色が抜けても味になる。インディゴアイテムを着倒そう

色が抜けても味になる。インディゴアイテムを着倒そう

デニム人気が復活している今季。同様の特性を持つインディゴ染めのアイテムも注目されています。改めてインディゴを解説しつつ、おすすめアイテムから着こなし例まで紹介!

平 格彦

2016.06.07

夏の着こなし・コーデ

色褪せが味となるインディゴ染め。こんな存在ってほかにはまずありません!

インディゴ染めしたアイテムは、色落ちするのが特徴。デニムがその代表格です。着込むほどに色落ちするため、エイジングを楽しみながら育てられるのが大きな魅力。経年変化とともに味わいと愛着が深まっていくのです。デニムが人気の今季は、ジーンズ以外のインディゴアイテムも豊富。そんなアイテムに注目してみましょう!

そもそもインディゴとは

インディゴは藍色のこと。天然の本藍を用いて染めると色落ちしづらいのですが、化学合成したインディゴブルーの染料や顔料は簡単に色落ちしてしまいます。その特性とデニム生地の特徴が融合し、アタリやヒゲ、縦落ちといった特有の色褪せ感を生み、デニムの人気を後押ししました。ただし、その魅力はデニム生地だけのものではありません。ジーンズと同じインディゴ染めを用いたアイテムは、同様の楽しみ方ができるのです。

インディゴアイテムのなかでも今季狙いたいのはコレ

今季はインディゴ染めでブルーに染めたアイテムが豊作。そのなかでもおすすめの3タイプピックアップし、着こなし実例とともに紹介します。

アイテム①:半袖スウェットシャツ

スポーティな要素”、“リラックスできる着心地”というトレンドの要素を持ち合わせるスウェットが人気。インディゴブルーのアイテムも数多くリリースされています。これからの季節は涼しい半袖タイプが重宝。ジーンズ同様、合わせるアイテムを選びません。

着こなしサンプル1

『エディフィス』が『チャンピオン』に別注した半袖スウェットは、無地のシンプルなデザインが着回しやすい一着。白いパンツを合わせることで、クリーンなイメージの着こなしに落とし込んでいます。スニーカーもブルー系で揃え、夏らしい爽快感を上乗せ!

着こなしサンプル2

インディゴ染めならではの風合い豊かなブルーの上で、白いプリントが映えている『ベイフロー』のプルオーバーシャツ。インディゴ染めのジーンズを合わせることで全身に統一感をもたらし、デニムが人気の今季らしさを主張しています。白いスニーカーで軽快感も加味。

着こなしサンプル3

『チャンピオン』に別注したスウェットシャツを着用しつつ、パンツと靴をブラックで揃えて大人っぽく仕上げたコーディネート。インディゴブルー×ブラックというカラーリングがクールで、インディゴ染めによるスウェットならではの味感が引き立っています。

着こなしサンプル4

こちらも『チャンピオン』製。インディゴ染めのスウェットTシャツには味があるため、さり気なく着るだけで、こなれた印象を感じさせます。オリーブのパンツでミリタリー調の男っぽさを加味しつつ、スポーツサンダルで軽やかさもプラス。そのバランスが絶妙です!

着こなしサンプル5

上下スウェットのスタイリング。ショートパンツはスウェットの王道であるヘザーグレーですが、トップスに色落ちしたインディゴブルーを取り入れて新鮮に仕上げています。こなれたムードのスウェット地を最大限に生かしたコーディネートのお手本です。

アイテム②:上質感のあるニット

コットンやリネンなどを用いた通気性の高いニットは、涼しく着ることができます。シワを気にする必要が少ないため、温度調整用として持ち歩くのもおすすめです。上質感のあるニットなら、味のあるインディゴ染めでもラフになり過ぎず好バランス!

着こなしサンプル1

インディゴ染めに加え、あぜ編みの凹凸感で無地とは思えないほど表情豊かに仕上げたニットが主役。インナーもパンツもホワイトで揃え、ブルー×ホワイトという色合いで爽やかに演出しています。インディアンジュエリーで男っぽさを加味しつつ、スニーカーで軽やかさもミックス。

着こなしサンプル2

インディゴ染めの色を起用したコットンニットに、色落ちしたヴィンテージ調のジーンズを合わせた着こなし。プレーンなニットを味のあるデニムのコントラストにより、こなれた大人のバランスに導いています。寂しい首回りにネックレスを垂らしてアクセントに。

着こなしサンプル3

男っぽいニュアンスを生み出すなら、インディゴ染めのニット×ミリタリーカラーのパンツという組み合わせが最適。明るめのトーンを選べばヘビーになり過ぎることはありません。スニーカーや小物をホワイトでリンクすれば、一層軽やかな印象に。

着こなしサンプル4

長袖が暑いと感じるなら、半袖のニットを選べばOK。パンツもクロップド丈なら、一層清涼感あるコーディネートが築けます。パンツとシューズをネイビーで連携すれば、かなり大人な印象。全身をブルー系で統一した着こなしはかなり爽快です。

着こなしサンプル5

インディゴでの製品染めを繰り返し、サンドブラスト加工で色落ちやアタリを表現したニットは、さり気ない味感が抜群。そのラフな風合いに合わせ、迷彩柄のカーゴパンツでカジュアルにまとめています。全身を細身にしてスタイリッシュに見せているのもポイント。

アイテム③:キャップやハットなどのかぶり物

日常的にインディゴアイテムを取り入れるなら、かぶり物を愛用するのがおすすめです。落ち着きと爽快感を兼備しているインディゴブルーが、まさに今の時期にぴったりなのです。ニットキャップやハットなど、さまざまな被り物の着用例を集めてみました!

着こなしサンプル1

『ザ・ノース・フェイス』のテックインディゴハットは、厚めのナイロン製ツイル地に、インディゴ染めを施しています。定番的なメトロハットの形状なので、幅広く活用できます。ショートパンツなどと色みでリンクすれば、落ち着いた夏スタイルが築けること確実!

着こなしサンプル2

こちらはインディゴ染めのニットキャップ。シンプルなデザインで合わせるスタイルを選びません。そこで、ジャケットもパンツもインディゴ染めを選び、思い切り今季らしさを演出したのがこの着こなし。色落ちの少ないアイテムでまとめ、大人っぽく見せています。

着こなしサンプル3

インディゴ染めのリネンを起用したキャスケットは、見た目よりも涼感たっぷり。深い色みと風合いで、大人のカジュアルスタイルにマッチします。ボーダー柄とネイビーを軸にしたマリンテイストのコーディネートにも馴染み、おしゃれ度をアップしてくれます。

着こなしサンプル4

ペーパー素材にインディゴ染めを施すことで、味のある表情に仕上げたストローハット。オックスフォードシャツなどをメインにしたシンプルなスタイリングのスパイスとして打ってつけです。インディゴブルーとホワイトの色合いが、爽快感を醸しています。

着こなしサンプル5

Tシャツもショートパンツもパイル素材というセットアップは、単なるご近所スタイルになり兼ねませんが、インディゴ染めのニットキャップを合わせるだけで、こなれたムードが拡大。おしゃれなワンマイルスタイルに昇華しています。白いスニーカーも爽やか。

出版社を経て独立。「Men’s JOKER」と「RUDO」は創刊から休刊までほぼ毎号で執筆。さらに「MEN’S CLUB」「GQ」「GOETHE」など、60以上のメディアに関わってきた。横断的、俯瞰的に着こなしを分析するのが得意。そんな視点を活かし、「着こなし工学」としての体系化を試みている。
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