
その腕時計おしゃれだね、といわれたい。センスを主張するおすすめ36本
メンズにとって数少ない装飾品である腕時計。うまく活用すれば驚くほどおしゃれな印象を与えられるアイテムでもあります。そんな腕時計選びの条件とおすすめ品をご紹介!
自分らしい“色”を演出したい。おしゃれな腕時計選びのポイントとは?
ビジネスの場では品行方正な印象を与える3針のラウンド型腕時計がふさわしい、というような堅苦しいマナーはもう昔の話です。もちろん常識的な配慮は必要。しかし、ビジネスに限らず自分らしさを持ったスタイルは許容されるどころか、むしろ重宝される時代になっているんです。
そんな時流に合わせるかのように、ファッションブランドのみならず高級ブランドまで個性的な腕時計を数多くリリースするようになっています。特に高級腕時計は単価が高く失敗が許されないからこそ、自分の好みを反映させるべきで、多様なデザイン性を持ったモデルの拡充は歓迎されるべきことでしょう。とはいえ、独りよがりのおしゃれはタブー。最低限のおしゃれのマナーは心得ておくべきです。ここからは、誰からもおしゃれに見える腕時計のポイントとおすすめモデルをご紹介していきましょう。
ポイント1
ラウンドだけがすべてじゃない。まずは「形」から考えるべし
腕時計のデザインで、もっとも与える印象をコントロールできる要素が「形」です。腕時計と聞いて誰もが思い浮かべるポピュラーな腕時計のフォルムはラウンド型ですが、レクタンギュラー(長方形)、クッション、オーバル(楕円)など、実は思った以上に多種多様な形が存在します。角型を選べばよりクラシックに、オーバルを選べばよりエレガントにといった具合に、簡単に自分らしいスタイルを演出するなら、まずはケースフォルムに注目してみましょう。
ポイント2
今は「色」だってよりどりみどり! 印象を一変できる要素は賢く選ぶ
おしゃれな人、とは、必ずといっていいほど色使いが上手なもの。逆にいえば、色使いこそおしゃれか否かを分ける大きなポイントといえます。最近は腕時計にちょっとした“カラー革命”ともいうべき事態が起きており、腕時計の色の幅も広がっています。つい最近まではステンレスのシルバーケースに白、黒、もしくはシルバー文字盤を組み合わせるのが一般的でした。ところが、最近はグリーンやピンクなど、鮮やかなカラーがブームになりつつあります。また、成金趣味的に見られていたゴールドカラーも着実に市民権を得つつあるのです。厳密には色とはいえませんが、スケルトンも含めて個性を出すためのモデルは多様に揃っており、服を着替えるように時計を色で選ぶのが今っぽいセレクト基準となっています。
ポイント3
選択肢が拡大中。趣味性の高い手の込んだ「素材」がマンネリ打破を約束
一番使われている腕時計の素材がステンレススチールであることは、間違いありません。最近ではチタンも多く採用されるようになりましたが、この他に挙げるとしたら高級時計でよく見られるゴールドやプラチナというところでしょう。しかし、他人と被らない個性を求める世界のセレブリティを魅了したのは、そんな“普通”のレベルには収まらない素材たち。例えば、宇宙開発の現場でもその名を聞くカーボンやセラミック、中には隕石を文字盤に採用した腕時計なんてものもあります。おしゃれにとって他人と違う、差をつけるというのは最重要課題。ひとヒネり加えてみたい人は、素材に注目してみましょう。
おしゃれさに加えて、ブランド力も手に入れたい。自信を持って巻ける腕時計22選
前述の通り、腕時計は男性が自分らしさを表現する格好のアクセサリー。“見せ方”に徹底的なこだわりを持つ高級時計ブランドは、デザイン性にも優れた名作を多数登場させています。ルックスで冒険するのが不安でも、ネームバリューの高い名門ブランドならば自信を持って着けこなせることでしょう。
1本目
『ロレックス』オイスターパーペチュアル41 Ref.124300
価格高騰が続く『ロレックス』において、近年最大の“出世モデル”といえそうなのが2020年に発売された「オイスター パーペチュアル」。美しいラッカー仕上げのカラフルカラーダイヤルは、そのスタイリッシュさから世界中で人気爆発! 特にグリーンはトレンドカラーということもあり、その中でもっとも目を引く存在です。これまで、エントリーモデルとみなされていた「オイスター パーペチュアル」ですが、搭載ムーブも超人気モデル「エクスプローラーI」と同じ最新世代のムーブメントCal.3230であるなど(41mm、36mmモデルのみ)、今やすっかり看板モデルのひとつとなっています。
2本目
『ロレックス』ヨットマスターII Ref.116688
ラグジュアリースポーツの潮流を作ったモデルの一角として名高い「ヨットマスター」。その2代目は、ヨットレースのスタートで使用するカウントダウンタイマーの設定を回転ベゼルで機械的にプログラミングする超絶仕様となっています。美しいセラミックのブルーベゼルや72時間のパワーリザーブを誇る自動巻きムーブメントなど、ルックス・機能ともに最高峰といっても過言ではありません。
3本目
『ウブロ』ビッグバン 301.SB.131.RX
ラバー、セラミック、カーボン、チタンなどの異素材MIXを腕時計に持ち込み、従来の枠に収まらない立体的なデザインからファッションに敏感なセレブリティを中心に圧倒的な支持を受けている『ウブロ』。こちらのモデルは同ブランドの人気を不動のものとした「ビッグバン」です。ステンレスにセラミックスを合わせたケースに、カーボン調のダイヤルを採用。素材使いのうまさに加え、直線と曲線をうまく組み合わせたエッジィなルックスはいまだ時代の最先端といっても過言ではありません。
4本目
『オーデマ・ピゲ』ミレネリー ピアノフォルテ 15325BC.OO.D102CR.01
楕円形のオーバルケースでもっとも有名な腕時計のひとつに、世界三大雲上ブランドの一角『オーデマ・ピゲ』の「ミレネリー」が挙げられます。通常オーバル型は縦長が多いのですが、「ミレネリー」は横長。形だけでもユニークなのに、文字盤がオフセットされた個性的なデザインも目を引きます。優雅で遊び心あるそのルックスは、余裕のある大人を演出するのに最適といえるでしょう。なお、こちらのモデルはローマンインデックスを採用。個性の中に潜むクラシカルな上品さも手伝い、フォーマルの場でも活躍してくれます。
5本目
『フランクミュラー』トノウ カーベックス リメンバー 7880BSCATREM
天才時計師であるフランク・ミュラー氏が生み出した自由な発想の腕時計が多くの人々を惹きつけ、1990年代に爆発的なブームを巻き起こしたのが『フランクミュラー』。その象徴といえるのが、「トノウ カーベックス」と名付けられたフォルムのケースです。単なる樽型とは異なり、どこから見ても平面のない3次元曲線で構成されているのが特徴。世界の洒落者がこぞって手に入れてきた『フランク ミュラー』は、これからも永世定番として存在感を示し続けるはずです。
6本目
『ジャガー・ルクルト』レベルソ クラシック ラージ スモールセコンド Q3858522
『ジャガー・ルクルト』の「レベルソ」はクラシックなレクタンギュラー型ウォッチの代表格。しかも驚きのギミックを搭載していて、反転するケースを裏返すと文字盤が隠せます。この仕組みは、1930年代の初頭にイギリス人の将校からポロの競技中でも文字盤に傷がつかない腕時計がほしい、とリクエストされたのがきっかけで生まれました。今ではステータスウォッチの側面が強い「レベルソ」ですが、現在でもそのギミックや意匠は受け継がれています。さらに最近は、裏側に異なるデザインの文字盤を搭載したタイプなども登場。他のブランドにはない機構が名作を一層スペシャルな存在に押し上げています。
7本目
『ベル&ロス』BR05 クロノ ブラック スチール
センス溢れるフレンチブランドが『ベル&ロス』。腕時計フリークはもちろん、ファッション通からも高い支持を得ています。独特なスクエアケースは、航空計器にインスパイアされたもの。実用的な計器がイメージソースだけにシンプルかつ端正な面持ちで、カジュアルスタイルからスーツスタイルまでマッチします。そんなルックスに注目が集まりがちですが、創業者は質実剛健なドイツブランドの出身。クオリティも確かです。
8本目
『モンブラン』1858 GMT
一見スタンダードな腕時計ですが、1858コレクションは現代の探検家を意識した機能を搭載しています。特にGMT機能(ホームタイム表示機能)が圧巻で、もう1本の針でセカンドタイムゾーンを表示するのが通常のところ、ダイヤルの外側を回る赤い四角形で表示。直感的に2つの時間が読み取れる視認性を備えています。また、ケースバックも独創的。24のタイムゾーンごとに主要都市を示した世界地図を彫刻することで、ワールドタイム表示を実現しています。万年筆などのステーショナリーで名高い『モンブラン』ですが、時計の製造は1858年に創業した『ミネルバ』との共同開発。品質もお墨付きです。
9本目
『A.ランゲ&ゾーネ』ランゲ1 18Kローズゴールド 自動巻き 192.032
数ある高級腕時計ブランドの中でも、別格のひとつと認められるようになった『A.ランゲ&ゾーネ』。ドイツ時計の伝統を受け継ぐ代表作「ランゲ1」は、オフセットのダイヤルとビッグデイト表示が最大の特徴です。個性的でありながら、格調の高さも感じさせるデザインは唯一無二。ケースバックのスケルトン部分から覗く4分の3プレートの力強い出で立ちも、ドイツ時計のスピリットを感じさせます。3針のドレスウォッチにマンネリを感じている人におすすめしたい時計です
10本目
『シャネル』J12 H5697
2000年に登場するやいなや、時計業界に衝撃を与えた「J12」。オールセラミックを纏ったその斬新な出で立ちには、素材使いという点で新しい時代を切り拓いたマイルストーンというべき説得力があります。ツヤやかで品のある光沢を持ち、傷に強いセラミックは「J12」の登場によって、腕時計の素材としてさらに注目されるようになりました。さらに近年ムーブメントが刷新され、自社製キャリバーを搭載するようになった「J12」。パワーリザーブも40時間から70時間に拡張され、ファッション時計としてだけではなく、実用時計としてもさらなる輝きを放っています。
11本目
『タグ・ホイヤー』モナコ キャリバー ホイヤー02 CBL2111.FC6453
世界でもっとも有名なクロノグラフウォッチのひとつであるとともに、もっとも有名な角型ウォッチでもある『タグ・ホイヤー』不朽の名作「モナコ」。1969年に初代モデルを発表して以降、現行モデルまでほぼデザインを変えずに存続している看板作です。開発時から“これまでにないアヴァンギャルドなモノを作る”という意志のもと設計されており、その傑出した独自性は古典となった現在でも輝きを放っています。他人と差をつけたいときこそ選ぶべきモデルでしょう。
12本目
『ゼニス』デファイ エクストリーム Ref.95.9100.9004/01.I001
『ロレックス』の「デイトナ」にも搭載された「エル・プリメロ」など、歴史に名を残すクロノグラフムーブメントを開発してきた『ゼニス』。その「エル・プリメロ」は2017年に大進化を遂げ、振動数は10倍の36万振動/時へアップデートされました。そんな超絶ムーブメントを搭載しているのがこちらの「デファイ エクストリーム」です。機械的スペックに目が行きがちですが、デザイン性の秀逸さも見逃せません。ブルースケルトンの文字盤から見えるムーブメントは非常に美麗。異素材が組み合わされ、直線が多用されたケースやストラップもスポーティで、まさに近年のトレンドとなっているラグジュアリースポーツのお手本のようなデザインとなっています。
13本目
『ブライトリング』エンデュランス プロ Ref. X82310A41B1S1
プロのための時計を生み出し続けてきた、硬派ブランドの筆頭『ブライトリング』。そんなブランドにもビビッドなカラーを纏ったスタイリッシュなモデルが存在します。「エンデュランス プロ」は軽量でカジュアルなアスレジャーウォッチとして開発され、プロ仕様の機能性と都会的なライフスタイルにも配慮したモデルとなっています。ケースはチタンの3.3倍、ステンレスの5.8倍軽いブライトライト製で、ムーブメントには温度補正機能を備えたCOSC公認のスーパークォーツを搭載しています。
14本目
『ブランパン』ヴィルレ コンプリート カレンダー 8デイズ 6639-3637-55B
1735年にスイスのヴィルレで創業した世界最古の時計ブランドが『ブランパン』。発祥の地を冠したもっともクラシックなコレクションは、ブランドのルーツと美意識を体現しています。ピュアなシルエット、明瞭なダイヤル、スレンダーなケースが特徴的で、トレンドを超越したエレガンスの真髄を表現。長く愛用できる時計の筆頭格です。見た目はクラシカルですが、『ブランパン』が実現した工夫も盛り込まれていて、特許取得済みのアンダーラグコレクターを搭載。裏蓋の四隅、ラグの接続部分にある爪のようなボタンを押すことで、カレンダーやムーンフェイズが簡単に調整できます。
15本目
『カルティエ』サントス LM カルティエ WSSA0030
現代的な腕時計の元祖といわれているのが、1904年に誕生した『カルティエ』の「サントス」。2018年に復活したビッグネームです。リューズにあしらったファセットサファイアなど、ディテールまでこだわることでアナログな機械式時計をモダンなアート作品のように仕上げたテクニックは『カルティエ』の面目躍如。コーディネートのリュクスなアクセントになるだけではなく、着けるたびに美意識を高めてくれるような傑作です。
16本目
『パネライ』ルミノール ロゴ PAM01084
1930年代、イタリア海軍特殊工作員向けに開発された潜水時計をそのオリジンとする『パネライ』の腕時計。軍用時計のため、実用性重視の潔いシンプルさが際立ちますが、ファッション小物としても役立つボリューミーなクッションケースを持ち、イタリア生まれらしい洒脱さを感じさせることからおしゃれに敏感な人から熱烈な支持を集めているのです。1956年に『パネライ』が特許を取得したリューズプロテクター付きの「ルミノール」は、袖口からチラ見せするサイド部のみで違いを生み出せるモデルとして、特に人気を集めています。
17本目
『ブルガリ』オクト ソロテンポ オリジナーレ チタニウム Ref.BGO41C14TVD
腕時計デザイン史において確かな足跡を残す天才デザイナー、ジェラルド・ジェンタ。「オクト」はジェンタ本人のデザインではないものの、彼自身のブランドを買収した『ブルガリ』が彼らしさをいたるところに落とし込んだ傑作として発表しました。オクタゴン(八角形)からモデル名をとっている通り、八角形とサークルを巧みに組み合わせた幾何学的なケースは構築的な美しさを漂わせます。また、軽量で金属アレルギーが起こりにくいチタンを採用していることもポイント。ラバーストラップの着け心地も爽快で、高級腕時計でありながら実用面でも非常に優れた一本となっています。
18本目
『ルイ・ヴィトン』タンブール Ref. Q12MS0
フランス語で太鼓という意味を持つ「タンブール」。『ルイ・ヴィトン』初の時計コレクションとして2002年に誕生した「タンブール」は、今でも『ルイ・ヴィトン』のウォッチアイコンであり続けています。太鼓という名が示すように、ケースはドラム型で他の時計とは一線を画す個性を放っています。こちらのモデルは、文字盤、ストラップをワントーンで統一した非常に上品なもの。文字盤全面にあしらわれたブロンズ色のロゴも悪目立ちせず、格好のアクセントとなっています。
19本目
『アイクポッド』メガポッド Ref.IPM005SILB
かの「Apple Watch」をデザインしたことで有名なマーク・ニューソン。『アイクポッド』はマーク・ニューソンが1994年に設立した時計ブランドで、斬新なデザインで一世を風靡しました。2013年にブランドは終了となるものの、2017年に買収され2019年に復活を遂げます。この「メガポッド」は、往年のデザインを感じさせる機械式ウォッチ。『カルティエ』『イヴ・サンローラン』『ボーム&メルシエ』で活躍したアレキサンドル・ペラルディがダイヤルをデザインしており、かつての『アイクポッド』を知る人には懐かしく、また初めてブランドに接するという人には新鮮さを与えるモデルに仕上がっています。
20本目
『グラハム』クロノファイター ヴィンテージ GMT 2CVBC.G01A
特殊なギミックを持つ腕時計はそれだけでも特別なオーラを持ち、ファッション的なアクセントとしても重宝されるものです。例えば、クロノグラフの父と呼ばれる18世紀のイギリス人時計師ジョージ・グラハムの名を冠した『グラハム』の代表作「クロノファイター」。このモデルは、第二次世界大戦中に英国空軍パイロットがグローブをしたまま腕時計を操作できるよう設計されたトリガー型のプッシャーが特徴。存在感抜群のメカニカルな出で立ちは、腕元から個性を引き立てるのに最適です。
21本目
『ハミルトン』ベンチュラ ゴールド リミテッド エディション
1957年に発売された世界初のバッテリー式腕時計が『ハミルトン』の「ベンチュラ」です。ゼンマイではなく電気を動力にした時計は当時としてはかなり斬新でした。デザインは今でも型破りな個性派。文字盤に対してはアシンメトリーですが、横にするとシンメトリーになっている独特なトライアングルフォルムが不思議なイメージを振りまきます。オリジナルの意匠を受け継ぐモデルを多数ラインアップしていますが、こちらは14Kイエローゴールドのケースが見るからにラグジュアリー。『ハミルトン』の130周年を記念したスペシャルなモデルで、世界130本の限定生産です。
22本目
『ジェイコブ』シックスタイムゾーンポケットウォッチ Ref.JC-LG1
『ジェイコブ』は1981年に創設されたジュエリーブランド。マドンナやビヨンセなどをはじめとするセレブリティから愛され、独特のセンスを反映した腕時計を手掛けるとまたたく間に世界的なヒットを獲得しました。その『ジェイコブ』の最大のヒット作といえば5つの都市の時刻を表示できる「ファイブタイムゾーンウォッチ」ですが、今回ご紹介するのは、反対面にもうひとつ文字盤を備えた「シックスタイムゾーンウォッチ」。ジュエラーらしく貴石を全面に敷き詰めた絢爛豪華な仕様となっています。
10万円アンダーでも、しっかりユニーク。手軽におしゃれになれる腕時計14本
これまで高級ブランドを中心にご紹介してきましたが、10万以下でもおしゃれに見られる腕時計は探せます。デザイン面で世界的に評価が高まっているジャパンブランドの腕時計も豊富に揃いますし、スイスの名門ブランドからもチョイス可能ですよ。
1本目
『ティソ』ヘリテージ バナナ T117.509.16.052.00
その誕生は1916年。ロシアのロマノフ王朝から所望された時計をオリジンとする、由緒正しきモデルが「バナナ・ウォッチ」です。そのユニークな名前は、カーブしたケース形状にあります。アール・ヌーヴォー様式を取り入れたレトロなデザインは、今の時代のモダンな装いと合わせることで、むしろコーデが新鮮に見える効果も。ひと目で差がつく縦長ケースは、優美なカーブが与えられているおかげで意外にも腕への収まり良好です。
2本目
『ツェッペリン』100years × wena 3 ZEP-76621-WN
これから腕時計を新調する際に悩むポイントのひとつが、スマートウォッチ機能が必要かどうか。しかし、この時計はそんな分岐点を超越した存在で、今後の有力な選択肢になりそうです。なぜなら、自動巻きの機械式時計とスマートウォッチが融合し、いいとこ取りを実現しています。クラシックなケースのデザインソースは、1900年に登場したツェッペリン飛行船の第1号LZ1の機体。丸みを帯びたデザインとドイツ式時計の品質が調和しています。そのバンド部分に『ソニー』のスマートウォッチ「wena 3」を組み合わせた日本限定のセット。Suicaや電子マナー、スマートロック、Amazon Alexaなどの機能が使用でき、メールやLINEのチェックも可能です。
3本目
『ブローバ』デビルダイバー 96B322
驚愕の精度を誇った音叉時計「アキュトロン」を世に生み出したことでも有名な『ブローバ』。先進的な傑作を生み出してきた同ブランドが1970年代にリリースしたのが、当時としては最高峰の防水性能を誇ったダイバーズウォッチ「オーシャノグラファー」です。こちらは、防水性能200mのフィート換算数値(666ft)が、新約聖書に登場する悪魔の数字であったことから、“デビル”と呼ばれたアーカイブの復刻。クッションケースのレトロフューチャーなデザイン、そしてグリーン文字盤は、一周回って現代ではトレンドど真ん中でしょう。歴史的名品がおしゃれアイテムとして腕元に蘇ります。
4本目
『セイコー プロスペックス』ダイバースキューバ Save the Ocean Special Edition SBDY107
世界中にファンを抱える『セイコー プロスペックス』のダイバーズウォッチ、通称“ツナ缶”。文字通り、ケースを保護する外胴プロテクターがツナ缶に似ていることから名付けられました。もちろん、このプロテクターは防水性能への追求から考案されたもの。ですが、タフでありながら温かみさえ感じさせるそのユニークなルックスから、ファッション層を中心に多くの男性を魅了していることでも有名です。特に海洋保護をテーマに南極大陸をイメージして作られたこちらのモデルは、武骨さ溢れるケースにクリーンな白基調のカラーパレットを展開、誰とも被らない個性を発揮できそうです。
5本目
『シチズン』クロノグラフ チャレンジタイマー AN3660-81L
1973年に『シチズン』初の本格クロノグラフとして登場した「チャレンジタイマー」。1時位置と11時位置から生えたプッシュボタンの様相から、“ツノクロノ”の愛称で呼ばれ人気を博しました。そんな“ツノクロノ”が2021年に復活して大きな話題を集めています。オリジナルは機械式ですが、復刻版はクォーツ式。時計マニアは残念に思うかもしれませんが、ここで大事なのは見た目です。むしろファッショナブルなレトロフューチャークロノグラフが3万円を切る価格で手に入ることを考えると、かなりのお買い得といえます。
6本目
『Gショック』GA-2100SR-1AJF
誕生から40年近く経とうとしているのに、いまだ第一線級の人気を得ている『Gショック』。その中でもおしゃれ感度の高い人から支持されているのが、オクタゴンベゼルを採用した「GA-2100」です。『Gショック』ならではのタフな仕様は継承しつつ、ショックレジスト機構をアップデートしたことでスマートなルックスを獲得。今っぽいシンプルさをデジタルで実現しているのが、人気の秘訣でしょう。特にここでご紹介する「Iridescent Color」シリーズは、光の反射でさまざまな表情を見せるレインボーカラーを採用。装いのワンポイントとしても最適です。
7本目
『オリエントスター』スポーツ アヴァンギャルドスケルトン Ref.RK-AV0A02S
国産時計メーカーの雄『オリエント』。その中でも高品質な機械式時計をラインアップする『オリエントスター』は、個性を彩るモデルの宝庫です。「アヴァンギャルドスケルトン」は、立体的でメカニカルなデザインが特徴の独創的な一本。ビス留めされたベゼルや歯車にかたどられたスケルトン文字盤、中ゴマの両端をカットしたステンレスストラップなど、いたるところに施された繊細なディテールワークを堪能できます。50時間以上のパワーリザーブ、10気圧防水など機能性も十分です。
8本目
『ナバルウォッチ』×『ローワーケース』×『マウトリーコンテーラー』MRG-005
アクセサリー感覚で使える腕時計もピックアップしましょう。製作を手掛けたの1848年にスイスで誕生したミリタリーウォッチのブランド『ナバルウォッチ(N.W.C)』。最近はアドバイザーとして『ローワーケース』のクリエイティブディレクター、梶原由景氏を迎えたコレクションも展開しています。さらにこの1本は、ミルスペックを都市生活に取り入れた次世代高機能衣類を提案しているブランド『マウトリーコンテーラー』も加わったコラボ品。アメリカ軍のヴィンテージミリタリーダイバーズウォッチから着想を得たインデックスや針を採用しつつ、レザー製のウォッチベースを加えてブレスレット感覚で使える腕時計に昇華しています。
9本目
『ディーゼル』2005 Ref. DZ7453
腕元で思いっきり個性を主張したいなら『ディーゼル』の出番です。こちらはケースの横サイズがなんと51mmの超ビッグサイズ。上部はアナログ、下部はデジタルというユニークなアナデジモデルで、ブラックにレッドの挿し色も非常にクールです。ダイヤルはアナログで2つ、デジタルでひとつの計3つを装備。3つのタイムゾーンを同時に表示できるのも便利です。
10本目
『アルネ ヤコブセン』バンカーズ
デンマークの建築家でありインテリアデザイナーでもあった巨匠、アルネ・ヤコブセン。ここでご紹介するモデルは、彼の建築物に備え付けられたクロックを腕時計に落とし込んだコレクションです。デンマーク国立銀行のウォールクロックを腕時計した「バンカーズ」は、バーインデックスが12個のブロックで構成され、当該の時刻のブロックのみ塗りつぶされるというグラフィカルな仕上がりとなっています。また、センターパーツのレッドも2つしか現存しないオリジナルの色味を忠実に再現しているこだわりぶり。30mm、34mm、40mmと3種のケース径があるので、自分の手首に合ったサイズを選びましょう。
11本目
『リップ』マッハ2000 Ref. 671159
フレンチウォッチブランドを代表する『リップ』。その歴史は古く、創業は1867年に遡ります。この「マッハ2000」は、フランスの高速鉄道TGVなどを手掛けた高名なインダストリアルデザイナー、ロジェ・タロンによるもの。左右非対称のユニークケースにトリコロールカラーを採用したリューズ/プッシュボタンなど、アイコニックなルックスはひと目で『リップ』とわかるほど鮮烈な印象をもたらします。
12本目
『ブリストン』クラブマスター クラシック クロノグラフ Ref. BR-14140IC-10
創業者ブリス・ジュネは『カルティエ』や『ボーム&メルシエ』などで時計畑を歩んだ人物。彼のアイウェアと時計を組み合わせるというアイデアが、『ブリストン』ブランドの始まりです。ケースには、アイウェア生産世界No.1の「イタリアマツケリ」社のアセテートを採用。1920年代に流行したキャンバードスクエアケースに落とし込むことで、クラシックながらも新鮮なウォッチを作り出しました。ストラップはミリタリー由来のNATOベルト。カジュアルな装いにもぴったりです。
13本目
『ガガミラノ』マヌアーレ 48MM Ref.5010.18S
元サッカー日本代表・本田圭佑が両腕着けしたことでも有名な『ガガミラノ』。イタリアンウォッチらしいダイナミックなラグフォルムや、12時位置に配された懐中時計を思わせるユニークなプッシュボタンなど、大人の遊び心を随所に感じられます。さらにこちらはウッドランドカモ配色。アートのような躍動感のあるインデックスや針のおかげで、アーミー感は皆無です。意外にも、きれいめな装いにもハマる上品さを備えています。
14本目
『テンデンス』キングドーム Ref.TY023005
2007年に誕生した『テンデンス』は、とにかくユニークな意匠で知られるウォッチブランド。その中にあり、回転するモチーフダイヤル、50mmという超大型のケースにドーム型風防を特徴とするのが「キングドーム」シリーズです。こちらは、カードゲームのブラックジャックがテーマ。なんと、数字が振られた目盛りで実際にブラックジャックをプレイできるというのだから驚きです。距離をグッと縮めるためのネタにもなる、幸運を呼び込むウォッチです。
この記事の掲載アイテム一覧(全36商品)
画像をタップクリックするとアイテム詳細が表示されます
-
『ロレックス』 オイスターパーペチュアル41 Ref.124300
-
『ロレックス』 ヨットマスターII Ref.116688
-
『ウブロ』 ビッグバン 301.SB.131.RX
-
『オーデマ・ピゲ』 ミレネリー ピアノフォルテ 15325BC.OO.D102CR.01
-
『フランクミュラー』 トノウ カーベックス リメンバー 7880BSCATREM
-
『ジャガー・ルクルト』 レベルソ クラシック ラージ スモールセコンド Q3858522
-
『ベル&ロス』 BR05 クロノ ブラック スチール
-
『モンブラン』 1858 GMT
-
『A.ランゲ&ゾーネ』 ランゲ1 18Kローズゴールド 自動巻き 192.032
-
『シャネル』 J12 H5697
-
『タグ・ホイヤー』 モナコ キャリバー ホイヤー02 CBL2111.FC6453
-
『ゼニス』 デファイ エクストリーム Ref.95.9100.9004/01.I001
-
『ブライトリング』 エンデュランス プロ Ref. X82310A41B1S1
-
『ブランパン』 ヴィルレ コンプリート カレンダー 8デイズ 6639-3637-55B
-
『カルティエ』 サントス LM カルティエ WSSA0030
-
『パネライ』 ルミノール ロゴ PAM01084
-
『ブルガリ』 オクト ソロテンポ オリジナーレ チタニウム Ref.BGO41C14TVD
-
『ルイ・ヴィトン』 タンブール Ref. Q12MS0
-
『アイクポッド』 メガポッド Ref.IPM005SILB
-
『グラハム』 クロノファイター ヴィンテージ GMT 2CVBC.G01A
-
『ハミルトン』 ベンチュラ ゴールド リミテッド エディション
-
『ジェイコブ』 シックスタイムゾーンポケットウォッチ Ref.JC-LG1
-
『ティソ』 ヘリテージ バナナ T117.509.16.052.00
-
『ツェッペリン』 100years × wena 3 ZEP-76621-WN
-
『ブローバ』 デビルダイバー 96B322
-
『セイコー プロスペックス』 ダイバースキューバ Save the Ocean Special Edition SBDY107
-
『シチズン』 クロノグラフ チャレンジタイマー AN3660-81L
-
『Gショック』 GA-2100SR-1AJF
-
『オリエントスター』 スポーツ アヴァンギャルドスケルトン Ref.RK-AV0A02S
-
『ナバルウォッチ』×『ローワーケース』×『マウトリーコンテーラー』 MRG-005
-
『ディーゼル』 2005 Ref. DZ7453
-
『アルネ ヤコブセン』 バンカーズ
-
『リップ』 マッハ2000 Ref. 671159
-
『ブリストン』 クラブマスター クラシック クロノグラフ Ref. BR-14140IC-10
-
『ガガミラノ』 マヌアーレ 48MM Ref.5010.18S
-
『テンデンス』 キングドーム Ref.TY023005
掲載アイテムをもっと見る(24商品)
KEYWORD関連キーワード