シンプルイズベスト。タイメックスのキャンパーは男の永世定番だ

シンプルイズベスト。タイメックスのキャンパーは男の永世定番だ

キャンパーとは、アメリカンウォッチブランド『タイメックス』を代表するシンプルなミリタリーウォッチ。大人の男性の気取らない休日に欠かせない、オフ時計の決定版です。

TASCLAP編集部

2020.04.09

タイメックス(TIMEX)
腕時計

男の定番時計。『タイメックス』というブランドについて

『タイメックス』は1854年創業のウォーターベリークロック社を前身とするアメリカンウォッチブランド。ミッキーマウスのキャラクター時計で有名なインガーソル社との合併以降は手が届きやすい腕時計を製造するブランドとなり、1970年代のクォーツショックを生き抜いた数少ないアメリカ発祥のウォッチブランドとして知られています。機械式時計からクォーツ時計への切り替えに巧みに成功しつつも、機械式の需要が再燃してきた2018年には手巻きモデル「マーリン」を復刻するなど、商売上手なブランドでもあります。

タイメックスのウィークエンダーは、都会派ミリタリー時計の王道だ

タイメックスのウィークエンダーは、都会派ミリタリー時計の王道だ

男のオフに欠かせないのが、リボンベルトのミリタリーウォッチ。代表格に君臨するのが、バリエーションも豊かで入手しやすい『タイメックス』の「ウィークエンダー」です。

TASCLAP編集部

『タイメックス』といえば。基幹モデル「キャンパー」を知る

1970年代に腕時計の大衆化が急速に進む流れと平行して、一般将兵向けの軍用時計は壊れてもすぐに取り替えの効くロープライスな腕時計を志向するようになりました。「キャンパー」は元々1980年代のアメリカ軍に納入されていた軍用モデルで、1980年代の『タイメックス』を代表する腕時計でした。「キャンパー」は腕時計としての最低限の機能のみを持つことで、コストの切り詰めを達成したモデル。それが現代においては、究極の機能美にもつながっているのです。

機能性に無駄なし。「キャンパー」の魅力とは

「キャンパー」の魅力は軍用由来のミニマリズムに根差しており、腕時計としての最低限の機能を追及した機能美にあります。視認性の良いアラビアインデックスに、装飾性を控えたシンプルな文字盤。“時間がわかる”という当たり前にも聞こえる点に特化したモデルだからこそ、老若男女、時計好きか否かに関わらずこんなに惹き付けられるのかも知れません。

魅力1シンプルな機能のみを追求する潔さ

カレンダーやストップウォッチなど、機能の複雑化こそが腕時計の進化。しかしその本来のあり方は、いつでも誰でも時間がわかるということに尽きます。他の機能のせいで時刻が把握できないのは、本末転倒でしょう。時・分・秒の3本の針さえあれば十分であり、時刻を誤解することがないよう表示は見やすくする。このように絞り込まれた機能と見やすいデザインこそ軍用時計の本分であり、目指すべき理想です。「キャンパー」は、まさにその姿を実現しています。

魅力2圧倒的なコストパフォーマンス

一般将兵向けの軍用時計のローコスト化というのは、機械式時計ばかりの1960年代から取り組まれてきたこと。部品数を削り、ケースはプラスチック、ベルトもナイロン製というのは、そんなコスト低減策のなかから生まれてきた仕様です。現代の「キャンパー」はアンダー1万円が当たり前。ですが、そのコストパフォーマンスは腕時計の歴史が蓄えた試行錯誤の賜物なのです。

魅力3見た目からは伝わりにくい頑丈さ

「キャンパー」のオリジナルはケースも風防もプラスチック。防水性は、いわゆる生活防水といわれる3気圧です。しかし、耐久性に劣る使い捨て時計なのかというと「キャンパー」は違います。実は筆者も「キャンパー」を所有しており、数年前に1度洗濯機に入れて洗濯してしまったことがあります。当然のことながら多少の水の侵入を許し、水分で夜光塗料が溶け落ちました。しかし裏蓋を開けてムーブメントを乾燥させたら、今でも問題なく動いてくれています。シンプルであるからこそ、意外なタフネスを発揮してくれるという体験をもたらしてくれたのがこの「キャンパー」だったのです。

ちょっと大人に見せたいなら、ステンレススチールケースの「キャンパー」を

「オリジナル キャンパー」が復刻したのち、後を追うように素材違いとなるステンレススチールケースのモデルが登場しました。それがこちらのモデル。ブラックに限らずカラーバリエーションも豊富ですが、ケース径が40mmに拡張され、マットなメタルケースになったことで腕元での存在感も段違いになっています。樹脂素材にはない光沢は。きれいめスタイルにももってこいです。

さらに、現代の時流に合わせて、大戦当時にはなかったメタルブレスモデルもお目見え。しかしながら、ケース同様にマットな素材感の5連ブレスにはどこかヴィンテージライクで、懐かしさすら覚えます。着脱はワンプッシュで行えるため、古き良き見た目に反して使い勝手は上々です。

メンズカジュアルに例外なくハマるのが、評価の理由です

シンプルで飾り気のないミリタリーというスタイルは、基本はメンズに根差したもの。とはいえキャンパーは武骨一辺倒でなく無難に何にでも合わせられるので、とくにカジュアルなスタイルにワンポイント的なアクセントをつけるのにも適しています。さらに基本のモデルは34mm(オリジナルキャンパーは36mm)の小ぶりサイズですから、昨今の小さめウォッチの流れにも即しています。

例えばラフな白スウェットシャツの袖口にも

「キャンパー」は軍用時計であると同時に、アメリカのウォッチブランドを象徴する時計です。そのシンプルなスタイルは、典型的なアメリカンカジュアルにぴったり。ホワイトカラーで洗いざらしのスウェットシャツの腕元なんかにも、違和感なくマッチします。

例えばアメカジの定番。チェックシャツにも

もうちょっとパンチを効かせたいのなら、ネイビーケース+ホワイト文字盤のようなタイプを着けるのもいいでしょう。視認性を高める赤の秒針も、いいアクセントになります。アメカジらしく、小ぶりな形状を生かして他の細身のアクセとの重ね着けも有効です。主張のあるチェック柄に対し、程良くバランスを取ってくれます。

例えば夏らしい半袖短パンスタイルにも

装いが軽くなる春夏には、小型の腕時計が着こなしにフィットするでしょう。Tシャツなどがメインになり少し寂しさを感じる腕元に、34mmケースの「キャンパー」が嫌味を感じさせない程良いアクセントとしてはたらいてくれます。

今買える3本。『タイメックス』の「キャンパー」は別注も贅沢

定番ゆえにさまざまなブランドとの取り組みも多い「キャンパー」。カテゴリを問わず、コラボレーションを行っています。見た目の幅も広い、3本をピックアップ。

1本目『タイメックス』×『ナイジェル・ケーボン』REFEREE

英国を代表するスポーツ、サッカー。かつてレフェリーが使っていたヴィンテージの懐中時計にインスピレーションを得て制作された、その名も「レフェリー」です。上質ながらスポーティなレザーのNATOベルトは、デザイナー、ナイジェル・ケーボン氏のひいきのチームカラーをベースに構築されているんだとか。

2本目『タイメックス』×『ビームス』別注 Original Camper スケルトン 3針ウォッチ

スケルトンケースがなんとも涼しげなこちらは、『ビームス』による別注モデル。武骨さの残るシルエットはそのままに、繊細なクォーツムーブメントをデザインアクセントとした、同ショップならではのユニークな仕様です。なお、インデックスがホワイトのモノは、レディースレーベル『ビームス ボーイ』の別注です。

3本目『タイメックス』×『ナノ・ユニバース』別注CAMPER CALIFORNIA DIAL

文字盤の上半分と下半分で、インデックスの表示方法が異なるその名も“カリフォルニアダイヤル”。ヴィンテージウォッチに見られ、現在でも装飾製の強いダイヤルとして度々ピックアップされるデザインです。今回は『ナノ・ユニバース』の手によりシンプルな「キャンパー」への一振りのスパイスとして同ダイヤルを採用。シックなブラックボディとのコントラストも美しい、完成度の高い1本です。

プロのライターと一緒に、等身大のおしゃれを日々発信。物欲を刺激する良品の数々、ビジネススタイルからカジュアルスタイルまで。今日から役立つメンズファッションの“いろは”を、わかりやすく紹介しています。
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