
ビジネスシューズ20選。頼りになる1足の選び方とおすすめブランド
足元はビジネススタイルの要。見た目はもちろん、履き心地も重視したいところです。頼れる1足を見つけるために、シューズ選びのポイントや信頼できるブランドをご紹介!
スーツスタイルを格上げするビジネスシューズ選び
“おしゃれは足元から”という言葉を耳にしますが、それはスーツスタイルも同じ。いくら着こなしが完璧でも、足元がイマイチだったら台無しになってしまいます。逆にビジネスシューズを正しく選んで履きこなせれば、着こなしを格上げできるんです。ではどんな1足を選べばいいのか? ビジネスシーンにふさわしいデザインや選ぶうえでのポイントを見ていきましょう。
まずはビジネスにふさわしいシューズのデザインを確認
あくまでもビジネスで取り入れるので、それに合うデザインであることは必須。どんなルックスのシューズをどう取り入れればいいのか、おすすめの組み合わせをご紹介します。
デザイン1
正統派スーツスタイルには「ストレートチップ」
ドレスシューズの中で、最もドレッシーとされているストレートチップ。ビジネスから冠婚葬祭まで対応する、大人なら1足は持っておきたいデザインでもあります。このストレートチップをビジネスで取り入れるなら、かっちりとタイドアップしたスーツスタイルがおすすめ。主張しすぎることなく、それでいて品格ある印象へと導いてくれます。
デザイン2
幅広いビジネススタイルに対応する「セミブローグ」
トゥにメダリオン、切り替えにパーフォレーションが施されたセミブローグ。装飾性が強いため冠婚葬祭には不向きですが、ビジネススタイルにおいてはスーツからジャケパンまで幅広く活躍します。コーディネートに華やかさやスタイリッシュさをプラスできるのも魅力。
デザイン3
羽根の形状で相性が良いスタイルが異なる「プレーントゥ」
プレーントゥのシューズは羽根の形状によって与える印象や着こなしが異なります。内羽根式やホールカットデザインのものはドレス度が高くかしこまった印象で、スーツやセミフォーマル向き。
ややカジュアル顔の外羽根式はジャケパンやビジカジのような着こなしと好相性。また、外羽根式のプレーントゥでもスマートで品のあるラストの1足なら、かっちりとしたスーツスタイルともマッチしますよ。
デザイン4
スーツ・ジャケパンを問わず、紡毛生地と好相性の「ダブルモンク」
基本的に“紐なしシューズ=カジュアル度が高い”とされていますが、ダブルモンクに関してはスーツにもジャケパンにも対応。ただ、春夏に多く見られる梳毛生地に、重厚感あるダブルモンクはいささかトゥーマッチ。なので、秋冬に多用されるホームスパンなどの紡毛生地と合わせるのがおすすめです。
ビジネスシューズ選びで失敗しないために。プラスαで押さえておきたいポイントはココ
自分の好みやトレンドを存分に反映できるカジュアル靴とは違い、ビジネスシューズには選ぶうえで押さえておくべきポイントがあります。その基本を知っておけば、失敗する心配はありませんよ。
ポイント1
色はブラックやブラウンなどの定番色を
スーツはネイビーやグレーが基本。となると、合わせるビジネスシューズも定番色がベストです。そこで1足は持っておきたいのが、どんな色のスーツとも相性の良い正統派のブラック。
また、着こなしに洒落感をプラスするならブラウンがおすすめです。ただ、ライトトーンだとやや難易度が高くてカジュアルな印象を与えるので、ダークトーンを選ぶようにしましょう。
ポイント2
アッパーの素材は上質感あるリアルレザーをチョイス
ビジネスシューズの素材は、ざっくりと分けるとリアルレザーとフェイクレザーの2種類。フェイクレザー製は水に強かったり、手入れがほとんど必要なかったり、低価格であったりというメリットがありますが、見た目のエレガントさや耐久性を考えると、やはりリアルレザー製がベストな選択といえるでしょう。さらに型押しなどが目立たないスムースなレザーがより上品です。
厚い信頼アリ。人気ブランドのビジネスシューズ10選
ビジネスマンから人気が高く、かつ信頼性もある人気ブランドのビジネスシューズをピックアップしてご紹介。どれもスーツスタイルを格上げできるモデルばかりなので、ビジネスシューズの新調を考えている人は要チェックです。さらに革靴好きスタイリストの井上さんがそれぞれのモデルについてレビュー! ファッションのプロならではの視点で、各ブランドの魅力からデザイン、相性の良い着こなしまでを教えてくれました。
レビューしてくれたファッションのプロ
業界屈指の革靴好き
スタイリスト
井上 裕介さん
ファッション誌からブランドのカタログ、Webメディアまで引っ張りだこの人気スタイリスト。ドレスにもカジュアルにも精通し、革靴への造詣が深いことでも知られている。最近は料理好きが高じて畑でさまざまな野菜を育てるのにハマっているそう。
ブランド1
『リーガル』
まずは圧倒的人気を誇る『リーガル』から。イタリアンカーフ製の美しくクラス感漂う質感が魅力の1足です。さらに品を損ねない程度に色ムラ加工が施されているのもおしゃれ。足を包み込むシンプルなサイドラインとトゥを持ち上げたデザインのおかげで、視覚的な脚長効果を狙えます。
ブランド2
『スコッチグレイン』
日本の職人技に定評のある本格ブランド。こちらは「1716」と同様のラストを採用したアマゾン限定のストレートチップシューズです。アッパーには国産のカーフを用い、美しいフォルムをより引き立てています。堅牢な作りで、長時間の歩行もサポートするグッドイヤーウェルト製法。
井上
スーツでもジャケパンでも、最近はジャスト丈の細身パンツが主流になっています。『スコッチグレイン』のやや細身のラストは、そんな現代のビジネススタイルに合わせやすいと思います。ヒールカップの切り替えなど、全方向で隙のない美しい佇まいも見逃せません。
ブランド3
『ジャラン スリウァヤ』
確かな品質と良心的な価格設定を両立している『ジャラン スリウァヤ』。革靴生産の聖地であるイギリスで修業を重ねたルディ・スパーマン氏の経験と、皮革生産で名高いフランスとのコネクションを最大限に生かしつつ、インドネシアを生産拠点にすることで他にない圧倒的なコスパを実現しています。最もフォーマルな内羽根式のストレートチップはこんなにもエレガントな出来栄え。
井上
実はこのモデルは、僕も持っています。30,000円台で手に入るとは思えない高級感ある革の質感、今っぽいラストとトゥデザインが気に入って購入しました。ビジネスシーンはもちろん、冠婚葬祭でも使えるのでワードローブにあると確実に重宝しますよ。
ブランド4
『三陽山長』
日本職人の匠の技を駆使した確かな品質が支持されている『三陽山長』からピックアップしたのは「友二郎ラバー」。グリップ性と耐摩耗性に優れた日本製のラバーソールを搭載し、アイレット横のスワンネックステッチも特徴的です。ラストはラウンドゥ「R2010」。小ぶりのヒールカップや絞り込んだ土踏まずによって、しっかりとしたホールド感を持ち合わせています。アッパーの素材は、磨くほどに光沢感が高まるきめ細かなインポートレザー。
井上
『三陽山長』の革靴を見ていつも思うのが、無駄も隙もないルックスだな、ということ。この「友二郎ラバー」もいつまでも履き続けられる秀逸なデザインですね。オールラバーソールで滑りにくいので、特に営業職などの外回りが多いビジネスマンにおすすめです。
ブランド5
『ハルタ』
国内屈指のシューメーカー『ハルタ』は、1917年に創業した老舗です。コインローファーやスポックシューズがあまりにも有名ですが、ビジネスシューズもおすすめ。納得の高品質で、しかも比較的リーズナブルな価格設定になっています。この「クラシックプレーントゥ」もそんな逸品のひとつ。肉厚なガラスレザーが上質感たっぷりです。
井上
『ハルタ』といえばローファーですが、それ以外にも素晴らしいモデルが存在します。クラシカルなプレーントゥもそのひとつ。全体的にボリューム感があるので、カジュアルなビジネススタイルに合わせるのがおすすめです。ウールパンツはもちろん、リジッドジーンズとの相性も◎。
ブランド6
『ジョセフ チーニー』
『ジョセフ チーニー』は英国の老舗でありながらコスパが高いと多くのファンを抱えるブランドです。シティコレクションのストレートチップモデル「ライム」は、なかでも最もクラシックなデザイン。ノーズがやや長めのエレガントな佇まいながら、ボールジョイントには適度にゆとりがあるラスト「11028」を採用。きめ細かなステッチなど、細かなディテールにもこだわりが光ります。
井上
高いクオリティにもかかわらず、『ジョセフ チーニー』がこの価格で買えてしまうのは本当に驚きです。熟練職人によって生み出されるこの靴は、自慢の1足になるはず。シティコレクションに採用されているラスト「11028」は、日本人の足型に合いやすいのもうれしいポイント。
ブランド7
『グレンソン』
150年以上の歴史を持つ質実剛健の英国ブランド『グレンソン』もチェックしておきたいひとつ。オーソドックスなストレートチップですが、フランス・アノネイ社のレザーを使用しているのでクラス感漂うルックスに仕上がっています。バーガンディですが、このくらい落ち着いた発色ならビジネスシーンにも対応。
井上
美しい光沢感を放つ革が高級感溢れる印象。色味が絶妙なバーガンディというのも特徴で、他とは一線を画す大人の色気が漂うモデルですね。英国スタイルが引き続き主流の今季、グレーのスーツやブラウン系のジャケパンなどにベストマッチな1足だと思います。
ブランド8
『サントーニ』
1977年にイタリア・マルケ州で創業した『サントーニ』は、小さな高級紳士靴工房から始まりました。”伝統と革新”をコンセプトに、昔ながらの製法や品質は守りながらも革新的なデザインや技術を積極的に導入し、世界的に人気を集めているブランドです。端正な佇まいのストレートチップは、イタリアの上質なレザーを使用したもの。きめが細かくてしなやかな質感は、美しいツヤを纏うことでその魅力が一層引き立てられています。
井上
“おしゃれは足元から”という言葉を体現したような靴ですね。とにかく美しい! それ以外の言葉が見当たりません(笑)。ソールやコバにもウェルトが見えない作り、光沢感のあるきめ細かな革など、どれをとっても完璧です。見えない部分ではありますが、鮮やかなカラーリングで仕上げられたアウトソールも良いですね。
ブランド9
『バーウィック』
『バーウィック』はスペインのブランド。英国のクラシックなテイストと、イタリアやフランスの色気を融合させた独特なバランスのドレスシューズで人気を集めています。このセミブローグシューズは、ノーズを長めにしつつ甲の高さを抑えたフォルムがシャープで色っぽいムード。フランスの名門・アノネイ社のフルグレインレザーを用いて高級感たっぷりに仕上げつつ、ダイナイトソールを採用してグリップ性能も確保しています。
井上
グッドイヤーウェルト製法の靴は履き込むことで自分の足に馴染んでいくので、育てていく楽しみが味わえます。そして何より、馴染んだ靴は本当に履きやすくて疲れにくい。イギリス伝統のセミブローグデザインは、やはりクラシカルなダブルスーツなどに合わせたくなりますよね。
ブランド10
『オールデン』
誰もが憧れる『オールデン』も押さえておかずにはいられません。ご紹介するのは、同ブランドを代表する人気のプレーントゥモデル。木型はスタンダードで、ゆったりとした履き心地が特徴のバリーラストを採用しています。ストレスフリーな履き心地と上質なコードバンによる表情は、大人の足元にうってつけですよ。
井上
『オールデン』といえば、コードバンですよね。日本人の足への馴染みが抜群に良いバリーラストを採用しているので、快適な履き心地を提供してくれます。スラックスにもジーンズにも合う汎用性の高さも魅力。”ファーストオールデン”としてもおすすめのモデルです。
外回りの多いビジネスマンなら、こんな機能も重視したい!
続いては、今注目を浴びている高機能ビジネスシューズにフォーカス。疲れにくさや快適さにとことんこだわりたい人は、以下の機能を重視するのがおすすめです。
機能1
レザー製のアッパーとラバーソールで耐久性を確保
外回りの多いビジネスマンが最も重視すべきは耐久性なので、レザー製であることが必須。最近は本物さながらのフェイクレザーもありますが、耐久性においてはやはり本物に軍配が上がります。そしてアウトソールがラバー製だとより耐久性が高まり、そのうえ安定した歩行を叶えてくれますよ。
機能2
防水機能を装備していると天候に左右されることなく活躍
外回りの多いビジネスマンにとって困るのが突然の雨。ソールがラバー製であることに加え、アッパーも雨に強いことが求められます。レザーに防水・撥水加工が施されたものもおすすめですが、最近はゴアテックス ファブリクスを内蔵したモデルも多数。一般的なビジネスシューズとは比較にならないほどの防水性を誇ります。
機能3
通気性を備えたビジネスシューズで蒸れによる不快とおさらば
足裏は体の中で一番汗をかくといわれています。それによる蒸れで、強い不快感を覚えることも。そういうわけで、通気性もビジネスシューズになくてはならない機能といえます。レザーは通気性に優れていますが、さらに透湿素材が内蔵されているとより快適な履き心地が手に入るのでおすすめ。
機能4
快適な履き心地にクッション性は必須
スニーカーの履き心地が優れているのは、アウトソールやインソールのクッション性が影響しています。となると、快適な履き心地を生むためには、ビジネスシューズにおいてもクッション性が必要ということ。長時間履いていても疲れにくい効果が得られるので、とくに外回りの多いビジネスマンに重要視してもらいたい機能です。
快適な履き心地にこだわりたい人に。機能面に注目のビジネスシューズブランド10選
高機能ビジネスシューズは数あれど、ここでは手が届きやすい価格帯に絞ってご紹介。引き続き、スタイリスト井上さんがそれぞれのモデルについてレビューしてくれました。ビジネスシーンであるとうれしい機能や適した着こなし、職種なども詳しく解説してくれているので購入時の参考にしてみてください。
ブランド1
『アシックス』
“走れるビジネスシューズ”といえば『アシックス』の「ランウォーク」。こちらは防水・透湿に優れたゴアテックス ファブリクスを搭載。ランニングシューズにも使われるオーソライト中敷きを用い、さらに表面には吸放湿性ポリマーをコーティングすることでシューズ内の快適な状態をキープします。かかと部のラバーカップ内には着地時の衝撃を緩和するGELを内蔵。
井上
見た目は普通使いしやすいストレートチップのビジネスシューズにもかかわらず、ゴアテックス搭載なので雨の日でも安心して履けるのが良いですね。しかも中敷きには、スポーツシューズにも採用されているオーソライトを採用。履き心地はまるでランニングシューズのような快適さです!
ブランド2
『マドラス』
1965年にイタリアから日本へ上陸した名門『マドラス』は、革新的な機能を取り入れて進化を続けています。特に、歩きやすい機能を搭載した「マドラスウォーク」は、移動が多いビジネスマンに最適。このストレートチップも、ドレスな見た目ですがゴアテックス プロダクトテクノロジーを採用し、防水性と透湿性を両立させています。
井上
「マドラスウォーク」の“一年中蒸れ知らず”といういうのはビジネスマンにはかなりの利点になると思います。アッパー部分から蒸れた空気を逃してくれるので、臭いも気になる夏時期は特にうれしいですよね。足に当たる履き口にはクッションが入っていて、片足320gという軽量さも優秀。
ブランド3
『ロックポート』
ハイブリッドシューズが十八番の『ロックポート』。「テイラー ウォータープルーフ」コレクションは、さまざまな気候にもフレキシブルに対応する優れモノです。独自の防水機能であるハイドロシールドWPに加え、軽量でクッション性も高いTPRアウトソールにより、雨の日でもしっかりとしたグリップ力を発揮してくれます。さらに独自の衝撃吸収素材トゥルーテックが搭載されているので、足の疲れを軽減する効果も期待できます。
井上
レザーソールは通気性が優れている半面、雨の日は滑りやすいのが欠点。しかしこちらは濡れた路面でも滑りにくいグリップ力の高いアウトソール、そして独自の防水機能を搭載しているので雨の日に最適な1足です。オーバーサイズのカジュアルなセットアップとも好バランスに仕上がるブローグデザインも◎。
ブランド4
『コールハーン』
アメリカの靴ブランドの中でも人気の高い『コールハーン』。伝統のスタイルと現代の技術を融合した高性能な「グランド」シリーズは、足に快適なモダンオペレーションシステム、グランド.OSを搭載しています。こちらの「ワーナー グランド ポストマン オックスフォード」は、EVA製のフットベッドで極上の履き心地を実現。吸湿発散性に優れたファブリックが蒸れも防いでくれます。細身の美麗なシルエットで外見は気品たっぷり。
井上
ポストマンシューズは割とカジュアルな印象ですが、このモデルはコバの張りやステッチなどがビジネス仕様になっているので、オン・オフ兼用で使えますね。ビジネスならジャケパンスタイル、カジュアルなら太めパンツと合わせるのがおすすめです。
ブランド5
『大塚製靴』
皇室御用達の栄誉を獲得した歴史を持つ日本最古参のシューメーカー。日本人の足型に合わせたラストを採用しているのでフィット感やホールド感に優れ、日本人にとっては至極といえる履き心地を実現しています。さらに新時代に適応する歩き心地を追求する「オーツカプラス」も展開。このモンクストラップシューズもそのコレクションの1足で、履いているのを忘れるほどの着用感です。
井上
『大塚製靴』のハイエンドライン「オオツカM5」は、本当にきれいな革靴ばかりなんです。これはその高いデザイン性を生かしつつ、高い屈曲性・足馴染み・フィット感を併せ持った1足ですね。機能性を追求してデザイン性が今一つなビジネスシューズも多いですが、やっぱり見た目の良さも重要だと気付かせてくれるモデルです。
ブランド6
『パトリックコックス』
イギリスに拠点を置くシューズブランド『パトリックコックス』は高機能なビジネスシューズも展開しています。こちらは靴の内部に防水シートを採用、縫製部分は防水テープで処理し、さらには内側をメンブレンで覆った防水構造。それによって高次元の防水性を実現しています。グリップ力が高くて滑りにくく、柔らかく返りの良いアウトソールで安定感ある歩行をアシストしてくれるのも◎。
井上
優れた防水性とグリップ性、屈曲性のあるアウトソールや高反発クッションの中敷き、さらには臭いの元になる菌の増殖を抑える抗菌素材を使用するなど、かなりの高スペック。それでいてアンダー10,000円を実現しているのは、あっぱれの一言です。
ブランド7
『クラークス』
イギリスで誕生した『クラークス』からセレクトしたのは、定番のドレスシューズにゴアテックスを搭載した「アティカスLTハイゴアテックス」。防水耐久性が高く、汗などを発散させる透湿性も兼備しているので、どんな環境下でも靴内をドライに保ってくれます。インソールにクッション プラスを用いているので、足への負担を軽減しながら快適性をアップさせてくれるところも見逃せません。
井上
ややマットな質感のレザーやゴアテックス搭載など、男心をくすぐる素材使いと機能美ですね。ヒールカップ部分にさりげなくゴアテックスのプレートがついたデザインも、刺さる男性は多いかと思います。ヒールがそこまで高くないので、ビジネスからきれいめカジュアルまで幅広いスタイルに合わせやすい1足ですね。
ブランド8
『ミズノ』
スポーツシューズの知見を惜しみなく投入し、近年人気が上昇している『ミズノ』のビジネスシューズ。象徴的なのは、独自の波型構造を用いたミズノウェーブ。安定性とクッション性を高いレベルで両立させ、ソフトなのにグラつかない安定した履き心地を提供してくれます。劣化しやすいかかと部分にはラバーX10を採用することで、従来よりも耐摩耗性が80%も向上。もちろん耐久性にも優れています。
井上
ランニングシューズにも採用されているミズノウェーブを搭載したビジネスシューズは、圧倒的な安定感がありますよね。しかも片足約285gというのは普段履いているスニーカーよりも軽いので、レザーシューズを履いている感覚はほぼないと思います。擦り減りやすいかかと部分に、耐摩耗性に優れたラバーを使っているのも優秀ポイント。
ブランド9
『エコー』
高い実用性とデザイン性にこだわるデンマーク生まれの『エコー』。ダイレクトインジェクション製法による一層構造ポリウレタンアウトソールは衝撃を吸収するだけでなく、見た目からは想像できないほど軽い履き味を提供。空気循環に優れたレザー張りのECFSインソール(取り外し可能)には、シューズ内の環境を最適に保つ働きも。
井上
衝撃を緩和してくれるインソール入りなので、歩き回ることが多い営業マンに最適な1足。個人的な見た目の印象ですが、普段のビジネスシューズより少しソールのボリューム感があるかな、と。そのためちょっとした脚長効果も期待できると思いますよ。
ブランド10
『マッキントッシュ フィロソフィー』
『マッキントッシュ フィロソフィー』のコレクションの中でも、ビジネスマンが出張を快適に過ごすためのアイテムを展開している人気シリーズが「トロッター」。この1足も、撥水レザーに防水透湿性のあるブーティライニングを組み合わせることで、雨の日でも使える仕様に仕上げられています。トレンドを取り入れたボリュームあるフォルムも特徴的で、短めで高さのあるラウンドトゥを採用。
井上
ビジネスから冠婚葬祭まで活躍する、ベーシックな内羽根式ストレートチップデザイン。さらに撥水レザーや防水透湿のライニングと、雨の日も安心して履けてこの価格は、かなりコスパが高いですね。このブランドの「トロッター」シリーズはアイテムのバリエーションが豊富でよくリースしますが、本当にどれも高機能なのにトレンド感があっておすすめです。

ウェア・コーデ
スーツのブランドならまずはココ! 選んで間違いなしの人気&定番31選
30代以上の大人にふさわしいスーツは、人気ブランドから探すのが正解。シルエットや着用感はもちろん、年齢相応の品格も演出できる31ブランドをピックアップしました。
平 格彦
2022.10.24

バッグ・ファッション小物
ネクタイの人気ブランド20選。ノータイ時代だからこそ差がつく1本を
脱スーツ化が進み、在宅勤務が定着したことでネクタイの出番は減っています。でもそんな今こそネクタイをするチャンス! ハズさないブランドの1本を厳選してご紹介します。
TASCLAP編集部
2022.12.16

ウェア・コーデ
ワイシャツはココを選べば間違いなし! おすすめブランド厳選20
スーツスタイルの主役であるジャケットが引き立つには名脇役の存在が不可欠。その役割を担うのがワイシャツです。選んで間違いない1枚を、名門ブランドから選びましょう。
池田 やすゆき
2022.09.21

スニーカー・シューズ
男の足元にハマる。人気革靴ブランドから集めた推しの1足たち
スニーカーも良いですが、大人の足元には革靴がやっぱりよく似合います。選び方の基本からおすすめのブランド、主要モデルまで、ドレスシューズのすべてを徹底解説します。
近間 恭子
2022.08.26
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『リーガル』 811R AL ストレートチップ
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『スコッチグレイン』 ストレートチップ
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『ジャラン スリウァヤ』 5アイレット キャップトゥ シューズ
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『三陽山長』 友二郎ラバー ストレートチップ
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『ハルタ』 クラシックプレーントゥ 3E 711
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『ジョセフ チーニー』 ライム(ストレートチップ)
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『グレンソン』 ストレートチップ
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『サントーニ』 12621 ストレートチップ
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『バーウィック』 セミブローグ
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『オールデン』 プレーントゥ
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『アシックス』 ストレートチップ 3E ランウォーク
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『マドラス』 内羽根 ストレートチップ 4E
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『ロックポート』 テイラー ウォータープルーフ ウイングチップ
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『コールハーン』 ハミルトン グランド キャップ オックスフォード
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『大塚製靴』 オーツカプラス M5-503 シングルモンクストラップ
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『パトリックコックス』 ビジネスシューズ 86014
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『クラークス』 アティカスLTハイゴアテックス
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『ミズノ』 ビジネスシューズ エクスライト ST
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『エコー』 Lisbon
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『マッキントッシュ フィロソフィー』 トロッター
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井上
ベーシックな内羽根式のストレートチップは、汎用性が抜群に高いビジネスシューズの定番。程良く丸みを帯びたトゥやノーズの長さが今どきで、スーツにもジャケパンスタイルにも難なくハマります。日本人の足を知り尽くした『リーガル』だからこそ作れる、足馴染みの良いモデルですね。