
見直してみない? ポロシャツのコーデと今季のおすすめアイテム
ポロシャツは、年齢を問わずに着られるからこそコーディネートが重要。大人にふさわしいポロシャツの着こなし実例を中心に、即戦力となるおすすめアイテムもご紹介します。
春夏の定番。ポロシャツをおしゃれに着こなすために
ポロシャツは幅広い年齢層が着られる春夏の万能着。しかし、着こなし方を間違えると、ダサく見えたり年齢以上に老けて見えたりと、残念な結果を招くことも……。そこで、ここでは4つのパートに分けて、春夏シーズンを攻略するポロシャツの選び方やコーデのヒント、そしておすすめのアイテムを紹介します。
Part.1:ポロシャツの歴史
ポロシャツの原点は、イギリスの伝統競技である“ポロ”のプレーヤーが着るユニフォームでした。ただし、現在のような形が普及したのは別のスポーツプレーヤーがきっかけ。それが、フランス人テニスプレーヤーのルネ・ラコステ氏です。彼は、従来のテニスのユニフォームであったブロード性の長袖シャツに不満を持っていたそう。動きにくいことや、吸汗性が悪いことに対して改善の余地を求めたそうです。
そこで彼は、ポロ競技のユニフォームにヒントを得てポロシャツを開発。瞬く間にテニス界で大ヒットし、さらには、彼の妻となる女性ゴルファーが着用したことでゴルフ界にも浸透しました。こうして世界初のポロシャツメーカー『ラコステ』が生まれたのです。なお、誰もがご存じのワニのマークは、ラコステ氏のテニススタイルから名付けられた“The Alligator”というあだ名が由来するそうです。
Part.2:ポロシャツの選び方
次に、ポロシャツを選ぶ際の3つの要素を解説します。ポロシャツを新たに購入する時には、ここで紹介する素材や色、デザインなどの違いを考慮しましょう。
選び方1
着用感だけじゃない。見た目にも影響する素材感
ポロシャツを選ぶ際に重視したいのは、素材感。肌触りはもちろん異なりますが、素材が違うだけで表情も変わります。代表的な素材感は以下の3種類で、それぞれのイメージも参考にしてください。
■鹿の子織り…カットソーに見られる平編みの変化組織といわれ、表面がでこぼことしているため風通しの良さは抜群。比較的カジュアルな印象です。
■パイル地…ポリエステル混のコットンパイル地は、肌触りが抜群。見た目にも涼しげな印象を与えます。
■ニット素材…カジュアルさを求めるのではなく、ドレッシーな気分を味わうのであればニットポロがおすすめ。大人にふさわしい上品な表情は、まさに“大人顔”。
選び方2
定番色だけじゃない。季節感の決め手は色みにアリ
ホワイトやブラック、ネイビーなどベーシックな色みはもちろん、春夏らしい鮮やかなカラーもおすすめ。その違いを見ていきましょう。
■ホワイト…定番のホワイトは、どんなアイテムとも相性が良い色みです。膨張色でもあるため、試着は必須。
■ダークトーン…ブラックやネイビーなどのダークトーンはシックな趣。しかし、合わせるパンツ次第でドレッシーにもカジュアルにも着こなせます。
■ブライトカラー…春夏という季節にはぴったりのブライトカラー。ブルーやグリーンなどの寒色系であれば、ブライトカラーならではの鮮やかさが悪目立ちすることがありません。
選び方3
やっぱり気になる。デザインを選ぶために知るべきこと
シンプルに着こなせる無地やワンポイント、一枚でインパクトがある総柄など……。その違いを改めて確認しましょう。
■無地…無地はオン・オフ問わず使える万能着。薄色デニムや白パンツなどと合わせる際は、白ポロシャツでワントーンを構築するのも◎。
■ワンポイント…ブランドのロゴマークが入ったポロシャツも、汎用性が高いためおすすめ。『フレッドペリー』や『ラコステ』など、王道の一枚を狙いましょう。
■総柄プリント…総柄というと抵抗がある人も多いはず。しかし、施されたデザインが細い線で描かれていたり、ボディ全体にロゴやイラストが施されていたりすると、着こなすのも簡単です。
Part.3:ポロシャツのコーデ、パンツ別にみる実例集
ポロシャツは着こなしでセンスが問われます。そのため、合わせるパンツによってコーデを考える必要があるのです。というわけで、ここでは旬のパンツとポロシャツとの着こなし例をご紹介。あなたの気分にマッチするパンツとの着こなしを参考に、春夏のポロシャツコーデを攻略しましょう。
コーデ1
▼ポロシャツ×ワイドパンツ
今どきなリラックス感を演出するなら、ワイドパンツを合わせるのがイチ押し! シンプルなワイドパンツを選んでポロシャツをセットすれば、ダラしなく映ることはなく、大人っぽくまとまります。
ポップ顔のカラーパンツをポロシャツで引き締め!
グリーンを纏った鮮やかなワイドパンツを使ってコーディネート。夏らしいポップな色合いの1本を持ってきたぶん、トップスにはシックな印象の黒ポロシャツをチョイスしてスタイリングを引き締めています。その結果、リラックスムードとスマートさが絶妙に共存する、あか抜け感たっぷりな着こなしに。
ポロシャツをタックインして今どきなバランスに
ポロシャツをワイドパンツにタックインすることで、リラクシングなニュアンスと大人っぽい雰囲気を同時に演出。上半身をコンパクトにまとめつつ、トートバッグの肩掛けで目線を高い位置に誘導し、スタイルをより良く見せているのも見事なテクニックです。明るいトーンのスニーカーを合わせることで、ヘビーな印象を緩和しているのも巧妙。
コーデ2
▼ポロシャツ×アンクルパンツ
すっかり定番化しているアンクルパンツですが、ポロシャツとの相性も抜群!! 上品なトップスのムードを壊すことなく、抜け感や軽快感を簡単にプラスすることができます。軽やかな足元を強調するなら、サンダルを合わせるのもおすすめ。
ベーシックな装いだからこそ、こなれ感ある足元が主張!
無地のポロシャツにシンプルなアンクルパンツやローテクスニーカーを合わせただけのベーシックなコーディネートがベース。パンツの絶妙な丈感によって足首部分の素肌が覗き、こなれたムードが漂っています。ポロシャツもスニーカーもホワイトで揃えてシンクロさせ、清潔感を強調しているのも見逃せないポイントです!
ミリタリーテイストと軽快感をバランス良くMIX
トップスが上品なポロシャツだからこそ、男らしくて武骨なミリタリーパンツを合わせても品良く仕上がります。さらにこのコーディネートでは、スリムなパンツを選ぶことでスタイリッシュに昇華。パンツの短めな丈感に加え、サンダルもセットすることで軽やかな足元を演出しています。
コーデ3
▼ポロシャツ×白パンツ
白パンツは近年注目されているアイテムの1つ。ポロシャツを組み合わせれば、シンプルなコーディネートの中にクリーンでエレガントな雰囲気を演出することができます。合わせるポロシャツのカラーによって印象のコントロールも可能!
スモーキーカラー×白で落ち着きと爽やかさを両立
スモーキーかつ淡いトーンのグリーンが印象的なポロシャツをセレクト。シンプルなホワイトのパンツを合わせることで、トップスの色味が際立っています。コーディネート全体が明るいトーンなので、爽やかなニュアンスも醸成。レザーサンダルで軽快感と大人っぽさが共存する足元に仕上げているのもポイントです。
トラッドにまとめつつ旬なスポーティテイストもブレンド
ポロシャツ×白パンツのコンビネーションでトラッド香り立つカジュアルスタイルを構築。その一方、バックパックやスニーカーといったアクティブ風味な小物で旬なスポーティテイストを落とし込んでいるのも見逃せません。好印象間違いなしの小粋なテイストMIXは、ぜひとも参考にしたいところ!
コーデ4
▼ポロシャツ×スラックス
ポロシャツの上品なエッセンスを生かすなら、品の良いスラックスを合わせるのがセオリー。定番色など、汎用性の高い色味のスラックスから揃えるのがおすすめです。オフで使うなら、リラックスできる着用感のイージースラックスを活用しましょう!
BIZスタイル王道の紺×グレーで落ち着きある装いをメイク
紺ジャケにグレースラックスを合わせる着こなしは、BIZスタイルにおける基本の「キ」。そんな色使いをそのまま踏襲し、トップスを台襟付きポロシャツに置き換えたコーデがこちらです。ジャケットより軽快感のあるアイテムなので、オンタイムはもちろん休日コーデとしても違和感ナシ。上品なイメージを損なわないよう、シルエットは細身にまとめるのが正解です。
コーデの幅をグッと広げるカーキをチョイス
大人っぽさ、男らしさ、新鮮さを併せ持っているのがカーキのスラックス。意外と幅広いシーンにマッチするので、バリエーションとして揃えておくと便利です。このお手本は、少しルーズなスラックスにタイトなポロシャツを合わせたシルエットのバランスが絶妙。せっかくならスラックスだけでなく、ジャケットを含むセットアップで揃えておくとアレンジの幅が広がるので重宝します。
コーデ5
▼ポロシャツ×ショートパンツ
1枚で着ても上品にキマるのがポロシャツのメリット。その特徴を生かしつつ暑い夏を乗り切るためには、ショートパンツを活用するのが賢い手段です。子供っぽく見えてしまうことも多いので、落ち着きのあるカラーで大人っぽく着こなすように意識しましょう!
ネイビーのアイテムで揃えた落ち着きのある基本形
ポロシャツはダークネイビーでショートパンツはネイビー。トーンを変えつつネイビーで揃えた落ち着きのあるコーディネートです。ネイビーならではの爽やかさや品の良さが感じられるカジュアルスタイルは大人に最適。ショートパンツを上品に着こなすなら、この好例のようにダークなワントーン系コーディネートを構築するのが定石です!
ワイドなショーツでリラックス感を加味した応用形
今っぽいリラックス感を演出するなら、少しルーズなショートパンツを選ぶという手も。ポロシャツもビッグシルエットにするとストリートライクな印象になり、タイトにまとめると落ち着きあるコーディネートに導くことができます。このお手本では、ややタイトなポロシャツをセレクト。ブラウンのポロシャツ×ダークネイビーのパンツという色使いでも大人な印象を上乗せしています。モノトーンのスニーカーも落ち着いたムード作りに貢献!
Part.4:人気ブランドから厳選。春夏におすすめのポロシャツ
最後に紹介するのは、この春夏におすすめしたいポロシャツです。掲載しているポロシャツは色違いも展開されているので、気になるデザインや素材感のものがあれば即チェックしましょう。
アイテム1
『ラコステ』L1212
ポロシャツのオリジンともいえる「L1212」は普遍的なデザインが魅力。王道ブランドのロングセラーアイテムということで、最初に着こなすべきポロシャツの筆頭です。カラバリの多さも長年愛されている理由の1つ。本家の「フランス製」だけでなく、日本人の体型に合わせた「日本製」も展開しているので、自身の体型に合わせてセレクトしましょう。
アイテム2
『フレッドペリー』M12
『フレッドペリー』で押さえておくべき代表作は、襟と袖に「ティップライン(2本ライン)」があしらわれた「M12」。ブランドで12番目にデザインされたポロシャツのスタイルであることを表しています。1952年に誕生して以来、MADE IN ENGLANDにこだわって作り続けているのも特徴的。上品なイメージだけでなくスポーティな印象も強い名作です。
アイテム3
『ポロ ラルフローレン 』ボーイズライン ワンポイントポロシャツ
『ラコステ』や『フレッドペリー』に並ぶポロシャツの「御三家ブランド」として支持されるのが『ポロ ラルフローレン』。ポニーのアイコンがトレードマークになっています。メンズ向けのポロシャツは「クラシックフィット」「カスタムスリムフィット」「スリムフィット」という3つのシルエットが選べますが、実は小ぶりな日本人には「ボーイズライン」がジャスト。体型や気分に合わせて好きなシルエットを着こなしてみてください!
アイテム4
『ジョンスメドレー』KIERAN 30ゲージ コットン ニットポロシャツ
高品質なニットアイテムで名高い『ジョンスメドレー』は、ハイゲージニットを使ったポロシャツをラインアップ。これは定番モデルの「S3798」をアップデートしたポロシャツで、以前と比べて肩幅に少し余裕を与えて今っぽいリラックス感を取り入れています。リュクスな生地感との相乗効果によるストレスフリーな着心地が圧巻。やみつきになる大人が続出してます。
アイテム5
『トゥモローランド』シルクコットン ニットポロシャツ セジア
人気のセレクトショップ『トゥモローランド』は1978年の創業当時はニットメーカーでした。今でも高品質なニット生地に定評があり、ポロシャツにも採用しています。特にこの1枚は、イタリアのセジア社が手掛けたシルクコットンを起用。滑らかなタッチがラグジュアリーな印象を振りまきます。適度な厚みがあり、体のラインをさりげなく隠してくれるのもポイント。
アイテム6
『シップス エニィ』多機能 カノコ ポロシャツ
首もとが広めに開いたスキッパータイプの1枚は、リラックスムードの打ち出しにうってつけ! ボタンを省いたすっきりとしたデザインなので、インナーをチラ見せして重ね着を楽しむのもおすすめです。こちらはボディに「プライムアイス」という機能素材を採用。吸水速乾・接触冷感・抗菌防臭・UVカット・吸放湿の5つの機能が、爽やかな夏の着こなしをサポートしてくれます。
アイテム7
『シップス』吸水速乾・UVケア ドライミックス ワンポイント ロゴ ボタンダウン ポロシャツ
吸水速乾・UVケア・防シワなど多彩な機能を備えるドライミックスを素材に採用。酷暑を乗り切るための“切り札”となってくれる1枚です。脇下部分に消臭テープを施すなど、細部への気配りも◎。そして、ボタンダウンカラーとなったスマートなデザインにも注目を。ジャケットのインナーとしても難なく使えるので、オン・オフとフレキシブルに着回せます。
アイテム8
『ナノ・ユニバース』LB.03 アンチソーキッド 比翼ポロシャツ
2017年に発表されて以来、ブランドを代表する夏の定番となっている「アンチソーキッド」シリーズより登場。生地表面には特殊加工が施され、夏場の大敵である汗ジミが目立ちにくくなっています。一方の裏面は吸水加工でフィニッシュしており、汗をかいても不快なベタつきを感じさせません。フロントが比翼仕立てとなった、『ナノ・ユニバース』らしい品良いデザインも好印象!
アイテム9
『フリークスストア』ビッグシルエット マックスウェイト ポロシャツ
『フリークスストア』で夏の定番となっている「マックスウェイト」シリーズのポロシャツ。洗濯してもヘタれないタフな肉厚生地を使用し、1枚で着てもサマになるように仕上げています。シルエットはかなりワイド。アームホールも広めですが、レングスを短めにすることで今どきなバランスに整えています。フェイド感のあるグレイッシュベージュ、サックスブルー、ダークグリーンに加え、定番カラーも展開。
アイテム10
『ジム』アメリカンシーアイランドコットン ポロシャツ 吸水速乾
“繊維の宝石”とも称される高級綿・シーアイランドコットンを使用。50mm以上の繊維長を誇る同素材は、ソフトな質感とほんのりとした光沢感を兼ね備えているのが魅力です。そんな上質な素材使いに加えて、ワイド~カッタウェイのすっきりと仕立てた襟元も見どころ。スラックスに合わせれば、ビズシーンでも大いに活躍してくれそうです。
アイテム11
『ザ・ノース・フェイス』ショートスリーブエニーパートポロ
速乾性に優れるポリエステル×コットンに、消臭性のあるマキシフレッシュをプラスした機能派ポロシャツ。汗をかいても快適な着心地をキープできますから、街使いはもちろんアクティブシーンのパートナーとしてもぴったりです。左胸にセットされたコンパクトサイズのブランドロゴ刺繍がさりげないアクセント!
アイテム12
『ブルックスブラザーズ』リネン/コットン ショートスリーブ ポロセーター
アメトラを象徴するブランド『ブルックスブラザーズ』は、ポロシャツも名品揃い。本作はリネン×コットンのさらりとした肌触りが特徴で、夏場も爽やかな着心地をキープしてくれます。落ち着きのあるベージュカラーはさまざまなコーデに合わせやすく、薄手のためジャケットのインナーとしてもおすすめ。
アイテム13
『フィリッポ デ ローレンティス』カノコ ポロシャツ
イタリア中部の街ペスカーラを拠点とする実力派ブランドが手掛けるのは、気分を上げてくれるような美発色の鹿の子ポロ。1枚で主役使いするのはもとより、インナーで挿し色的に使うのもおすすめなアイテムです。 そして“MADE IN ITALY”ならではの高いクオリティでも大人を魅了。他にもブルーやピンクといった街映えするカラーバリエーションが揃います。
この記事の掲載アイテム一覧(全13商品)
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『ラコステ』 L1212
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『フレッドペリー』 M12
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『ポロ ラルフローレン 』 ボーイズライン ワンポイントポロシャツ
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『ジョンスメドレー』 KIERAN 30ゲージ コットン ニットポロシャツ
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『トゥモローランド』 シルクコットン ニットポロシャツ セジア
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『シップス エニィ』 多機能 カノコ ポロシャツ
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『シップス』 吸水速乾・UVケア ドライミックス ワンポイント ロゴ ボタンダウン ポロシャツ
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『ナノ・ユニバース』 LB.03 アンチソーキッド 比翼ポロシャツ
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『フリークスストア』 ビッグシルエット マックスウェイト ポロシャツ
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『ジム』 アメリカンシーアイランドコットン ポロシャツ 吸水速乾
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『ザ・ノース・フェイス』 ショートスリーブエニーパートポロ
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『ブルックスブラザーズ』 リネン/コットン ショートスリーブ ポロセーター
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『フィリッポ デ ローレンティス』 カノコ ポロシャツ
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