
知ってた!? シャンブレーシャツとデニムシャツの違い
シャンブレーとデニムの違いってご存じですか? どちらもシャツによく使われる生地ですが、厚みだけでなく特徴も異なるので、きちんと把握して使い分けたほうが賢明です。
シャンブレーとデニムの違いは“織り方”!
混同しがちだが、“シャンブレー” は、縦糸に色糸、横糸に白糸 (さらし糸) を使って“平織り”した生地。一方の “デニム” は、縦糸に色糸、横糸に白糸 (さらし糸) を使って“綾織り”した生地。糸の使い方は同じですが、織り方が異なります。それぞれの特徴は後ほど詳しく説明します! ちなみに “ダンガリー” は、縦糸に白糸 (さらし糸)、横糸に色糸を使って“綾織り”した生地。デニムとは糸の使い方が逆になります。生地の厚さは一般的に、シャンブレー<ダンガリー<デニムと覚えておけばOKです。
シャンブレーシャツならではの特徴は?
シャンブレーの平織りは表面に糸が均等に現れ、縦糸の色落ちが目立ちません。霜降り調の表情で色味は淡い印象。玉虫調の光沢が強いものもあります。基本的に薄手が多く、デニムより耐久性が低いので主にトップス向き。品の良さやソフトな触感が魅力です。
今春買うべきシャンブレーシャツ3選
シャンブレー生地を使ったシャツは、デザインのバリエーションが豊富。その中から、押さえておくべき定番と、挑戦してほしいトレンドアイテムをピックアップします!
適度に上品な生地感を生かすなら、ボタンダウンシャツがおすすめ。襟の収まりが良く、インナーとしての使い勝手も良好です。『ビームスプラス』の1枚は、1960年代に生産されていたアメトラスタイルのシャツがベース。オーセンティックで幅広く着回せます。
汎用性の高さならレギュラーカラーのシャツ。襟がコンパクトなタイプを選べば、スタイリッシュな印象になります。この1枚は日本のデニムブランド『ドゥニーム』のもので、ブランド設立時からのレシピを元に製作された、シンプルで合わせやすいデザインです。
トレンドのバンドカラーを採用したシャツも狙い目。インナーとしても着回しやすい作りです。『マッキントッシュ ロンドン』の1枚は、昔ながらのシャトル織機で織り上げた生地の柔らかな風合いが魅力的。着込むほどに味感が高まるので、愛着も深まっていきます。
旬な着こなしがわかる! シャンブレーシャツのコーデ集
シャンブレーのシャツは品の良さと味感のバランスが絶妙。シンプルに着こなすだけで、こなれたムードが振りまけます。そんなコーディネートの実例を紹介します!
シャンブレーシャツにジーンズを合わせてシンプルに着こなしたお手本。1930~40年代に生産されたヴィンテージ品に見られるような、左右非対称の胸ポケットが何げないアクセントになっています。ジーンズの裾をロールアップしているのもポイント。
深い色味のシャンブレーシャツにブラックパンツとコインローファーを合わせ、こなれた大人のスタイリングを構築。ニットを肩掛けすることで、エレガントなアクセントも加味しています。ニットを着用することで、温度調整もできるので実用性も兼備!
シャンブレーシャツをインナーとして使用。パーカーの下にカットソーを合わせた時よりも、大人っぽい落ち着きが生まれています。シャツもパーカーもブルー系のカラーなので、爽快感も醸し出されています。また、パンツとスニーカーをブラックにすることで適度に引き締めている点も春らしい演出。
レザージャケットを用いたコーディネートは武骨な印象やハードなムードになりがちですが、シャンブレーシャツを合わせると上品にまとめることが可能。ドレッシーすぎず、ラフすぎないという生地感が絶妙にマッチします。白いパンツで爽快感もMIX!
シャンブレー地のボタンダウンシャツは、カジュアルなスーツやテーラードジャケットとも好相性。スマートカジュアルなビジネススタイルにも活用できます。この装いは、タイドアップなどで品格をアップしつつ、パンツの色で個性も加味したバランスが巧妙。
デニムシャツならではの特徴は?
デニムの綾織りは、糸を数本飛ばして交差する織り方で、畝(うね)は斜め。縦糸が表面の大半を占め、色落ちが目立ちます。厚手のものが多く耐久性は抜群。最近はストレッチ性を備えるものも多く、着心地も向上しています。風合いや経編変化を楽しめるのが魅力です。
今春買うべきデニムシャツ5選
デニム生地を使ったシャツは多種多様。色落ちや加工の異なるものも多数あります。その中から、定番的なデザインからトレンドアイテムまで選りすぐって紹介!
デニム地を使ったシャツの中でも、ウエスタンシャツはスタンダードの1つ。男っぽいムードが大きな魅力です。今シーズンなら、薄色のブルーを選んで軽快に着こなすのがイチ押し。『ボブソン』×『インターナショナルギャラリービームス』の1枚は、ストレッチ生地で着用感も快適です。
濃色のインディゴカラーで染められた『ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ』のデニムシャツ。ボタンダウン仕様や胸ポケットなど、こなれた大人のムードにマッチするディテールが魅力です。また、トレンド感のあるゆったりとしたシルエットもうれしいところ。
シャンブレーやオックス地のイメージが強いボタンダウンシャツだからこそ、デニム地を用いたタイプはどこか新鮮。厚すぎない生地や均一な色落ち具合が上品なニュアンスですが、アタリなどにデニム特有の味感がにじみ出ています。シンプルで幅広く使える傑作!
アメリカ西部のカウボーイが着用するシャツとして名高い武骨なウエスタンシャツを、ノーカラー仕様でアレンジ。『スペルバウンド』ならではの審美眼でトレンド要素をMIXしています。アウターからインナーまで使え、春の着こなし作りに貢献してくれること必至。
こちらも旬なバンドカラーを取り入れた『インプローブス』のウエスタンシャツ。強めの色褪せや衿部分のカットオフ仕様で、ヴィンテージ感漂う仕上がりとなっています。Tシャツの上に羽織るだけで、こなれた着こなしが築けます。
春のファッションに◎。デニムシャツの着こなし
デニムシャツは男っぽいニュアンスが特徴。それを生かしながら、どう中和して大人っぽくコーディネートするかが着こなす際のポイントです。好サンプルを見てみましょう!
『ナノ・ユニバース』の定番ウエスタンシャツ。薄手のデニム地を用い、気軽に羽織れる仕上がりです。シルエットがスリムなので、ラフなパンツを合わせてもスタイリッシュ。今季なら、スウェットパンツ+スニーカーでアスレジャー風にまとめるのもおすすめです。
『レミ レリーフ』のデニムシャツを使ったコーディネートは、リブパンツとの組み合わせが今季的。上下の淡いトーンが着こなしの統一感を高めています。こなれた雰囲気もさることながら、快適さも兼備したリラックスコーデです。
アイスブルーやサックスブルーと呼ばれる明るいトーンのデニム地が今シーズンのトレンド。そんな要素をウエスタンシャツで取り入れた春っぽい着こなしです。パンツとシューズをブラックで一体化し、上品に引き締めながら脚長効果も狙った技が見て取れます。
デニムシャツを着ている人が周囲に多い場合は、少し個性的なデザインが入ったタイプを選ぶという手も。胸にスポーティなラインが入った『ナノ・ユニバース』の一枚もその典型です。ラインの白を拾い上げ、他のアイテムもホワイトで揃えて爽快に演出!
トレンドのノーカラーシャツは、何げなくコーディネートするだけで新鮮。スラックスを合わせるのがおすすめで、簡単に大人っぽくまとまります。アンクル丈を選ぶと、足元に抜け感が加わって軽やかなイメージに。スニーカーを合わせればさらに軽快です。
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