
アークテリクスの名作。アロー22の評判とコーデを紹介
『アークテリクス(ARC'TERY)』の人気かつ定番リュックのアロー22に注目。長年支持される同アイテムのディテールや特徴、アレンジモデルの詳細を掘り下げる。
誰もが認める実力派。『アークテリクス』とは?
1991年。カナダ・バンクーバーにあったハーネスの製造メーカーを原点に、『アークテリクス』は誕生した。以来、止水ジッパーや熱圧着による無縫製(ラミネート)の仕立てなど、過酷な山を攻略するためのさまざまな革新技術を開発し続けている。アメリカ発のブランド以外では唯一、世界でもっとも厳しい基準を持つといわれるアメリカ軍に正式採用される「LEAFライン」なども展開している実力派ブランドだ。
山を愛するクライマー達によって設立された『アークテリクス』。そのブランド名の由来は、かつて爬虫類で初めて飛行するための翼を得た”始祖鳥”だ。ブランドロゴもまた、ベルリン自然史博物館に展示された始祖鳥の化石を忠実に模してデザインされている。山、そして自然に対してあくなき挑戦を続ける彼らの意思が表れた、美しくも力強いブランドアイコンなのだ。
『アークテリクス』アロー22とは?
『アークテリクス』アロー22とは、1999年に発売された『アークテリクス』の代名詞ともいえるバックパック。高い収納力や防水性など、本格アウトドアにも通用する高い機能性と、タウンユースでも使えるシンプルで洗練されたフォルムを兼ね備えた、20年にわたり愛され続けているロングセラーモデルだ。
『アークテリクス』アロー22の魅力
アルピニストやクライマー、一般層にいたるまで、20年も愛され続けるロングセラーモデル・アロー22の魅力をピックアップ。魅力を知れば、自然と欲しくなる名作だ。
魅力1
豊富な収納力を備えつつ「荷物を軽く感じる」工夫も搭載
アロー22の独特なフォルムは、機能性を追求した結果として生み出されたデザインだ。斜めに設計された底の部分は、荷物を入れた時に重心が自然と上にくるように設計されている。背面は、内側からプラスチックのパネルで支えているため、荷物を入れても型崩れせず、中の荷物が背中にあたるというストレスがない。ハーネスの技術を応用したショルダーベルトや独自に開発した背面パッドの効果により、フィット感も抜群だ。
魅力2
突然の雨から装備を守る高い防水性
今では当たり前になった止水ジッパーを開発したのは、ほかならぬ『アークテリクス』だ。アロー22にも止水ジッパーが採用されており、ジッパー部分からの水滴の侵入を防ぐ構造に。また、ボディーの素材には撥水効果を持つバリスティックナイロンを使用し、内側からも合成ゴムをコーティングした二重構造の防水が施されている。
魅力3
街着に馴染む洗練されたデザイン
機能を優先させた結果、生み出された機能美。丸みを帯びた独特のフォルムや、無駄を排除したシンプルなデザインはダウンユースにも驚くほど馴染む。実際にスーツにコートを羽織ったビジネスマンが、アロー22を背負っている姿を見かけることもあるほどだ。1つ持っておけば、タウンユースからアウトドアまで幅広いシーンで使える。
『アークテリクス』アロー22のカラバリをチェック。2019年はサイズ違いも登場
ベーシックなブラックの他にも、アロー22には複数のカラバリがスタンバイ。セレクトショップ別注モデルや、2019年に登場する「アロー16」もチェックしよう。
アイテム1
『アークテリクス』アロー22 ブラック
定番カラーであるブラックモデル。デザイン、職人技、製品のパフォーマンスに極限までこだわった、ブランドの哲学を象徴するモデルだ。プレーンな色遣いは長く愛用することができる。
アイテム2
『アークテリクス』アロー22 シルバー
白に近いシルバーとブラックというツートーンのアロー22。シンプルな配色のため、日常着に合わせやすいデザインとなっている。アウトドアファッションをアーバンライクな印象に変えたいときにもうってつけ。
アイテム3
『アークテリクス』×『ビームス』別注 アロー22
2019年春夏モデルとして『ビームス』が別注したのがこちらのカラーバリエーション。ベースカラーのブラックを残しつつ、ファッション性の高い迷彩柄がアクセントになっている。
アイテム4
『アークテリクス』アロー16
大定番のアロー22とデザインのベースは大きく変わらないが、よりコンパクトでデイリーユースに向くアロー16も登場。男性はもちろん女性のファッションにも馴染むコンパクトなサイズ感は、すでにアロー22を愛用している方にもおすすめしたい。
『アークテリクス』アロー22の着こなし
タウンユースからアウトドアまで、幅広いシーンで使えるアロー22を取り入れたコーディネートサンプルを紹介。着こなしを格上げしてくれる名作バックパックに注目だ。
白をベースとしたナチュラルなアーバンアウトドアスタイルの仕上げにアロー22を採用。元々アウトドア用のバックパックとして開発されたアロー22だからこそ、アウトドアテイストのアイテムとは相性抜群。アーバンアウトドアスタイルを完成させる最後のピースとして活用できる。
ボーダー柄やホワイトアイテムを多用したユニセックスなコーディネートに、アロー22を取り入れることで硬派な印象がプラスされた。爽やかな印象のアイテムやデニムとの相性もいいのが見て取れる。アロー22ならば、細身の体型の人でもサイズ感を気にせず取り入れられる。
ジャケパンにアロー22を取り入れた上級者向けのビジカジコーデ。ビジネスの場にふさわしい清潔感と機能性を兼ね備えたルックスのアロー22で、きれいめな合わせを品よくカジュアルダウンした。革靴、ベルト、バックパックで色みを統一しているのも上手い。
『アディダス』のトップジャージ×『ナイキ』エアリフトのスポーティなムードを、アロー22が中和。落ち着きある佇まいが、ラフになりがちな合わせを大人のスポーツミックスにアップグレードしている。
個性的なアイテムをアロー22で引き締めた好例。インパクトあるシャツの個性を生かしつつ、スマートなバックパックで爽やかにまとめた。パンツの色みにさえ気をつければアロー22が全体を引き締めてくれるので、トップスで冒険してみるのも良いだろう。
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