
大人の抜け感は足元から。キャンバススニーカーを取り入れよう
シンプルで汎用性が高く、コーデに抜け感をもたらすキャンバススニーカーは、大人もぜひ活用したいアイテム。コートスニーカーからスケートシューズまでおすすめをご紹介!
レザーやスエードにはない、キャンバススニーカーならではの魅力とは
ナチュラルな素材感とどことなく醸し出すクラシックな雰囲気が魅力的なキャンバススニーカー。キャンバスとは厚手の平織り生地のことで、和名では「帆布(ハンプ)」ともいわれます。軽量かつ丈夫、さらに水洗いが可能なことから、スニーカーはもちろん、古くはコンバットブーツのアッパーにも用いられていました。履きこむほどに味わいが増すのもキャンバスならではの魅力。
キャンバスは、レザーなどの素材に比べて軽量で優れた通気性を備えている点もうれしいポイント。見た目も軽快かつ、快適な履き心地ゆえに、春夏は特に重宝するでしょう。素朴な質感なので、ビビッドなカラーリングを手軽に取り入れられるのも魅力のひとつ。そしてモデルにもよりますが、全体的にクセがなくスマートなシルエットに仕上げられているものが多いので、カジュアルからきれいめスタイルまで幅広くフィットしてくれます。
デザインや履き心地は? キャンバススニーカーの選び方
まずはキャンバススニーカーの基礎知識をおさらいしましょう。素材感の特徴や履き心地などキャンバススニーカーをあらゆる角度から解説します。
ポイント1
ライトな素材感でハイ&ローカットどちらも取り入れやすい
レザーやスエードのスニーカーは、どちらも重厚な素材感ゆえに、同じモデルでもハイカットとローカットでは印象が大きく異なります。それに比べてキャンバススニーカーは、ライトな素材感でどちらも取り入れやすいんです。足元を印象的に見せるならハイカット、汎用性の高さで選ぶならローカットがおすすめ。
ポイント2
着脱しやすさで選ぶならスリッポンタイプ
着脱しやすさとフィット感が魅力のスリッポンも人気です。ひものないシンプルなルックスで、リラックスした印象を放つのもスリッポンならでは。夏のリゾートスタイルにもお似合いです。
ポイント3
ホワイトやブラックの定番色が人気
定番色からビビッドなカラーまで豊富に揃うキャンバススニーカーですが、やっぱり人気が高いのはホワイトとブラック。軽快かつクリーンに仕上げたいならホワイトを、大人っぽくスタイリッシュに仕上げたいならブラックを選ぶと良いでしょう。
ポイント4
履き心地を追求するならインソールの追加もあり
キャンバススニーカーの多くはローテクモデル。ミッドソールが薄い分、接地感を強く感じられるので、スケートシューズとしては最適ですが、その分疲れやすいという一面もあります。長時間快適に履きたいなら、後付けでEVAなどのインソールを取り入れるのもありですよ。
キャンバススニーカーといえば、この2ブランドはチェック必須です
まずはキャンバススニーカーを選ぶのに欠かせない2つのブランドをご紹介! スニーカーの元祖といわれるあの名品を生み出したブランドや、スケシューの元祖ともいわれるあのブランド。詳しくは以下をどうぞ!
ブランド1
『コンバース』
キャンバススニーカーを探すうえで、絶対といって良いほど外せないのが『コンバース』ですよね。スニーカーの元祖ともいわれている「オールスター」が1917年に誕生した際、そのアッパーがキャンバス仕様だったことが、『コンバース』=キャンバスを象徴付けているといっても過言ではありません。そして1932年にはキャンバスを使用した「ジャックパーセル」も登場して、不動の地位を獲得しています。
ブランド2
『ヴァンズ』
アメリカ・カリフォルニアにて1966年に創業したスニーカーブランド『ヴァンズ』。シンプルなデザインとタフな機能性から、多くのプロスケートボーダーが愛用していることでも知られています。代表的なモデルはというと、ブランドの設立当初にリリースされた「オーセンティック」をはじめ、「エラ」、1977年に誕生した「オールドスクール」、そしてハイカットの「スケートハイ」など。それらはいずれもキャンバス仕様で、タフかつ普遍的なデザインで、ストリートを中心にさまざまなスタイルにフィットしてくれます。
コートスニーカーからスケートシューズまで。キャンバススニーカーのおすすめ12選
バラエティが豊富に揃うのもキャンバススニーカーの魅力です。ここではベーシックなコートモデルからスケートボードシューズまで、ラインアップを一挙にご紹介。さまざまな表情のモデルが揃うので、お好みの一足を見つけてくださいね!
アイテム1
『コンバース』ジャックパーセル
伝説的バドミントンプレイヤーのジャック・パーセルから由来して『コンバース』から1935年にリリースされた名作「ジャックパーセル」。ほほ笑む口元のようなつま先のライン「スマイル」や、ヒールラベルに描かれた「ヒゲ」など、ポップなデザインが特徴的なロングセラーモデルです。アメリカンカジュアルからきれいめまでどんなスタイルにもフィットする定番スニーカーとして、時代を超えて愛されています。
アイテム2
『アディダス オリジナルス』ニッツァ キャンバス
1980年代に活躍したアディダスのバスケットボールシューズ「ニッツァ」の復刻モデル。オリジナルはハイカットのアッパーにタフなコットンキャンバスを使用し、ソールはバルカナイズドソールを採用。そんな「ニッツァ」をベースにローカットへとアレンジしたのが本作。クラシックなルックスが足元を印象的に演出してくれます。
アイテム3
『チャンピオン フットウエア』センターコート OX
リバースウィーブをはじめとするスウェット類を中心に展開して、今やアメリカを代表するスポーツ・アパレルブランドとなっている『チャンピオン 』のシューズライン『チャンピオン フットウエア』の代表的モデル。かつてのヘリテージモデルからインスピレーションを得たコートタイプシューズで、ほとんどの生産工程は手作業によるもの。バルカナイズ製法で、美しいシルエットと優れた堅牢性を両立させています。
アイテム4
『ナイキ SB』ズーム ステファンジャノスキー キャンバス
『ナイキ SB』を代表するプロスケーター、ステファン・ジャノスキーのシグネチャーモデル。本作では通気性に優れたキャンバスアッパーを採用。バルセロナのコミュニティアートスペースからヒントを得た、現代的なモザイクプリントが印象的です。フォームインソールとヒールには、ズーム エア ユニットが搭載され、優れた反発性を発揮してくれます。
アイテム5
『ナイキ SB』クロン2 キャンバス
快適な履き心地とパフォーマンスはそのままに、ディテールやデザインをアップデートした、クロンシリーズの新モデル。履き口とかかとの形状を一新してフィット感を高めています。オールブラックですが、キャンバス地なら重たくなりすぎず、春夏のスタイリングにも持ってこいです。
アイテム6
『スペルガ』2750
イタリア発のシューズブランド『スペルガ』の代表的モデルといるのが「2750」です。1929年に登場した初代から続くキャンバスアッパーモデルで、ミニマリズムとシンプルというブランドの掲げるコンセプトを体現した一足といえます。肉厚で目の荒いキャンバス生地をアッパーに使用していて、落ち着きのある雰囲気を醸し出しています。
アイテム7
『ヴァンズ』スケートハイ
サイドのサーフラインが印象的な、「オールドスクール」と同じく1970年代後半にリリースされたハイカットモデル。通称「ハイトップ」や「スケハイ」とも呼ばれ、「オールドスクール」と並ぶ『ヴァンズ』を代表するモデルのひとつになっています。
アイテム8
『スプリングコート』G2 キャンバス
『スプリングコート』のフラッグシップモデルといえるのが「G2」。本作はそのキャンバスバージョンです。テニス用シューズとしてリリースされたスポーツ仕様モデルで、最大の特徴といるのが、ソール部分に設けられた4つのベンチレーション。ここから空気が出入りすることで、優れた通気性を発揮して、シューズ内を快適にキープしてくれます。
アイテム9
『ムーンスター』ジムクラシック C
福岡・久留米発のシューズブランド『ムーンスター』の定番的モデル。国内でもごく僅かな工場でしか生産していないバルカナイズ製法によって、スマートなシルエットとしなやかな履き心地を実現しています。そして特徴的なのが、内羽根のアッパー。上品かつどことなくフォーマルな雰囲気を兼ね備えていて、ジャケパンやセットアップ、ビジカジといったきれいめカジュアルにもピッタリです。
アイテム10
『コンバース』ビッグ C FGスリップオン
『コンバース』がリリースしてきた1950年代までのアーカイブを現代的にアップデートした新しいフットウェアライン「ビッグ C ライン」からの一足。1940~50年当時のフィッシングブーツをベースに、防水性を高めるためトウやサイドには大きめなラバーパーツを採用しています。さらにスリップオン仕様にアレンジして、モダンなテイストへとアップデート。
アイテム11
『ティンバーランド』マドバリー キャンバス
ウィートカラーの通称「シックスインチブーツ」で知られる『テンバーランド』初となる、エコスニーカー「マドバリー」。『ティンバーランド』らしいボリューム感のフォルムにアウトドアテイストをプラスしたルックスが特徴的です。今作ではアッパーとライニングに、50%以上のリサイクルプラスチックを採用しており、環境にやさしい一足へと仕上げられています。
アイテム12
『キーン』ニューポート キャンバス
「ユニーク」をはじめとしたスポーツサンダルで人気のブランド『キーン』の定番的モデル「ニューポート」。「ハイブリッド・フットウェア」と呼ばれる名作で、シューズとサンダルの垣根を超えた1足といえます。本作ではそんな「ニューポート」をベースに、アッパーには軽量性に優れたポリエステルキャンバスを採用。よりワイルドでナチュラルな雰囲気へと巧みにアレンジされています。
あらゆる大人コーデにマッチ。キャンバススニーカーのコーデ見本帳
シンプルかつレトロなルックスで、トレンドや季節を問わず活躍してくれるキャンバススニーカー。今どきのアメカジスタイルからきれいめセットアップまでコーディネートをピックアップしたので、ぜひとも参考にしてください!
コーデ1
クラシックなカラーリングが洒落感を加速
きれいめなアイテムをベースに、ゆったりしたサイジングでリラックス感も漂う今季らしいスタイリング。そんな装いにはシンプルなキャンバススニーカーが好相性です。グレージュ×アイボリーのクラシックなカラーリングにより、洒落感が一層アップ。
コーデ2
ベーシックなオールスターは旬なカレッジアイテムと好相性
トレンドのカレッジスウェットとワイドなカーゴパンツで構築した今どきのアメカジスタイル。ウェアにボリュームがある場合、レトロランニングやバスケットボールシューズをチョイスしがちですが、こちらはライトなキャンバススニーカーでハズした好例です。軽快な足元が着こなしに抜け感をもたらすことに成功しています。
コーデ3
きれいめカジュアルに足元でタフなテイストもプラス
上品な雰囲気漂うベージュのワントーンコーデに、イタリア軍のトレーニングシューズ「イタリアントレーナー」をチョイス。軽やかなスリッポンながらも程良い男らしさを備えているのが魅力で、着こなしのこなれ感アップにも一役買っています。
コーデ4
スリッポンスニーカーでリゾートテイストを投入
セットアップは程良く着崩すのが今季的。スリッポンスニーカーをチョイスすれば、どことなくラフなリゾートフレーバーも加わり、こなれた印象に仕上がります。カラーリングはあえてのダークトーンで、ベージュのセットアップを引き締めているのもポイント。

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この記事の掲載アイテム一覧(全12商品)
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『コンバース』 ジャックパーセル
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『アディダス オリジナルス』 ニッツァ キャンバス
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『チャンピオン フットウエア』 センターコート OX
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『ナイキ SB』 ズーム ステファンジャノスキー キャンバス
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『ナイキ SB』 クロン2 キャンバス
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『スペルガ』 2750
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『ヴァンズ』 スケートハイ
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『スプリングコート』 G2 キャンバス
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『ムーンスター』 ジムクラシック C
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『コンバース』 ビッグ C FGスリップオン
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『ティンバーランド』 マドバリー キャンバス
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『キーン』 ニューポート キャンバス
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