
仕事で持つならこんなビジネストートバッグを。選びのポイントとおすすめ15選
今や仕事用バッグの新定番となっているトートバッグ。ビジネスシーンで持つべきアイテムの選び方を解説しつつ、着こなしの格上げ効果を狙える注目モデルを紹介します!
トートバッグも立派な仕事バッグとして認知されてきています
ウィークデイをともにする仕事用バッグの基本といえば、最もポピュラーなのはブリーフケースでしょう。しかし最近は、オフでも兼用できるトートバッグが新勢力として着実に人気を拡大しているんです。画一的で機能面重視のブリーフケースと比べてデザインの幅が広いうえ、ビジネスコーデにこなれた雰囲気をもたらしてくれるのがその大きな理由でしょう。オンとオフの垣根があいまいになってきていることもあり、“ビジネストート”をオンコーデ用に提案するブランドも増えてきています。
ビジネストートを選ぶ際、重視すべきポイントとは?
いくらビジネスカジュアルやオフィスカジュアルが主流となりつつある現在においても、当然ながらビジネストートを休日用のカジュアルトートと同じ感覚で選ぶのはもってのほか。仕事のパートナーとしても長く使っていくのであれば、以下の3つのポイントを意識しながらセレクトするのが正攻法です。
ポイント1
ストレスなく使うためにも収納力に秀でたモデルを
休日はもっぱら手ぶらという人でも、手回り品に書類やお弁当、はたまたPCなど、仕事用のバッグには入れるモノが意外と多いもの。だからこそ、収納力は非常に大事なファクターとなります。単純な容量だけではなく、ポケットの配置や数など、荷物の仕分けやすさも合わせてチェックしておくのがベターです。大は小を兼ねると言いますが、大きなバッグはライフスタイルが多少変わっても問題なく対応してくれます。
ポイント2
キチッと自立できるデザインが仕事使いには大切です
床やテーブルなどに立てたまま置いておける自立式タイプであることも、仕事使いするうえでは大事なポイントです。得意先での打ち合わせで自分のバッグだけがへたって床に倒れていては、良い印象も与えられないでしょう。自立できない薄マチのトートバッグは見栄えこそスマートなのですが、利便性では今一歩劣るのでビジネスでのヘビーユースにはやや不向きと言えます。
ポイント3
素材は上品なレザーor機能的なナイロンの2択
コットンやリネン素材だと、素材感が強すぎたり汚れが付着しやすかったりと、ビジネスにおいては不向きな面も。ビジネストートで選ぶべきマテリアルは、レザーもしくはナイロンの2択です。前者はシックかつ上品さを装える点が最大のメリットで、対照的に後者はガシガシと使い倒せる機能性の高さが強みです。どちらが優れているというわけではないので、自身のスタイルにハマるほうをチョイスしましょう。ナイロンボディにレザーのトリミングを施した、いいとこ取りのコンビネーションというのも合理的な選択です。
ビジネストートのおすすめは? レザー&ナイロン合わせて15点をピックアップ
先ほど紹介した3つのポイントを踏まえつつ、大人におあつらえ向きな上質ビジネストートをレコメンド。レザーとナイロンで、良作をセレクトしました。
▼素材1:大人っぽさ重視ならレザートートに照準を
コーディネートの品格向上を求めるのであればレザートートを選択するのが吉。上質なレザーは繊維同士が強く絡まりあうことで強度を高めており、ナイロンに負けず劣らずの耐久性を有しています。細かな傷なら自己修復する再生力も、レザーならでは。また使うほどに深みが増し、“育てる楽しみ”を味わえるのも醍醐味のひとつです。
アイテム1
『ペッレ・モルビダ』メイデンボヤージュ トートバッグ
“優雅な船旅に持っていきたくなる、上品で良質なバッグ”を指針とするジャパンブランドより。重厚な見た目に反してライトウェイトなレザーは、表面が細やかな型押し加工で仕上げられており、小さなキズやちょっとした汚れが付いても目立つことはありません。タブレットを持ち運ぶのに便利なウレタンフォーム入りのスナップポケット、ペンホルダー、自立時のダメージを防ぐ底鋲など、細部への気配りも申し分ありません。
■DATA
W40×H28.5×D9cm
アイテム2
『アニアリ』アンティークレザー トートバッグ
成牛の中でもキメの細かいステアをクロームでなめしたアンティークレザーを使用。一般的なクロームなめしに比べ、時間と手間をかけたことで表皮を傷めずソフトな銀面を作り出した、高級感溢れるルックスが実に大人向きです。シンプルなので汎用性が高く、それでいてサブポケットなども配置して大容量なのもうれしい限り。
■DATA
W45.5×H33×D15cm
アイテム3
『ファーロ』ファビオ ムース
ナチュラルな牛シボレザーを採用した、オン・オフ問わず活用できる重宝アイテムです。素材由来のやわらかく、上品な印象は、さすがは『ファーロ』。あえてファスナーなどを付けず、開口部を大きく取り、物の出し入れがしやすくなっているのもポイントです。
■DATA
W52.5×H30.5×D13.5cm
アイテム4
『フルラ』ジョーヴェ XL
女性ものの印象が強い『フルラ』ですが、実はメンズラインのバッグも充実しています。こちらのトートバッグは、美しいシボ感が映えるカーフレザーを使ったシンプルな逸品。ソフトなフルグレインレザーは手触りも良く、上品な雰囲気を湛えます。ハンドルの長さが調整でき、手持ちも肩掛けも可能。サイズ違いも展開している定番のバッグで、自分好みのサイズが選べるのもうれしいポイントです。
■DATA
W48.5×H34×D15.3cm
アイテム5
『トフアンドロードストーン』ルーフボタン
『トフアンドロードストーン』のメンズ向けバッグの中で、もっとも人気が高い定番品がこの「ルーフボタン」。屋根のようなフラップをボタンで留めるデザインが特徴的です。美しいたわみの出るフォルムを追求していて、サイドに入るフワッとしたシワ感までこだわっています。ボリュームがある作りのわりには軽量で、持ち運びやすいのもポイント。底鋲によって自立するので置く場所に困りません。
■DATA
W43×H31.5×D16.5cm
アイテム6
『コーチ』メトロポリタン ソフト トート
ニューヨークのマンハッタンで皮革小物工房としてスタートした『コーチ』は、今でもレザーの扱いが巧み。クラフトマンシップとラグジュアリーなムードを兼備するレザーバッグを多数リリースしています。コレクションも多数ありますが、現代を生きる男性に向けたビジネスバッグのコレクションが「メトロポリタン」。こちらはややタテ長のトートバッグで、シンプルな面持ちで上質な質感が際立っています。外側だけでなく内側のポケット類も充実し、使い勝手も抜群です。
■DATA
W40.5×H38×D10cm
アイテム7
『ダニエルアンドボブ』×『トゥモローランド』別注 トトーナ アルチェ
イタリアのフェラーラで生まれたレザーバッグブランド。定番のトートバッグが「トトーナ」で、留め方を選べるのが大きな特徴です。サイドから伸びる太めのストラップに加え、前後から伸びる短いタブも装備。それぞれ段階的に留められ、台形から長方形まで形状をアレンジすることができます。ストラップ類をすべて留めれば中身を見えにくくすることも可能。外見はシンプルでビジネスシーンにもマッチします。このアイテムはセレクトショップ『トゥモローランド』の別注品で、さらなる軽量化を実現。ハンドルも帯状から丸紐状に変更しています。
■DATA
W42×H32×D13cm
アイテム8
『アエタ』トート L
『アエタ』は2015年にデビューした日本のバッグブランドで、ブランド名の由来は”逢えた”。さまざまな国や地域での一期一会をデザインに落とし込み、丁寧なものづくりを実践しています。上質なカウレザーを使った定番のトートバッグはいたってシンプルな面持ちですが、実は試行錯誤を繰り返してたどり着いた繊細な技法の賜物。レザーとレザーを貼り合わせ、縫い目やパーツが隠れるよう丁寧に組み立てています。
■DATA
W55×H31×D24cm
▼素材2:タフに使いたい人は機能的なナイロンタイプ
ささいなことは気にせずタフにヘビーユースしたいのならば、推奨したいのは機能性良好なナイロン素材。耐久性や撥水性に秀でているモデルが多く、お手入も簡単なのでひとつ手に入れておくと重宝します。
アイテム9
『フェリージ』トートバッグ 19/24/DS
ビジネス向けナイロンバッグの大家といえば『フェリージ』。上質な光沢感を持つ高密度ナイロンと、伝統的なバケッタレザーのコンビネーションに定評があります。トートバッグだけでも種類が多いのですが、大定番はこれ。得意とする素材のコンビ使いが冴えています。ハンドルから続く2本のベルトに加え、サイドや開口部、底面にもレザーパーツを使用。上質感を主張する絶妙なアクセントとして効いています。開口部はジップによる開閉式で、底鋲によって床置きも可能。ビジネスシーンで重宝する仕様を完備しています。
■DATA
W40×H31×D15cm
アイテム10
『トゥミ』×『シップス』別注 エクスパンダブル スクエア トートバッグ
アメリカを代表するバッグブランドの1つが『トゥミ』。象徴的な素材はバリスティックナイロンで、軍事用に開発されたタフな強度が特徴です。人気の名門ということで別注品も豊富。今回もセレクトショップ「シップス」による完全別注品をピックアップしました。フロントに2つのジップポケットを備えつつ、バックにも大きなオープンポケットを装備。エクスパンダブル仕様で、マチが8cm拡張できる優れモノです。同セレクトショップを象徴するネイビーがさりげなくスペシャルな雰囲気です。
■DATA
W38×H37.5×D11.5 (+8) cm
アイテム11
『ブリーフィング』デルタ マスタートートM
ミルスペック(アメリカ軍規格)に準拠した強靭なパーツなどを用いつつ、タウンユースに落とし込んだデザインのバッグ類で人気を集めているのが『ブリーフィング』。このトートバッグには耐久性や耐摩耗性に優れるバリスティックナイロンを起用しています。また、小物が取り付けられるPALSウェビングをフロントの中央にレイアウト。ミリタリー調を感じさせますが、ワントーンの色使いがクールでミニマルな印象です。肩掛けしたままでも使いやすいようにフロントポケットのジップを斜めに配置するなど、使いやすい工夫も満載。
■DATA
W54×H34×D11cm
アイテム9
『オロビアンコ』ベーシック トート
『オロビアンコ』の代名詞でもある人気のトートバッグ。A4サイズが収納でき、シンプルでカジュアルからビジネスまで活躍するデザインが魅力的。メイン収納部のファスナーはガバッと大きく開けることができるので、荷物の出し入れもスムーズです。両サイドにはペットボトルや折りたたみ傘が収納できるポケットもついているので、荷物の仕分けもしやすいところもポイント。持ち手が長めに設計されているので、手持ちでも肩がけでも使いやすく一品です。
■DATA
W42×H30.5×D11.5cm
アイテム10
『エース』トートバッグ
素材はナイロン100デニールツイルを採用。光沢感と耐久性の高い強力糸ナイロンを使用し、さらにテフロン加工で撥水性を高めています。また収納力や内装のポケットも十分。ベーシックな見た目で日常使いにはうってつけでしょう。これでアンダー2万円というコスパも魅力です。
■DATA
W45.5×H29.5×D12cm
アイテム14
『ポーター』インタラクティブ トートバッグ
日本が誇るバッグブランド『ポーター』も、ナイロン製のビジネスバッグを多数ラインアップしています。今回ピックアップしたのは、デイリーユースの機能を充実させたベーシックなケミカルビジネスシリーズ「インタラクティブ」のトートバッグ。軽量かつ撥水性も高い生地を使用しています。フロントのデザインがアイコニックで、3つのジップポケットを効率的にレイアウト。小物が整理しやすいだけでなく、取り出しやすいのも便利です。トロリーバーへの固定機能を備えるなど、細部までビジネス向きのギミックを搭載しています。
■DATA
W40×H30×D11.5cm
アイテム15
『タトラス』ドロテ
フロントと両サイドのボリュームあるポケットが特徴的なトートバッグです。垂れ下がるコードフックも個性を放っていますが、全体としてシンプルかつラグジュアリーにまとめた手腕はさすが『タトラス』。イタリアブランドらしい洗練されたムードが魅力です。背面にも大きなオープンポケットを備えるなど、収納力は圧巻。内部にはパソコン用の仕切りを設け、ビジネスユースも考慮した作りです。
■DATA
W40×H38×D16cm
この記事の掲載アイテム一覧(全15商品)
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『ペッレ・モルビダ』 メイデンボヤージュ トートバッグ
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『アニアリ』 アンティークレザー トートバッグ
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『ファーロ』 ファビオ ムース
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『フルラ』 ジョーヴェ XL
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『トフアンドロードストーン』 ルーフボタン
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『コーチ』 メトロポリタン ソフト トート
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『ダニエルアンドボブ』×『トゥモローランド』 別注 トトーナ アルチェ
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『アエタ』 トート L
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『フェリージ』 トートバッグ 19/24/DS
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『トゥミ』×『シップス』 別注 エクスパンダブル スクエア トートバッグ
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『ブリーフィング』 デルタ マスタートートM
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『オロビアンコ』 ベーシック トート
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『エース』 トートバッグ
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『ポーター』 インタラクティブ トートバッグ
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『タトラス』 ドロテ
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