
マウンテンパーカー傑作選。ファッションライターが推す25ブランド
アウトドア人気は衰え知らず。特に街から外遊びまで自在に着回せるマウンテンパーカーは、メンズなら1着は押さえておくべき筆頭です。おすすめブランドを厳選しました。
アウトドアMIXに即効。マウンテンパーカーはトレンドの筆頭候補
未だ冷めやらぬアウトドアMIXトレンド。山や森で着る機能的なウェアを街着に取り入れることは、もはや当たり前となっています。フリースにダウン、ベストなどアウターもさまざまに存在しますが、この時期の取り入れやすさで選ぶなら優先的に押さえたいのがマウンテンパーカー。雨に強い素材なので春や秋の曖昧な天候にも対応しやすいうえ、薄手でサッと羽織れるので何かと重宝します。
マウンテンパーカーを選ぶなら、やっぱり本格ブランドから
多くのファッションブランドからマウンテンパーカーがリリースされているものの、使い勝手を第一に考えるのであれば本格アウトドアブランドから選ぶのが吉。やはりその道のスペシャリストが手掛ける逸品は機能面で頭一つ抜けていて、幅広いシーンに対応してくれます。最近のモデルはスペックだけじゃなくデザインも洗練されているので、大人のコーデとも好相性です。
タイプ別に選ぶ、おすすめのマウンテンパーカー25選
それではさっそく大人の着こなしに味方する優良マウンテンパーカーを紹介していきましょう。アウトドアブランドを誰しもが知る王道ブランド、信頼の置けるジャパンブランド、周囲と差のつく注目コラボレーションの3カテゴリで分類しました。
▼カテゴリ1:持っておいて間違いなしの王道アウトドアブランドのマウンテンパーカー
まずは世界的に名を馳せるアウトドア界の大定番ブランドにフォーカス。いずれのブランドも長年のキャリアに裏付けられた、完成度の高いアイテムばかりです。初めての1着を探している人は、ここから選んでおけば間違いありません。
ブランド1
『ザ・ノース・フェイス』マウンテン ライト ジャケット
表地は耐久性に富む70デニールナイロンを採用。ゴアテックス素材をレイヤードした2層構造により、防水性にも優れています。保温性を考えて長めに取られた着丈は、落ち着きのある大人コーデとも相性抜群。90’sテイストを漂わせるバイカラーデザインも特徴的で、ジーンズやチノパンといったカジュアルなボトムスともマッチします。
ブランド2
『アークテリクス』スコーミッシュ フーディ
約140gという超軽量かつパッカブルタイプのこちらは、普段使いから旅行の相棒としても人気のモデル。『アークテリクス』らしいスペックの高さを備えた1着ですが、なかでも高耐風性素材であるTyono(TM)30ナイロンを使っており、防風性の高さはお墨付き。高い密度で編まれたこの素材は、柔らかく通気性も抜群。春や秋にはメインアウターとして、また冬はレイヤードアイテムとしても便利です。
ブランド3
『パタゴニア』トレントシェル 3L ジャケット
デザインはいたってシンプルですが、格別の機能性を誇る名作。同ブランドが防水性・透湿性・耐久性の基準としている、“H2Noパフォーマンス・スタンダード”をクリアした生地を採用し、街着としてもアウトドアギアとしても重宝します。
ブランド4
『エルエルビーン』マウンテンクラシックフルジップジャケット
『エルエルビーン』といえばコストパフォーマンスの高いラインアップでお馴染みでしょう。こちらは、同ブランド定番のアノラックパーカーのフルジップモデルで、レトロ感のあるデザインが魅力的。また、日本人の体型にハマるようサイズを修正したジャパンフィットモデルを採用しているため、スマートに着こなすことが可能です。
ブランド5
『シエラデザインズ』60/40マウンテンパーカー
綿とナイロンを60:40の比率で折り上げた60/40クロス素材を採用した、ロング丈のマウンテンパーカーです。タフで撥水性と透湿機能に優れた生地は、アウトドアシーンにピッタリ。もちろん、独特の光沢のある風合いのおかげで、タウンユースにも難なく馴染みます。ハンドウォーマー付きの大型ポケットや背面のマップポケットなどを備え、これ1枚を羽織れば手ぶらでの外出もOK。
ブランド6
『コロンビア』ヘイゼンジャケット
雨や汚れを効果的に弾く『コロンビア』独自開発のテクノロジー、オムニシールドを備えた1着。肩幅を広めに取ったデザインは腕周りが動かしやすく、脱ぎ着が楽なのも特徴です。また、シンプルなデザインに加えてコットンライクな風合いもあって、普段の大人カジュアルにも取り入れやすいのも◎。さらに左ポケット内にコンパクトに収納できる、ポケッタブル仕様もうれしいポイントですね。
ブランド7
『ワイルドシングス』×『アダム エ ロペ』ツールストラップ デナリジャケット
『ワイルドシングス』のアイコンともいえる「デナリジャケット」を、別注オリジナルの耐水・防水・防風機能を備えた3レイヤー素材で仕立てた、限定デザインモデルです。厚みのあるマットなポリエステル素材は、上品な表情とソフトな着心地を実現。また、オーバーサイズシルエットで今どき感を出しつつ、別注モデルを象徴するツールストラップをプラス。これがカラーアクセントにはもちろん、ちょっとした道具を引っ掛けたり、脱いだジャケットを肩にかけたりと多様な使い方ができるのも魅力ですね。
ブランド8
『カリマー』トライトン ライトジャケット
『カリマー』定番の軽量マウンテンパーカー。イギリスで生まれた高機能ファブリクスをタウンユース向けにアレンジしたパーテックス・アンリミテッドを使用。肌触りや着心地が抜群なうえ、防風性や撥水性の機能も申し分なし。春や秋はアウターとして、冬はインナーとして使える汎用性に優れるアイテムです。
ブランド9
『マムート』マウンテン SO パーカー AF
洗練されたアウトドアスタイルが楽しめる、すっきりとやや細身のフォルムが印象的。どこかクラシカルな表情もあり、アクティブな着こなしだけでなく、ジャケパンや上品シャツスタイルなど、きちんと感があるうえに重ねても違和感なく着こなせます。防水性と耐風性の高い素材にライナー付きとあって、天候を問わず暖かく快適な着心地も自慢。複数のポケットを備えており、財布や携帯などの小物の収納場所も充実しています。
ブランド10
『エーグル』ゴアテックス ニカルディ ジャケット
高い防水性と透湿性に優れる信頼感抜群の“ゴアテックス”を採用したマウンテンジャケット。フードは取り外し可能なので、街でにはスタンドカラージャケットとしてスタイリッシュに着こなせます。フレンチブランドならではの美しいシルエットが堪能できる1着といえるでしょう。
ブランド11
『ヘリーハンセン』ベルゲンジャケット
ベースとなる素材だけでなく、ロゴ刺繍やファスナーの色も揃えた上品なワントーンで、爽やかな表情を演出。身幅や袖をやや広めにデザインしているため、今年らしいゆとりのあるシルエットに仕上がっています。撥水加工を施した素材や、ドローコード付きのフードで多少の悪天候でも対応可能。ちなみにメインとなる生地には、再生可能な素材を使用しており、サステナブルな姿勢も魅力のひとつです。
ブランド12
『ミレー』ティフォン 50000 ストレッチ ジャケット
ブランドが独自に開発した7ミクロンの極薄メンブレン“ドライエッジティフォン50000”を採用した3レイヤーのナイロンジャケット。耐水圧20,000mm、透湿性50,000g/m2/24hを誇り、本格的な登山シーンにも対応するスペックを有しています。裏地にはニット素材を配して、滑らかな肌触りも実現しました。これだけ揃えていながら求めやすいプライスを叶えている点は高評価です。
ブランド13
『マーモット』クラウドブレーカージャケット
ブランドの90年代ヘリテージモデルのなかでも、軽量タイプとして知られていた「アルピニスト ライトウェイト ジャケット」を現代仕様にアップデート。防水透湿素材として知られるGORE-TEX(R)の採用はそのままに、立体裁断により動きやすさを高めています。また、フードはロールすることで調節できるようになっているため、シーンや天気に合わせてアレンジも可能。普段のカジュアルに重ねれば、黒×グリーンの切り替えデザインでメリハリのある着こなしが完成します。
▼カテゴリ2:クオリティに信頼の置けるジャパンブランドのマウンテンパーカー
続いて紹介するのは日本発ブランドのマウンテンパーカー。日本の気候にも程良くマッチするスペックにより、日常使いにはもってこいです。ベーシックで使いやすいデザインが多いのも特徴でしょう。
ブランド14
『スノーピーク』ライト マウンテン クローズ パーカー
コットンベースにナイロンをブレンドした素材の、アノラック型マウンテンパーカーです。耐久性がありラフに扱えるのはもちろんのこと、コットンのナチュラルな風合いとナイロンのさりげない光沢を併せ持つため、今年らしいアウトドアMIXのカジュアルにはうってつけ。同素材でショーツやロングパンツなども揃うので、セットアップで統一感のある着こなしもおすすめです。
ブランド15
『モンベル』ストームクルーザー ジャケット
ご存じ、日本を代表するアウトドアブランドから。“ゴアテックス ニットバッカーテクノロジー”を使った3レイヤージャケット。ゴアテックスメンブレンの裏地に極薄のニット素材をあしらうことで着心地と耐久性をアップしています。透湿性も優れているため、雨に濡れても服の中は常に快適でいられます。
ブランド16
『デサント』THE ONE マウンテンジャケット
コットンライクなナチュラルな風合いを生かした、黒のワントーンという潔くミニマルなデザインが特徴。フロントは比翼仕立て、かつ目立つロゴなども入っていないため、普段使いだけでなくスーツの上から羽織るなど、シーンを問わず取り入れやすい万能アウターとして活躍してくれそう。防風性が高くストレッチの利いたポリエステル素材を採用しており、旬なスポーツテイストの着こなしとも好相性です。
ブランド17
『フォックスファイヤー』ライダル ジャケット
ゴアテックスをレイヤードした1着は、プレーンなルックスでコーデへの合わせやすさは抜群。透湿防水性に優れた全天候型で、多雨多湿の日本でもうれしい快適な着心地を実現しています。内外合わせて計6つのポケットを装備しているので、小物の仕分けも容易。シルエットはジャパンブランドらしく、すっきりめです。
ブランド18
『クリフメイヤー』HINOKOマウンテンジャケット
キャンプや焚き火、BBQなど火を使うアウトドアレジャーにうれしい、オリジナルの難燃性加工素材を採用した「HINOKOマウンテンジャケット」。中綿入りで防寒度も高いため、寒い日のレジャーにも重宝します。また、フラップ付きポケットやジップポケットなど小物類の収納場所も充実。機能性の高さに加えて、お手頃価格というコスパの良さにも注目が集まっています。
ブランド19
『ファイントラック』エバーブレス アクロジャケット
強靭さに加えて、タテ・ヨコともに高次元なストレッチ性を備えるエバーブレス素材を抜擢。冬期アルパインクライミングにも対応する本気仕様の1着ですが、シンプルな風貌で街着としても違和感ありません。内側にはセキュリティーポケットをあしらうなど、バッグレス派にもうれしいディテールも備えています。
▼カテゴリ3:周囲にアピールできるコラボレーションマウンテンパーカー
最後にレコメンドするのは、アウトドアブランドと人気ショップによるコラボレートモデル。個性際立つアイテムゆえ、周囲との差別化を狙うにはおあつらえ向きです。ソールドアウト必至のモノばかりなので、早めのチェックをおすすめします!
ブランド20
『ナノ・ユニバース』×『ケルティ』WEB限定マウンテンパーカー
『ケルティ』の定番モデルを、『ナノ・ユニバース』らしいシックなディテールでタウンユースにも使いやすいアウターにスイッチしたのがこちら。『ケルティ』のロゴがベースの素材と同色の控えめなトーンになっていたり、黒のファスナーがシャープなアクセントになっていたりと、都会的な洒落感が印象的。合わせるボトムや全体のバランスに合わせ、裾のドローコードでシルエットが調節可能なのも高ポイント。
ブランド21
『チヌークスポーツ』×『コーエン』別注ナイロングログランマウンテンパーカー
1982年にアメリカのコロラド州で産声をあげたアウトドア・スポーツブランド『チヌークスポーツ』に『コーエン』が別注をかけた1着。グログランナイロン素材は程良くハリがありつつも、軽やかで着回し力抜群。ややゆとりを持たせたサイズ感は今どきな印象を与えます。また、前立は比翼とファスナーの二重構造なため防風性も◎。
ブランド22
『マーモット』×『オンリーアーク』別注 ゴアテックス 3L A ジャケット
『マーモット』の防水性・透湿性・耐久性に優れる「ゴアテックス エージャケット」を別注仕様にアレンジした一品。ブラックのボディや随所に利かせたホワイトなど、クールなカラーリングが光ります。また、通常右袖に施されるロゴはデザインを変え、アイコンタイプのロゴを刺繍にするなど玄人好みなこだわりが満載。
ブランド23
『シエラデザインズ』×『グリーンレーベル リラクシング』65/35 ビッグ マウンテンパーカー
マウンテンパーカーの中でも王道の『シエラデザインズ』に『グリーンレーベル リラクシング』が別注をかけた1着。65/35クロス生地を使用したベーシックなアイテムながら、ゆったりめのシルエットに変更することでトレンド感漂うルックスに。定番のブラックに加え、青みのあるダークグレーの色別注したこちらが特に注目で、シックかつクリーンな雰囲気が溢れます。
ブランド24
『ザ・ノース・フェイス パープルレーベル』×『ジャーナル スタンダード』マウンテンウィンドパーカー
毎シーズン人気の別注マウンテンパーカーの今季モデルは、フロントのフラップ付きポケットがアクセントになった、どこかクラシカルな雰囲気が特徴。こんな爽やかな白を選べば、春先のアウターとしても重たく見えずにスタイリッシュな印象になります。ポリエステルとコットンをブレンドした、65/35ベイヘッドクロスと呼ばれる素材を使い、防風性と速乾性を高めており、機能的にも申し分ナシ。
ブランド25
『タイオン』×『シップス エニィ』別注 ウォッシャブル パッカブル ストレージ ライト マウンテンパーカー
適度なハリとコシが魅力的なコットンポリエステル素材のタイプライター生地を採用した、『タイオン』と『シップス エニィ』のコラボマウンテンパーカー。パッカブル仕様になっているため持ち運びラクラクで、普段使いだけではなく旅行や出張などにもピッタリ。しかも自宅で手洗い可能なのも大きなメリットです。合わせやすいシンプルデザインなので、1枚持っておくと便利!
この記事の掲載アイテム一覧(全25商品)
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『ザ・ノース・フェイス』 マウンテン ライト ジャケット
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『アークテリクス』 スコーミッシュ フーディ
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『パタゴニア』 トレントシェル 3L ジャケット
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『エルエルビーン』 マウンテンクラシックフルジップジャケット
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『シエラデザインズ』 60/40マウンテンパーカー
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『コロンビア』 ヘイゼンジャケット
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『ワイルドシングス』×『アダム エ ロペ』 ツールストラップ デナリジャケット
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『カリマー』 トライトン ライトジャケット
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『マムート』 マウンテン SO パーカー AF
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『エーグル』 ゴアテックス ニカルディ ジャケット
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『ヘリーハンセン』 ベルゲンジャケット
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『ミレー』 ティフォン 50000 ストレッチ ジャケット
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『マーモット』 クラウドブレーカージャケット
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『スノーピーク』 ライト マウンテン クローズ パーカー
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『モンベル』 ストームクルーザー ジャケット
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『デサント』 THE ONE マウンテンジャケット
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『フォックスファイヤー』 ライダル ジャケット
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『クリフメイヤー』 HINOKOマウンテンジャケット
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『ファイントラック』 エバーブレス アクロジャケット
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『ナノ・ユニバース』×『ケルティ』 WEB限定マウンテンパーカー
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『チヌークスポーツ』×『コーエン』 別注ナイロングログランマウンテンパーカー
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『マーモット』×『オンリーアーク』 別注 ゴアテックス 3L A ジャケット
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『シエラデザインズ』×『グリーンレーベル リラクシング』 65/35 ビッグ マウンテンパーカー
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『ザ・ノース・フェイス パープルレーベル』×『ジャーナル スタンダード』 マウンテンウィンドパーカー
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『タイオン』×『シップス エニィ』 別注 ウォッシャブル パッカブル ストレージ ライト マウンテンパーカー
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