
メンズの鉄板ハイブランド20選。これを知っておけばファッション好きの仲間入り
大人の着こなしの“切り札”といえば、なんといってもハイブランド。1点投入すればスタイリングの印象を一変させるパワーアイテムの存在は、知っておいて損はないだろう。
身に纏えば心強い。ハイブランドを取り入れて、メンズスタイルを盤石に
トップスからパンツ、靴まで安心の定番ブランドで固めたのに、なぜか着こなしがパッとしない……という日もあるだろう。特に近ごろは無地を中心としたベーシック服が主流ということもあり、スタイリングが薄味になりがち。そんなベーシック症候群の特効薬となるのが、今回フォーカスする“ハイブランド”の一点挿し。これは読んで字のごとく、スタイリングのどこか1点にハイブランドのアイテムを採り入れるテクニック。たったこれだけでハイブランドならではのハイセンスなデザインや色柄、そしてラグジュアリーな素材がスタイリングにパンチを効かせてくれるという寸法だ。
これまでハイブランドに目を向けてこなかった人でも採り入れやすく、かつ手に取ればその魅力にハマること請け合いの20ブランドを、以下で厳選してみた。
知っておいて損なし。メンズの大定番ハイブランドとそれぞれの人気モデル
もちろん、ハイブランドなら何でもいいというわけではない。そのブランドの名を世界に知らしめた、“〇〇〇といえばコレ”というアイコニックなアイテムをサラッと身に着けるのが、センスある大人流のやり方だ。1点採り入れるだけでスタイリングに極上のポイントが生まれる、20ブランドのおすすめアイテムをピックアップ!
ブランド1
『グッチ』
1921年、グッチオ・グッチ氏がフィレンツェで開いた高級レザー製品を扱う店が『グッチ』のルーツ。品質を保証するために初めて店名にデザイナーの名を掲げたことから、“ブランドの元祖”ともいわれている。創業者のイニシャルをかたどったアイコンのダブルGのモノグラムは、あまりにも有名だろう。数ある名作の中でも男性からの支持率が高いのが、『グッチ』の「ビットローファー」。馬具をモチーフにした金具が目印で、スーツにもジーンズにもマッチする永世定番だ。
ブランド2
『ルイ・ヴィトン』
19世紀半ば、パリでオープンしたトランク専門店を起源とする『ルイ・ヴィトン』。1896年に2代目当主が「モノグラム・キャンバス」を開発。創業者の頭文字である“L”と“V”を組み合わせたロゴに、日本の家紋から着想を得た星や花のモチーフが配されたモノグラムはブランドのシンボルとなった。日本の男性には特に財布の人気が高く、こちらはブラックとグレーを基調にした「モノグラム・エクリプス・キャンバス」で仕立てられた長財布。
ブランド3
『ポロ ラルフローレン』
1968年に設立された『ポロ ラルフローレン』を有名にしたのは、英国スタイルを米国流にアレンジしたスタイル。1970年代には『華麗なるギャツビー』など名画の衣装を手掛け、一躍世界的ブランドに上り詰めた。ポロプレイヤーのロゴでお馴染みだが、近年は1990年代に登場した“ポロベア”の人気が再燃中。これはラルフ・ローレン氏の実弟が同僚から贈られたテディベアをモチーフにしたアイコンで、キャップやニットなどさまざまなアイテムにデザインされている。
ブランド4
『プラダ』
バッグ職人のマリオ・プラダ氏とその弟が1913年にイタリアで創業。高い品質が上流階級に認められ、王室の御用達ブランドとなった。その後、1978年にオーナー兼デザイナーに就任したミウッチャ・プラダ氏が「ポコノ」と呼ばれるナイロン素材を使ったコレクションを発表し、大ブレイク。丈夫で軽く、シルクのようなツヤを持つ素材は三角形のプレートと並んでブランドの象徴となった。男性の間ではミリタリーテイストを巧みに取り込んだバックパックが鉄板人気。
ブランド5
『エルメス』
1837年にパリに設立された高級馬具の工房から『エルメス』の歴史は始まる。1867年、1878年のパリ万博で銀賞・金賞を受賞し、その名を欧州中に轟かせた。世界最高品質の革を使って熟練職人が手作りする革製品は、末永く愛用できるものばかり。馬、馬車、従者だけが描かれ、主人の姿がないロゴは、主役はあくまで製品を使う顧客であることを象徴している。男性が最初に入手するなら、ひと目でそれとわかるレザーを折りたたんだ名刺入れがおすすめ。シンプルだからこそ、革の質が良く映える。
ブランド6
『サンローラン』
『クリスチャン・ディオール』で活躍したデザイナー、イヴ・サンローラン氏が1961年に設立したオートクチュールメゾンがブランドの始まり。1960年代はニューモードと呼ばれるスタイルで一世を風靡し、“モードの帝王”と呼ばれるまでに。その後、エディ・スリマン氏がクリエイティブディレクターに就任し、新風を吹き込んだ。メリハリの利いたグラマラスなフォルムとテーパードした高いヒールが特徴のブーツは、老舗メゾンのアイコンのひとつ。
ブランド7
『ブルガリ』
『ブルガリ』の起源は銀細工職人のソティリオ・ブルガリ氏が、1884年にイタリアのローマで創業したジュエリーブランド。ベゼルにブランド名が刻まれた腕時計「ブルガリ・ブルガリ」をはじめ、数々の傑作デザインを世に送り出してきた。なかでも有名なのが、1999年に発表したリング「ビー・ゼロワン」。これは「トゥボガス」と「ブルガリ・ブルガリ」という二大モチーフを組み合わせたもので、今やメゾンの代表的なデザインとなっている。
ブランド8
『バーバリー』
1856年にトーマス・バーバリー氏が英国で創業した『バーバリー』は、ギャバジンと呼ばれる防水性に優れたコットン生地で一躍名を馳せる。ギャバジンが使われたトレンチコートやバーバリーチェックが有名だが、近年はファッションブランドとして躍進し、さまざまなコレクションラインを展開する。こちらはカジュアルなテイストが特徴の『バーバリー・ロンドン』のもので、コットンキャンバスに描かれたウォールアート風のポップなグラフィックが印象的だ。
ブランド9
『ボッテガヴェネタ』
革製品の名産地であるイタリア・ヴェネト州で創業したラグジュアリーブランド。ブランド名の“ボッテガ”は工房を意味するイタリア語で、熟練職人がなめし革のひもを編み上げるイントレチャートをその象徴としている。エントリーモデルとして人気が高いのが、コンパクトな二つ折り財布。上質なカーフレザーのメッシュ素材は軽くしなやかで、肌に吸い付くような極上の肌触りを味わえる。2つの札入れとフリーポケット、8つのカードポケットを装備。
ブランド10
『バレンシアガ』
“クチュール界の建築家”と称されるスペイン人デザイナー、クリストバル・バレンシアガ氏が『バレンシアガ』の生みの親。卓越したカッティングワークや縫製技術によって生み出されたスタイルは、ファッション界に多大な影響を与えた。カジュアルアイテムにモードなエッセンスを吹き込むデザインが十八番で、こちらのバックパックはオーセンティックなナイロン製デイパックをブランド流にアレンジ。特徴的な開口部と立体的なフォルムが、存在感を醸し出す。
ブランド11
『エトロ』
ペイズリー柄で知られるミラノ生まれのラグジュアリーブランドは、1968年、ジェローラモ・エトロ氏によって設立された。当初はテキスタイルブランドだったが、1980年代には世から姿を消しつつあったカシミール・ショール柄を現代に蘇らせ、その柄を使ったアイテムを展開するトータルブランドへと成長。こちらはシルクとウールがブレンドされた生地が使われたメンズ向けストール。エキゾチックなムードを漂わせる繊細な色合いが、『エトロ』らしい。
ブランド12
『ディーゼル』
ジーンズをラグジュアリーに昇華させた『ディーゼル』。1978年にレンツォ・ロッソ氏によって設立されたプレミアムカジュアルブランドは、1979年のメンズトータルコレクションを皮切りにレディースライン、コラボコレクションを次々と発表。グローバルブランドへと成長を遂げた。こちらは幅広い体型にマッチする定番の「クルーリー」。本格的な色落ちと伸縮性が特徴の、「ジョグジーンズ ツイル」と呼ばれるオリジナル生地が使用されている。
ブランド13
『ジョルジオ アルマーニ』
ジョルジオ・アルマーニ氏が1976年に設立。その名を世界に知らしめたのは、1970年代に誕生したアンコンストラクトジャケットだ。肩パッドや裏地、芯地が省略されたソフトシルエットのジャケットは、着る人の個性を際立たせる服としてあまりにも有名。その後、映画への衣装提供をきっかけにセレブ御用達ブランドへと成長を遂げる。こちらは“ファースト・アルマーニ”として人気のネクタイ。ブランドの頭文字であるGGロゴの小紋柄がさりげなくブランドを主張する。
ブランド14
『トム フォード』
『グッチ』や『イヴ・サンローラン』で辣腕をふるったデザイナー、トム・フォード氏が手掛けるラグジュアリーブランドの雄。ゴージャスな素材使いを駆使した、セクシーかつスタイリッシュなスタイルを信条としている。テーラードアイテムの評価も高く、2008年には『007/慰めの報酬』でボンド・スーツに採用された実績も。なお、近年はセレブを中心にアイウェアの人気が沸騰中。存在感のあるグラマラスなフォルムとフロント、ヨロイ、テンプルにかけての“T”の金具が目印だ。
ブランド15
『クロムハーツ』
1988年にリチャード・スターク氏らと数名の仲間によって設立された『クロムハーツ』。彼らが「ハーレー・ダビッドソン」に乗る際に身に着けたいファッションをテーマにシルバージュエリーやレザー製品の展開を開始した。「ローリング・ストーンズ」や「ガンズ・アンドローゼズ」「ボン・ジョヴィ」といった世界的ロックミュージシャンが愛用するブランドとしても有名だ。中世の短剣をイメージしたダガーは、ブランドを代表するモチーフのひとつ。
ブランド16
『ジミーチュウ』
マレーシア生まれのジミー・チュウ氏が1990年代に設立したラグジュアリーブランドは、トレンド感と色気のある遊び心を備えたフットウェア&アクセサリーが見どころだ。ダイアナ元皇太子妃やハル・ベリー氏など女性セレブの愛用者が多いことで知られるが、近年はユニセックスなデザインのバッグが男性にも人気。レザートートの「ピムリコ」は、アイコンでもある大小のスターマークがエンボス加工されたグロッシーレザーが強い印象を放つ。
ブランド17
『ディオール』
『クリスチャン・ディオール』のメンズラインとして、2001-2002年秋冬コレクションから始動した『ディオール オム』。『イヴ・サンローラン』で腕を磨いたエディ・スリマン氏が発表したタイトなジャケットやスキニージーンズに代表されるスタイルは、ファッション界に大きなインパクトを与えた。2019年にブランド名を『ディオール』に改めている。バッグの人気も高く、こちらはロゴがジャカード織りのファブリックで表現されたボディバッグ。
ブランド18
『メゾン マルジェラ』
1988年にパリで設立されたメゾン『メゾン マルタン マルジェラ』がルーツ。ゆったりシルエットが全盛の中で細身のジャケットやパンツを提案し、あまりの斬新さからデストロイ・コレクションと評されて今でも語り草となっている。古着の活用や加工を駆使し、1990年代のグランジファッションの先駆けを作った存在として知られている。2014年にブランド名が現在の『メゾン マルジェラ』に。人気のTシャツは、反転した小さなロゴが特徴。背中のタグを留める4か所のステッチもこのブランドの目印だ。
ブランド19
『コーチ』
ニューヨークで誕生したファッションブランド。1941年の創業当初は野球グローブの革が使用された丈夫なバッグを手掛けていたが、1960年代に女性用のアクセサリー類から高級路線へシフト。2001年に発表したシグネチャーラインの大ヒットによって、ラグジュアリーブランドの地位を確立した。ボディバッグとポーチがセットになったこちらのアイテムは、ブランドを代表する素材である「ポリッシュド・ペブル・レザー」が使用されている。
ブランド20
『ジル サンダー』
ブランドのルーツは、デザイナーのジル・サンダー氏が1968年にドイツ・ハンブルグにオープンしたブティックから。1973年にはパリコレクションにデビューを果たし、繊細かつ上質なミニマルデザインにより注目を浴びる。1999年にはプラダグループの一員に。このブランドの醍醐味を味わうなら、流麗シルエットが際立つパンツがおすすめだ。ウエストがギャザーになったクロップド丈のイージーパンツも、絶妙なテーパードラインによって洗練された印象に仕上がっている。
この記事の掲載アイテム一覧(全20商品)
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『グッチ』 ビットローファー
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『ルイ・ヴィトン』 ポルトフォイユ・ブラザ
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『ポロ ラルフローレン』 ポロベアー キャップ
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『プラダ』 バックパック
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『エルメス』 カルヴィ デュオ
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『サンローラン』 Black Wyatt Jodhpur Boots
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『ブルガリ』 ビー・ゼロワン
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『バーバリー』 トートバッグ
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『ボッテガヴェネタ』 二つ折り財布
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『バレンシアガ』 エクスプローラー バックパック
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『エトロ』 スカーフ
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『ディーゼル』 ジョグジーンズ サステナブル
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『ジョルジオ アルマーニ』 ネクタイ
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『トム フォード』 サングラス
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『クロムハーツ』 ダブルダガー ペンダント
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『ジミーチュウ』 ピムリコ
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『ディオール』 フロントジップポケット付きボディバッグ
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『メゾン マルジェラ』 ミニロゴ Tシャツ
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『コーチ』 チャーター スリム クロスボディ
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『ジル サンダー』 イージーパンツ
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