壁掛け時計の名品15選。見慣れた壁がグッとおしゃれに

壁掛け時計の名品15選。見慣れた壁がグッとおしゃれに

時刻を知るための実用的なアイテムですが、実は見慣れた壁をセンス良く見せる演出効果も期待できる壁掛け時計。名作と呼ばれる逸品から設置方法までまとめて解説します。

遠藤 匠

2020.04.28

インテリア
掛け時計・置き時計

インテリアの一部だから。壁掛け時計は妥協せずに選びたい

壁掛け時計というと、部屋の空間演出においてはどちらかというと脇役的な位置付けにあるのではないでしょうか。ところが実際の使われ方としては、用途的な理由から部屋の中でも1番目立つ壁に設置するケースが多いのも事実。そう、実はもっとも目につく場所にあるだけに、図らずも部屋の印象を左右してしまう重要なアイテムなのです。であれば、来客から「センスが良いよね」といってもらえそうな逸品を選んで、一目を置かれるインテリアを演出してみてはどうでしょう。何よりも自分自身の気分が上がり、心地良く過ごせる空間を時計選び1つで演出できてしまうのだから、取り入れてみる価値は大いにありそうです。

一目置かれたいなら。デザイナーズブランドの壁掛け時計

壁掛け時計も家具と同じようなインテリア製品だとすれば、やっぱり世界的にも著名なデザイナーが手掛けたマスターピースや、デザイン性の高さに定評のあるブランドの名作を選ぶのがおすすめです。流行に左右されず、語れる要素のある時計も多いので、見て楽しめるだけでなく、来客との会話のきっかけ作りにも良いかもしれません。

アイテム1『ローゼンダール』アルネ・ヤコブセン ローマンクロック

これは北欧デザイン界の巨匠、アルネ・ヤコブセン氏が、1942年にデンマークのオーフス市庁舎を設計した際に館内用にデザインした壁掛け時計がモチーフ。同じく北欧を代表するブランドである『ローゼンダール』によって当時の設計図面を元に忠実に再現されたモノで、その名の通りローマ数字を印象的かつエレガントにレイアウトした文字盤は視認性も抜群。それでいてセンスを感じさせるバランス感覚が絶妙です。

アルネ・ヤコブセンの家具なら部屋も即こなれる

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北欧家具は今でも不動の人気だが、アルネ・ヤコブセンの作品はまた別格。機能性を重視した中で生み出された、無駄のない逸品が部屋に一点あるだけで印象も変わる。

菊地 亮

アイテム2『ユンハンス』マックス・ビル ウォールクロック

20世紀初頭にモダンデザインの基礎を築いた、ドイツの造形学校・バウハウス。これは同じドイツの老舗時計メーカーである『ユンハンス』が、そのバウハウス最後の巨匠といわれた建築家のマックス・ビル氏に依頼して製作した名作時計の1つです。バーインデックスを用いた繊細さを感じさせる機能美は普遍的な美しさを放ち、ニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションに選定された作品であることも納得の存在感を持ち合わせています。

ドイツの名門、ユンハンス。バウハウスデザインの極致をその腕に

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お手頃価格なのに誰が見てもおしゃれで時計マニアも一目置くブランド。『ユンハンス』の圧倒的なデザイン性、ドイツ製ならではの信頼性など、人気の秘密を解剖します。

夏目 文寛

アイテム3『ブラウン』BNC006

『ブラウン』といえばバウハウスの理念を継承し、数々の名作を生み出してきた元祖・デザイン家電ブランド。これは、1928年に満を持して発表され、ニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションにも選定されたブランド初の壁掛け時計を、現在のデザイナーが現代に蘇らせた復刻版。装飾性をそぎ落としたミニマルなデザインはそのままに、標準時間を受信して時差を自動調整する電波時計で性能面はアップデートされています。

シンプルデザインの極み。ブラウンの腕時計が大人に似合う

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『ブラウン』というとシェーバーのイメージが先に立ちますが、実は腕時計も取り扱っているんです。ミッドセンチュリーモダンの流れを汲むデザインと機能の妙に迫ります。

黒野 一刻

アイテム4『ダイバ』ジョージ・ネルソン サンバースト クロック

アメリカのモダンデザインの確立に貢献したデザイナーである一方、イームズ夫妻やイサム・ノグチ氏を『ハーマンミラー』社に招き入れて世界的な家具メーカーに成長する礎を築いたプロデューサーの一面も持つジョージ・ネルソン氏。この「サンバースト クロック」は、そんなネルソン氏が1950年代にデザインした代表作の1つです。太陽の日差しを表現したという特徴的な造形美が、個性的な居住空間を演出してくれます。

芸術性に満ちたジョージ・ネルソンの作品が欲しい

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インテリアの分野において実用性は大切だが、見た目にも楽しい逸品ならよりプライオリティが増す。ジョージ・ネルソンの作品には、そんな大人が求める遊びに溢れている。

菊地 亮

アイテム5『レムノス』日比谷の時計

この時計を見てピンときた人はかなりの建築好きかもしれません。実はこれ、日比谷交差点にある第一生命本社のポール時計を家庭用にリサイズしたモノなのです。“日比谷の時計”という愛称で親しまれているポール時計は、日本におけるプロダクトデザインの草創期に活躍した渡辺 力氏が1972年に製作した代表作として有名。正方形の記号化されたインデックスが周囲の景色に調和するところが国内外から高い評価を得ています。どんな居住空間にも溶け込む壁掛け時計としても、特別な魅力を放っています。

思わず目が行く。グッドデザインな壁掛け時計5選

印象的な居住空間を演出したいときには、デザイン性の高い壁掛け時計を選ぶのが近道。例えば著名デザイナーが手掛けたモノは、インテリアとしての演出効果を突き詰めたデザインゆえに部屋の見どころを作るにはうってつけといえるでしょう。あるいは、カスタマイズ可能な設計など、ユニークな発想で作られた壁掛け時計も、部屋を彩る楽しさを存分に味わわせてくれそうです。

アイテム1『マジス』テンポ ウォールクロック

まるでアプリのアイコンのようなキャッチーなデザインは、日本を代表するプロダクトデザイナーの深澤直人氏が手掛けたもの。コ・インジェクションと呼ばれる特殊な樹脂成型技術を駆使し、立体的な文字盤と基盤を一体成形しているのが特徴です。空間にスッと溶け込むデザインでありながら、角度によってはインデックスと指針が浮き出て見えるようになっています。視認性を保ちながら主張を抑えたグレーやブラウンのほか、コントラストを演出できるオレンジやブラックもラインアップされています。

アイテム2『アンブラ』リボンウッド ウォールクロック

1979年にカナダのトロントで創業し、30名を超えるデザインチームが生み出す独創的なインテリア製品により世界中で愛されている『アンブラ』。そんな同社が、トロント生まれの女性デザイナー、ミシェル・イヴァンコヴィック氏とともに作ったのが、一枚板を曲げてリボンのような造形を描いたこの壁掛け時計です。オブジェを思わせるデザインによって、部屋をセンス良く見せる効果を発揮してくれます。ムーブメントには、文字盤を滑るように秒針が動くスイープ秒針を採用するこだわりよう。“コチコチ音”がなくて静かなので、寝室にもうってつけです。

アイテム3『ノット』ノットクロック アラビック

演出したい部屋の雰囲気に合わせてカスタマイズするという、新しい発想を取り入れたのが、この「ノットクロック アラビック」です。9種類の文字盤と、7種類のケースが用意されていて、それらを自由に選んで組み合わせられるようになっています。しかも、個々のパーツは手軽にセットアップできるデタッチャブル構造になっているので、季節に合わせて模様替えするという楽しみ方も。ケースに高級感のあるアルミのほか、床材に合わせやすいブラウンやオーク、アクセント効果のあるブルーやレッドも用意されています。

日本製腕時計の鑑。ノット(Knot)を知らなきゃ損をする

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『ノット』は2015年にスタートしたばかりの新しい時計ブランド。ジャパンメイドらしいクオリティの高さと独自のカスタムメイドシステムが新鮮な、注目の新星です。

黒野 一刻

アイテム4『レムノス』エキ クロック

札幌を拠点とするプロダクトデザイナーとして国内外で活動し、UCLAで教鞭をとって帰国。その後は、彫刻家として数多くのパブリックアートを手掛けた五十嵐威暢氏。サントリーホールやカルピスのロゴなどが有名ですが、この時計の原型である札幌駅の東西コンコースの駅時計も代表作として知られています。視認性が非常に高く、それでいて美しさを感じさせるインデックスは、まさに究極のベーシックデザイン。部屋を品良く彩ってくれそうです。

アイテム5『インターフォルム』セヴノークス

ヴィンテージテイスト溢れる佇まいが印象的なこの壁掛け時計は、間接照明としても使えるというありそうでなかったデザインが新鮮です。本体はスチール製で風防もガラス製という重厚感のある設計で、インテリアとしての存在感も抜群。他の照明を落として点灯すると、雰囲気のあるカフェのような空間を楽しむことができます。

近未来にもレトロにも。デジタル表示の壁掛け時計でセンスを語る

アナログ表示の壁掛け時計とはまた違うアクセントをもたらしてくれるのが、デジタル時計です。近未来的にしてどこか懐かしさも感じさせるデザインは、インテリアのスパイス的なアイテムとしても抜群の演出効果を発揮してくれます。外出先ではスマホで時刻を確認することが多いという人は、こちらの方が使いやすさを感じるかもしれませんね。

アイテム1『リラックス』セグクロック

LEDによってデジタル数字を柔らかな光で点灯させる設計を採用したこちらは、暗闇でも時刻を確認しやすいところが魅力的です。電源はUSBケーブルを使用するタイプなので、PC用のハブを使って簡単に設置可能。壁掛けに加え、専用スタンドを使った床置きにも対応でき、アラームやスヌーズ機能が備わっている点も実用的です。

アイテム2『セイコー』×『ビームス』スポーツタイマークロック

数多くのスポーツ競技大会でオフィシャルタイマーを務める『セイコー』。その伝統が息づくスポーツタイマーが、室内用の多機能クロックになりました。これはその『ビームス』別注モデルで、白ボディ×黒ロゴか、黒ボディ×白ロゴかを選べるモノトーンカラーが自宅の壁をスポーティかつ都会的に演出してくれます。カレンダー機能に加え、カウントダウンタイマー機能が備わっているので、記念日を設定してワクワク感を味わうなんていう楽しみ方もできそうです。

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腕時計について知れば知るほど、その奥深さがわかるのがセイコーというメーカー。ここではそんな“国産時計の雄”の歴史とおすすめをたっぷりご紹介します。

夏目 文寛

アイテム3『日本ポステック』トリクロック

このデジタル時計もLEDですが、ライトの配色を白、ブルー、レッドの3色に切り替えられる設計が他にはない特徴。しかも3段階の調光機能も備わっているので、色や明るさを空間に合わせて選べる点が使い勝手の良さにもつながっています。明るい昼間でも視認性を損ねないように発光量を設計するなど、使いやすさにこだわった作りが魅力です。これも壁掛けとスタンドを用いた使用の両方が可能です。

アイテム4『スローワー』LEDクロック アスカリ

こちらは、削り出しのアルミフレームからLEDのデジタル表示が浮かび上がる、ソリッドなデザインが印象的。フレーム自体は、アルマイト処理を施したマットなタイプに加え、表面にウォールナット風の木目をプリントしたタイプもあるので、家具の雰囲気に合わせて選ぶことができます。簡単なボタン操作で5段階の明るさ調整が可能な設計で、寝室のナイトライトとしても活躍してくれます。

アイテム5『ブラウン』マルチウォールクロック BNC014

『ブラウン』の真骨頂ともいえるミニマルかつ視認性に優れたデザインは、デジタル時計においても健在です。正方形を基調にしたフレームに対し、時刻、カレンダー、温度&湿度計をすっきりと配置したレイアウトは、インテリアのテイストを問わず、室内の雰囲気にマッチしてくれます。電波機能を搭載しているので正確性も申し分なしで、こちらも壁掛け時計と置き時計の両方に対応しています。

賃貸です、という人はこんな方法で取り付ければOK

ここまで読んで壁掛け時計を設置してみたい気持ちにはなったけれど、住まいが賃貸の場合は時計を引っ掛けるための釘やねじ込み式のフックをガンガン打ち込むわけにはいきません。ゆえに、取り付け方法に頭を悩ませる人も少なくないでしょう。その“壁を乗り越える”手段の1つとしておすすめなのが、ハイパーピンと呼ばれる道具を活用する設置方法です。これは2本の針がついた石こうボード用の画鋲のことで、釘やフックを打ち込むよりも穴が目立たず、それでいて強力かつ抜けにくい作りになっています。専用のフックとセットになった製品も市販されているので、DIY慣れしていない人でも壁掛け時計の設置も簡単にできそうです。

穴が目立たないとはいえ、やっぱり壁を傷つけたくないという人は有孔ボードを使ってみてはどうでしょう。壁掛け時計は、この有孔ボード自体に打ち付けたフックで設置しておいて、それを壁に立てかければ良いのです。あるいは、有孔ボードの左右に結束バンドを使って突っ張り棒を括り付け、その突っ張り棒を天井と床に伸ばして設置する方法も。この方法ならより面積の広い有孔ボードを設置することも可能で、壁掛け時計と一緒に他の雑貨も引っ掛けてディスプレイそのものを楽しむのも一興です。

モノ雑誌と男性ライフスタイル誌の編集を経て、現在はフリーライターとしてメンズファッション誌、ライフスタイル誌、WEBを中心に執筆。ファッション遍歴は、渋カジから英国系テーラードを経て、再びアメカジに回帰。現在は無国籍状態に。
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