
チャッカブーツといえばこの10足。注目ブランドも着こなし方も解説します
スエードやスムースレザーを採用した上品なルックスながらも、カジュアルな雰囲気を持つチャッカブーツ。幅広い着こなしに取り入れられるので、1足あると確実に重宝する。
上品なルックスながらもカジュアルに履けるのがチャッカブーツの魅力
チャッカブーツとは、2~3組のひも穴を持ち、つま先革と腰革の2パーツで構成されたくるぶし丈のブーツのことを指す。その名の由来には諸説あるが、チャッカとはポロ競技の時間の単位を表し、ポロ選手が試合後に履いていたカジュアルなブーツがチャッカブーツの起源というのが有力だ。レザーを使用した上品なルックスだが、スポーツが由来のためフォーマルすぎずカジュアルすぎず、季節問わずあらゆるシーンで合わせやすい点が魅力。
着こなしのイメージに合わせて、素材やデザインを選ぶのがポイント
素材やデザインなどさまざまなバリエーションが展開されているが、最初に挑戦するなら基本的なデザインのプレーントゥタイプがおすすめ。素材は、スエード、スムースレザーどちらも幅広いスタイルに取り入れられるが、カジュアルスタイルが多いならスエード素材、きれいめスタイルが多いならばスムースレザーを選ぶのがベター。細身のラストならきれいめな印象、幅広のラストはカジュアル感が強くなるのでスタイルに合った1足を選んで。
知っておきたい。サイズ選びや取り扱いで注意したいこと
全般的にブーツは1サイズ大きく作られているので、スニーカーなどの普段履いている靴よりも1サイズorハーフサイズ小さい自分の足にあったサイズを選ぶのが重要。取り扱いにおいては、レザー製品なので長く愛用するためにも日頃のメンテナンスはきちんと行うこと。履く前に防水スプレーをかけて防水・防汚しておくのがおすすめだ。
チャッカブーツを選ぶならココ。名門ブランドとそのおすすめをピックアップ
上品なルックスでシーン問わず幅広いスタイルに取り入れられるチャッカブーツは、大人に最適なアイテム。品質や履き心地、デザインを考えるとやはり革靴に定評のある名門ブランドから選んでおきたいところだ。押さえておきたいブランドとそのおすすめの1足を紹介する。
アイテム1
『オールデン』オールデン チャッカーブーツ
アメリカの老舗シューズブランド『オールデン』が贈る上質なスエードチャッカブーツは、風合いのいい素材感が魅力だ。甲が低くタイトめにつくられているため、フィット感の高いはき心地が味わえる。また、ソールにはオイルをしみ込ませているため防水性も備えているのが特徴。
アイテム2
『チャーチ』ライダー3
イギリスの名門ブランド『チャーチ』の定番「ライダー3」。ラスト81を採用した本作は、ドレスラインよりもややボリュームがあって丸みを帯びたトゥが特徴。オーセンティックなデザインで上品な雰囲気でありながら、カジュアルに合わせやすい1足に仕上がっている。
アイテム3
『クロケット&ジョーンズ』チャートシー
数多くの名門メゾンにも提供された『クロケット&ジョーンズ』を代表する1足。50年以上にわたって愛される、丸すぎずシャープすぎない独特のフォルムが特徴だ。アッパーにはきめが細かく柔らかい上質なスエードを採用。古きよきイギリスブーツの魅力が味わえる。
アイテム4
『チーニー』クロウフィールド
シューズの生産で有名なイギリス・ノーザンプトンで設立された『チーニー』。イギリスシューズらしい丸みのあるシルエットの端正なチャッカブーツに定評がある。ブランドの設立年を冠したラスト1886を採用した本作は、幅が広めで日本人の足にもフィットした仕上がり。クッション性の高いクレープソールを使用しているため、疲れにくく履き心地の良さも◎。
アイテム5
『サントーニ』チャッカブーツ
イタリア生まれのシューズブランド『サントーニ』の1足は、ロングノーズなシルエットと鋭いチゼルトゥ、絞り込まれたウエストが特徴的。グッドイヤーウェルト製法で耐久性を高めながらも、極限まで抑えたコバの張り出しによってシャープなシルエットを実現させた逸品だ。
アイテム6
『ローク』ケンプトン
1880年に創業したイギリスのシューズブランド『ローク』。こちらは、最高品質のレザーを伝統的なグッドイヤーウェルト製法で仕上げ、優れた履き心地を追求した1足。細部にいたるまでこだわり抜いた味わい深い表情が魅力だ。上品で明るめのタンカラーがビジネスからカジュアルなスタイルにも映える。
アイテム7
『アレンエドモンズ』ダンディー 2.0
『アレンエドモンズ』は、1922年にアメリカ・ウィスコンシン州のベルギーという小さな街で設立されたブランド。同ブランドの定番として人気の高い「Dundee 2.0」は程良いラウンドトゥで使い勝手のよい仕上がりが魅力的だ。履き心地にも優れており、深みのあるレザーの風合いが着こなしを上品に格上げしてくれる。
アイテム8
『トリッカーズ』ウィンストン
1829年創業のイギリスの老舗ブランドのシューズは、伝統的な手法を用い、ハンドメイドで作られた品質の高さに定評があり。本作は、上質で頑丈なカーフレザーを採用し、装飾を極限まで減らしてシンプルに仕上げた1足。グッドイヤーウェルト製法で仕上げられたダブルソールは砂利道や悪路にも対応してくれる。
アイテム9
『ジャラン スリワヤ』チャッカブーツ
高いクオリティはもちろん、コストパフォーマンスの高さも魅力の『ジャラン スリワヤ』。こちらは、発色のよいカラーに細めのウィズ、プレーンなデザインでブランドを代表する1足。ソールには、グリップ力、耐久性、耐水性に優れたダイナイトソールを採用しているため、雨の日でも安心して履ける万能モノ。
アイテム10
『レッド・ウィング』チャッカブーツ
アメリカ生まれのブーツブランド。『レッド・ウィング』と聞くと、ワークブーツやハンティングブーツを連想する人も多いと思うが、本作はクラシックドレスラインで展開されているチャッカブーツ。アッパーにキメの細かいヘファーハイドを使用した上品な1足はまさに大人向き。
好サンプルから学ぶ。おしゃれに取り入れる4つのポイント
きれいめにもカジュアルにもマッチするチャッカブーツは、シーンに合わせてさまざまな着こなしが可能。素材や色の特徴を生かして、ぜひおしゃれに取り入れたいものだ。そのために必要な4つのポイントと着こなしの好サンプルを紹介する。
ポイント1
定番のジーンズにはサンドベージュのスエードがハマる
春に向けてぜひ参考にしたいのが、ジーンズとサンドベージュのスエードチャッカブーツに組み合わせ。ブルーとサンドベージュのコントラストが足元を軽快に演出してくる。カジュアルな雰囲気だが、スニーカーほどラフにならないので大人っぽい着こなしにまとまる。
鮮やかなブルージーンズには、サンドベージュの中でも色みの薄いものをチョイスすると爽やかな印象がアップする。ジャケット×白シャツできれいめにスタイリング。
ベージュのワントーンで落ち着きのある着こなしを構築。ナチュラルに纏った分、アイウェアや時計を取り入れて程良い抜け感を演出。
ポイント2
スムースレザーのチャッカブーツはジャケパンスタイルのハズしに最適
ジャケパンなどの上品なファッションにはスムースレザーのチャッカブーツを合わせて適度に着崩すのがベター。嫌味みなくドレスダウンできるので、スマートで洒落感のある着こなしが楽しめる。
ベージュのジャケットを主役にした軽快なジャケパンスタイルに、ブラックのスムースレザーのチャッカブーツを投入。レザーシューズほどかっちりしすぎず好バランスに仕上がった。
こちらはネイビーでまとめたシックなジャケパンスタイルに、ライトブラウンのチャッカブーツで軽やかさを添えた着こなし。履き込んだ風合いが魅力のそれは、こなれた雰囲気も演出してくれる。
ポイント3
パンツのロールアップと相性良く着こなせる
くるぶしを覆うチャッカブーツなので、パンツのロールアップと好バランスにキマる。春夏は素足を覗かせて軽快に、秋冬はソックスをちらりと見せるのがおすすめ。
ソックスのチラ見せに何かと重宝するのは白。カーキのパンツとダークブランドのチャッカブーツの着こなしに、さりげなく白を覗かせてクリーンな印象をプラス。
トレンドのアンクルカットのパンツとも相性の良いチャッカブーツ。素足をチラリと覗かせれば、抜け感が生まれ軽快な足元に仕上がる。
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