
厳選! サングラスの人気ブランドとおすすめモデル一覧
強い日差しから目を守るという役割のほか、ファッションアイテムとしても重宝されているサングラス。定番から人気ブランドまで、大人メンズへのおすすめをご紹介しよう。
大人メンズのファッションアイテムとして、サングラスを!
強い日差しや紫外線から目を守り、視界を確保してくれる――。サングラスが夏の必需品といわれる所以だろう。とはいえ、忘れてはいけないのがファッションアイテムとしてのポテンシャルである。ひと度掛ければ表情に精悍さが生まれ、洒落っ気をけん引。カラフルなサーフスタイルの引き締め役として、また端正なトラッドスタイルに程良い抜け感をもたらす存在として、大いに活躍してくれる。
サングラスは何を基準に選ぶべきか?
道具としてはもちろん、ファッションアイテムとしてシーンに浸透しているサングラスならば、いつもの洋服を選ぶような感覚で選んでみるのも良いだろう。例えば、ブランド。信頼に足る王道なら自信を持って手に取れるだろうし、新進気鋭の1本を掛ければ周囲との差別化も図れるに違いない。ラグジュアリーブランドのアイテムならば、大人流メンズコーデのクラスアップにも一役買ってくれること請け合いだ。
サングラスブランド15選。人気の定番から注目の新鋭、憧れのハイブランドまで総まとめ
ここでは、ブランドを3つのカテゴリに分け、利便性と洒脱さを兼ね備えたおすすめをご紹介。さらに、メガネ・サングラス情報サイト「GLAFAS(グラファス)」の編集長・さくら ヒロシさんがそれぞれのモデルについてレビューしてくれた。ユーティリティ性か、オリジナリティか。どれを手に取るかはあなた次第!
▼カテゴリ1:まずチェックしたいサングラスの人気ブランド
挙げればキリがないサングラスブランド。そんな中でも、長い間変わらぬ人気をキープし続ける実力派であれば、後悔する事態もそうそう起こることはないだろう。一度手に取れば、時代を超越して人々に親しまれるワケを実感できるに違いない。
ブランド1
『レイバン』
米国空軍からの委託をきっかけに、1937年にボシュロム社が設立。以降、数多くの名作を世に送り出してきた。この「クラブマスター」もそのひとつ。フロントリムの穏やかな輝きや飾り鋲など、細部に落とし込まれた威厳とこだわりは何十年経っても色褪せない。
ブランド2
『モスコット』
ニューヨークで1915年にオープンしたメガネ店が『モスコット』の始まり。長い歴史の中で数々の定番を生み出してきた。1940年代に生まれた「ミルゼン」、1950年代に登場した「レムトッシュ」、1960年代に誕生した「ユケル」は特に名作だ。その中でも特にアイコニックなのは「レムトッシュ」。ボストンとウェリントンの中間的なボストンウェリントンとも呼ばれる形状が特徴的で、汎用性に優れている。同じシェイプでもサイズ違いで展開されていて、自分にぴったりのサイズ感を見つけられるのも『モスコット』の魅力。
さくら
『モスコット』に憧れている人にはイチ押しのモデル。セルフレームらしいボリューム感が自信とパワーを与えてくれます。スーツとネクタイでドレスアップした装いにも、カジュアルな着こなしにもよく似合うのが長所。ジャストサイズで掛けるのはもちろん、あえてサイズを外して個性を演出してもOKです!
ブランド3
『オークリー』
1975年に誕生した『オークリー』は、ストリートシーンで不可欠なサングラスブランド。高機能なスポーツ系サングラスがメインだが、普段使いに適したライフスタイルカテゴリのプロダクトも多数ラインアップしている。アイコン的なモデルは「フロッグスキン」。1985年に登場して2007年に復刻した名作で、今では揺るぎない定番として君臨している。着けこなしやすいウェリントンシェイプと軽量なフレームが特徴的。バリエーションが多いので、自分好みのタイプを探してみよう。
さくら
「フロッグスキン」は、着回しやすい定番スタイルと軽くて快適な掛け心地を兼ね備えているので、シーンを選ばす重宝します。スポーツサングラスが欲しいけどカーブの深い大ぶりなレンズに抵抗のある人、普段使いもできるスポーツサングラスを探している人、アーバンアウトドアに似合うサングラスを掛けたい人におすすめですね。
ブランド4
『カトラーアンドグロス』
メガネをアイウェアに変えたともいわれる英国ブランド『カトラーアンドグロス』。デザインの背後には、音楽やアートといった多彩なテイストが潜んでいる。こちらは程良い重厚感とシャープなスクエアカットが特徴の1本。蝶番に施されたラインがなんとも印象的な目元を演出してくれる。
ブランド5
『オリバーピープルズ』
今や世界中に名声が知れ渡っている『オリバーピープルズ』は、1986年にハリウッドで誕生。トレンドに左右されないヴィンテージスタイルのアイウェアを得意としている。ロングセラーとなっている象徴的なモデルが「シェルドレイク」。ポップアートの巨匠、アンディ・ウォーホル氏が愛用していたアイウェアのフレームからインスピレーションを得たデザインは、ボストンとウェリントンの中間的なフォルムで使いやすい。フロントのキーホールブリッジと太めのテンプルが古き良きムードを醸し出している。
さくら
キーホールブリッジやカシメ金具、太めのテンプルといったクラシカルなモチーフを備え、サングラスらしさを存分に感じさせるデザインが魅力の「シェルドレイク」。柔らかなラインが顔に馴染み、知的な印象も醸し出すので、サングラス初心者にもトライしやすいと思います。自分の定番サングラスを探している人にも最適!
▼カテゴリ2:他人と差がつく。注目の新鋭ブランド
王道ブランドの安定感も捨て難いが、気鋭の新鮮さも良いものだ。ここ4、5年の間にさまざまなブランドがシーンに登場し、新たな刺激をもたらしている。これらを手に取った日には、簡素になりがちな夏スタイルも一気にグレードアップ。気分も上がるに違いない。
ブランド6
『アイヴォル』
「着る眼鏡」をコンセプトに掲げ、ファッションとしてのメガネを日本でいち早く提唱した『アイヴァン』。そのデザインチームが2017年に発表したのが『アイヴォル』だ。MADE IN JAPANにこだわりつつ、ファッションだけでなくスポーツやアウトドアといったシーンをボーダーレスに楽しむ人のためのアイウェアを提案している。ファーストコレクションから根強い人気を誇っているのが「レイファー」で、このモデルはそのアップデート版。汎用性の高いボストンウェリントン型のフォルムとコーディネートしやすいサイズ感で、幅広い人にマッチする。
さくら
スポーティかつ洗練されたスタイルで街中でも違和感がなく、サイクリングや自転車通勤、アーバンアウトドアにもマッチ。軽やかでズレにくい極上のフィット感は、やみつきになること間違いなしです。いかにもスポーツサングラスというデザインに抵抗のある人、見た目にも機能性にも妥協したくない人はこの「レイファー」を使ってみてください!
ブランド7
『ジュリアス タート オプティカル』
1950年代初頭に創設された伝説的メガネメーカー「タート オプティカル エンタープライズ」の意志を継ぎ、創業者の甥が2016年に設立した『ジュリアス タート オプティカル』。「AR」はその代表作で、1950~70年代にかけて製造されていた「アーネル」という名作の復刻。鋲の盛り上がりやサイズ刻印の位置など、当時のモデルを忠実に再現している。
さくら
ジェームス・ディーン氏やジョニー・デップ氏などが愛用したモデルの復刻版。まさにアメリカンクラシックの王道です。柔らかなレンズシェイプが顔に程良く馴染みつつ、キーホールブリッジやカシメ金具が目元を引き締めるアクセントとなって大人の渋い色気を演出してくれますよ。
ブランド8
『サラギーナ』
イタリアのリゾート地として知られるリミニで2013年に誕生したMADE IN ITALYのアイウェアブランド。印象的なネーミングは、イワシの1種を意味するイタリア語で、魚の大群がキラキラ輝いている様子をサングラスとリンクさせている。また、同じリミニ出身の映画監督でイタリア映画界の巨匠、フェデリコ・フェリーニ氏から影響を受けたカラーリングも特徴的。最初のプロダクトであり代表作でもある「ジルダ」はボストン型×セルフレーム。シェイプは正統派だがカラバリが豊富で、楽しいカラーを選びたくなる。
ブランド9
『ノイズ』
複数のコレクションブランドでアパレルから小物まで携わってきた女性デザイナーが2016年にスタートした『n8ise(ノイズ)』。日本人としての美的感覚を前面に押し出したデザインが特徴で、ファーストコレクションで発表した「ミズヒキ」がそれをもっともわかりやすく体現している。アセテート製のリムをチタンワイヤーで包み込む構造により、「きれいに包む」という日本人の自然な所作を表現。新しい発想を具現化し、ネジを使わずブリッジを固定する手法を実現している。製造はメガネの名産地として知られる福井県の鯖江。素材や細部までこだわり抜き、他にはないサングラスを提案している。
ブランド10
『ブラン』
2012年にスタートした日本のアイウェアブランド。フランス語で「白」を指すブランド名は「何色にでも染まれる」という意味合いで、使う人や合わせる服への馴染みやすさを表している。プロダクトにモデル名はなく、定番的なウェリントンシェイプも「BM003SUN」という品番のみで表現。クラシックなフレームをクリアな色使いで軽快かつモダンにアレンジするのは『ブラン』の真骨頂だ。ファッションアイテムとしての空気感が圧巻!
さくら
クラシックなモチーフを取り入れながらも、柔らかなレンズシェイプと細身のリム(レンズ周り)のおかげで、気負わずデイリーに掛けられる作り。高めに付いたブリッジは鼻筋をスッときれいに見せる効果があります。サングラス初心者でも掛けやすく、サングラス上級者もうならせるデザインは貴重です。
▼カテゴリ3:ラグジュアリーな逸品。憧れのブランド
ファッションの最先端を語り、エレガンスのなんたるかを知り尽くすハイクラスなブランド。そのサングラスを目元へ取り入れるだけで、全身に一本芯が通ったような心持ちになる。誰もが羨む上質なサングラスを、この機会にぜひ!
ブランド11
『グッチ』
2015から2022年まで『グッチ』のクリエイティブ・ディレクターを務めたアレッサンドロ・ミケーレ氏。21世紀のラグジュアリーを再定義した彼の功績はあまりにも大きい。こちらは、その手腕を感じさせるモードな1本だ。大ぶりのバタフライシェイプやメタルのコンビに、とびきりの洗練さが漂う。
ブランド12
『ジバンシィ』
“モードの神童”と呼ばれたユベール・ド・ジバンシィ氏が1952年にフランスで創立したファッションブランド。正統派フレンチファッション牽引者によるアイウェアは、シンプルながらさりげないエスプリが個々をスマートに演出してくれる。
さくら
涙のしずくのような形からティアドロップと呼ばれているスタイル。ティアドロップはレトロでハードなイメージを持たれがちですが、こちらはマイルドなレンズシェイプと細身のフレームを採用することで、優雅で洗練された雰囲気に仕上げられています。武骨すぎるからとティアドロップをあきらめていた人も、このサングラスにはトライする価値アリですよ。
ブランド13
『トム フォード』
トム・フォード氏が2005年に設立。以降、クラシックな中に洗練さとラグジュアリーを携えたメンズウェアは多くの共感を呼んでいるが、アイウェアも同様だ。トレードマークのヨロイ部分に付いたTバーや独自のエンボス加工はシンボリックな意匠である。
さくら
サーモントブローというクラシックの代表的スタイルながらも、エスプリが効いたモダンで洗練されたデザインに仕上がっているのはお見事。クラシックすぎず一味違うサーモントブローを掛けたい人におすすめのサングラスです。ヨロイ部分のTバーは目元のアクセントになるだけでなく、所有欲も満たしてくれます。
ブランド14
『プラダ』
世界中の人々に愛されている『プラダ』は、1913年にイタリアで創業。日本でもその人気は非常に高く、特にバッグや財布は憧れの的となっている。バッグ類やアパレルだけでなく、実はサングラスも花形選手。フォックスやバタフライなどのモードを感じさせるシェイプを得意とし、シャープでありながらラグジュアリーなムードも湛えるデザインで多くの人を魅了している。
ブランド15
『ディオール』
フランスのトップメゾンとして君臨し続けている『ディオール』は、1946年の創立。アパレルや小物、フレグランスなどが人気だが、アイウェアも忘れてはならない。世界のモード界をけん引するブランドらしい、洒脱なエスプリがそこかしこに見て取れる出来栄えだ。高度な技術をベースにしつつ、現代的なエッセンスを調和して洗練させたデザインが特徴的。アヴァンギャルドなタイプも豊富だが、普段使いするならひとヒネり入った程度の少し落ち着いたデザインが狙い目!
さくら
サーモントブローをちょっと大胆にアレンジしたデザインが新鮮かつ秀逸。コーディネートのスパイスや気分をアゲるアイテムとして掛けてみたいデザインです。ボストン型のレンズシェイプが顔に絶妙に馴染むので、思いの外トライしやすいのでは? 細身のテンプルが洗練された雰囲気でおしゃれ。「CD」のロゴがさりげないアクセントになっていますね。
この記事の掲載アイテム一覧(全15商品)
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『レイバン』 クラブマスター
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『モスコット』 レムトッシュ
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『オークリー』 フロッグスキン
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『カトラーアンドグロス』 1363 01
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『オリバーピープルズ』 シェルドレイク
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『アイヴォル』 レイファーⅢ
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『ジュリアス タート オプティカル』 AR
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『サラギーナ』 ジルダ
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『ノイズ』 ミズヒキ
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『ブラン』 BM003SUN
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『グッチ』 サングラス GG0226SK 003
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『ジバンシィ』 サングラス 7189 807/9O
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『トム フォード』 FT0623
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『プラダ』 プラダ 0PR ADA サングラス
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『ディオール』 D03388DU00456
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さくら
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