
メンズ向け財布ブランド厳選40。定番・ラグジュアリー・日本ブランドのおすすめ一覧
日々持ち歩き、長く使い続けるからこそ妥協したくない財布。大人にふさわしい名品を、職人気質なブランドから海外の人気ブランドまで、4つの視点でセレクトしました。
自分にぴったりの財布を選ぶために。まずチェックしたい3つのポイント
毎日持ち歩く財布は、一度購入したらある程度は長く使い続けたいですよね。となると、ブランド選びの前に形状や素材などチェックすべきポイントがあります。使い勝手にもかかわってくることなので、自分に合った財布を見極めるヒントにもなるはず。
ポイント1
財布の形状は収納量に応じてセレクト
財布選びで何より重要なのが形状。もちろん好みを反映させて良いですが、どのくらいのアイテムを持ち歩きたいかによって選ぶのがベストです。例えば、カード類が多くて領収書なども収納したいなら長財布、収納力に加えて使いやすさも重視するなら二つ折り財布、必要なものをスマートに持ち歩きたいなら三つ折り財布。自分に合った収納力を備えた財布だと、ストレスを感じることなく長く愛用できますよ。
■長財布:財布はバッグに入れて持ち歩く人におすすめなのが、圧倒的な収納力を誇る長財布。他の形状とは一線を画す、大人の貫禄や品格を演出できるのもメリットです。
■二つ折り財布:シンプルな作りで使い勝手も抜群な二つ折り財布は、メンズ財布の定番。パンツのポケットにすっぽり収まるサイズ感で、かつバッグに入れても邪魔になりません。
■三つ折り財布:コンパクトな三つ折り財布は、必要最低限のものを持ち歩きたい人に最適。ちなみにキャッシュレス派は、さらにコンパクトなフラグメントケースやミニ財布を。
ポイント2
大人の財布はレザー製が絶対。その種類も吟味しよう
財布は仕事も休日も同じという人がほとんどだと思います。となると、大人が選ぶべき財布はレザー製であることが絶対条件。レザーはきちんと手入れをすれば長く愛用できますし、何より経年変化を楽しめることができます。レザーもさまざまな種類がありますが、間違いないのがカーフレザー・ブライドルレザー・コードバン。下記で特徴を解説するので、併せてチェックしてみてください。
■カーフレザー:主に生後6か月以内の仔牛から採取したレザーのこと。加工法によって多少は異なるものの、繊細で肌触りが柔らかく、表面感が美しいところも支持されています。
■ブライドルレザー:表面に白く浮き出た「ブルーム」が特徴のブライドルレザー。牛革に何度もロウを浸透させているので、堅牢さとエイジングの両者を備えています。
■コードバン:馬の臀部のレザーのことで、深みのある光沢と希少性などから”革のダイヤモンド”とも比喩されます。強度は牛革の3倍と強靭ながらもキメ細かく繊細なのも魅力。
ポイント3
色はビジネスシーンにもマッチする定番色がベター
名刺入れ同様、財布も意外と人に見られているもの。着こなしと直接関係ないアイテムではありますが、ビジネスシーンで使うことも考えると、あまりにも派手な色はふさわしくありません。大人が選ぶべきはブラックやブラウン、ネイビーといった定番色。飽きのこない色でもあるので、長く愛用することにもつながりますよ。
4つの視点でセレクト。男性におすすめしたい財布ブランド40選
財布選びのポイントがわかったところで、おすすめの財布ブランドをチェックしていきましょう。今回は質実剛健なブランドやラグジュアリーブランドなど、4つの視点からピックアップ。同時に大人の男性にふさわしく、かつ長く愛用できるイチ押しモデルもご紹介します。
▼視点1:革小物に定評がある、定番ブランドのメンズ財布
財布は大人なら誰もが知っている人気定番ブランドから選びたいという人も多いですよね。その理由は、使用している皮革や縫製などのクオリティの高さはもちろん、歴史に裏打ちされた安心感にあります。さらに、作りが良い分きちんとメンテナンスをすれば長く愛用できるというのも支持されている要因です。
ブランド1
『ポーター』
日本においてその名前はあまりにも有名な『ポーター』。吉田カバンの自社ブランドとして1962年に誕生して以来、日本のバッグ界をけん引し続けている老舗です。素材選びから縫製にいたるすべての工程に手を抜かない“一針入魂”のモノ作りは、バッグだけでなく財布に生かされています。今回ピックしたのは、上品さと耐久性を約束するエンボス加工を施したレザー製の二つ折り財布。内部が2室に分かれた小銭入れなど、シンプルなルックスながらも使い勝手は抜群です。
■価格帯:4,000~40,000円台
■国:日本
ブランド2
『グレンロイヤル』
1979年にスコットランドで設立された『グレンロイヤル』。創業100年以上のレザーブランドが多い欧州では新参にあたりますが、その確かな品質は高く評価されています。同ブランドでは英国を代表するブライドルレザーや伝統的な技術を継承しつつ、時代に即した機能も柔軟に取り入れたコレクションを展開。こちらの二つ折りマネークリップは、薄型ながらも通常よりカードの収納数を増やしているのがうれしいポイントです。もちろん、ブライドルレザーが魅せる高級感も見逃せません。
■価格帯:15,000~80,000円台
■国:スコットランド
ブランド3
『フェリージ』
1973年にイタリアで創業した『フェリージ』は、伝統的で洗練されたデザインのバッグや革小物を発信。厳選された上質な素材を用い、すべて熟練職人が一つひとつ丁寧なハンドメイドで仕上げています。ナイロン×レザーのコンビブリーフがお馴染みですが、財布にもロングセラーを記録し続けている人気モデルが存在します。それが“コロコロ”の愛称で親しまれている蛇腹式財布です。開いたときの迫力が圧巻で、お札やカードなどを整理して収納できるポケットを5室も設置。デザインだけでなく、使い勝手にも配慮したモノ作りを行うブランドの姿勢が見て取れます。
■価格帯:28,000~300,000円台
■国:イタリア
ブランド4
『ホワイトハウスコックス 』
品質の高い馬具にはじまり、洗練されたレザーグッズを発信し続けている1875年創業の老舗。『ホワイトハウスコックス』といえば、耐久性の高いブライドルレザー製のプロダクトが有名です。創業以来、染色から仕上げまでをタンナーにオリジナルスペックでオーダーし、現在では希少となった英国製の素材にこだわり続けています。そして、同ブランド人気No.1の財布が、半円形フラップがデザインアイコンにもなっている三つ折り財布。通称”三つ折り”と呼ばれ、見た目以上に優れた収納力も愛され続けている理由でしょう。
■価格帯:17,000~80,000円台
■国:イギリス
ブランド5
『コーチ』
老若男女問わず支持される“手の届く高級ブランド”である『コーチ』。皮革小物製品工房を起源とするだけに、レザーアイテムのクオリティの高さは天下一品です。さらに伝統と先進を両立させたデザインも特徴で、感度の高い大人からも人気を集めています。こちらの二つ折り財布はブランドのシグネチャーを全面にあしらっていますが、同色を採用することで悪目立ちすることなくモダンな印象に。取り外して単品でも使えるID用のインサート付きというのも見逃せないポイントです。
■価格帯:17,000~64,000円台
■国:アメリカ
ブランド6
『エッティンガー』
1934年にイギリス・ロンドンで創業し、1996年には英国王室御用達の栄誉を授かった『エッティンガー』。アイテムに誇らしげに施されている”HAND MADE IN ENGLAND”の刻印は、本国やニューヨークでは紳士の証として親しまれています。『エッティンガー』の財布の特徴は、端正な表面のルックスとは裏腹に内側に美発色のレザーを使っている点。この二つ折りもそうで、ブラックとパープルのコントラストがなんともエレガントな印象です。
■価格帯:33,000~70,000円台
■国:イギリス
ブランド7
『スマイソン』
4つのロイヤルワラントを所有する数少ないブランドである『スマイソン』は、1887年にイギリスで創業。ステーショナリーが有名なブランドですが、細部までこだわり抜いたレザーアイテムにも定評があり、なかでも財布は審美眼に優れた大人からも高い人気を集めています。この財布はレザーの品質やコバの処理など細部を徹底的にこだわることで、主張は控えめながらも佇まいはエレガント。型押しも実に美しく、英国らしい高貴さも漂わせる逸品です。
■価格帯:28,000~175,000円台
■国:イギリス
ブランド8
『イルビゾンテ』
1970年にフィレンツェにて創業した『イルビゾンテ』が使用しているのは、経年変化をダイレクトに味わえるナチュラルなレザー。使い込むほどに柔らかい質感&味わい深い色に変化するので、レザーの醍醐味である育てる楽しみが味わえます。また、そのレザーが最大限に引き立つ、流行に左右されないシンプルなデザインであることも特徴。定番の二つ折り財布も、外見は極めてシンプル。経年変化を存分に楽しむなら、使うほどにアメ色に変化するナチュラルカラー(ヌメ)や焼きヌメがイチ押しです。
■価格帯:7,000~60,000円台
■国:イタリア
ブランド9
『ウォレット コム デ ギャルソン』
主に財布に特化している『コム デ ギャルソン』のウォレットライン。1994年に誕生して以来、日本で生まれたコレクションブランドの人気を受け継いですっかり定番化しています。企画を担当しているのはフランスの『コム デ ギャルソン』で、生産はスペイン。シンプルでハイクオリティな財布をベースにしつつ、ロゴ使いやカラーリングなどで個性をプラスしたデザインが特徴になっています。この二つ折りジップウォレットは、人気が高い定番の1つ。
■価格帯:10,000~40,000円台
■国:日本(フランス)
ブランド10
『ヴァレクストラ』
イタリア最高峰のレザーブランドと称される『ヴァレクストラ』は、1937年にミラノで誕生。イタリア伝統の職人技と洗練された端正なデザインを融合したアイテムは、セレブをはじめとする目の肥えた大人たちを魅了しています。ブランドの象徴ともいえるのが、V字カットが施されたカードポケット。もちろんこの二つ折り財布にも採用されており、カードを出し入れしやすいという利点もあります。独自の染料で何層にも塗り重ねて磨き上げた美しいコバにも注目を。
■価格帯:40,000~150,000円台
■国:イタリア
▼視点2:メンズはもちろんレディースの支持も強い、誰もが知る憧れのラグジュアリーブランドの財布
誰もが知るラグジュアリーブランドの財布は、バッグやポケットから取り出すたびに他人と一線を画するクラス感を漂わせることができます。ただ、大人が強いロゴで主張するのは考えもの。ラグジュアリーブランドならではのクラス感や品格はレザーや作りの質だけでもアピールできるので、デザインはシンプルな財布がおすすめです。
ブランド11
『ルイヴィトン』
言わずと知れたフランスのラグジュアリーブランド。1854年に旅行バッグのアトリエからスタートし、革小物の品質が高く評価され、現在も絶大な支持を得ています。さまざまな形、素材、コレクションを組み合わせて財布を展開しており、バリエーションも多彩。ラウンドファスナー仕様の「ジッピーウォレット」は、アイコニックなモノグラム・パターンを施したモノグラム・アンプラント レザー製。洗練されたデザインとは裏腹に、収納力が抜群に高いのも魅力です。
■価格帯:40,000 ~1,170,000円台
■国:フランス
ブランド12
『プラダ』
今やシンプルで洗練されたデザインで世界中から愛されている『プラダ』ですが、ブランドのはじまりは1913年にミラノに開業した皮革製品店。それゆえにレザーには並々ならぬこだわりを持っています。また、イタリアの職人技術を駆使したレザーアイテムはその作りの良さからブルジョワの間で話題となり、イタリア王室の御用達にもなりました。この二つ折り財布に使用しているのは、上質なサフィアーノレザー。軽さと耐久性を兼ね備えているのが特徴で、その型押しの美しさがクラス感アップに貢献しています。
■価格帯:42,000~92,000円台
■国:イタリア
ブランド13
『ブルガリ』
1884年に高級宝飾店としてローマで創業。『ブルガリ』というと腕時計やジュエリーなどの宝飾品のイメージが強いですが、財布も大人を中心に絶大な支持を得ています。また、ブランドアイコンがいくつもあり、その1つがこの財布に採用されている「ブルガリブルガリ」。パッと見は上質なグレインカーフが引き立つシンプルなデザインですが、ファスナーに象徴的なシルバーリングが取り付けられています。コインスペースやマチ部分に用いた鮮やかなブルーのライニングも特徴的。
■価格帯:40,000~120,000円台
■国:イタリア
ブランド14
『セリーヌ』
1945年に皮革の子供靴専門店として創業した『セリーヌ』。2018年にエディ・スリマン氏がクリエイティブディレクターに就任し、2019年春夏からメンズコレクションも本格的にスタートしてからは男性人気も急上昇。とりわけ洗練されたシンプルなデザインの財布は、幅広い世代に支持されています。センターにロゴマークを刻印した二つ折り財布は、ミニマルかつモダンなデザインが魅力。丁寧に仕上げられたコバの処理など、細部にもブランドのこだわりを感じさせます。
■価格帯:40,000~90,000円台
■国:フランス
ブランド15
『ベルルッティ』
レザー好きの間で至高のブランドと称される『ベルルッティ』は、芸術的で圧倒的な美しいコレクションが魅力のパリ発のブランドです。人気を不動のものとしたのが、4代目当主のオルガ・ベルルッティ氏が女性ならではの視点で完成させた独特な染色方法「パティーヌ」。さらにこの財布に採用されているヴェネチアレザーやカリグラフィーなどもブランドの象徴であり、芸術性や美しさをより高めています。使うほどにレザーが馴染み、渋い風合いが楽しめるのも醍醐味。
■価格帯:50,000~1,000,000円台
■国:フランス
ブランド16
『ボッテガヴェネタ』
イタリア・ヴェネト地方の革職人が伝承してきた、クラフトマンシップに深く根ざした最高品質のアイテムを幅広く発信。2021年にはマチュー・ブレイジー氏が新クリエイティブ・ディレクターに就任し、ますます目が離せない存在になっています。短冊切りのレザーを丁寧に編み込んだイントレチャートはブランドの代名詞であり、財布においても人気のデザイン。機能も両立させたこちらの長財布は、『ボッテガヴェネタ』らしい品格や飾らない美しさが感じられる仕上がり。
■価格帯:40,000~110,000円台
■国:イタリア
ブランド17
『ロエベ』
1846年にマドリードに工房を開業し、1872年にブランドとして設立。超高品質なレザーを使ったアイテムに定評があり、スペイン王室御用達の称号を得るほどです。2013年に英国人デザイナーであるジョナサン・アンダーソン氏がクリエイティブデザイナーに就任してからはファッション性がより高まり、その人気は不動のものとなりました。こちらの二つ折り財布は、テクスチャード加工が施された上質なレザーに4つのLを組み合わせたアナグラムのロゴがさりげないアクセントに。
■価格帯:30,000~110,000円台
■国:スペイン
ブランド18
『ジミーチュウ』
ダイアナ元皇太子妃が愛用していたことでも知られる『ジミーチュウ』。靴ブランドとして認識している男性も多いかも知れませんが、遊び心ある革小物も人気を集めています。なかでもおすすめは、ブランドのアイコンである星型スタッズを全面にあしらった二つ折り財布。大きさが異なるスタッズが均一に並んでいますが、レザーと同色なので主張は控えめで、どこかクールな印象を与えられます。お札・小銭入れ・カードポケット・フリーポケットを備えたシンプルな内装なのも◎。
■価格帯:38,000~140,000円台
■国:イギリス
ブランド19
『グッチ』
1921年にレザーグッズを扱うファクトリーとショップを、イタリア・フィレンツェにオープンしたのが歴史のはじまり。1960年代半ばに登場した伝説的な二重のGロゴをはじめ、『グッチ』のアイテムにはさまざまなアイコニックなモチーフが採用されています。もちろん財布にも取り入れられており、こちらは独特な質感のカーフスキンレザー製に、象徴的なダブルGのメタルロゴを配置。シンプルな二つ折り財布ながらラグジュアリーな雰囲気も醸し出します。
■価格帯:40,000~170,000円台
■国:イタリア
ブランド20
『ジバンシィ』
1952年に若干24歳でコレクションを発表した創設者のユベール・ド・ジバンシィ氏は、幼少からファッションに深い興味を持ち”モードの神童”とも呼ばれた人物。オードリー・ヘップバーンやジョン・F・ケネディ夫人など、『ジバンシィ』の顧客はそうそうたる顔ぶれです。この三つ折り財布は、フロントにブランドのシグネチャーであるメタリック4Gパッチを配置。視認性の高い小銭入れを採用するなど、コンパクトなサイズ感でいて使い勝手にも優れています。
■価格帯:40,000~100,000円台
■国:フランス
▼視点3:日本の職人による、意匠が凝らされたブランドのメンズ財布
皮革の質や歴史で選ぶと、海外ブランドの財布を選んでしまう人も多いもの。ですが、縫製や加工のクオリティにおいては日本ブランドだって負けてはいません。日本の職人の技術力はトップレベルですし、日本の通貨事情に鑑みて使い勝手もきちんと考えられています。ここでは、信頼と実績のある日本ブランドのおすすめを厳選しました。
ブランド21
『ガンゾ』
『ガンゾ』のデビューは2001年ですが、ファクトリーとしての歴史は古く、1917年創業となる大御所中の大御所。一切妥協することなく、日本の熟練職人の手によって本物を追求した最高級のレザーアイテムを発信しています。素材へのこだわりも相当なもので、英国・J&Eセジュイック社のブライドルレザーはブランドの代名詞的素材。今もなお伝統的な製法を続ける数少ないタンナーの1つです。この財布は外装・内装ともにブライドルレザーを使った贅沢な逸品。使い込むうちに独特なツヤが生まれ、経年変化が楽しめます。
■価格帯:20,000~270,000円台
■国:日本
ブランド22
『ソメスサドル』
1964年に北海道歌志内市で創業した、国内唯一の馬具メーカー。JRAの騎手の約8割が『ソメスサドル』の馬具を使っているという逸話からも、いかに信頼度が高いメーカーか伺えるはず。二本針縫いという馬の鞍に採用される強固な縫いの技術が、そのまま財布などのレザーグッズにも採用されています。ピックアップしたのは、コードバンを使用した定番モデル。使うほどにツヤが増し、風合いが増していくのを楽しめます。
■価格帯:16,000~54,000円台
■国:日本
ブランド23
『土屋鞄製作所』
1965年にランドセル作りから歴史がスタートした『土屋鞄製作所』のモットーは、“長く愛せる、丈夫でシンプルなものを作ること”。良質な素材を使い、熟練職人が一つひとつ丁寧な手作業で仕立てているため、どこか温もりも感じられるアイテムに仕上がっています。オールインワンの充実した収納機能を搭載したファスナー式の長財布に使用しているのは、野性的かつ洗練されたバッファロータンニンレザー。シンプルなルックスに、上級感とツヤを主張します。
■価格帯:15,000~66,000円台
■国:日本
ブランド24
『アニアリ』
2008年に創立したレザーアイテムを扱うファクトリーブランドで、”理想を追求しながら、現実を見据えたモノ作り”を提案。品質維持と職人育成のために国内生産を貫き、素材も日本のタンナーにこだわっています。ラウンドファスナーの長財布は、『アニアリ』空前のヒットモデルの1つ。ワニ革の中でも最高級のスモールクロコを採用した本作は、高級感溢れるルックスはもちろん、手触りや経年変化が魅力です。内部にはカードポケットを豊富に設けるなど、収納力もバッチリ。
■価格帯:19,000~110,000円台
■国:日本
ブランド25
『ファーロ』
日本で昔から受け継がれてきた伝統技法から生まれる製品、世界に誇れるクオリティを日本から発信したいという思いからスタート。2020年秋には”LIFE_TANNING”をコンセプトに、さまざまなシーンに寄り添えるライフブランドとして生まれ変わりました。そんな『ファーロ』の強みは、0.4mmのカーフを2枚貼り合わせて1枚のパーツを1mm以下にする、熟練職人だからこそ成せる”薄造り”の技術。もちろんこの二つ折り財布にも採用されており、あまりの軽い使い心地に驚くこと請け合いです。
■価格帯:13,000~190,000円台
■国:日本
ブランド26
『エルゴポック』
2005年に誕生した『エルゴポック』は、鞄作りに70年以上携わる株式会社キヨモトのオリジナルブランド。伝統を最大限に生かしつつ、鞄という道具の本質を再認識するために立ち上げられました。素材のバリエーションが多いのも特徴で、オリジナルレシピで開発したものをはじめとする多彩なレザーを扱っています。ラウンドファスナー仕様の長財布は、オイルやワックスを配合することでなめらかな質感を実現したオリジナルのワキシングレザー製。アンティーク風のムラのある色合いもポイントです。
■価格帯:7,000~50,000円台
■国:日本
ブランド27
『ユハク』
手作業の重ね塗りによる、唯一無二のグラデーションを武器とする『ユハク』。絵画の表現技法を革に落とし込んだというルックスは、まさに持ち歩くアートとでも言うべき美しさに満ちています。もちろん、中身の収納も充実。一部のカードスリットは流線形にカットされており、サッと取り出しやすいよう配慮がなされています。ここで紹介するのはブルーですが、レッド、グリーンなど普段手に取りづらい色みに挑戦したくなるのも同ブランドの魅力です。
■価格帯:22,000~280,000円台
■国:日本
ブランド28
『メゾンドヒロアン』
1906年創業の老舗革工房「革包司 博庵」のオリジナルブランドとなる『メゾンドヒロアン』。約0.5mmの薄さにすいたレザーを貼り合わせたベタ貼りや昔ながらの製法によるコバ磨き、古来ヨーロッパの手法であるヘリの後切りなど、細部にまでこだわる仕上げは世界でもトップレベルと称されています。それらのこだわりが盛り込まれた二つ折り財布は、ベーシックな作りながらも品格漂う佇まい。さらに手間を惜しまず、一点一点丁寧に作り上げる職人魂も感じさせます。
■価格帯:12,000~55,000円台
■国:日本
ブランド29
『スロウ』
『スロウ(SLOW)』というブランドネームは、“Sports, Luxury, Outdoor ,Work”のイニシャルを組み合わせたもの。移り変わりの激しい時代にあっても流されずゆっくりと創作を追求していくスタンスを表しています。アメリカンカジュアルを背景にしつつ、日本の職人が誇る技術を駆使。素材にもこだわっていて、この長財布はアフリカ大陸に生息する「クーズー」という動物の革を起用しています。日本では1頭も飼育されていないアンテロープ(ウシ科)の革は、牛革の強さとカモシカのしなやかさを併せ持っているのが特徴。独特な縞模様や風合いがヴィンテージ感を醸し出しています。
■価格帯:8,000~70,000円台
■国:日本
ブランド30
『キプリス』
東京生まれの『キプリス』のコンセプトは、“一生愛せる本質的価値のあるモノ作り”。ブランド名は世界で最も美しい蝶であるキプリス・モルフォに由来し、製品への美意識を高め、常に頂点を目指して輝き続けたいという作り手の想いが込められています。端正なフォルムが際立つ三つ折り財布に使用しているのは、日本国内でなめされたシラサギレザー。内装に使われたロウ引きしたヌメ革とのコンビネーションも美しく、財布を開いたときのギャップも楽しめます。
■価格帯:10,000~200,000円台
■国:日本
▼視点4:男性なら特に惹かれる。洒落者の支持を集める、こだわりの強い職人気質ブランドの財布
上記のブランドはすでに知っていて、他人と被らず、語れる部分の多い個性豊かなブランドが欲しい……、という方におすすめなのがこちらのラインアップ。たとえオーソドックスなデザインでも、持ったときにそのこだわりを強く感じられるモノばかりです。品質の高さに定評のあるブランドをチョイスしているので、スペックにこだわる大人満足できること請け合いです。
ブランド31
『フルラ』
クラフトマンシップの伝統を受け継ぎながら、革新的なデザインを提案し続けている『フルラ』。そもそもレディースで人気がついたブランドですが、メンズラインも2014~2015年の秋冬に本格デビューし、高感度な大人を中心に支持されています。最近のベストセラーとなっているのが、コンパクトウォレット。L字型ジップのコインケース、札入れ、カード入れのほかに半透明のライナーも装備。パンツやジャケットのポケットに収まりやすいサイズ感で、現代のニーズを押さえています。
■価格帯:23,000~56,000円台
■国:イタリア
ブランド32
『ラルコバレーノ』
イタリアを拠点に活動する日本人デザイナーと、大手イタリアブランドの製品を手掛けるファクトリーとのコラボによって生まれた『ラルコバレーノ』。“ALL MADE IN ITALY”をコンセプトに、鮮やかなカラーリングや機能美を備えたユニークなデザイン、さらには上質な素材にこだわった革小物を発信しています。こちらのダブルコインケースは象徴的な定番アイテム。鮮やかで独創的なカラーリングと実用性が見事に調和しています。各ポケットにお札、コイン、カギなどを分けて収納でき、幅広い使い方に対応。フランスのタンナーである「アルラン」のゴートスキンが繊細でリュクスな雰囲気です。
■価格帯:22,000~280,000円台
■国:イタリア
ブランド33
『ブリティッシュグリーン』
“上品でありながらも行動派の紳士をサポートしよう”をコンセプトに、英国の気品を感じさせるアイテムを発信。1900年創業の老舗タナリー、セドウィック社の最高品質のブライドルレザーは、同ブランドを語るうえで欠かせない存在です。スリムな長財布は人気モデルの1つで、内側に16枚のカードポケットを設けた、見た目とは裏腹の高い収納力が魅力。
■価格帯:9,000~19,000円台
■国:日本
ブランド34
『ソット』
2002年に東京・恵比寿で創業して以来、ジャパンメイドにこだわったモノ作りを続けている『ソット』。日本の職人によって丹念に作られた高品質なアイテムは、素材の良さが引き立ち、かつ長年使っても飽きのこないデザインに仕上げられています。なかでもおすすめは、イタリアンレザーのプエブロを使った三つ折り財布。植物性タンニンでゆっくりなめした牛革の表面を真鍮ブラシで毛羽立たせたことによる独特な質感は、唯一無二の存在感を放ちます。使い込むほどに起毛した表面がつぶれ、ツヤが増してくるのも特筆すべきポイントです。
■価格帯:9,000~32,000円台
■国:日本
ブランド35
『メゾンタクヤ』
フランス出身のフランソワ・ルッソ氏が、真のラグジュアリーを追求して立ち上げたレザーブランド。成長著しいアジアの拠点都市であるシンガポールを本拠地に、タイの自社工場にて高度な技術と100%自社生産体制で高品質なアイテムを生み出しています。こちらはフランス屈指のタンナーが手掛けたクリスプカーフを使った端正なラウンドファスナー式長財布。ナチュラルで品のあるシボ模様が印象的で、キズやスレに強く、さらには撥水性にも優れています。
■価格帯:10,000~570,000円台
■国:シンガポール
ブランド36
『エド ロバート ジャドソン』
“日常の物事をヒントに架空の職人が生み出すアイディアツール”をコンセプトに、バネやワイヤーなどの工業用パーツを用いたレザーアイテムを展開。『エド ロバート ジャドソン』というブランド名の由来は、実在する科学者と発明家の名前を併せた”架空の職人”です。こちらのミニウォレットは、一見シンプルなデザインですが、ジップ付きのコインケースがバインダー式で着脱可能。工夫次第でいろいろな使い方ができます。例えば、カードケースとコインケースに分割して使っても便利。
■価格帯:18,000~52,000円台
■国:日本
ブランド37
『ファブリック』
2014年よりスタートした、デザインから縫製まで完全国内生産を掲げる日本発のブランド。レザーの強さとしなやかさを生かしたシームレスなパターン設計、丸みを帯びたユニークなフォルムにより、シンプルながらも他と一線を画す洗練された雰囲気を手に入れられます。こちらの二つ折り財布は何とコインケースが着脱可能となっており、左右に設けられたカードスリットの左側に差し込むことで装着ができます。コインケースの有無により6~12枚までカードの収納枚数も変化します。
■価格帯:5,000~20,000円台
■国:日本
ブランド38
『イッチ』
2017年にスタートした注目の新進ブランド。『イタダキ』で経験を積んだデザイナーが手掛けています。昭和を代表する書道家・青木香流氏を祖父に持つという血筋を生かし、ファッションを通じて日本の伝統を残すことを標榜。国内外から選りすぐった素材を東京のフィルターを通したデザインに落とし込んでいます。名門タンナーのシュランケンカーフレザーやサドルレザーと並んで人気なのが、藍染めのクロコダイルレザー。定番のコンパクトウォレットなどで使用しています。余分な装飾を省き、エイジングが楽しめるめる作り。「詰め込む」というテーマに基づいて小ぶりでも収納力の高い財布に仕上げています。
■価格帯:13,000~100,000円台
■国:日本
ブランド39
『フジタカ』
1941年の創業以来、一貫してバッグ作りを続けているイケテイのプライベートブランド。『フジタカ』は日本一の山”富士山”と賢く正確で力強い鳥”鷹”を組み合わせた造語で、国産の象徴として名付けられました。優美な光沢を放つ二つ折り財布は、希少なオイルドコードバン製。なめしの過程でたっぷりとオイルを浸透させているのでハリがあり、さらには柔軟性としなやかさも併せ持っています。職人が丁寧に縫い上げたカラフルなかがりステッチは、”藤”や”桜”といった日本の美を表現したもの。
■価格帯:10,000~200,000円台
■国:日本
ブランド40
『クランプ』
東京・浅草を拠点にするセレクトショップ「池之端銀革店」のオリジナルブランドである『クランプ』。ユニークでギミックの効いたアイテムが充実しており、”職人の信頼におけるモノ作り”の魂が今もなお息づいています。今回ピックしたのは、ブライドルレザーを贅沢に使用した三つ折り財布。真鍮の金具との組み合わせが、洗練されたクラシックなムードを醸し出しています。カードポケットも豊富で、かつ背面に独立した小銭入れを設けているので使いやすいはず。
■価格帯:6,000~40,000円台
■国:日本
※各ブランドの価格帯は編集部調べ(2021年6月21日時点)

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憧れの一生モノ。メンズもハイブランドの財布で格上げを狙おう
ふと取り出したときその手に何を持っているかで周りからの印象が大きく変わる財布。静かに存在感を発するハイブランドのアイテムは、所有者の格を高める特効薬になる。
菊地 亮
2022.02.12
この記事の掲載アイテム一覧(全40商品)
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『ポーター』 二つ折り財布
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『グレンロイヤル』 ブライドルレザー二つ折りマネークリップ
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『フェリージ』 クロコ型押し ウォレット
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『ホワイトハウスコックス 』 ブライドルレザー 三つ折りウォレット
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『コーチ』 アコーディオン ウォレット
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『エッティンガー』 ロイヤルコレクション 二つ折り財布
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『スマイソン』 ジップアラウンドパース レザー PANAMA
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『イルビゾンテ』 オリジナル レザー ウォレット
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『ウォレット コム デ ギャルソン』 SA2100 CLASSIC LETHER
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『ヴァレクストラ』 二つ折り財布
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『ルイヴィトン』 モノグラムアンプラント ジッピーウォレット マリーヌルージュ
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『プラダ』 二つ折り財布
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『ブルガリ』 ブルガリブルガリ 長財布
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『セリーヌ』 二つ折り財布
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『ベルルッティ』 長財布
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『ボッテガヴェネタ』 ラウンドファスナー 長財布
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『ロエベ』 ビフォルドコインウォレット
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『ジミーチュウ』 アルバニー
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『グッチ』 二つ折り財布
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『ジバンシィ』 三つ折り財布
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『ガンゾ』 ブライドルカジュアル ファスナー付き長財布
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『ソメスサドル』 ハノーバー長財布
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『土屋鞄製作所』 アルマス ジッパーロングウォレット
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『アニアリ』 クロコダイルレザー ラウンドファスナー長財布
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『ファーロ』 アスティー2 フィンカーフ
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『エルゴポック』 長財布
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『ユハク』 ディアマント 二つ折り財布
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『メゾンドヒロアン』 二つ折り財布
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『スロウ』 クーズーロングウォレット
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『キプリス』 三つ折り財布
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『フルラ』 トラベル コンパクトウォレット
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『ラルコバレーノ』 576 コインケース
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『ブリティッシュグリーン』 ブライドルレザー長札財布
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『ソット』 プエブロレザー ミドルウォレット
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『メゾンタクヤ』 ラウンドジップロングウォレット
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『エド ロバート ジャドソン』 ミニウォレット
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『ファブリック』 BI-FOLD WALLET
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『イッチ』 クロココンパクトウォレット
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『フジタカ』 二つ折り財布
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『クランプ』 三つ折り財布
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