実は知らない。アナログ腕時計とデジタル腕時計の違い

突然ですが、アナログ時計とデジタル時計の違いをご存じですか? 実は電動かそうでないかは関係がありません。その違いを、ここであらためて解説します。

実は知らない。アナログ腕時計とデジタル腕時計の違い

アナログ時計とデジタル時計。それぞれのメリット

アナログは古臭い機械式、デジタルは新しいクォーツ式と混同している人が多いのですが、そうではありません。時計においては、指針によって時刻を示すのがアナログで、数字を用いて表示するのがデジタル式です。つまり、その違いは表示形式による違い。それぞれのメリットを確認していきましょう。

アナログ時計は直感的に時間を把握できます

アナログ方式は、針が文字盤のインデックスをさして時刻を示します。人の目には分針や時針はよどみない動きに見えますよね。そのため、動いているか止まっているかハッキリしているデジタル式とは、対極的な動きになります。文字盤の形はさまざまでも、針は円形に動くので、だいたい何時何分というのが、直感的に把握しやすいのです。

デジタル時計は確実に数字がわかります

“12:34”という数字により時刻を表示するのがデジタル式です。回転ディスクやLED、液晶などで表示するので、時間を把握・記録する際には誤解が少ないのが特徴です。

徹底比較。アナログ時計とデジタル時計のすべて

腕時計の歴史はさまざまですが、まずは押さえたいのがアナログとデジタルというまったく異なる腕時計の歴史です。その流れを、誕生から現在まで順を追って説明します。

アナログ時計とデジタル時計。それぞれの歴史

アナログ時計:誕生期

現在のメカニズムの源流となる時計は14世紀にイタリアで誕生。針がインデックスをさして計時するスタイルは、腕時計にも引き継がれます。腕時計は20世紀に登場し、商業的に成功したといわれるのは、1905年に生まれた『カルティエ』サントスです。

デジタル時計:誕生期

数字によって時刻を表示するという発想は古く、19世紀に作られたドイツ・ドレスデンのゼンパー劇場のクロックなどが現存最古のものだそう。腕時計においては『ハミルトン』が、LEDによる数字で時刻を表示するパルサーを1970年に開発したのが原点です。

アナログ時計:発展期

1969年に腕時計に革命を起こしたクォーツ時計は、針とインデックスのアナログ方式を採用。しかし、これまでの機械式時計とは比較にならない超高精度だったのです。現在の日本のクォーツ・アナログ時計の最上位モデルは、年差で精度を示すほど進化しました。

デジタル時計:発展期

歯車やモーターなど、外力の影響を受けるパーツがないデジタル時計は、信頼性も高く、大量生産もしやすいため、時計の大衆化に大きく寄与しました。1983年の『カシオ』Gショックは、そこにタフネスという新しい価値を付加し、腕時計の進化を促したのです。

アナログ時計:現在

今日、アナログ時計は高級な機械式時計と廉価なクォーツ時計の市場のすみ分けが進み、クォーツ時計には、驚くほど高機能なモデルも登場。光発電、標準電波やGPS電波の受信機能などハイテクの極みが、超古典的な針という仕組みと見事に融合しているのです。

デジタル時計:現在

LEDや液晶を用いたデジタル時計は、メカらしくて非常に親しみやすく、また独特の高機能な表示を時計に組み込むことが可能になりました。さらに、コスパの高さも手伝って、カジュアルシーンでは不可欠なアイテムとなっています。

アナログ時計とデジタル時計。機能の違い

アナログ時計の機能

アナログ時計は、円形を基本に時刻を表示させます。そして、その円形を利用して、針と連動した計測も行えるようにしました。回転ベゼルの応用です。さらにハイテクモデルでは、リューズで針を操作して、ベゼルを機能的なセレクターにも使うこともあります。

デジタル時計の機能

デジタル時計は、基本的には電気的な仕組みです。計時以外の機能も盛り込みやすくなっています。この時計では、ストップウォッチ、方位計、タイマーやアラームといった機能を、ケース側面のボタンを押すことで、選択したり、操作したりすることができます。

アナログ時計とデジタル時計。見た目の違い

アナログ時計

多少の例外はあるにせよ、センターに時・分・秒を示す指針が存在するという主機能は、アナログ時計の歴史において変わることがありません。多くの場合は、これを前提に、さまざまなインダイヤルや小針、窓といった要素の配列が行われます。

デジタル時計

アナログ時計に比べて、デジタルのほうがレイアウトの自由度は高く、それゆえにアナログ時計よりも発想が豊かになります。たとえば、この時計は、サーファー向けに潮汐計を表示できるモデルですが、時刻よりも、潮汐計のディスプレイがメインになっています。

シーン別で考える。アナログ時計とデジタル時計

ぱっと見が多いシーンはアナログ時計

アナログ時計の最大の特性は針の位置。時間などの表示を「だいたい何時何分」と即断できることにあります。「急いでいる」、「運転中」など、時計を集中して見ていられないときには、ちらっと見るだけで時刻が把握できるアナログ時計のほうがありがたいものです。

落ち着いて時計を見るならデジタル時計

他人や障害物を気にすることがないタイミング(シーン)においては、まじまじと時計を見ることが可能です。とくにランニング中などは、誤解なく時刻や計測時間などを読み取り、ペース配分などの計算をすることができるので、デジタル時計がおすすめです。

アナログ時計のおすすめモデル

アナログ時計1

『カシオ』エディフィス EQB-510D-1AJF

クロノグラフや、アラーム、タイマーなど盛りだくさんのアナログ・クォーツです。3時位置のインダイヤルには、世界の都市の時間を表示することができます。Bluetoothでスマホと連携し、ネットワークタイムに随時同期することができ、いつでも正確な時間に合わせられます。

『セイコー』アストロン 8Xシリーズ SBXB047

Neo

アナログ時計2

『セイコー』アストロン 8Xシリーズ SBXB047

世界初のクォーツ腕時計の名を継承。世界のどこにいてもGPS衛星からの電波を受け取り、時刻修正が可能です。4つのGPS衛星の電波をキャッチできれば、位置情報から、現地時間に自動的に合わせてくれます。よりスマートになった第2世代モデルです。

アナログ時計3

『シチズン』 アテッサ F900 CC9010-66A

日本における電波腕時計や光発電のパイオニアである『シチズン』のGPS衛星電波時計です。クロノグラフなどの多機能、衛星からのデータに基づくワールドタイム修正機能と高い機能性を誇り、条件がそろえば、世界最短の3秒で時刻修正が完了します。

アナログ時計4

『グランドセイコー』クォーツ SBGX059

独自の温度補正機構やハイレベルなメカニズムにより、年差±10秒の世界最高クラスの高精度を誇る腕時計です。時刻を知る以外の機能は日付表示のみ。機能を突き詰めた最高級のクォーツ時計は、見た目にも高級感を楽しむことができ、TPOを選ばず着用できる点も魅力です。

アナログ時計5

『カルティエ』サントス・ガルベLM

世界で初めて商業的に成功したといわれる腕時計は、1905年にブラジルの飛行家サントス・デュモンに送られた時計を市販したものでした。当時を思わせるケースに、クォーツムーブメントを搭載して価格を抑えた良心的モデルで、歴史に残るデザインを堪能できます。

デジタル時計のおすすめモデル

デジタル時計1

『ハミルトン』パルソマティック

1970年に登場した世界初のLEDによるデジタル腕時計パルサーの誕生40周年記念モデルです(2010年の限定モデル)。機械式の自動巻き機構を応用した発電機能で電気を起こし、駆動させるというハイブリッド腕時計で、その独創性に目を見張るばかりです。

デジタル時計2

『カシオ』Gショック DW-5600E-1V スピード

1983年に登場したオリジナルのGショックの姿を伝えるDW-5600系オリジンの海外モデルで、スピードという愛称があります。もっともシンプルな作りで、オリジナルとの違いは、ELバックライトが付いたのみ。Gショックの原点にもっとも近いモデルです。

デジタル時計3

『セイコー』プロスペックス SBEB015

国産腕時計の王者は、デジタルウォッチの分野でも傑出した手腕を見せています。プロスペックスは文字どおり、プロ仕様の時計を揃えたシリーズですが、このモデルは、登山家向け。方位計や高度計を備え、登山中のデータのログ機能まで付く本格派です。

デジタル時計4

『スント』コア SS018809000

もはや輸入時計でアウトドア系というと、真っ先に頭に浮かぶのが、このブランド。コアはまさしく、その中核機で、高度/気圧計や方位計、日の出・日の入り時刻表示など、アウトドアで役に立つ機能が満載。リストコンピュータといってもよい高機能です。

デジタル時計5

『ニクソン』リズム A3851156

『ニクソン』はカジュアルなデザイン系というだけでなく、数々の高機能スポーツモデルを開発しており、リズムも、サーフィン向けに、タイドグラフ(潮汐計)を装備しています。時刻表示下の波形ディスプレイこそが、この時計の主役で独創的です。

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