
ストローハットの選び方とおすすめ、コーデを徹底解説
ラフに使えて手軽に清涼感を演出してくれるストローハットは、今年もマストで手に入れておきたいアイテム。選び方から着こなし方まで一挙まとめてご紹介。
ストローハットとは?
ストローとは麦わらやパナマ、ラフィアやパルプを使った細い管のこと。今では飲み物を飲む際に使うプラスチックのストローが一般的だが、もともとは麦わらを使用しており、用法や形状が変わっていないことからストローという名称で呼ばれている。ストローハットの素材も中空状なので通気性にすぐれ、その素材感で見た目にも涼しいというわけだ。
ストローハットの特徴-機能編-
ストローハットは、中空形状の天然素材を使用して作られており、夏を快適に過ごすためのすぐれた機能性を備えている。まずは、機能面の特徴を2つほど紹介しよう。
特徴1
風通しがよく涼しい
ストローハットは、ほかの素材に比べて通気性にすぐれた素材を使用しているので、帽子内にこもりがちな熱や湿気を外に放出してくれる。そのため、帽子をかぶっていても蒸れにくく、強い日差しから頭皮を守りながら、清涼感を保つことができるのだ。
特徴2
軽量で柔らかく、長時間かぶっていても疲れない
ストローハットの特徴として、軽量であることも押さえておきたい。普通の帽子であれば長時間かぶっていると頭が締め付けられ痛くなるなんていうこともあるが、ストローハットは柔らかいので締め付け感があまりなく長時間でもストレスフリーにかぶることができる。
ストローハットの特徴-見た目編-
ストローハットは、天然素材特有の軽快さとハットとしてのきれいめな表情を兼ね備えた、抜け感あるルックスも魅力。ここでは、これからの季節に重宝する機能性だけでなく、見た目についても触れていきたい。
特徴1
ナチュラルな素材感が爽やかな印象を与える
ナチュラルな素材感が見た目にも涼しい印象を与えてくれる。また、合わせるアイテムを選ばず、季節感や清涼感といった印象が手軽に演出できる点もならではの美点だ。さらに、こなれ感も与えてくれるので、シンプルになりがちな春夏コーデの格上げを狙うためにもぜひ取り入れたい。
特徴2
カジュアルはもちろんテーラードジャケットにも相性抜群
シンプルな着こなしに取り入れればアクセントにもなってくれるストローハット。素材による軽快さだけでなくハットとしてのきれいめな印象も兼ね備えているので、セットアップなどのきれいめコーデにもよくハマる。オン・オフ両方で使える汎用性の高さも魅力だ。
間違えない。ストローハットを選ぶコツ
清涼感を与えてくれるストローハットも選び方を間違えてしまうと残念なことに。そうならないためにも自分の顔の形にあったデザインを選び爽やかにかぶりたいところ。これからストローハットの購入を考えている人は2つのポイントに注意してアイテムを選んで。
選び方のコツ1
自分の顔にあったタイプを選ぶ
ハットの頭頂部を指すクラウンが、自分の顔の形に似ているものが似合うといわれており、自分の顔と正反対のタイプを選ぶと顔の形が強調される。丸顔の人はクラウンが丸みを帯びたタイプのストローハット、四角い顔の人はクラウンが角ばった四角で、ブリムが少し大きめのものがおすすめだ。
選び方のコツ2
色はオーソドックスなナチュラルやネイビー、黒が使いやすい
鮮やかなカラーのストローハットも展開されていますが、今季初めてストローハットを手に入れようと考えているならばオーソドックスなナチュラルやネイビー、黒といったベーシックな色をまずは手に入れて。色付きタイプは2個目の購入の際に検討するのがベスト。
今選ぶならこれ。おすすめのストローハット7選
まだストローハットをお持ちでない方、買うなら今! 普段の休日コーデにはもちろん、夏休みのお出かけコーデにストローハットが使える。夏コーデを盛り上げる、おすすめ7選をご紹介。
アイテム1
『ヘレンカミンスキー』×『ビームス F』アバカス ラフィア ハット
オーストラリア発『ヘレンカミンスキー』は、帽子や鞄を手掛けるブランド。天然素材にこだわって生み出される質感たっぷりのアイテムは多くのファンを虜にしている。こちらは同ブランドが誇るハットにリボンをアレンジした『ビームス F』別注モデル。上品さとかわいらしさの絶妙なバランスが、夏のリゾートスタイルにうってつけだ。
アイテム2
『ステットソン』フラット ウィペット ベンチレーション ハット
150年以上の歴史を誇るアメリカのハットブランド『ステットソン』を代表する「ウィペット」をベースに、夏にぴったりなパナマ素材で仕立てたアイテム。クラウン部分に巻いた印象的な太リボンとツバ先に同素材かつ色味の近いリボンをあしらうことでシックな印象に仕上がっている。また、リボンの上にベンチレーションを採用することで長時間被っていてもムレ知らず。
アイテム3
『ザ・ノース・フェイス』ハイクハット
アウトドアブランド界の雄『ザ・ノース・フェイス』であればストローハットもお手のもの。素材にブランド独自のポリエステルを採用することでナチュラルな風合いを出しつつ、通気性や被り心地の良いアイテムに仕上がっている。本体は柔らかくてシワが付きにくいので、使わないときはクルッと小さくまとめることが可能。
アイテム4
『ベイリー』ストローハット
いつものストローハットとは違った魅力を求めたい人はオールホワイトのモノがおすすめ。こちらはリボンまで同色で揃えた珍しいデザイン。軽さと上品さをあわせ持つホワイトは夏のラフ&イージーなスタイルにうってつけだ。
アイテム5
『エクア・アンディーノ』エックスフレッシュ
エクアドルを代表するハットブランド『エクア・アンディーノ』のアイテムは、天然素材のパナマ草を使用し、ハンドメイドで作られるのが特徴。そのなかでも人気モデルのこちらは、夏のリラックスムードを構築する上で欠かせないアイテムだ。
アイテム6
『トミーヒルフィガー』 ストローハット
クラシックな中折れタイプのストローハットは、さまざまなコーディネートに合わせやすい汎用性に優れるアイテム。フロントからバックにかけてツバを上向きにすることで、どの角度から見ても美しいシルエットに仕上がっている。
アイテム7
『ブリクストン』マルコス フェドラ
カリフォルニア発のハットブランド『ブリクストン』。音楽やカルチャーに根ざしたスタイルでトレンド感のあるアイテムを取り揃える一方で、ディティールまでこだわり抜く確かな技術力をもった稀有なブランド。こちらのストローハットは、網目が細かく自然なツヤ感が大人の男性にぴったりだ。
これが最旬! ストローハットのかぶり方
ストローハットはかぶり方ひとつで、印象がよくも悪くも変化するもの。そこで、ここではつばの広いタイプとつばの狭いタイプ別におしゃれに見えるかぶり方をお届けする。つばの広さによってかぶり方が変わってくるので、購入前に試着をする際も帽子の形にあったかぶり方を試してみて。
パターン1
つば広タイプのかぶり方
つばが広いベーシックなタイプは顔の面積が多く出るようにかぶるのがベスト。後頭部を広く隠すようにかぶると全体のバランスを整えやすい。あくまでも深くかぶろうとしないで、うしろ方向に浅めに乗せる感じでかぶるのがこなれた印象やしゃれた印象に見せるコツだ。
パターン2
つばの狭いタイプのかぶり方
カンカン帽のようなつばが狭いタイプは前後が水平になるようにかぶるのがおすすめ。顔とのバランスも取りやすく、しゃれた印象を与えてくれる。左右どちらかに傾けてかぶる方法もあるが、キザっぽい印象を与えてしまうのでまっすぐかぶるのが無難。
コーデから考える。ストローハットに好相性なアイテム
基本的にどんなアイテムにもすんなりと馴染むストローハットだが、なかでも好相性な3つのアイテムをピックアップし、コーディネート例とともにご紹介。ワンランク上の着こなしを目指したいなら、ストローハットとこれらのアイテムをセットで使いたい。
好相性な関係1
ストローハット×ダメージデニム
ダメージデニムはストローハットと合わせて軽快に演出するのがおすすめ。Tシャツやダメージデニム、ストローハットというシンプルな着こなしでもこなれて見えるのは、ダメージの野暮ったさをストローハットの清涼感が中和してくれることが理由。
好相性な関係2
ストローハット×ショートパンツ
春から夏にかけて大活躍してくれるショートパンツと合わせれば、清涼感のある着こなしが楽しめる。子供っぽく見せないためにもパンツはジャストサイズが鉄則。さらに、シャツなどの上品なアイテムを合わせて、爽やかで大人らしい着こなしに仕上げるのがポイント。
好相性な関係3
ストローハット×ビーズネックレス
ビーズネックレスはストローハットと合わせることで着こなしにリラックス感や軽さを出してくれる。また、ビーズネックレスはデザインがシンプルなものが多く、着こなしの邪魔にはならないはず。カジュアルにもきれいめにも合わせることができる汎用性の高さ魅力的だ。
即実践。ストローハットのコーデ参考集
上記のポイントを押さえつつ、これからの季節に実践したいストローハットを取り入れた着こなし術を紹介。ストローハットを加えることで季節感が生まれシンプルな着こなしのアクセントにもなるのでぜひとも参考にしてほしい。
コーデ1
背中の大きなステッチアートが特徴の「ボウリングシャツ」を主役にしたコーディネート。ホワイトのシャツとストローハットで爽やかさを足せば、こっくりとしたボルドーカラーも夏の色に変わる。
コーデ2
アースカラーでまとめた夏のナチュラルコーデは、ストローハットの色をパンツで拾いトップスを挟むことで統一感を高めている。そのままでは印象がぼやけるためサンダルの黒でスパイスを足した。
コーデ3
Tシャツと半端丈パンツに、ストローハットを合わせたリラックス感漂う着こなし。全体をモノトーンでまとめてシックな印象に。ラフな着こなしだが、ストローハットを加えるだけで手軽にこなれ感を演出できる。
コーデ4
インパクトのあるサファリ柄のシャツに、イージースラックスを合わせて品良くスタイリング。そのテンションに合わせて、小物もローファー&中折れストローハットでかっちりと。
コーデ5
寒色系のカラーでクールに仕上げたシティーコーディネート。ホワイト系のストローハットから始まって、足元のブラックに至るまでゆるくグラデーションを描いたカラーコーディネートが良バランス。
コーデ6
色の濃いアイテムでコーディネートする時はアイテムの素材感に注意して。ストーハットとブレス、スニーカーはブラウン系でまとめて統一感を出した。白Tとラフなトートバッグで明るさをプラス。
コーデ7
カットソーとハーフパンツをさらりと合わせただけのシンプルコーデも、バケット型のストローハットを合わせることでどこか牧歌的な雰囲気に変わる。ブラックのレザーシューズで都会的にハズした。
コーデ8
Tシャツとホワイトデニムのシンプルな着こなしにストローハットを加えるだけでこなれ感が生まれる。さみしくなる首周りや腕周りは、ネックレスやブレスなど小物使いで個性を出して。
コーデ9
リラックス&リゾート感の強いストローハットだが、ハットバンドがブラックのものを選ぶと都会的なエッセンスを足す事が可能だ。腕時計やシューズにもブラックを取り入れて、要所を引き締めた。
コーデ10
シャツに七分袖のヘンリーネックTをレイヤード、ロールアップしたイージーパンツで軽快に仕上げた。ベースを黒で揃えて、ベージュやグレーを取り入れることでスタイリッシュかつ、どこか柔らかい雰囲気に。
コーデ11
リネンのシャツにイージーショーツを合わせたリラックス感漂う着こなし。シャツとハットの色をネイビーで揃えてシックな印象にまとめた。レザーブレスで軽快なアクセントを加えている。
この記事の掲載アイテム一覧(全6商品)
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『ステットソン』 フラット ウィペット ベンチレーション ハット
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『ザ・ノース・フェイス』 ハイクハット
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『ベイリー』 ストローハット
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『エクア・アンディーノ』 エックスフレッシュ
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『トミーヒルフィガー』 ストローハット
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『ブリクストン』 マルコス フェドラ
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