春は異動の季節。迎える方、迎えられる方のマナー

春は異動の季節。迎える方、迎えられる方のマナー

春は出会いの季節。職場でも人の異動があり、多くの「はじめまして」が交わされます。どんな初対面であれば、これからの仕事や人間関係が円滑に進められるのでしょうか。

村上 朋子

2016.02.18

ハウツー

転職・異動する側が覚えておくべき”初日の心得”

請われての転職や異動でも、すでに人間関係や仕事のフローができているところに飛び込んでいくとなれば、自分=異分子です。一挙手一投足にいたるまで観察されますが、過度な緊張は不要。これまで築いてきたキャリアという基盤にしっかり足をつけつつ、外面的には謙虚さ、フレッシュさで自身をコーティングするイメージです。

気をつけること1自己紹介&あいさつは、まとめてではなくひとりひとりに

どんな出会いにおいても第一印象は肝心ですが、部署全員の前でオフィシャルなあいさつをしただけでは、あなたの人間性は十分には伝わりません。タイミングを見てひとりひとりにあいさつすると「マメで、丁寧な人」というイメージにつながると同時に、自分もそれぞれの人の印象をキャッチでき、短時間で距離を縮められるはず!

気をつけること2服装&髪型は、照れずに”フレッシュさ”を追求せよ

フレッシュな印象を与える服装をして、ハズすことはありません。社会人経験が何年でも、転職先・移動先では新人も同然。その心機一転ぶりを、着るものによって体現していると考えましょう。カジュアルな服装OKの職場だとしても、初日はスーツで! 前日にカットしてヘアスタイルを整えておくといった意気込みも、好感度につながります。

気をつけること3謙虚になるには、内なる”新社会人魂”を発動させる

前職と業務内容が違う場合、イチから学ぶ姿勢を見せるのは基本です。もちろん、これまでの経験を生かせる場合もありますが、そのやり方には必ず違いがあるでしょう。できて当然と思われて、そこでのやり方を教えてもらうチャンスを逃すのはもったいない! 新社会人の時の気持ちを思い出し、ちょっとオーバーぐらいに謙虚な態度でいるのが正解。

転職・異動者を迎える側の”受け入れ体制”注意点

どんな人が新しく入ってくるんだろう……。期待と不安が入り交じる心中は、子供のころに転校生を迎える時の気持ちと大差ないかもしれません。が、仕事をしていくうえでは、できるだけ速やかによい関係を築くよう求められるところが、大人ならではでしょう。そしてそれは、迎える側の受け入れ体制によるところが大きいのです。

注意点1前職での評判は入れないほうが、お互いにとって◎!

転職・異動してくる人に対する評判を、あらかじめ入れておきたい気持ちはわかります。けれど、それがポジティブなものでもネガティブなものでも、本人を前にした時その情報のフィルターを通して見ることになります。それより、実際に自分が会った時の第一印象をそのまま受け取るほうがよほど大事! 直感を信じましょう。

注意点2部署の問題点や、同僚・上司の悪口を吹き込まない!

聞かれてもいないのに職場のネガティブな情報を異動してきたばかりの人の耳に入れるのはご法度です。せっかくフレッシュな心持ちで入ってきた人の出鼻をくじく必要はありませんし、業務内容にしろ人間関係にしろ、ネガティブな要素はいずれ本人が自分で気づきます。その時に問われれば教える、というスタンスで十分です。

注意点3その人の背景を知るためには、個人的な会話を積極的に

たとえ職場であっても、多くの時間を一緒に過ごす者同士、お互いの人となりを知っておいたほうが、仕事のコミュニケーションも円滑に進むのは明らか。転職・異動してきた人にはあいさつの際に、前職の業務内容やスキルだけでなく、出身や家族、趣味などパーソナルなことを聞き、自分のことも話す。距離を縮める基本です。

注意点4歓迎会で長い時間拘束するのは、効率的ではありません

異動が多い季節は、歓送迎会が続きます。しかし、就業後の時間を何度も拘束されると相手も疲れます。その結果、仕事に支障が出ては本末転倒。よほど大人数が集合するケースは別ですが、部署単位であればランチ歓迎会程度が適当です。子育て世代も参加しやすく、深酒になることもなく、有意義な会話を全員で楽しめるでしょう。

フリーライター&編集。複数の出版社での男性向けモノ情報誌、書籍などの編集業務を経て、独立。現在は書籍、雑誌、webなど各種媒体で、女性目線の記事を発信中。
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