたのが発祥といわれるだけに日よけ効果が高く、被らないときはクシュッとたためるよう固い芯材を使わないクラッシャブル仕様の作りが基本とされています。
アウトドア用のサファリハットとよく似ており、最近はバケットハットとMIXしたデザインのものも多く見られます。しかし、厳密にいうとサファリハットはツバが水平なのが特徴。使用感に大差はないものの、より気軽かつラフに被れるのはバケットハットのほう、といえるでしょう。また、90年代のスケートボードカルチャーやヒップホップシーンに欠かせない帽子であったことから、コーデに気負わずさらりとストリートテイストを取り入れたいときにうってつけなアイテムでもあります。
バケットハットは、ロープライスでも主役を張れる秀作が続々!
欧米においてバケットハットは、ベースボールキャップと同じような立ち位置の帽子。つまり、非常に身近な存在です。学校や草野球といったスポーツチーム用にオリジナルデザインのものを作る文化もあることから、ベースボールキャップにおける『ニューエラ』やTシャツにおける『ギルダン』のように、バケットハットにもボディメーカーが存在しています。代表的なのは、『ニューハッタン』や『ユーポン』『ユナイテッドアスレ』といったメーカー。いずれも安価さが魅力ゆえ、プライス的にも気軽に取り入れることができます。
バケットハットが似合う顔型、似合わない顔型があるって本当?
目深に被ることで、小顔効果が期待できるバケットハット。ですが、四角い顔型やエラが張っている場合、バケットハット特有の短めのツバによって顔の大きさや幅が強調されてしまう恐れがあります。ただこのリスクは、ツバがなるべく広めのモノを選ぶことで回避することが可能。ちなみにバケットハットがよく似合うとされているのは、面長型。目から下のフェイスラインが長めなので短めのツバとのバランスがよく見え、小顔に見せる効果も十分に引き出せます。
髪を入れるか、入れないか。しゃれて見えるバケットハットの被り方
バケットハットを被った際の印象は、前髪の処理によって変わります。まずは、前髪を出して被る場合。前頭部を抜いて後ろめに浅被りすれば、出した前髪とのバランスが自然な印象に。ツバで目が隠れないぶん顔の表情がよく見えて、アクティブな雰囲気を印象付けられます。
こちらは前髪を見せずに被る場合。前頭部もクラウンで隠してしまい、ツバが眉にかかりそうな位置まで深めに被ることでキリッとシャープな見栄えに。顔が見える面積も減り、バケットハットの持ち味である小顔効果が促進されます。耳にかかるくらい髪が長い人は、耳の後ろに流して被ることで耳周りをすっきりと見せることも。
プライスもピンキリ! デザインも豊富なバケットハットの秀作15品
気負わず普段使いできるボディメーカーの定番に加え、実はセレクトショップによる別注や馴染みのブランドが手掛けるバケットハットも秀作揃いです。デザインもよりどりみどりゆえ、いつものスタイルにすんなりハマる相棒がきっと見つかるはず。
バケットハット1
『ニューハッタン』1500
NY生まれのヘッドウェアブランド『ニューハッタン』の代名詞として知られるのが、「1500」シリーズと呼ばれるバケットハット。打ち込みの強いコットンツイルを用いた丈夫な作りで、通気口もメタルの鳩目でタフさを追い求めた作りになっています。充実のカラーバリエーションから、服に合わせて何色か揃えるのも一興です。
バケットハット2
『ユナイテッドアスレ』ナイロン バケットハット
Tシャツやスウェットのボディメーカーとして知られる『ユナイテッドアスレ』は、バケットハットも定番として手掛けています。「9674-01」という型番を持つこちらは、タスラン加工を施したナイロン仕立て。これはフィラメント糸に高速の空気を吹きつけることでやわらかな風合いに仕上げる加工のこと。ナイロンの爽やかなタッチと同時に、天然素材のようなやさしい被り心地を楽しませてくれます。フェイスラインがきれいに見えるように計算したツバの角度も絶妙。
バケットハット3
『ユーポン』フレックスフィット バケットハット
1974年に韓国で創業し、多くのグローバルブランドのキャップやハットのボディを手掛けながら世界的なヘッドウェアブランドへと成長を遂げた『ユーポン』。「フレックスフィット」と呼ばれるシリーズが代表的で、スパンデックスの混紡によってストレッチ性を付与しています。締め付け感のない被り心地を享受可能です。
バケットハット4
『'47』バケットハット
アメリカの四大プロスポーツリーグとパートナー契約を結ぶ老舗『'47』が手がけた、ニューヨークヤンキースの公式バケットハット。洗いをかけてヴィンテージ感を演出したクラウンは、通気穴の周囲を菊の花のように飾る菊穴と呼ばれる意匠を施した温故知新なデザインが特徴です。フロントパネルにはNYロゴ刺繍が鎮座し、サイドには『'47』ロゴ刺繍がそれぞれアクセントになってくれます。
バケットハット5
『ユニバーサルオーバーオール』8Wコーデュロイバケットハット
8W(ウェル)の太めの畝が、リラックスした印象を与えるコーデュロイ仕立て。『ユニバーサルオーバーオール』の織りネームのオレンジがアクセントとなるため、無造作に被るだけで絵になります。ユニセックス仕様なのでクラウンは深過ぎない設計で、ツバはやや長め。顔の形を選ばず着用することができるバランスが絶妙です。
バケットハット6
『キジマタカユキ』ペーパー バケットハット
大手セレクトショップが信頼を寄せ、さまざまなアパレルブランドとのコラボでも話題の尽きない帽子専業ブランドの『キジマタカユキ』。同社ならではのミニマルデザインを持ち味とする本作は、メッシュ素材を使用し、特に暑い時期におすすめしたいアイテムです。深め形状なので、目深にかぶるスタイルを好む人に◎。
バケットハット7
『ザ・ノース・フェイス』ナイロンデニムバケットハット
フロントパネルの“ハーフドームロゴ”が目を引く本作は、コットンではなくナイロンを採用したデニム生地で仕立てた変わり種。速乾性が期待でき、耐摩耗性にも優れているため、アウトドアにおける使い勝手も良好です。また、糸の中心部が白く残るインディゴロープ染色を採用していることから、洗濯を繰り返すことで自分だけの味わいに“育てる”楽しさも享受できます。
バケットハット8
『カンゴール』ウォッシュド バケット ハット
1938年に創立したイギリスの帽子メーカーのブランド『カンゴール』。数多くの著名デザイナーとのコラボや、有名アーティストの着用などファッションと音楽シーンに深くかかわったきた背景があります。そんな同ブランドの定番バケットハットは、洗いをかけたコットン素材がカジュアルで、抜け感があります。普段使いはもちろん、スポーティな雰囲気もあるのでゴルフやランニングにもピッタリです。手洗いできるのでお手入れ簡単!
バケットハット9
『アディダス』アドベンチャー GORE-TEX バケットハット
キャンプやフェスで頼りになるのが、リップストップのポリエステルでタフさを追い求め、GORE-TEX素材が悪天候でも頭をドライに保ってくれる本作。ミニマルでモダンなデザインなので、手持ちのくつろぎ感のあるスタイルにも合わせやすくなっています。好みのフィット感へ調節可能なあごひもを装備。リサイクル素材を40%以上使用したサステナブルなアイテムです。
バケットハット10
『ブルックスブラザーズ』コットン ダンガリー バケットハット
バケットハットをより大人らしく取り入れるなら、刺しゅうロゴが品良く鎮座する『ブルックスブラザーズ』をどうぞ。コットン素材を使用したこちらのモデルは縦糸にホワイト、横糸にネイビーを使った綾織りのダンガリー地と奥行きのあるムラ感が柔らかな風合いを演出。ひとつあれば、きれいめな装いとカジュアル度の高い装いのどちらにでも対応できるコスパの高さは魅力的です。
バケットハット11
『グラミチ』シェルバケットハット
90年代のアウトドアカルチャーを象徴する、『グラミチ』の一品。ブランドらしい配色が目を引くこちらは、撥水性に加えて防風性も期待できるポリエステルツイル製となっています。サイドシームの目立つ位置にロゴ入りのピスネームを施すなど、見どころの演出も抜かりなしです。
バケットハット12
『ナイジェル ケーボン』バケットハット
バケットハットにも男らしい味わいが欲しいなら、『ナイジェル ケーボン』が手掛けたこちらを。アーカイブにあるフィッシングハットをベースに、ツバの形状などをバケットハット風に落とし込んでいます。ボディには日本製のデニム生地を採用。酵素洗いを駆使した特殊なカラーリングを施すことで、状態の良いヴィンテージ品のようなヤレ感を演出しています。
バケットハット13
『ポロ ラルフローレン』ポロベア ツイルバケットハット
キャラの立った装いを狙いたいときは、チルデンニットとチェックパンツを小粋に着こなすボロベア刺繍が目を引く本作はいかがでしょう。清々しさを放つコットンツイルは、“ベターコットンイニシアチブ”というコットン栽培における環境負荷の軽減と生産性維持に取り組むプログラムに準拠したサステナビリティな素材を採用。また、内側の額や頭部が当たる部分には肌触りが良く、汗も吸ってくれるスウェットバンドを採用するなど、快適さも抜かりなし。
バケットハット14
『チャムス』バケットハット
無地のツイル地に赤ロゴを効かせたシンプルデザインは、『チャムス』のキャッチーなトップスの引き締め役にもうってつけ。小さくたためるよう裏地なしの1枚仕立てとなっており、側面には菊穴で仕上げたベンチレーションを施しています。ワンポイントのロゴはプリントではなく刺繍なので、洗濯を繰り返して味出ししても存在感が損なわれる心配なし。
バケットハット15
『プラダ』リナイロン バケットハット
バケットハット人気再燃の火付け役がハイブランドだったこともあり、『プラダ』も秀作を手掛けています。トライアングルロゴを効果的にアピールできるボディは、世界の海で回収されたプラスチックや漁網などを糸として再生した“エコニール”で仕立てられたもの。ツバに角度をつけた特徴的なデザインバランスも、違いを印象付けるのに一役買ってくれます。
季節ごとにリサーチ。バケットハットを取り入れたおしゃれコーデのスナップ集
ラフな着こなしは格上げし、きれいめな装いには抜け感を加味。そんなバランサー的な役割を果たしてくれるバケットハットは、活用すればするほどに良さがわかります。また、夏に愛用する人が多い傾向にありますが、もちろんオールシーズンで着用することが可能です。ここからは気温ごとにバケットハットを取り入れたファッショナブルな着こなしをお届け! 参考になるコーデを見つけてみましょう。
その1
▼[気温30度以上の真夏コーデ編]バケットハット×ショーツの相性抜群の組み合わせ
強い日差しをシャットアウトしてくれるバケットハットは、真夏にこそ真価を発揮するアイテム。そんなバケットハットを涼しげに、そしておしゃれに取り入れたコーデをご覧ください。
シンプルな白シャツにチェック柄のショートパンツを合わせ、大人っぽさを残した真夏スタイル。バケットハットはスリッポンと色味を合わせて統一感を出しつつ、昨今のトレンドに則ったリラックステイストも演出しています。
チェッカーフラッグデザインのショーツを、シンプルなデニムシャツやクリーンなローファーでラフになり過ぎないよう調整。コーデの締めとして投下したバケットハットをはじめ、全体的にネイビーカラーで揃えることで清涼感を出しており、その統一感が上級者の空気を生み出しています。
鮮やかなブルーのTシャツにタイガーカモ柄のショートパンツで、夏感全開の着こなしに。サンダルはその抜け感から注目度の高いEVタイプでトレンド感も加味しています。お手頃価格かつ抜群の履き心地と軽量さが魅力でしょう。そして、気になるバケットハットの素材には洗いがかかったデニムをチョイス。こなれ感にも寄与しています。
その2
▼[気温25~29度の夏コーデ編]半袖×フルレングスパンツのシンプルコーデの味付けに
暑さが本格化するこれくらいの気温は、コーデがシンプルになりがち。よって着こなしの好アクセントとしてバケットハットが活躍することはいうまでもありません。サラッと大人っぽく取り入れた、グッドサンプルをお届けします。
トレンドのビッグTにゆるっとしたサイズ感のパンツが今年らしいスタイリング。『キーン』のサンダルとラフな風合いのバケットハットでアウトドアライクにまとめているのは巧みです。あえて強くメリハリが出る色を使っていないのも、季節感を後押しする要因に。
無地T&ジーンズのアメカジ直球コーデは、Tシャツの爽やかなイメージを損なわないよう白のバケットハットをチョイス。ヴィンテージのネックレスで色味を追加したり、ダメージが効いたジーンズをセレクトしたりすることでアクセントを付けつつ、飾り過ぎない程良いバランス感は見習いたいところ。
夏コーデのトリにご紹介するのは、挑戦しやすいおすすめのスタイル。ボーダーTシャツと濃紺ジーンズで爽やかなマリンルックを体現しつつ、バケットハット&ローファーであくまで大人っぽくまとめています。足首を見せつつ、ローファーにはあえて茶系を選ぶことで程良いカジュアルさを残している点にも注目です。
その3
▼[気温20~24度の初夏コーデ編]爽やかな気候にバケットハットがハマる
長い冬も終わり、ようやく温かさを感じられるようになったであろうこれくらいの気温のときも、夏コーデと同様にコーデのシンプルさが攻略の対象に。バケットハットが、程良いアクセントとして活躍します。大人っぽく単色のシンプルなモノからヒネりの利いたタイプまで、幅広いデザインのハットを取り入れやすいのもこの時期ならでは。
バケットハットにグレースウェット、ブラックのスラックス。足元のローテクスニーカーが、バリッとメリハリを利かせています。こんなカジュアルさとドレスさのバランスが取れた大人の休日着といったスタイリングは、ぜひ真似したいところ。バケットハットは浅く被り、飾らずサラッと取り入れるのがポイントです。
挿し色として鮮やかなライムグリーンを効かせたシャツスタイル。シャツ・パンツともにモノトーンで合わせることで、よりインナーが際立つようにコーディネートされています。ライムグリーンを受け止めるように、バケットハットとサンダルを色の系統が近いベージュで合わせる小物使いが実に巧妙です。
その4
▼[気温15~19度の春or秋コーデ編]落ち着きあるバケットハットが大人な雰囲気を助長
薄手のアウターやニット、スウェットなどが活躍するのがこれくらいの気温。バケットハットも温かい時候と比較するとやや落ち着きあるカラーのものや、しっかりした素材のものを取り入れる人が増えてきます。
レタードカーディガンとボタンダウンシャツで、大人のストリートコーデにプレップなアクセントを加えた着こなし。バケットハットも同テイストとの相性が良いため、すんなりハマります。クリーンさも感じさせる着こなしですが、足元は『ヴァンズ』でしっかり抜いているところは流石です。
カーキやベージュといったアーシーなトーンで合わせつつも、どこか軽快さを感じさせるのはサラッと羽織った白のシャツアウターのおかげ。全体のミリタリーテイストの締めともいわんばかりに投下したカモフラ柄のバケットハットも、上質なアクセントとして馴染んでいます。
その5
▼[気温14度以下の冬コーデ編]重たくなりがちな冬スタイルをバケットハットでライトに見せる
アウターが必要となるこの気温は、着こなしにも暗い色が増えて重たく見えがち。そんなときにコーデのアクセント付けとして最適なのが、堅苦しさのないバケットハットです。軽量な見た目なので取り入れても重さが増すことはありません。
トレンドアイテムから定番アイテムへと昇格されたMA-1が主役の着こなし。中綿もたっぷりで、ヘビーな重厚感ある出で立ちです。そこでバケットハットには、スポーティさを感じさせるネイビーを選択。スウェットパンツも同色を合わせて軽快さをアピールすると同時に、統一感あるセットが上級者の表情に仕上げます。
アウトドアテイストを強めに落とし込んだアメカジコーデとバケットハットのコンビも、実に好相性。マウンテンパーカーやスニーカー、バケットハットの色味をリンクさせることでこなれ感を演出しています。
トレンド継続中のオーバーサイズシルエットを、全身でふんだんに盛り込んだコーディネート。インナーやパンツを白で統一する一方、アウターや小物類はダークトーンで合わせることでコーデ全体にメリハリを生み出しています。
この記事の掲載アイテム一覧(全15商品)
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『ニューハッタン』 1500
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『ユナイテッドアスレ』 ナイロン バケットハット
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『ユーポン』 フレックスフィット バケットハット
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『'47』 バケットハット
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『ユニバーサルオーバーオール』 8Wコーデュロイバケットハット
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『キジマタカユキ』 ペーパー バケットハット
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『ザ・ノース・フェイス』 ナイロンデニムバケットハット
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『カンゴール』 ウォッシュド バケット ハット
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『アディダス』 アドベンチャー GORE-TEX バケットハット
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『ブルックスブラザーズ』 コットン ダンガリー バケットハット
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『グラミチ』 シェルバケットハット
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『ナイジェル ケーボン』 バケットハット
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『ポロ ラルフローレン』 ポロベア ツイルバケットハット
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『チャムス』 バケットハット
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『プラダ』 リナイロン バケットハット
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