
ジャケパンを着こなすための6つのルールとお手本コーデ27選
ビジネスシーンはもちろん、休日でも取り入れたいジャケパンスタイル。大人の男性に欠かせない着こなしについて、取り入れる際のルールとコーデサンプルをお届けします。
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ジャケパンをおしゃれに着こなす大人こそ、かっこいい
ジャケパンとは書いて字のごとく、テーラードジャケットとパンツを組み合わせたジャケット・パンツスタイルの略。上下セットのスーツスタイルと比べるとややカジュアルですが、ここ最近ではビジネスシーンにも広く浸透しています。もちろん、選び方にもよりますがカジュアルシーンでの活用もOK。アイテムのセレクトや着こなし方を知って、ジャケパンを攻略しましょう!
ジャケパンスタイルで気をつけたい、6つの着こなしルール
テーラードジャケットにパンツを組み合わせれば何でもアリかというと、そうではありません。ビジネスでも着られておしゃれに見えるジャケパンスタイルを作るには、次の6つのルールを守ることがマストです。
ルール1
ビジネスシーンにもハマる、落ち着きのある色・柄を選んで
テーラードジャケットやパンツはもちろん、シャツやネクタイなどの小物まで、派手な色味や柄デザインはビジネスシーンにふさわしくないためNG。おすすめの色はネイビーやグレー、ベージュ系。それぞれトーンを問わず人気が高く、着回しやすい色みなので大人のジャケパンと相性抜群のカラーです。柄は、冬はグレンチェックやブラックウォッチといった重厚感のあるチェック柄、春や夏ならシアサッカー生地で見られるストライプ柄が定番人気。いずれの色・柄にせよ、「ビジネスシーンで着用しても悪目立ちしない」「相手に不快感を与えない」「清涼感あるデザインか」といったビジネスコーデの基本を押さえれば問題ありません。
ルール2
季節によって適切な素材の一着を取り入れよう
「適切な素材って何だろう」と、難しく考えなくてもOKです。その季節に着用して快適な素材を選べば問題ありません。夏はリネンのような薄手で吸湿性に優れた素材、冬はウールやツイードのように保温効果のあるアイテムを選べば問題ありません。以下のように季節に合った生地を選べば、見た目はもちろん、着心地の面でも快適に過ごせますよ。
ウール:春、秋、冬
サマーウール:春、夏
トロピカル:春、夏
コットン:春、夏
リネン:夏
シアサッカー:夏
ツイード:秋、冬
ギャバジン:秋、冬
フランネル:秋、冬
メルトン:冬
カシミヤ:冬
ルール3
ジャストサイズが基本! 着こなしイメージを左右するサイジング
ジャケパンに限りませんが、洋服を選ぶ際に最重視したいのがサイズ感です。ジャケパンスタイルにおいては、ジャストサイズをベースにして、好みでサイズを選ぶのがポイント。そのため基本のジャストサイズをまずは知りましょう。
テーラードジャケットにおいてジャストサイズを見るポイントは、肩の付け根の位置とジャケットの縫い目の位置が合致しているかどうか。また、袖丈は手首がちょうど収まる程度の長さかどうかも重要です。パンツならウエストのサイズももちろん重要ですが、パンツ丈にも気を配りましょう。長過ぎるとだらしないイメージを与えてしまうので、長くても靴を履かずまっすぐ立ったときにパンツの裾が床に触れるか触れないかくらいの長さに調整してください。
ルール4
ジャケットとパンツの色に変化をつける
スーツと異なりテーラードジャケットとパンツが異なるジャケパンスタイルは、上下で色に変化をつけて着こなすのがおすすめ。王道の組み合わせは、ネイビー×グレーのコンビ。清潔感と洗練されたイメージを同時にゲットできるこの組み合わせは、ビジネスシーンでも問題なくハマる色合わせなので押さえておきましょう。
また、上の色合わせを逆にしたグレー×ネイビーのコンビもアリ。下半身に濃い色を置くことで、安定感ある装いにまとまります。重たく見え過ぎる場合は、パンツ丈を短めに調整するなどしてバランスを整えましょう。
ルール5
ベルトとシューズの色みは揃えるのが基本
ジャケパンスタイルで必ず取り入れる革靴とベルトですが、これら革製品の色みを揃えるのはスーツスタイルと同じく基本中の基本です。色合わせに自信がないという人は、ブラックを選ぶのがベター。ブラウンはトーンや色みが豊富ですが、ブラックはマットかツヤがあるかどうかといった点をチェックすれば統一感あるジャケパンが完成しますよ。
ルール6
結婚式での着用はNG。しかし、カジュアルな二次会であればジャケパンでも問題なし
他のルールとは少し毛色が異なりますが、ジャケパンコーデに挑戦するきっかけとなる人も多いためこちらで解説します。まず結婚式での着用は、マナー違反となるので基本的にはNGです。
では二次会では問題ないのか。厳密なルールがないため正解・不正解を断言はできませんが、ホテルではなく、カジュアルなレストランや居酒屋などで行われる二次会であれば問題ないことがほとんどです。とはいえ、ダメージジーンズやスニーカーといったカジュアルすぎるアイテムでラフに着崩すのは避けたほうがベター。
ジャケパンを作るのに欠かせないアイテムを押さえておこう
ビジネスシーンに限らず、休日もチャレンジしたいジャケパンスタイルを作る上で欠かせないアイテムが次の9つ。各アイテムごとに押さえるべきポイントがあるので、注意して選びましょう。
アイテム1
テーラードジャケットは「ウール生地で2つボタンor3つボタンの無地」がおすすめ
ジャケパンの印象を大きく左右するテーラードジャケットは、無地からチェック柄やストライプ、素材はウール生地、ツイード生地まで幅広く、色まで見ればブラックからグレー、ネイビーと非常に豊富。また形を見るとシングルとダブルでまず異なり、さらにフロントのボタンは1つボタンから3つボタンや4つボタンまであり、襟の形もノッチドラペルやピークトラペル、ショールカラー、ノーカラーなどの展開があります。さらに上半身の動きやすさを左右する後ろのスリットは、スリットのないノーベントから真ん中にスリットの入るセンターベント、両端にスリットがあるサイドベンツまであり、これらの組み合わせから選ぶのはとても難しいところです。
そこで初心者におすすめしたいのが、次のタイプ。まずデザインに関しては無地のほうが汎用性は高く、初心者にはおすすめ。色は先ほど挙げたブラック、グレー、ネイビーはどれも着回し力が高く、他の色は難易度高め。形はシングルが着回しやすく、1つボタンだとカジュアルな印象が強いので避けたほうがベター。2つボタンや3つボタンが定番で、着用する際はどちらも一番下のボタンは外すのが基本です。ただし、3つボタンの段返りタイプは真ん中のボタンだけを留めるようにしましょう。
アイテム2
シャツは「ホワイトかライトブルー」の2色からチョイスして、好感度を狙う
ジャケパンスタイルではあまり目立たないシャツですが、着こなしイメージを大きく左右することをご存じですか? シャツはテーラードジャケットよりも顔の近くに位置するだけあって、サイズ感や色み、デザイン次第で印象がガラッと変わります。
サイズ感はジャストサイズが基本。色はホワイトかライトブルーが日本人の肌によく映えます。デザインはネクタイで柄を取り入れる人が多いでしょうから無地が正解。生地はオックスフォードで少し砕けて見せるのもアリですよ。また、スポーツファッションから生まれたボタンダウンシャツですが、最近はフォーマルシーンで着用されていることもあります。
アイテム3
「無地」のニットウェアなら、簡単に品良くドレスダウンが叶う
シャツを取り入れるにはカチッとしすぎる……。とはいえラフになりすぎないようまとめたいし、保温性もしっかりキープしたい、という場合はニットが活躍します。
ニットを選ぶ際は、取り入れやすい無地。特に白やグレー、ベージュ、ネイビーといったカラーがおすすめです。また、デザインとしてはカーディガンならVネックタイプ、プルオーバータイプであればクルーネックかタートルネックが品良くハマりやすく、比較的薄手だとジャケットのシルエットを邪魔しません。
なお、一見編み目の分からないほど密に編み込まれたハイゲージであればきれいめ寄り、逆のローゲージニットであればカジュアル寄りに仕上がるのでここも好みで選択しましょう。
アイテム4
「無地TシャツかボーダーTシャツ」で、春夏は軽快さをアピール
ジャケパンならではの上品さをキープしつつも、ドレスダウンしたい。秋冬がニットなら、春夏はTシャツが最適です。とはいえ、カジュアルなイメージが強いアイテムなので、選ぶ際はポイントを押さえる必要があります。
まず選ぶべきデザインは、無地かボーダーがベター。さらにカラーは白やグレー、ネイビーといったラフになりすぎないカラーが良いでしょう。首周りはクルーネック、もしくはVネックやボートネックがおすすめ。なお、ボーダーTシャツはピッチ幅が狭めのほうがジャケパンにはハマりやすいのでおすすめ。広めタイプが不正解というわけではありませんが、カジュアルな印象が強いので、他アイテムでドレス感を補いましょう。
アイテム5
スラックスからチノパン、デニムまで。「TPOに応じたパンツ」を選びましょう
ジャケット以上に選択肢があるパンツは、ジャケパンスタイルの着用シーンに応じて選択するのが正解。例えば休日や比較的カジュアルな職場やシーンであれば、程良く色落ちしたデニムパンツなどを合わせてカジュアルダウンしたジャケパンもあり。ホワイトパンツを合わせて爽やかに着こなすジャケパンスタイルも人気です。
もう少しビジネスシーン寄りに取り入れるなら、ベージュのチノパンやグレーのパンツを合わせるのが王道。さらにカチッと感を高めるなら、センタープレスのあるスラックスなどのパンツをセレクトしましょう。ある程度パンツのレパートリーがあるとジャケパンの幅が広がるので、揃えておくと着こなしが楽しめますよ。
アイテム6
ビジネスバッグは「品とおしゃれさを備えたタイプ」が正解。配色や素材にこだわって
ジャケパンスタイルと合わせるバッグとして、おすすめしたいのはビジネスバッグ。選ぶポイントは、スーツ時でも対応できる品のあるデザインでありながらも、バッグ本体の配色や素材で少し個性のあるタイプがおすすめです。
たとえば配色であれば、写真のようなネイビー×ブラウンのように落ち着きのある2色のバイカラータイプや、レザー×ナイロンといった素材でメリハリのあるタイプであれば、ジャケパンコーデはもちろん、スーツ時でも問題なく愛用することができます。品をキープしつつおしゃれさも備えたデザインを念頭にセレクトしましょう。
アイテム7
ネクタイの素材と柄は、「ジャケットや季節に合わせて複数本用意」するとスマート
着こなしの好アクセントとして活躍するネクタイは、ジャケパンスタイルにおいてもっともおしゃれを楽しめる部位のひとつ。剣幅や色、柄によって表情がガラッと変わる、選び甲斐のあるアイテムです。
選び方としてはシルクが通年使える定番で、夏なら涼しげなニットタイ、冬は起毛感のあるウール素材などと使い分けるとおしゃれです。また、色は複数の場合ならジャケットやパンツの色とネクタイの一部をリンクさせると上級者の着こなしにまとまりやすいです。柄はレジメンタルといわれる斜めに線が走るタイプが人気ですが、あまりに奇抜な配色を避ければ大きく失敗することはありません。
アイテム8
ベルトは「上質なレザー素材かつ、シンプルな装飾のプレーンバックル」が基本
上半身と下半身の境目に位置するベルトは、思いのほか目に留まるアイテムです。基本的には主張が激しくなく、品を与える上質な革素材を使用した、プレーンなバックルが付属するベルトがおすすめです。
夏ならメッシュデザインで涼しげに見せるのもアリ。色はブラックやブラウンといったベーシックな色が良いでしょう。また、ビジネスシーンでなく、カジュアルに着られる場面であれば、彩り豊かなリボンベルトを選ぶのもしゃれててアリ。メッシュベルトよりも軽快に見えて、不思議と上品かつおしゃれにまとまるのが面白いベルトです。
アイテム9
革靴は自分自身を映す鏡と思い、「美しく、品のある1足」で着こなしの格上げを狙って
「おしゃれは足元から」という通り、魅せる靴選びがジャケパンスタイルを制すると言っても過言ではありません。そこでまず選びたいのが革靴。上質な革靴で、デキる大人を構築しましょう。
デザインは、プレーントゥやストレートチップを選べば、フォーマル度も高いので間違いありません。ローファーなどのスリッポンタイプやスニーカー、スエード靴は、砕けたシーンで取り入れるとこの上なくおしゃれにまとまります。いずれにせよ、汚れのない美しい革靴を合わせて、大人としての品格を保ちましょう。
ちなみに休日であればスニーカーもあり。ローテクな1足や旬のランニングシューズがおすすめです。詳細は本記事の下部でご紹介します。
おしゃれショップスタッフが着こなす!
テーラードジャケットの人気コーデランキング
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春夏秋冬こう合わせる! おしゃれ上級者に見せるジャケパンの着こなし方
前述の基本ルールを押さえた、着こなしの参考にしたいジャケパン達人の春夏秋冬別コーデを厳選してお届け。さらに、より上級者に見せたい人には、飾り過ぎず地味過ぎない、けれどこなれた雰囲気のあるジャケパンスタイルをご紹介します。カジュアルめなコーデからビジネスシーンにハマる着こなしまで、参考になるスタイリングがきっと見つかるはず!
▼ステップ1:春・夏に参考にしたい! ジャケパンの着こなしを厳選
「清涼感」や「軽量感」といったワードがカギを握る春夏のジャケパンスタイルは、取り入れる色もブルー系・ホワイト系といったカラーをメインに着こなしを組むのがポイント。とはいえ、すべてをこれらの色でまとめるとぼんやりとした印象になってしまいがちなので、シューズなどで濃い色みを加えて程良く引き締めることを忘れずに。また、合わせるアイテムの生地も起毛したタイプでなくコットンやリネン、はたまたシアサッカー生地のように見た目に涼しげなタイプを選びましょう。
コーデ1
薄手ジャケット×イージースラックスが今どきの王道
ネイビーのジャケットにグレーのスラックスを合わせた正統派のジャケパンスタイル。上下とも薄手のアイテムを選んでいるので、見た目よりも軽快な着心地です。シャツのチェック柄、パンツのアンクル丈、ネクタイのニット生地がさりげないこなれ感を演出しているのもポイント。ジャストなサイズ感で、ビジネスシーンにマッチするきちんと感はしっかりキープしています。
コーデ2
チノパンで適度にカジュアル感を出した定番的な装い
スラックスよりも少しカジュアルな印象のチノパンですが、ジャケパンスタイルの定番アイテムでもあります。このコーディネートは、チノパンの明るいベージュで軽やかな印象を確保しつつ、ジャケットと革靴をダークトーンにして引き締めているのがポイント。小紋柄のネクタイを合わせることでクラシックな品格をプラスし、落ち着いたムードを上乗せしています。
コーデ3
明るいカラーのジャケットで爽快感を主張した着こなし
主役のジャケットを淡いベージュにして、軽量感や新鮮味を打ち出したコーディネート。パンツをネイビーにすることで、清潔感をキープしつつ落ち着いた印象をプラスしています。シャツのホワイトやネクタイのネイビーを含め、選んでいるカラーは定番的で色数も少なめ。ただし、アイテムと色の組み合わせに適度な意外性があり、さりげなく個性を主張しています。
コーデ4
色落ちジーンズで着崩した爽やかなカジュアルスタイル
明るいブルーのストライプ柄ジャケットに色落ちしたジーンズを合わせたコーディネートは、軽やかなイメージ。カジュアルに着崩したジャケパンスタイルですが、ニットタイを締めることで大人なムードを高めています。ネクタイと色を合わせたブラックのスエード製タッセルローファーもポイント。足元を引き締めながらこなれた雰囲気をプラスしています。
コーデ5
インナーをカットソーにすることでカジュアルダウン
インナーをシャツではなくカットソーにすることで、カジュアル感のあるジャケパンスタイルを築いた好例です。最近は無地で白のシンプルなカットソーをジャケットに合わせるのが主流になっていますが、差をつけるならマリン調のボーダー柄がおすすめ。こなれ感や爽やかさが演出できるだけでなく、ネイビーのジャケットにベージュのチノパンを合わせたアメトラ調のコーディネートにもマッチします。
▼ステップ2:秋・冬コーデの参考に。おしゃれなジャケパンスタイル
春夏とは打って変わり、清涼感はキープしながらもどこか落ち着きのある雰囲気にまとめたい秋冬のジャケパンスタイル。合わせる色味もダークカラーをメインに組むと上手にまとまります。そしてこの時期のジャケパンスタイルに合わせたいのがウール素材のアイテム。難しく考えず、ニットウェアやネクタイにこの素材を取り入れると簡単にまとまるのでおすすめです。季節感を強く打ち出したいのであれば、ツイード生地のジャケットを選ぶのもひとつの手。
コーデ6
ネクタイの色味で秋冬らしいムードを演出したお手本
グレーのジャケットにベージュのチノパンを合わせた色合わせは、スタンダードなパターンのひとつです。ストライプのシャツも定番ですが、そこにボルドーのネクタイを合わせているのがポイント。暖色ならではの温かみで秋冬らしさが感じられるVゾーンに仕上げています。小物類をブラックで統一して引き締めたテクニックも見逃せないポイント。
コーデ7
ジャケットの素材感で季節感を主張!
秋冬らしい温かみを強調するなら、ジャケットの生地感で演出するのがセオリー。このコーディネートでは、ざっくりと織り上げられたツイード地のチェック柄ジャケットでウォーム感をアピールしています。ニットやストレッチパンツを合わせ、程良くリラクシングに仕上げているのもキーポイント。また、足元にはあえてカジュアルなブーツを持ってきて、着こなしにメリハリを生み出しました。
コーデ8
正統派な空気感を出しつつ温かみも確保
ネイビーのジレ&ジャケットに、グレーのトラウザーという正統派な装い。ただし、いずれのアイテムにもウールが使われているため、ほんのりと秋冬らしい温かみも宿しています。加えて、メランジカラーのニットタイも季節感をアシスト。足元のスエード製コンビローファーは素足で合わせ、ひとさじの抜け感も落とし込んでいます。
コーデ9
品が良くて温かいタートルネックニットも好相性
カジュアルなジャケパンスタイルのインナーは、ニット類も定番。特に秋冬シーズンは、首周りの保温性がプラスできるタートルネックニットが人気です。ジャケパン+タートルネックはウォームビズの王道コーデでもあり、幅広いシーンで使えて重宝。この場合のタートルネックニットはモノトーンや暖色系カラーが定番ですが、このお手本ではロイヤルブルーをセレクト。ジャケットとスラックスを王道カラーにすることで、インナーの鮮やかさを強調しています。
コーデ10
ニットとジーンズで着崩した洒脱な大人カジュアル
こちらはクルーネックのニットをインナーに使ったジャケパンスタイル。色落ちジーンズを合わせることで、さらにカジュアルダウンしているのがポイントです。その一方、ネイビーのジャケットはダブルブレストのブレザー仕様。トラッドな品格を加え、大人なコーディネートに仕上げています。全体をジャストサイズでまとめたシルエットも落ち着いたイメージ作りに貢献。
ジャケットの色別に攻略。おしゃれに着こなすテクニック
ジャケットのカラーが変われば、当然ながらコーデの印象も大きく変化。だからこそ、色を中心に着こなしを構築するのもひとつの合理的なやり方です。ここからは、ジャケットの色別にスタイリングをご紹介。
▼カラー1:1番人気の「ネイビー」はさりげない“ヒネリ”がカギ
数あるジャケットのカラーの中でも群を抜いて高い人気を誇るのが、知的で爽やかな印象を振りまくネイビー。ただし、定番人気の色だからこそ周囲と着こなしが被りやすというデメリットがあるのも事実です。着こなしのどこかに少しハズし的な要素を落とし込んで、個性を出すと良いでしょう。
コーデ11
イージーパンツで力みないジャケパンスタイルに
ネイビージャケットにレジメンタイを合わせた王道的ビジネススタイルと思いきや、実はスラックスが楽ちんなイージーウエスト仕様です。ウエストに通されたドローコードが良いアクセントに! ローファーの素足履きも相まって、ジャケットスタイルならではのきちんとさの中にほのかな脱力感も宿しています。
コーデ12
休日なら“紺ブレ”で攻めるのもアリ
オフの日にネイビージャケットを着こなすなら、旬なブレザータイプを選ぶのも◎。フロントに鎮座するツヤやかなメタルボタンが、スタイルに違いを生み出してくれます。ボトムスは同系色のデニムですが、しっかりとフェードしているので濃淡のコントラストは十分。チラ見せしたソックスで、ブルーを拾っているのも小粋ですね。
▼カラー2:上品で都会的なイメージを叶える「グレー」
グレーが持つ色のイメージは上品さや都会感。スタイリッシュなジャケパンスタイルを狙う人におすすめのカラーです。なお、選ぶならブラックに近い暗めのグレーではなく、白寄りの明るめなライトグレーが特にイチ押し! 若々しい印象をメイクできます。
コーデ13
明るめのトーンでまとめてエネルギッシュなイメージを形成
グレンチェック柄のジャケットを筆頭として、スラックスやタイまで明るめのトーンで同調させているのが技アリ! エネルギッシュなビジネススタイルに帰結しています。そして、足元には旬度の高いダブルモンクシューズをチョイス。このアイテムのみ黒を選択し、着こなしの引き締めを図っています。
コーデ14
明るめグレーならカジュアル使いも違和感ナシ
ビジネス着のイメージが強いグレージャケットですが、若々しいライトグレーなら週末使いにだってすんなりと対応。品の良い休日コーデへと導いてくれます。スマートさをしっかりとキープしたいなら、インナーはニットやシャツといった大人顔なものを選ぶのが常道。落ち着いた色であれば、バッグはリュックなどカジュアルなアイテムを選んでもOKです。
▼カラー3:着こなしをピリッと締めてくれる「ブラック」
今回紹介する中でもっともフォーマル度の高いのがブラックジャケット。カチッとしたビジネスコーデに取り入れるのももちろんですが、その特性を生かしカジュアルスタイルの引き締め役に使うのもおすすめです。羽織るだけで大人っぽさがグッと増し、凛々しい着こなしに仕上がります。
コーデ15
モノトーンコーデにカラーニットで華やぎを
ニットはグレーやベージュといった定番色がセオリーであることは先に述べた通り。とはいえ、黒ジャケット×グレーパンツのストイックなジャケパンスタイルならば、こんな風にカラーニットで遊びを加えてみるのも一興です。モノトーン基調だからこそ、ニットの発色がより鮮明なものとなります。
コーデ16
力みないTシャツコーデに黒ジャケで上品さをプラス
カットソー×イージーパンツのお気楽コーデがベースでも、キリっとした黒ジャケットをオンすればそれだけでシックな大人スタイルに早変わり。これなら、オン・オフどちらにも対応できそうですね。爽快な白Tを選んだり、足元をチラっと肌見せしたりと、軽快な要素を取り入れれば重たく見える心配はありません。
▼カラー4:クリーンさを狙うなら「ベージュ」が筆頭候補
トーン的に白と近いベージュのジャケットは、簡単にクリーンさを描き出せるのがストロングポイント! 清潔感が求められる春夏シーズンと親和性の高いカラーといえそうです。下にも明るい色を持ってくるとやや着こなしがぼやけてしまうので、ボトムスはダークトーンを選ぶのがお約束。
コーデ17
青ストライプシャツと合わせれば爽快感マシマシに!
それ単体でもクリーンさを振りまくベージュジャケットですが、ブルーのストライプシャツを組み合わせれば清々しさが一段と高まります。さらに、タイはちょっと意外性のあるカーキをピックアップ。存在感のあるVゾーンを構築し、周囲と被らない小粋なビジネススタイルを完成させました。
コーデ18
ベージュの柄ジャケでキャラの立ったスタイルをメイク
ベージュジャケットは地の色が明るいので、柄の主張が一層きわ立ちます。チーフやタイでも巧妙に柄を取り入れれば、映え度満点なビジネススタイルに! 爽快なサックスブルーのシャツでベージュのクリーンさに呼応しつつ、ダークトーンのスラックスで適度に落ち着かせる計算力の高さも流石です。
より上級の着こなしを目指す人におすすめ。取り入れたい小物別の好コーデサンプル
最後にお届けするのは、清涼感や大人としてのルールはキープしつつ、ジャケパンスタイルをよりおしゃれに見せるための小物とその着こなし方をお届け。どのアイテムでの着こなし上級テクも取り入れやすいので、躊躇せずに挑戦してみてください!
▼アイテム1:「ポケットチーフ」を添えて、コーデを華やかに着飾ろう
顔に近い位置にあることからジャケパンスタイルの印象を左右するアイテムにも関わらず、意外と忘れられがちなポケットチーフ。意外と取り入れる人が少ないですが、これを加えるだけでファッショナブルにまとまるので挿さない手はありません。ジャケパンで取り入れたいポケットチーフのテクニックを3つに分けて解説します。
コーデ19
チーフとVゾーンの色味をリンクして上品に
オーソドックスかつおしゃれにまとまる方法としてまずご紹介したいのが、ポケットチーフとVゾーンの色を揃えて連携させるテクニック。Vゾーンすべてではなく、ネクタイやシャツのどちらかと色を揃えればOKです。この方法なら、ポケットチーフが悪目立ちする心配は無用。色を合わせることで統一感が生まれ、品の良い着こなしに仕上がります。初心者から上級者までおすすめ!
コーデ20
無地の白ポケットチーフで清潔感をアップ
ポケットチーフの大定番カラーは白。清潔感や清涼感が演出でき、大人の着こなしに欠かせないイメージを持つ色です。顔に近い場所でアクセントとして取り入れれば、おしゃれ度だけでなく明快なイメージもアップさせることが可能。シャツやパンツにも白を取り入れれば、カラーの連携によって統一感が生まれ、品のあるコーディネートにまとまります。
コーデ21
ジャケットに馴染むチーフで控えめに主張
ポケットチーフをあまり使ったことがない人は、ジャケットと同系色のチーフを選んで馴染ませるのもおすすめ。目立ちすぎることがなく、初心者でも違和感なく使いこなすことができます。お手本のコーディネートでは、ネイビーのジャケットに馴染むパープル系のポケットチーフをセット。インナーのニットもパープル系で揃え、上半身全体を同系色でまとめてスタイリッシュに仕上げています。
▼アイテム2:おしゃれに欠かせない「帽子」は、ジャケパンスタイルにも有効
数あるファッション小物の中でも取り入れやすく、着こなしのアクセントとして活躍してくれる帽子はジャケパンスタイルとも相性抜群。カチッとしたイメージのジャケパンスタイルに上品なハットを合わせるのは王道で、コーディネートもそう難しくありません。そこで、ここでは少しカジュアルなジャケパンスタイルにおすすめの帽子を3種類ピックアップ。実例とともに解説します!
コーデ22
コンパクトな「ニットキャップ」は汎用性が抜群
コンパクトにまとまるニットキャップはオールマイティに使える被りもの。デニムを合わせたカジュアルなジャケパンスタイルにも難なくマッチします。ラフな印象を避けるためには、目立ちすぎない色や、他のアイテムにリンクする色を選ぶのが正解。このコーディネートでは、ニット帽を中心として全体をモノトーンカラーで呼応させています。薄グレーのニットカーディガンを差し込むことで、軽やかな印象を演出したバランスも秀逸!
コーデ23
「ベースボールキャップ」でアイビーテイストを強調
カジュアルな帽子として人気のベースボールキャップもジャケパンスタイルに合わせるとおしゃれです。全身をクールにまとめつつ、スポーツMIXするイメージでベースボールキャップを取り入れるのがひとつの手。今なら、注目度が高まりつつあるアイビースタイルなどを意識し、アメトラテイストのコーディネートで取り入れるのもおすすめです。ジャケットと同じ色のキャップを選ぶと、品良く大人っぽくまとまりますよ。
コーデ24
「ベレー帽」でこなれ感を演出するのもおすすめ
シンプルなベレー帽も、ジャケパンスタイルに合わせやすいアイテムです。被り方はいろいろありますが、斜めに被って無造作感を演出するのがおすすめ。こなれたムードを加味するイメージでジャケパンスタイルに合わせてみてください。特に今なら、旬なミリタリーテイストも意識するのがイチ押し。アーミーベレーを選びつつ、カーゴパンツなどでもミリタリー調を取り入れ、全体としては都会的にまとめるとおしゃれです。
▼アイテム3:休日のジャケパンは「スニーカー」でドレスダウンを狙い、こなれ感をアピール
休日のジャケパンスタイルにおすすめなのが、定石であるドレスシューズでなく、旬度の高いスニーカーを取り入れたリラックス感のある着こなし。とはいえ、スニーカーなら何でもありかというと答えは×。大人の男性におすすめしたいスニーカーとともにコーディネート例をお届けします。
コーデ25
グレーの『ニューバランス』は、ジャケパンスタイルと好相性
TASCLAPでも絶大な人気を誇る『ニューバランス』。名作や人気モデルは多数ありますが、とにかく定番のグレーを選ぶのがポイントです。グレーの『ニューバランス』は落ち着いたムードとこなれ感を併せ持ち、ジャケパンスタイルと相思相愛。エレガントなジャケパンスタイルをナチュラルに着崩すことができ、カジュアルなコーディネートにすんなり馴染みます。
コーデ26
白の『アディダス』スタンスミスは、クリーンな着崩しに最適
スニーカー人気をけん引し続けている『アディダス オリジナルス』のスタンスミスは、シンプルで履きこなしやすいデザインが特徴。起源がテニスシューズだからこその品があるイメージで、ジャケパンスタイルとも好相性です。定番カラーのホワイトを選べば、クリーンな魅力が一層増幅。コーディネートに清潔感、軽快感、抜け感を加味することができます。
コーデ27
『コンバース』オールスターで、ストリート調のリラックス感を加味
スニーカーの王道と言える名作、『コンバース』のオールスター。オールマイティに履き回すことができ、ジャケパンスタイルにもハマります。合わせるコーディネートを選びませんが、持ち前のストリートテイストを生かすのがおすすめ。今っぽさを打ち出すなら、少しルーズなジャケットやパンツを選び、リラックス感のあるジャケパンスタイルを築いてみるのもおすすめです。
ジャケパンスタイルに挑戦するためのアイテムの選び方や着こなし紹介、いかがでしたか? ビジネスシーンはもちろん、休日も崩し過ぎず大人の品をキープしてくれるジャケパンスタイルは、30代以上の男性に欠かせない着こなしです。また、誰でも簡単におしゃれな着こなしが実現できるスタイルなので、食わず嫌いせずぜひトライしてみてください!
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