
大人の定番。アウトドアファッションのコーデ術を解説
ここ数年で急速にシーンへと根付いた感のあるアウトドアファッション。これって若者だけのもの? いいえ、そんなことありません。大人でもコツを押さえれば挑戦できます!
そもそもアウトドアファッションとは?
山登りにキャンプ、渓流釣りといったアウトドアシーンで使われる機能的なプロダクトをワードローブとして取り入れたファッションのこと。マウンテンパーカーやダウンジャケットなどが象徴的アイテムです。2009年ごろに起こったアウトドアブーム(とくに登山やトレッキング)で人気に火がつき、それ以降毎年のようにトレンドスタイルとして挙げられるようになりました。
アウトドアファッションを作るのに欠かせないアイテム
まずはアウトドアコーデの構築にマストなキーアイテムをリコメンド。トップスからボトムス、シューズ、小物までトータルで紹介していくので参考にしてください。もちろん、選び方のポイントも指南します!
キーアイテム1
機能的で暖かいダウン系トップスはマストハブ!
ダウンジャケットやダウンベストなどのダウン系トップスは押さえておくべき有力候補の一角。オンすれば即アウトドアテイストにアプローチすることができます。薄手のものも便利ですが、今ならボリューミーなアイテムが気分です。
キーアイテム2
マウンテンパーカーはビビッドすぎないカラーリングで
ダウン系と並び、アウトドアファッションの定番アウターであるマウンテンパーカー。優れた防水性を誇るので、街着としても頼もしいかぎりです。カラフルなイメージが強いアイテムですが、大人の選択肢としては落ち着いたカラーのものをピックアップするのもアリです。
キーアイテム3
細身のクライミングパンツで街っぽいアウトドアコーデに
その名のとおり、クライマーのために生み出されたのがクライミングパンツ。股下に設けられたマチやウエストベルトが特徴です。アクティブパンツの王道ですが、街着として着用するならスリムタイプが鉄則。昨今は多くの細身モデルが登場しているので活用してみてください。
キーアイテム4
昨今人気爆発中のトレッキングブーツは押さえて損なし
山道での着用を想定して作られたトレッキングブーツ。そのタフなルックスは着こなしのアクセントとして効果的。ハイカット型とローカット型がありますが、これはどちらでもOK。細身のパンツなら前者、ゆったりしたパンツなら後者のほうが合わせやすいですよ。
キーアイテム5
春夏はアクティブなスポーツサンダル
フェスやデイキャンプ、リバーフィッシングなどで愛用されるスポーツサンダルは、日常着ともマッチする好アイテム。ソックスとのコンビネーションを楽しんでみるのもよいでしょう。雨の日でも気にせずに履けるので、梅雨のシーズンでも大活躍してくれそう。
キーアイテム6
リュックは基本的にシンプルで小ぶりなデザインが◎
山登りにいくようなビッグサイズ&ハイスペックなモデルはタウンコーデに必要ナシ。普段のワードローブとの相性を考慮し、シンプルで小ぶりなリュックをチョイスしてください。いわゆるデイパック型を選んでおけば確実です。色も派手すぎないほうが、ベターといえます。
アウトドアコーデで押さえるべき3つのルール
アイテム選びは言わずもがなですが、それ以上にキーポイントとなってくるのが“着こなし術”。とくにアウトドアコーデは一歩間違えると野暮ったく見えがちなスタイルなので、下記のルールを意識して着こなすようにしましょう。
ルール1
全身アウトドアアイテムはただの山男。都会的なアイテムとミックスして
上はマウンテンパーカー、下はクライミングパンツ、そして靴はトレッキングブーツ……。そんな全身アウトドアな着こなしは、ただの“山男”にしか見えません。あくまでも街着としての感覚を大事にするように心掛けましょう。シャツやニットなど都会的なワードローブとミックスすれば、バランスのよい仕上がりになるはず。
ルール2
色使いが刺激的なものは悪目立ちしがち。使うなら1点だけが鉄則!
山中での視認性を高めるために、ビビッドなカラーが採用されているケースも少なくないアウトドアアイテム。その存在感のある色合いはコーデメイクにひと役買ってくれますが、多用するとコーディネートがうるさく見えてしまうこともあります。着こなしに投入するのであれば、“1点まで”にとどめておくのが無難です。
ルール3
アウトドアアウターは作りが大きめの場合が多いので、シルエットに注意すべし。
中にインサレーションウェアを着込むことを想定して、アウトドアアウターはシルエットに余裕を持たせている場合が多いです。なので、アイテムにもよりますが街で着る場合にはワンサイズを落として着るのがいいでしょう。ただ、昨今は街での着用を見越したタイトフィットモデルも多く出ているので、その点も頭に入れておくのが◎。
これらを押さえつつ、参考にしたいアウトドアファッション18コーデ
最後に、街行くおしゃれ人スタイルを一挙に公開。みんなアウトドアテイストの香る着こなしなのに、野暮ったさはみじんもありませんよね? これが大人ファッショニスタの目指す道です。
春夏コーデ1
襟付きダウンで程良くきれいめに!
テーラード型のダウンジャケットで品良さとアウトドアテイストの両得に成功。アウターがユニークなアイテムなので、白Tや濃紺ジーンズなど、そのほかのアイテムはごくシンプルに。
春夏コーデ2
細身のクライミングパンツでシンプルに仕上げる
濃紺デニム素材の街っぽいクライミングパンツで、肩の力を抜いたアウトドアスタイルを築き上げています。余計に飾り立てない、潔い引き算コーディネートは好印象確実です。
春夏コーデ3
温かみのあるコーデュロイは肌寒い日に最適
コーデュロイ生地のクライミングパンツでシックなアウトドアスタイルに。上には総柄カーディガンを合わせていますが、これくらい控えめな色合いならば悪目立ちはしません。
春夏コーデ4
シャツを羽織って上品さをキープ
アウトドアシーンから街履きとしても優秀な『キーン』のユニークに、ショートパンツを合わせた軽快なスタイル。Tシャツ1枚でも良いですが、半袖シャツを羽織ることで上品なコーデに格上げ。
春夏コーデ5
男らしいトレッキングブーツを一点投入!
きれいめ感のあるタートルニットスタイルに、ボリューミー&タフなトレッキングブーツを投入。アウトドアアイテムの1点使いは、初心者でも比較的トライしやすいと思います。
春夏コーデ6
旬のベストを羽織ったトレンド感のある着こなし
フィッシャーマンズベストにショーツというアクティブな着こなし。軽快さの中にも落ち着きが見えるのは、全体のトーンをシックな色味で統一しているから。まさにこなれた春夏アウトドアスタイルです。
春夏コーデ7
ホワイトを取り入れたクリーンなコーディネート
スポーティテイストのホワイトブルゾンの軽やかさが好印象。そこにワイドシルエットのスラックスを合わせる事で、リラックス感あるきれいめカジュアルが簡単に完成します。
春夏コーデ8
足元はロールアップで抜け感を出して軽快に
プルオーバータイプのマウンテンパーカー×クライミングパンツのザ・アウトドアの着こなしですが、ハリのある素材感により品のよさも兼ね合わせています。春夏はロールアップでぬけ感を出すと◎。
春夏コーデ9
モノトーンアイテムで大人っぽく
アウトドアコーデでシックなイメージを出したいのであれば、モノトーンをチョイスして。配色に迷ったときにもおすすめです。ハーフパンツやスニーカーの白が、軽さを程良く演出。
春夏コーデ10
アースカラーでまとめたアーバンアウトドアスタイル
ベージュやカーキなどアースカラーでまとめたアウトドアスタイル。アースカラーのアイテムは、柔らかな印象を醸してくれます。足元はブラックをもってくることで、全体の引き締め役に。
秋冬コーデ1
黒ダウンならビジネスでも使える
トラッド感の色濃い着こなしにダウンジャケットでアウトドア的ニュアンスを注入。モノトーンで統一したスタイルゆえに、異なるテイストが共存していてもスマートな印象です。
秋冬コーデ2
黒系が多くなる冬は白アイテムが有効!
黒やネイビーといったダークトーンが多くなりがちな冬は、効果的に白を使っていくことでバランスの良い着こなしにできます。こちらは、メインアウターやインナーが黒に対して、パンツやシューズに白を合わせることで、重たい印象は皆無。
秋冬コーデ3
ダウンベストはインナーと同色を意識する
『ピレネックス』のダウンベストをメインアイテムに抜擢。インナーにはアメカジアイテムの代表、デニムジャケットを合わせていますが、同色でレイヤードされているため異なるジャンルでも違和感ナシ!
秋冬コーデ4
白・グレー・黒のレイヤードなら間違いナシ
ごちゃつきがちなレイヤードスタイルを、清潔感のある色使いですっきりと見せています。着こなしの品のよさを損なわないようにニットキャップはコーデに馴染むライトグレーを選択。
秋冬コーデ5
異なるジャンルをバランス良く組み合わせた着こなし
アメトラ風の着こなしをベースとして、迷彩ボトムスでミリタリー感、デイパックでアウトドア感を融合。スタイリッシュなムードが香り立つミックスコーデに仕上げています。
秋冬コーデ6
白アイテムをリンクさせて統一感のある着こなしに
ボア付きのマウンテンパーカーは、寒い季節に大活躍。ニット帽、タートルネック、スニーカーでボアのホワイトを広い全体的に統一感が出ています。暖かみのある配色が目を引きますね。
秋冬コーデ7
明るいアイテムは秋冬シーズンに映える
ベージュのマウンテンパーカーをメインにしつつも、キャップやスニーカーで程良くストリート感をプラス。パンツを白にすることで上品さに拍車をかけています。
秋冬コーデ8
メリハリを意識したアウトドアMIXコーデ
シーンで話題の『ダイワ ピア39』のアウターを主役に、パンツはチェックのスラックスを合わせて上品かつ着こなしにメリハリを加えています。キャップを後ろで被ることでストリート感もプラス。
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