クシャっとしてバッグにIN。バケットハットの夏コーデ

暑い夏はコーデが淡泊になりがち。物足りなさを解消すべく“味付け役”となるのがかぶり物だろう。しかしかさばるのはNG。そこでラフに扱えるバケットハットがイチ推しだ。

菊地 亮

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2016.06.18

バケットハットの魅力とは?

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数年前から続く90年代ブームによって、再び火がついたバケットハット。90年代のストリートシーンを席巻したかぶり物は、スポーティなルックスや気遣いなく扱える点が魅力。ストリートで活躍するスケーターやダンサーたちからも強い支持を受けている。その利便性は今もなお健在だ。そんな昔ながらのバケットハットについて、ここで改めて特徴をチェックしていこう。

特徴1

フラットになったクラウンのトップ部分

バケットハットは、直訳すると“バケツのような帽子”。その名のとおり、まるでバケツをひっくり返したように、トップ部分がフラットになったクラウンが最たる特徴のひとつといえるだろう。

フラットになったクラウンのトップ部分

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バケットハットは、1枚のパネルを天井へあしらった円筒型で、横から見れば台形のように見える。使い込むたびに素材がやわらかく変化し、”味”となるのも特徴のひとつ。“くたっ”となった素材感を楽しめるのも、バケットハットならでは。

特徴2

フェイスをバランスよく覆うブリム

ハットの構成要素のひとつがブリム(ツバ)であり、そこに各ハットの特徴がよく表れる。バケットハットの場合は、やや下に向かって付けられているケースが多い。

フェイスをバランスよく覆うブリム

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バケットハットのブリムは、ほかのハットと同様に、日よけの役割を果たす。特徴的なのは、ブリムの長さ。アイラインを覆い隠さない絶妙な長さに設定されているため、視認性にも支障なし。

特徴3

馴染みが深く心地良さを感じるコットン地

夏にもなれば、リネンやヘンプ、ナイロンをはじめとする高機能の化学繊維といった素材が欠かせなくなる。

馴染みが深く心地良さを感じるコットン地

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しかし、馴染みの深さでいったらコットンに勝るものはない。バケットハットの大半もコットン100%。だからこそ、いつでも我々は手に取ってしまうのだ。

セレクトに迷ったら頼りたい、バケットハット

かぶり物とひと言でいってもその種類は多種多様。それぞれのアイテムによって周りへ与えるイメージも異なり、気兼ねなく普段使いできるかも購入の決め手になる。その点バケットハットは、旬を暗に匂わせつつ気兼ねなく扱えるため持っておいて損はない。

アイテム1

『ナイキ』

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言わずと知れたアメリカンスポーツウェアの雄で、90年代後期のスニーカーブームの火付け役。スニーカーと同時に当時のストリートを席巻したのがバケットハットだ。ドライ素材がさらりと快適な状態をキープ。無地とプリント柄のリバーシブルデザインとなっている。

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平 格彦

2020.07.04

アイテム2

『カンゴール』

『カンゴール』

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1938年、英国にてジャック・スプライルゲン氏がスタートしたブランド。英国軍への納入実績もある実力派で、中でもバケットハットは80年代から米国のヒップホップスターたちがこぞって愛用し一躍代表作に。こちらは、コットン地で仕上げた別注で数量限定品。

アイテム3

『フィラ』

『フィラ』

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1911年創業の『フィラ』は、当初アルプス地方の人々へ向けた衣料品メーカーだった。70年代にスポーツウェアの分野に参入し、イタリアを代表するスポーツブランドへと飛躍。中でも有名なアイテムといえば、かぶり心地抜群で90年代の雰囲気を携えたこのバケットハット。

アイテム4

『ターミーオン』×『ベイフロー』

『ターミーオン』×『ベイフロー』

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無駄を省いたスタンダードなデザインをコンセプトに、心地良い素材と都会的なデザインを兼ね備えたウエアを提案する『ターミーオン』。繊細な感覚と高い技術が魅力です。こちらのアイテムはオリーブとネイビーのみ在庫あり。

アイテム5

『カーハート WIP』

『カーハート WIP』

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『カーハート WIP』は、120年以上の歴史を誇るワークブランド『カーハート』で培ってきた伝統的ワークを別の角度から捉え表現したヨーロッパラインだ。こちらは、旬のカモ柄を落とし込んだクールなアイテムで、帽子作りで知られる米国のスターター社製。

合わせて読みたい:
タフで都会的。カーハートのウェアが大人ストリートにハマる

バケットハットを使った着こなし。5つのヒント

トレンドのひとつとはいえ、むやみやたらとかぶるのはいただけない。スタイリングとのミスマッチを起こせば、アイテムのポテンシャルを存分に生かしきることはできないのだ。そこで、最悪の事態を回避するちょっとしたコツを洒落者たちのスタイルから抽出。

ヒント1

ドレスコードのハズしとして使える!

ドレスコードのハズしとして使える!

WEAR

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品格が求められる大人にとって、シャツやスラックスといったドレスコードは手が伸びやすいもの。ただ、そればかりではお堅い印象に偏ってしまう。そこで程良い息抜きが休日カジュアルには必須。クリーンな白のバケットハットなら違和感なく力みを取ってくれる。

ヒント2

同系色を選べばサラッとまとまる

同系色を選べばサラッとまとまる

WEAR

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バケットハットに不慣れな人であれば、全体へ馴染みやすいように周囲と同トーンのモノを選び足並みを揃えるのもひとつの手。ご覧のように、グレーを基調とした淡いモノトーンのスタイルに、ホワイトのバケットハットをセットすればすんなりまとまる。

ヒント3

スパイシーな柄でコーデにアクセントを

スパイシーな柄でコーデにアクセントを

WEAR

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使うアイテムが限定的な夏は、日々のスタイリングも簡素なものに偏る傾向にある。となれば、どこかに柄を加えながら目先の変化を狙いたいところだ。そこで、気軽かつイージーに活用できるバケットハットが役に立つ。カモ柄なら旬だってアピール可能。

ヒント4

全体の引き締めは安定のブラックで

全体の引き締めは安定のブラックで

WEAR

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ストリート出自のアイテムだけに、大人としてはカジュアルに過ぎると敬遠する人もいるだろう。ただ、オール黒のソリッドなアイテムであれば浮ついた印象もなく手なずけられる。たとえキャッチーなボーダーTでも、上下を黒でサンドすれば即落ち着いた雰囲気へ。

ヒント5

夏らしさを呼び込むアイボリーの妙手

夏らしさを呼び込むアイボリーの妙手

WEAR

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Tシャツ1枚でも大人としての威厳を保ちたいなら、色みは黒や紺、ダークグレーなど抑えめに合わせたほうがいい。ただ、そればかりだと重たさが目に余ってしまう。そんな時、明るい生成りのアイテムが確かな処方箋に。持ち前の柔らかさと明るさで軽快さをプラスできる。

もっと知りたい。バケットハットを使ったコーディネート

バケットハットをどのように合わせれば、よりクールに見せられるか。その答えは、身の回りの洒落者たちのスタイリングにある。というわけで、彼らのコーディネートをひも解きながら、自分にあった解決策を探りたい。

コーデ1

もっと知りたい。バケットハットを使ったコーディネート

WEAR

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グレーを基調としたモノトーンベースのスタイリング。激しく色褪せたジーンズや、クリーンなホワイトのバケットハットが爽快な印象を与える。しかも、上から下に向かってグラデーション風に合わせたことで、全体がすっきりとまとまり、見た目も新鮮に。

コーデ2

もっと知りたい。バケットハットを使ったコーディネート 2枚目の画像

WEAR

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星条旗をコラージュさせた斬新な総柄シャツが主役。通常であれば扱いづらい個性派を手なずけた最大の要因は周囲の黒の利用。インナーやボトムス、さらにはかぶり物で沈静化させアクの強さを見事に中和させている。シャツの色を拾ったスニーカーの採用も◎。

コーデ3

もっと知りたい。バケットハットを使ったコーディネート 3枚目の画像

WEAR

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こちらのスタイリングからもわかるように、鮮やかな色使いは夏にうってつけ。ただ、強烈なインパクトをコントロールする必要がある。そこで、相性抜群のブラックを採用。しかも、上下ではさみ打ちにしたことで、全体をクールなイメージに昇華させている。

コーデ4

もっと知りたい。バケットハットを使ったコーディネート 4枚目の画像

WEAR

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ベースは白Tにブラックショーツのミニマルな合わせながら、表情豊かに仕上がっているのはダブルで取り入れた柄のおかげ。あまりに盛り過ぎるとくどくなってしまいがちだが、ここではテイストの異なるフラワー柄とカモ柄を起用。その甘辛ミックスが上級。

コーデ5

もっと知りたい。バケットハットを使ったコーディネート 5枚目の画像

WEAR

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ドレッシーな装いをタウンユースへ導いた好例。トレンドのセットアップを着こなすなら、漂う堅さをどれだけ抜くかにかかっている。そこでインナーには白Tを合わせ、ボトムスの丈感は七分に設定。さらにバケットハットを足すことで肩肘張らないセットアップが完成。

コーデ6

もっと知りたい。バケットハットを使ったコーディネート 6枚目の画像

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白を基調とした夏にふさわしいコーディネート。『チャンピオン』のワンポイントロゴが施されたバケットハットと、同ブランドのTシャツはもちろん相性が抜群。ボーダー柄のショーツを合わせて、爽やかさを強調している点もうまい。

注目編集者
菊地 亮

無類のスポーツ好き。得意ジャンルは革靴

菊地 亮
地方の出版社にて編集を経験した後、独立。フリーのエディター・ライターとしてメンズファッションを中心に、スポーツ、グルメ、音楽など幅広い分野で活動。現在は、生まれ故郷である岩手県、そして東北の魅力を発信すべく東奔西走中。
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