ライダースジャケットの選び方:コーデやブランド解説

羽織るだけでワイルドにもフォーマルにも決まるライダースジャケットは、男なら持っておきたいところ。そこでライダースジャケットの選び方やブランドを紹介していこう。

2016.06.16
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ライダースジャケットとは

ライダースジャケットとは

ライダースジャケットとは、バイクに乗るときに着用するジャケットのことをさす。大きな特徴としては、レザー素材が一般的で、軽くて暖かく、衝撃に強いというスペックを持ち合わせている。ライダースジャケットは、ごつくてワイルドなダブルと、シンプルでシャープなシングルの2つのデザインに分けられる。最近では、レザーのほかにも、デニムやウール素材のものも増え、バリエーションが豊富である。

ライダースジャケットの特徴

根強い人気のライダースジャケットの特徴とは。見た目がかっこいいのはもちろん、それだけじゃない魅力がある。

特徴1

防風性をはじめとした機能性に優れている

もともとバイク乗りのギアとして生まれたライダースジャケット。『ショット』や『バンソン』に代表される、いわゆる本気ブランドの一着であれば革が肉厚のタイプが多いため、衝撃にも強い。
ここで紹介するようなファッション性を重視した一着は、薄手のカウレザーやラムレザーを用いたタイプが多いため耐久性についてはあまり望めないが、防風性には優れている。

防風性をはじめとした機能性に優れている

なお、保温性についてはあまり望めないのが事実。しかい防風性は優れているため、インナーにニットやスウェットなどを重ねることでこれを簡単に解消することは可能だ。
とはいえ、ライダースジャケットは基本的にジャストサイズからややタイト目に取り入れるのが基本のため、インナーは薄手でシンプルにまとめたいところ。おしゃれを取るか、保温を取るか。非常に悩ましいところだ。

特徴2

簡単にワイルドなメンズを演出できるアウター

そのソリッドなデザインと、アイテムに定着しているイメージから、コーデに取り入れることで比較的簡単にワイルドさを演出するのにうってつけのアイテムといえる。そんな特徴をどう使うか? それがライダースジャケットという一見とがったアウターを着こなす際のキーポイントといえる。

簡単にワイルドなメンズを演出できるアウター

ZOZOTOWN

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羽織るだけで一気にワイルド感が増し、男らしさが加速するライダースジャケット。レザーライダースが醸し出す重厚感がたまらない。

特徴3

実はきれいめのアイテムとも相性のいいアウター

ワイルドな属性をもったライダースジャケットだが、ファーマルな演出に使うこともできるアイテムのひとつだ。そのソリッドなデザインから、きれいめアイテムともとても相性がいい。

実はきれいめのアイテムとも相性のいいアウター

上質なレザー素材、シンプルなシングルタイプのデザインはきれいめな着こなしにハマる。シャツとの相性も◎。

ライダースジャケットの歴史

ライダースジャケットがいつ生まれ、どのようにファッションに落とし込まれるようになったのか。現在は定番アウターの代表格となっているが、そこにいたるまでのルーツに迫る。

ライダースジャケットの歴史

レザージャケットを起源とするライダースジャケットは、バイクの普及にともない、1930年代に現在の源流ともいえる形としてアメリカで登場する。ハーレー・ダビッドソンが1931年、シングル襟スタイルのレザージッパージャケットを第1弾として一般に普及させた。

ライダースジャケットの歴史 2枚目の画像

バイク乗りのギアだったジャケットは、1950年代に入り、マーロン・ブランド主演の「ザワイルドワン」の公開や、R&R時代が到来したカルチャーから、ライダースジャケット=グランジといったファッションとしてのイメージが形成される。1969年の映画「イージーライダー」以後その傾向は一層強くなる。

ライダースジャケットの歴史 3枚目の画像

バイカーズアイテムとして普及し発展したライダースジャケットだが、現在ではグランジファッションのマストアイテムとして男女ともに人気は広がり、秋冬アウターのひとつとしてすでに周知されている。さらに最近ではシーズンをまたぐ着こなしも挑戦され、素材やカラー等、さまざまな展開がなされている。

ライダースジャケットの着こなし方 3つのヒント

ヒント1

フロントは開く。タイトなサイズ感が○

ライダースジャケットの着こなしの基本は、フロントジッパーを閉めず羽織るだけ。その着こなしをマスターするにはサイズ感、シルエットを意識することが重要。重厚感があるので、ややタイトでコンパクトなサイズ感を選ぶと着こなしやすい。

フロントは開く。タイトなサイズ感が○

着回しやすさ、ボトムとのバランスを考えると、ライダースジャケットはタイトでコンパクトなサイズ感がベスト。秋冬に中にパーカーなどをレイヤードしたい人は、多少ゆとりがいるので考慮すること。

ヒント2

シンプルインナーでワイルドかつ清涼感を獲得

シンプルなTシャツやシャツをインナーとして選ぶことで、ライダースジャケットのワイルドさがより際立つ。同時に、そのシンプルさから清涼感も獲得できるコーデとなる。女性に対する二大アピールである“ワイルドさ”と“清涼感”を兼ね備えた着こなしである。

シンプルインナーでワイルドかつ清涼感を獲得

ライダースジャケットの存在感が強いので、インナーは白Tをチョイスして、バランスよく。シンプルかつスタイリッシュに着こなせる。

ヒント3

シンプル×トラッドでフォーマルを演出

一見ミスマッチなブラウスといったトラッドなアイテム。しかし、実はライダースジャケットととても相性がよく、これらにライダースジャケットを合わせると、程良くフォーマル感を演出できる。ポイントはシンプルで上品なアイテムを選ぶこと。

シンプル×トラッドでフォーマルを演出

スマートなライダース×トラッドなシャツを合わせてきれいめにスタイリング。ループタイのワンポイントがこなれ感をプラスしている。

ライダースジャケットの選び方

秋冬のイメージが強いライダースだが、選び方によっては春をはじめとする暖かなシーズンでも着用可能。早速そのヒントを紹介していこう。

選び方1

異素材を選ぶことでシーズンレスに活躍

「軽くて薄くて暖かい」これは利点であると同時に、シーズンを限定する要因ともいえるライダースジャケットの特徴。しかしその特徴はレザーアイテムとしての特徴、そのほかの素材のライダースジャケットであれば、このとおりではない。「軽くて薄くて涼しい」ライダースジャケットなら、初夏でも十分に通用する。

異素材を選ぶことでシーズンレスに活躍

夏らしいリネンコットン素材のサージ生地を使用したライダースジャケットなら、涼しげで着心地も抜群。レザーよりもラフな印象に着こなせる。

選び方2

ライトカラーを選んで軽くカジュアルに

ワイルドなルックスから一見重厚に見えるライダースジャケット。これは利点でもあるものの、秋冬以外のシーズンではマイナス点。だからといって他シーズンで着ないのはもったいない。カラーバリエーションも豊富な現在、ライトカラーのアイテムを選べば、初夏の武器に。

ライトカラーを選んで軽くカジュアルに

グレイッシュベージュのライダースなら、黒やブラウンよりもライトな印象。薄手の素材なので、初夏の羽織りとして使える。

選び方3

オンシーズンは肉厚レザーでごつめが◎

ライダースジャケットのオンシーズンである秋冬ならば、やはり黒レザーがイチ押しです。肉厚のレザーの重厚感が男気あふれていてたまらない。合わせやすさを重視するならスマートなシングル、とことん男前に着たいならワイルドなダブルのデザインがおすすめ。

オンシーズンは肉厚レザーでごつめが◎

黒レザーのライダースジャケットは1枚で羽織るだけで存在感大。Tシャツにサラッと羽織るのもよし、ジージャンなどアウターとのレイヤードを楽しむのも◎。

ライダースジャケット おすすめ10選

それでは、おすすめのライダースジャケットを紹介する。定番の黒レザーから、異素材、カラーバリエに富んだアイテムが揃う。

アイテム1

『ハレ』

『ハレ』

シンプルなディテール、タイトシルエットによりツボをおさえた汎用性の高い優秀ライダース。高級感のある上質な羊革を使用しているためフォーマルよりに着てもしっかりハマる。『ハレ』の特徴であるタイト&シルエットにショート丈のデザインにくわえ、質感のいいレザーで間違いなしのアイテム。

アイテム2

『ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ』

『ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ』

ラムレザーでやわらかい着心地とリッチな質感で高級感をアゲる大人のアイテム。『ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ』らしいあえてシンプルにまとまったデザインは、スマートな着こなしにピッタリ。

アイテム3

『ジャックローズ』

『ジャックローズ』

春以後の季節仕様に特化した新作の確信犯レザー。植物性ベジタブルタンニンが採用されたゴートレザーシングルライダースジャケット。着込むほどに体に馴染む本格レザーアイテムといえる一品。深い色と変化していく質感、高級感ある光沢と、薄く仕上げた革というこだわりが詰まったハイクオリティアイテム。

アイテム4

『ナノ・ユニバース』

『ナノ・ユニバース』

レザー素材のライダースジャケット。ハードな印象のディテールに、特殊な技法でやわらかく動きやすい風合いを実現したオリジナルレザーを用いたアイテム。カフェレーサーやロッカーズをイメージしてヴィンテージ感を演出しながら、洗練されたデザインで現代的なシルエットに仕上がっている。

アイテム5

『カスタムカルチャー』

『カスタムカルチャー』

11オンスのストレッチデニムを使用したノーカラータイプ。シングルライダースジャケットとジージャンをミックスしていいとこ取りしたタイトなシルエットがモードカジュアルな印象だ。ヴィンテージ加工を着心地にも生かし、デニムのアタリが絶妙な風合いに仕上げられたアイテム。

アイテム6

『ダンケシェーン』

『ダンケシェーン』

『ダンケシェーン』のテーマであるニュースタンダードが落とし込まれたトレンド感あるダブルライダースジャケット。季節感のあるデニム素材を使用し、各所にクラッシュ加工が施されていて、ブランドならではの狙いが伝わる存在感に。武骨でありながら、ゆとりあるシルエットでストリートにもモードにも好相性間違いなし。

アイテム7

『ダブルジェイケイ』

『ダブルジェイケイ』

斜めジップを採用し、ライダースジャケットとスタジアムジャンパーをMIXしたテイストが新鮮。袖に絶妙な艶感あるレザーを使用、袖口のジップがアクセントとして効いている。リブはオリジナルのラインデザインで、ミリタリー感が出過ぎないように調理されている。裏地にオリジナルカモを採用するというこだわりが光る。

アイテム8

『フリークスストア』

『フリークスストア』

ライダースジャケットは比較的高価で手の届きにくいアイテムも多い中、『フリークスストア』のアイテムは比較的安価でありながら、そう感じさせないデザインも多い。このシングルラーダースジャケットもそのひとつ。肉厚のレザーを使用し、重圧感を与えてくれる。

アイテム9

『ヴィンテージイーエル』

『ヴィンテージイーエル』

ストレッチ素材で着心地抜群。程良いウォッシュ加工がヴィンテージライクなデニム地のライダースジャケット。ノーカラータイプ&ダブルジップ仕様なので着回しやさす◎。サックスブルーがさわやか。

アイテム10

『バーナー』

『バーナー』

マットな質感が魅力の迷彩柄シングルライダースジャケット。落ち着いた色みなので合わせやすいアイテムだ。美しいシルエットと絶妙な丈感が、ボリュームのあるボトムにも好相性。旬なセットアップコーデ用に、同シリーズのショーツもほしくなる。

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