誰もが好む一本を。シンプルでおしゃれな腕時計20選

誰もが好む一本を。シンプルでおしゃれな腕時計20選

デザインに個性がある腕時計は、人を選びます。逆に過度な装飾を省いた腕時計は人を選ばず、誰からも愛されるのです。そんなシンプルかつおしゃれな腕時計を紹介します。

黒野 一刻

2017.01.12

アナログ腕時計

“誰もが好む”腕時計の要素とは?

誰もが好む、つまり万人受けする腕時計は、シンプルであることが重要です。その本質を掘り下げ、“シンプルな腕時計とは何か”を解説します。

「古典的な装飾美」や「現代的なデザイン」、「クロノグラフ」、「ダイバーズ」という議論は、結局のところ個人の好みが反映されるもの。誰もが良いと認めるものが欲しいのならば、まずは余計な装飾や機能を持たないものを選びましょう。

アールデコやバウハウスというデザインの思想が、今も人気なのは、余計なものを持たないからにほかなりません。究極までシンプルを追求すれば、時代を超越したものとして受け入れられるのです。腕時計も同じこと。傑作と評価される腕時計の多くは、シンプルを追求しつつ、洗練されたデザイン性と高い機能性を兼ねているのです。

精巧すぎるメカニズムを廃した時計は、見た目だけではなくトラブルのリスクも少ないものです。大切なボーナスを注ぎ込む時計なのですから、壊れやすければ元も子もありません。シンプルな時計は、あらゆる面で、安心なのです。

シンプルでおしゃれな大人の腕時計。マスターピース20選を紹介

ここに紹介するのは、誰からも好感を持たれるシンプルな腕時計たち。オーセンティックにしてタイムレス。そして、ユーザーにも好印象を与えること請け合いです。

完全防水ケースである“オイスター”、初めて実用レベルに達した自動巻き機構の“パーペチュアル”、瞬間日付送り機構をさす“デイトジャスト”、というロレックスの三大発明を搭載する時計の現行機です。小ぶりなケースサイズまで、20世紀なかばの時計を思わせるタイムレスな作りです。

1958年に、優雅な旅客機での空の旅をイメージして作られた時計を現代に復刻。簡素にして優雅な造形で、航空時計離れしたシックな作りとなっています。1970年代風のメッシュブレスも、レトロにして着け心地も良く、そのこだわりが細部にまでうかがえる傑作のひとつです。

カレラは1963年以来の歴史を持つクロノグラフですが、このモデルは、視認性第一のデザインはそのままに、3針ムーブメントを搭載することで一段とシンプルに。古風な印象の文字盤に、抑制の利いたキメ細かな最低限の装飾を施し、クラシカルな印象に仕上げた逸品です。

『オメガ』シーマスター アクアテラは、同ブランドの入門機として愛用者が絶えない時計です。メンテナンスサイクルを長期化する独自のコーアクシャル機構を搭載し、精度も公認クロノメーターの折り紙付き。洗練された高級腕時計の顔はそのままに、実用性や扱いやすさを兼ねている、機械式腕時計の初心者でも安心の設計です。

『IWC』のベーシックモデルで、シリンダー型の簡素なケースに、細身のインデックスを配した文字盤という組み合わせがミニマリズムの極致を想起させる一本。針とインデックスをゴールドで仕上げることで、華やいだ視覚効果を与えている点が秀逸です。

見やすい文字盤と、多面カットを採用した高級感あふれるケースが特徴。シンプルな『グランドセイコー』でも比較的新しいデザインで、シャープなリューズガードなどで、スポーティーな印象を強化しています。72時間の駆動時間を確保し、実用性に優れた一作は、老若男女に支持されて当然の一本なのです。

ジュネーブの『カルティエ』の工房で制作される自社製ムーブメントを搭載したのが、こちらの一本。エッジの効いたベゼルや存在感のあるリューズガードが現代的である一方、文字盤外周のレイルウェイトラックや力強いローマンインデックスがアールデコの雰囲気を醸し出します。

1993年創業のブランドながら、アンティークショップから飛び出してきたようなスポーツモデルをデザインする力は、時計の歴史への深い理解があることを証明しています。インデックスのベージュ色も、アンティークのような“やれた”雰囲気を生んでいます。

アイテム9『ジン』856B

ミリタリー系の航空時計やミッションタイマーで技術を磨いた『ジン』らしいベーシックモデルです。要所のアラビア数字を大きく描き、夜光塗料もたっぷり盛り、何より視認性重視のデザインには多くの人が好感が持つでしょう。200m防水などの基本性能も優れています。

高級時計ブランドのエントリークラスのモデルに傑作が多い『ボーム&メルシエ』の中でも、クリフトンは人気モデルです。奇をてらわないデザインはスイスの老舗ブランドらしい仕上がりで、全体に丸みを帯びたフォルムがやさしい雰囲気を醸し出します。

セミコンプリやクロノグラフに妙味のあるモデルの多いブランドですが、ベーシックなシンプルモデルを作る手際も優れています。このレ・クラシックもモデル名どおりの仕上がりを見せる一本。これだけクラシカルで、ゴールド無垢のケースならば、万人受けすること間違いないでしょう。

1953年に登場して以来、『ロレックス』のスポーツモデルの象徴となってきた時計です。シンプルにしてタフなムーブメントを搭載し、日付表示さえ持たない絞りぬいた作りは堅固の極みで、数々の『ロレックス』の神話を作り上げ、絶大な人気を築き続けています。

コンステレーションは『オメガ』の高精度を象徴してきたモデルです。とくに、このグローブマスターは、スイス連邦計量検査局による“マスタークロノメーター”の要件を満たす希少なモデルで、15,000ガウス以上ほかを圧倒する耐磁性を有しています。

スイスの名門ブラン『ジャガー・ルクルト』は、1000時間にも及ぶ検査マスター・コントロールで有名です。この3針、日付表示のみのシンプルなモデルは、そのマスター・コントロールの名を冠しています。

『ゼニス』は超ハイビートのクロノグラフであるエル・プリメロが有名ですが、この時計が搭載する3針のベーシックムーブメントのエリートも非常に優秀なムーブメント。そのエリートを搭載した薄型モデルのこちらは、非常に高い完成度を誇っています。

『パネライ』は自らの歴史を大切にするブランドで、この時計は1940年代に、ミリタリーウォッチとしてイタリア海軍に納入された数少ないモデルのデザインを復活させたものです。視認性も良好。手巻きながら72時間駆動するため、実用性に優れています。

『チュードル』は、かつて『ロレックス』の弟分として発足したブランドで、レンジャーは「エクスプローラー似」で有名だったモデルです。その1970年代のモデルを今日の技術で忠実に復刻したものですが、なかなかのオリジナリティーで見とれてしまいます。

コルトは、名機の誉れも高い旗艦モデルであるクロノマットの先代機のデザインテイストをケースやベゼルに色濃く残し、先代クロノマットのファンから根強く支持されています。この3針仕様は価格もこなれているため、エントリーモデルにうってつけです。

『ロンジン』は1930〜40年代にミリタリーウォッチを数多く輩出し、アンティークショップで見かけることができます。この時計はそんな過去のアーカイブからの復刻モデルで、イギリス軍の官給品のマークであるブロードアローも文字盤に再現しています。

この時計は『タグ・ホイヤー』を代表するダイバーズモデルなのですが、回転ベゼルにあえてメタルのままにして、ダイバーズらしからぬエレガンスを発揮しています。シルバー文字盤ではますますドレッシーな雰囲気を醸し出し、着用するシーンを選びません。

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