リーバイス501をもっと好きになるために押さえておきたい3つのモデル

リーバイス501をもっと好きになるために押さえておきたい3つのモデル

ジーンズの源流たる『リーバイス』501。定番にして今なお進化するこのマスターピースを、当記事にて徹底解説。その歴史から現行シリーズまで網羅してお伝えします!

山崎 サトシ

2019.04.29

リーバイス(Levi's)
ボトムス
ジーンズ

『リーバイス』501からジーンズの歴史が始まる

1873年、『リーバイス』は鉱夫などの過酷な労働を行うワーカーのために、デニム生地をリベットで補強した作業用パンツを作り出しました。これこそがジーンズのオリジンとして名高い501の原型となったもの。その後、1890年のロットナンバー制度採用にともなって、501の名が正式に与えられることとなります。

もともとジーンズは頑丈な作業着の一種にすぎませんでしたが、1950年代に大きな転機が訪れます。ハリウッド俳優のマーロン・ブランド氏が映画「The Wild One」で『リーバイス』の501を着用したことがきっかけとなり、アメリカの若い世代の間で人気が爆発。このときはまだ“不良のはくパンツ”というイメージが強かったものの、その後徐々に501をはじめとしたジーンズはファッションアイテムとして地位を確立していくことに。

ちなみに、ジーンズ=デニム生地のパンツというのが一般的な認識ですが、実は1番のカギとなるのは1873年に『リーバイス』が取得した特許である“金属リベットによる衣類の補強”。このアイデアによりワークパンツの難点であったポケットのほつれやすさが解消され、同社はジーンズの生産をスタートしました。当たり前に目にするこのリベットディテールも、元をたどれば行き着くところは501というわけなんです。

時代とともに変化するシリーズを大解剖

言わずもがなの大定番である501。しかし、王道という言葉に甘んじることなく時代とともに進化を遂げており、現在はさまざまなバリエーションがラインアップされています。なかでも代表的な3シリーズをここではピックアップ。それぞれの特徴から着こなしサンプルまで見ていきます。

▼モデル1:501 レギュラーストレート

最もベーシックな現行の501モデルがこちら。時流に合わせてシルエットは何度もブラッシュアップされており、2013年にも大幅なアップデートを敢行。よりモダンなストレートフォルムへと変貌を遂げています。一方で、各種のディテールは古き良き501を踏襲。王道ならではの安定感と新しさを見事にクロスオーバーさせた、温故知新な逸品に仕上がっています。

2013年にアップデートされた501は、ウエストにゆとりを持たせてヒップ周りをすっきりと見せたほか、バックポケットの開口が以前より大きくなり利便性も向上しています。膝から裾にかけてはややスリムな設定。全体的にバランス良くモダナイズされているのが印象的です。

着こなしサンプル1デニム・オン・デニムをモダンに着こなす

501の持つ魅力をダイレクトに楽しむなら、デニム・オン・デニムのスタイリングがおすすめ。一歩間違えると野暮ったく見えるデニム同士の組み合わせですが、モダンなシルエットの現行501ならスマートに装えます。上下ともシックな濃色ならこなれた雰囲気がさらに向上!

着こなしサンプル2501ストレートで作る武骨なミリタリースタイル

美シルエットと男らしさを兼ね備えた501ストレートは、武骨なミリタリースタイルともご覧のとおり好相性。最近はあえてワンサイズオーバーで501をはくのも流行っていますが、大人っぽさに訴求するならジャストではきこなすのが常道です。

▼モデル2:501 スキニー

501らしいボタンフライはそのままに、ほっそりとしたシルエットへと改良されたスキニータイプ。レギュラーストレートと比較すると全体的にかなりタイトで、きれいめのスタイルを狙う人にはうってつけです。ストレッチ素材をMIXしたデニム生地で仕立てているので、細身でありながらも着用時の窮屈さは感じさせません。

ナローに仕上げられたヒップ周り&裾周りと、浅めの股上が特徴的な今作。すらりとしたレッグラインを演出してくれます。ジャストではいた際に裾がもたつかないよう、丈もレギュラーストレートモデルと比べてやや短めです。コートやニットといった上品なトップスとも相性が良いため、1本あると着こなしの幅が広がります。

着こなしサンプル1メリハリのあるYラインシルエットを構築

ラフさが先行しがちなジーンズスタイルですが、引き締まったフォルムの501スキニーならスタイリッシュなイメージへと転換できます。クリーンな白シャツともマッチング良好! あえて少しオーバーサイズのアウターを選び、上下のシルエットにメリハリを出すのもおすすめのテクニック。

着こなしサンプル2きれいめカジュアルとも相性良し

端正な面持ちのステンカラーコートを501スキニーで程良くドレスダウン。きれいな形の細身ジーンズなので、品良いアウターと合わせてもこのようにしっくりハマります。キャップやインナーからのぞくパーカーも、着こなしの抜け感を好アシスト。

▼モデル3:501 T

世界中にいる501ユーザーの声を受けて誕生したのが、この501T。末尾につく“T”とはテーパードの略で、その名のとおり太ももから裾にかけて徐々に細くなるシルエットとなっています。テーパードレッグのジーンズは体型を問わず似合いやすいという大きなメリットもあり、どんな人にとっても頼もしいワードローブとなるはず!

昨今ありがちなピタピタなテーパードデニムではなく、ウエスト周りや股上には適度なゆとりがあるので大人でも気負いなくチャレンジすることが可能。また、ももから裾にかけてのシェイプも極端すぎず緩やかです。こちらのタイプもストレッチ素材なので、はき心地はコンフォートそのもの。

着こなしサンプル1テーパードフォルムを生かして着こなしをシャープに

ボリュームの出やすいレイヤードスタイルですが、裾に向かって細くなるテーパードフォルムの501Tと合わせればシャープに帰結。ライトブルーの501Tなら春っぽいイメージも同時に入手できます。もちろん、濃色タイプの1本で落ち着いたムードに仕上げるのもアリ。

着こなしサンプル2タックインでシルエットを強調

501Tはウエストゆったり、ひざ下すっきりのリズミカルなシルエットゆえに、シンプルなロゴパーカーと合わせるだけでも絵になります。ジーンズの存在感を一段と引き立てるなら、タックインスタイルに挑戦してみても良いでしょう。

リーバイスのジーンズ総特集! 定番も新顔も人気モデルの魅力を解説

リーバイスのジーンズ総特集! 定番も新顔も人気モデルの魅力を解説

ジーンズの起源である『リーバイス』。鉄板ブランドの歴史や、長く愛される理由、そして定番と新定番モデルなど、多角的に同ブランドについて解説する。

小林 大甫

大人の万能着。リーバイス505の春夏秋冬コーデを徹底解説

大人の万能着。リーバイス505の春夏秋冬コーデを徹底解説

『リーバイス』といえばもはや説明不要ともいえる、大人の定番。当記事では、501と並び根強い人気を持つ505シリーズについて、その魅力と着こなしを詳しく解説します。

Roaster

    KEYWORD関連キーワード
    RECOMMENDEDあなたにおすすめの記事
    ハンターのレインブーツで雨の日もおしゃれを楽しもう!

    ハンターのレインブーツで雨の日もおしゃれを楽しもう!

    大切なシューズが濡れてしまうのが、雨の日の悩み。かと言って雨の日もおしゃれはしたい……。そんな方におすすめしたい、『ハンター』のレインブーツをご紹介。

    CANADA

    ヤヌークのジーンズは美脚で快適。大人が欲しかったのはこんな1本

    ヤヌークのジーンズは美脚で快適。大人が欲しかったのはこんな1本

    ロサンゼルスで誕生したデニムブランド『ヤヌーク』。美しいシルエットで高い支持を得ているジーンズの、大人に刺さる魅力を余すことなく解説!

    平 格彦

    タフな1枚。グッドオンのTシャツが“10年着られる”秘密とは?

    タフな1枚。グッドオンのTシャツが“10年着られる”秘密とは?

    デイリーユースできるTシャツは、着用頻度が高いからこそタフなモノが好都合。そこで、毎日のように着用して洗ってもヘタれない『グッドオン』のTシャツを紹介します。

    那珂川廣太

    ジーンズをおしゃれに着こなすための5大法則とコーデサンプル

    ジーンズをおしゃれに着こなすための5大法則とコーデサンプル

    タイムレスな日常着であるジーンズ。だからこそコーデ次第では周りに埋もれてしまうことも。今どき感を演出するための法則を押さえ、一歩先の装いを目指しましょう。

    山崎 サトシ

    夏に着たい白Tシャツは、ビッグサイズで一つ上の男に

    夏に着たい白Tシャツは、ビッグサイズで一つ上の男に

    これまで幾度となく夏は訪れてきたが白Tは常に主役を担ってきた。同時にマンネリ打破の命題とも付き合ってきたわけだが今季はどうやらサイジングにその解答があるようだ。

    菊地 亮

    BACK