今また履きたい。カンペールは地中海のユーモア薫るスペイン靴
旬のコンフォート靴を語るとき、外せないのがスペイン靴界の雄『カンペール』。快適な履き心地とポップなカラーリング。その品揃えには足どりも心も弾む優秀作がずらり！
靴作りのメッカ、マヨルカ生まれ。今注目したい『カンペール』とは
コロナ禍によるライフスタイルの変化はシューズ選びにも影響を及ぼしています。キーワードはずばり、“コンフォート”。今売れている靴ブランドをチェックしてみれば、総じて履き心地が軽くしなやかなものばかりです。フォルムもゆったりして、クッション性にも優れたシューズが人気を集めています。
そんな流れを受けて、注目度を高めているのが『カンペール』です。スペインのバレアレス諸島、マヨルカ島に本拠を置く同ブランドは、1975年の設立ながら、前身の会社から数えると1877年創業という長い歴史を持つ老舗。親子4世代にわたるファミリー企業です。
そんな『カンペール』の魅力といえば、質の高い素材と厚いソールが生み出す快適な履き心地。さらにスペイン有数の高級リゾートで生まれたブランドらしいポップなカラーリングやヒネりの効いたディテールが、着こなしへウィットに富んだアクセントを効かせてくれます。リピート率も高く、数十年このブランド一筋という熱烈なファンも珍しくありません。履き心地だけでなく、ルックスもまた心地良い。ファッション玄人たちの熱視線を集めている背景には、確かな理由があるのです。
『カンペール』の靴はここが凄い。自信を持っておすすめしたい、3つの理由
アイコンというべき丸みを帯びたフォルム、快適な履き心地を生み出す上質な素材使い、そして着こなしのスパイスになる色使い＆ディテールワーク。近年は機能面やスタイリッシュなデザイン性にも磨きがかかり、さらにファンを増やしています。
理由1
良い意味で“いなたい”丸みのあるフォルムと、“ならでは”なカラーリング＆デザイン
ロゴが大きくデザインされているわけでもないのに、なぜか『カンペール』の靴とわかる。その1番の理由はこのブランド特有の“カタチ”にあります。ほとんどのモデルがトゥをはじめ、全体が丸みを帯びたボリューム感のあるフォルムに。さらに、抜け感を生むポップなカラーリングやディテールワークもこのブランドならではの魅力です。こうしたデザインのおかげで一般的な革靴ほどかっちりとした印象にならず、今どきのリラックスした着こなしにしっくりくるのです。
理由2
上質なレザー使いと技ありソールが生み出す快適な履き心地
ローマ時代から続く皮革産業が根付くスペイン。ゆえに靴でも小物でも、革質と価格のバランスがとれた優良レザーブランドが多く存在します。『カンペール』もその1つ。それぞれのモデルのアッパーに使われたレザーは上質な風合いを持つものばかりです。タッチもしなやかで、肌に吸い付くよう。ラバーソールに関しても、重厚な見た目とは裏腹な軽量素材が使われていたり、モデルによってはクッション性＆グリップ力に優れたミシュラン製ソールが使われていたり、その快適さはスペインを代表するコンフォートシューズブランドの面目躍如といったところです。
理由3
野暮ったさは皆無。都会的なハイテク顔のシューズも増殖中
『カンペール』と聞くと、全体が丸みを帯びた、ほっこりとした顔つきの靴を思い浮かべる人は少なくないでしょう。しかし、そのデザインワークはファッションブランドと精力的にコラボを行ったり、ハイテクスニーカー風のデザインを採り入れたりすることで、年々洗練の度を高めているのです。伝統的な履き心地の良さはそのままに、デザイン性をアップデート。そのラインアップには今どきのスタイリングにハマる都会的なモデルも充実しています。
スニーカー、短靴、ブーツ。3カテゴリで探す『カンペール』のおすすめ靴
とにかくデザインの引き出しが多い『カンペール』。スポーティなスニーカーからスーツにマッチするドレスシューズ、スタイリングの主役を張れるブーツまで、さまざまなモデルが揃います。カラーも同ブランドらしいカラフルなモノから大人に似合うシックなワントーンまで個性派揃い。売れ筋のモデルから大人に似合う15足をピックアップしました！
▼その1：リピーター多数。外出が楽しくなる『カンペール』のコンフォートなスニーカー群
1足目
ツインズ コーブ
1988年に誕生した「ツインズ」は左右が異なるデザインを持ちながら、一緒になることで調和を見せる、コンセプトを持つブランドの名物的なシリーズです。こちらは往年のテニスシューズを思わせるシンプル顔の「コーブ」をアシンメトリーなカラーブロックでアレンジ。柔軟性に優れたヴァルカナイズ製法、軽量なEVA製ソールの採用と履き心地も快適です。
2足目
ぺウ カミ
足の形状に沿った幅広のフォルムが抜群の存在感を放つ、定番シリーズ「ぺウ カミ」の1足。クッション性に優れた厚いTPUラバーソールに、ゴムひもが使われたシューレース、そしてしなやかな牛革アッパーが生み出す履き心地はクセになる快適さです。シンプルなデザインは着こなしを選ばず、かつオレンジがかったブラウンは足元の挿し色としてもうってつけ。
3足目
ランナー フォー
青いソールが映える本モデルは、1982年にスポーツの前後に履くために開発されたコンフォートシューズを現代的にアップデートしたもの。柔軟なアッパーの構造と360度ステッチで縫い付けられたEVAアウトソールにより、驚くほど軽い履き心地と優れた屈曲性、耐久性を実現しています。クッション性が高く、取り外し可能なオーソライトインソールを装着。
4足目
ツインズ ナッシング
『カンペール』の全シリーズ中、ひと際個性的なモデルが揃う「ツインズ」シリーズから登場した「ナッシング」。シューレースがアッパーの内寄りに配されたデザインは、両足を揃えて上から見ると、1足のシューズのように見えるというユニークなアイデアから生まれています。春夏シーズンらしい淡いブルー×トレンドカラーのグリーンというカラーリングにもそそられます。
5足目
サーキュラー
「サーキュラー」のハイライトはゴアテックス サラウンド テクノロジーにあり。靴内をドライに保つと同時に、こもった湿気をアウトソールの穴から排出することで通気性も確保します。加えて自転車のタイヤから着想を得たハイグリップのEVAソールと、しなやかで軽いフルグレインレザー×リサイクルファブリックのアッパーによって、高次元のコンフォート性を実現。
▼その2：きちんと上品、でもデザインで“らしさ”を備えた『カンペール』の短靴
6足目
マウロ
オン・オフ兼用できる短靴もまた『カンペール』の十八番。なかでも「マウロ」はプレーントゥ×ロングノーズというドレス度の高い人気モデルです。かっちりとしたスーツにも違和感なくマッチする高い汎用性に加え、ソフトな牛革アッパーが生み出す足が包み込まれるような履き心地もポイント。丸みを帯びたフォルムとややスクエア気味のトゥも『カンペール』らしさを感じさせます。
7足目
ニューマン
昨今のオックス靴ブームをリードする外羽根式プレーントゥ。こと『カンペール』の「ニューマン」は、ボリューム感のある丸みを帯びたつま先が今の気分にドンピシャです。ベーシックという言葉がしっくりくるデザインは、カジュアルからセットアップ、スーツまで幅広い着こなしに対応。重厚な見た目とは裏腹に、軽量素材のソールのおかげで歩き心地は軽やかです。
8足目
ツインズ 1913
英国のデイリーシューズをコンセプトにした名作「1913」が「ツインズ」シリーズにも。特徴は見ての通り、シューレース部分が外側に寄せられた右足のアッパーです。クラシックな外羽根式プレーントゥにアシンメトリーなデザインがピリッとモダンなスパイスを効かせています。オフホワイトのシューレースとステッチのおかげで印象が重くなり過ぎないため、春夏コーデの足元にもぴったり。
9足目
マウロ ローファー プレーントゥ
楽ちんな革靴を追求すれば、おのずと行き着くのがスリッポン。ひもがないぶんスムーズな着脱が可能で、フィット感も高まります。『カンペール』のそれは、スクエア気味とつま先とU字モカシンが特徴。クセのないシンプルなデザインによりオン・オフ問わない活躍を約束します。アッパーの両サイドにあしらわれたエラスティックスのおかげで、甲のフィット感も格別。
10足目
ツインズ ウォールデン
「ツインズ」シリーズから登場した1足は、分厚いソールがどこかラバーソールシューズを思わせる「ウォールデン」がベースです。シャイニーレザーをパッチワークのように切り替えつつ、マルチカラーをアシンメトリーに配したアッパーが存在感抜群！ シンプルな大人コーデの切り札となること請け合いです。ソールは軽量性、グリップ力に優れたEVA×ラバーソール。
▼その3：ブーツ＆ハイカットだって『カンペール』が手掛ければ履き心地上々
11足目
ペウ ペスタ GM
雨の日でもガシガシ履けるブーツが欲しいなら、防水レザーアッパー＆ゴアテックス搭載というこちらのハイスペックブーツをどうぞ。サイドのジップやタン部分も防水加工が施されるなど雨対策はばっちりです。さらにソールは世界的タイヤメーカーとして知られるミシュラン社製。軽くて耐久性に優れ、濡れた路面でも抜群のグリップ力を発揮します。
12足目
ぺロータス アリエル
1995年に誕生したブランドアイコンの1つ。『カンペール』らしい丸っこいフォルムもさることながら、注目すべきはその履き心地にあります。87個のボールが配されたアウトソールはグリップ力・クッション性に優れ、かつソールとアッパーの装着に360度ステッチを施すことでフレキシブルな履き心地を実現しています。パッド入りの履き口・タンが生むソフトな足入れ感もポイント。
13足目
カースト
大小さまざまな石を組み合わせたようなプロテクティブ・アウトソールとビビッドなシューレースがキャッチーな新型ブーツは、自然の石にインスピレーションを受けたもの。また、サトウキビ抽出成分を含むEVAソールのほか、リサイクルコットン製ライニング、リサイクルペットボトルのシューレースが使用されるなどサステナブル意識の高さを見せつけます。
14足目
テイシュ
ダッドスニーカー然としたボリューミィなフォルムがまさに今の気分！ 近未来的なフォルムのチャンキーソールが存在感を放つブーツは、1990年代に人気を博した名作ブーツの復刻バージョンです。アッパーがコットンキャンバス製ゆえに重く見え過ぎず、春夏コーデに合わせやすいのもポイント。クッション性に優れ、取り外し可能なEVA製インソールを搭載しています。
15足目
ワゴン
日常使いできる大人のブーツといえば、なんといってもチャッカブーツ。新モデルの「ワゴン」は、上質なフルグレインレザーアッパーが生み出す上品な風合いと足が包み込まれるようなしなやかな履き心地が持ち味です。サトウキビ抽出成分を含む軽量EVAソールやリサイクル素材が使われたオーソライトインソールなど、サステナブルなマテリアルにもこだわった1足。
この記事の掲載アイテム一覧（全14商品）
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『カンペール』 ツインズ コーブ -
『カンペール』 ぺウ カミ
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『カンペール』 ランナー フォー
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『カンペール』 ツインズ ナッシング
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『カンペール』 サーキュラー
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『カンペール』 マウロ
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『カンペール』 ニューマン
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『カンペール』 ツインズ 1913
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『カンペール』 マウロ ローファー プレーントゥ
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『カンペール』 ツインズ ウォールデン
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『カンペール』 ペウ ペスタ GM
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『カンペール』 ぺロータス アリエル
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『カンペール』 カースト
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『カンペール』 ワゴン
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