
レザーサンダルを大人の街履きに。夏から秋まで活躍する狙い目15モデル
サンダルは夏の定番だけど、街で履くにはラフすぎるかも……という方にはレザーサンダルがおすすめ。革の種類やデザインのバリエも豊富なので、好みの1足が見つかります!
夏コーデに品を添える。レザーサンダルの魅力とは
この夏もスポサンやビーサンといった楽なサンダルが人気を集めています。しかし、近所や海に出かけるときはそれでも良いですが、大人が街で取り入れるとラフすぎてしまう場合も……。特に夏はTシャツにショートパンツといった軽装が多くなるので、足元にはある程度の品格が必要です。そこで大人におすすめしたいのがレザーサンダル。サンダルならではの開放感がありながら、レザーを使用することで夏コーデに品をプラスできるんです。
サンダルを選ぶ際に忘れずチェックを。レザーの種類は大きく3つ
レザーサンダルに使用されているレザーは、主にスムースレザー、スエード、ヌバックの3種類。風合いが違うと履いたときの印象も変わってくるので、早速チェックしてみましょう。
種類1
スムースレザー
スムースレザーは動物の種類に関係なく、型押しや起毛加工が施されていないレザーの総称。均一でなめらかな風合いと品のあるツヤが大きな魅力で、足元に高級感を醸し出すことができます。デザインによって多少は印象が異なるものの、とりわけきれいめな着こなしとの相性が抜群。上品なレザーサンダルを好む人におすすめのレザーです。
種類2
スエード
スエードは子羊や子牛などの皮の裏面を、サンドペーパーなどで擦って起毛させたレザーを指します。柔軟性が高いので足に馴染みやすく、スムースレザーを使ったサンダルに比べると履きやすいと感じる人が多いかもしれません。毛足の長い独特な風合いは親しみやすい印象があり、上品さをキープしながら適度な抜け感も演出できます。
種類3
ヌバック
ヌバックもサンドペーパーなどで起毛させたものですが、スエードと違って皮の表面を使用しているのが特徴です。そのためスエードよりも毛足が短く、レザー自体も厚くて丈夫。それでいてしなやかな肌触りを楽しむことができ、さらには独特な光沢感も持ち合わせているのでクラス感ある足元を演出できます。
印象が大きく変化。レザーサンダルに見られる5つのデザインについて知っておく
ファッション性の高いレザーサンダルは、デザインのバリエーションが豊富。ここではストラップサンダルやトングサンダルをはじめ、代表的な5つのデザインをピックアップし、それぞれの特徴を詳しく解説します。
種類1
ストラップサンダル
ストラップサンダルは、その名の通り甲部分や足首をストラップで固定するサンダルのこと。ストラップの長さを調節できるものも多く、安定感があって脱げにくいのがメリットです。また、アウトドアからタウンユースまでデザインの幅も広いので、自分のスタイルに合った1足をセレクトできるでしょう。
種類2
トングサンダル
フラップサンダルとも呼ばれるトングサンダルは、親指と人差し指で鼻緒をはさむデザインが特徴。いわゆるビーサンと同じデザインですが、レザー製だと特有のリゾート感が弱まり、抜け感がありながら洗練された足元を構築できます。デザイン自体はシンプルなので、さまざまなテイストの着こなしに合わせられるのも魅力。
種類3
グルカサンダル
グルカサンダルはフィッシャーマンサンダルとも呼ばれ、イギリス軍傭兵部隊のグルカ兵が履いていたサンダルに由来します。つま先からかかとまで編み込まれたデザインは、足をしっかり保護しながら通気性も抜群。特に昨今注目されており、サンダルでありながらもきちんと感がしっかりあるとして、大人を中心に支持されています。
種類4
コンフォートサンダル
名前の通り、履き心地の良さにこだわったサンダルのこと。軽量で長時間歩いても疲れにくかったり、立体構造のインソールを採用していたり、さまざまな工夫が施されているのが特徴。『ビルケンシュトック』はじめ、デザイン性を兼備しているブランドも多く、夏のおしゃれに欠かせない定番サンダルとして不動の地位を築いています。
種類5
スライダーサンダル
かかと部分にストラップがないスリッパのような形状で、着脱も容易なサンダルの総称。街で取り入れるにはラフなデザインという印象がありますが、レザー製なら抜け感はそのままに品良く仕上げることができます。素足で履くのはもちろん、ソックスとのコーディネートを楽しむのもおすすめ。
大人の街履きにふさわしい。レザーサンダルのおすすめ15選
夏から秋口まで活躍する、大人におすすめのレザーサンダルを厳選してピックアップ。どれも汎用性が高く、上品さを演出できるものばかりなので、この中からお気に入りの1足を見つけてください!
アイテム1
『パラブーツ』パシフィック
この夏のトレンドにもなっているグルカサンダルの中で、大人からの支持率が高いのが『パラブーツ』の「パシフィック」。アッパーにはブラックのオイルドレザーを使用し、程良いツヤを与えることで高級感ある雰囲気を醸成しています。きちんと感がありながら洒脱な足元を演出できますよ。
アイテム2
『アイランドスリッパ』PT203
ハワイ生まれの『アイランドスリッパ』の定番モデル「PT203」。ブランドの代名詞ともいえるPTソールを使用し、クッションの効いた柔らかな履き心地を提供します。スエードのなめらかなタッチも心地良く、同時にリッチな雰囲気を醸し出せるのもうれしい魅力。
アイテム3
『ビルケンシュトック』チューリッヒ
コンフォートサンダルの代名詞『ビルケンシュトック』のサンダル人気をけん引する「チューリッヒ」。ブラックのスエードは、日本限定モデルになっています。バックルやアウトソールもブラックで統一されているのも見逃せないポイント。フットベッドはコルク製。
アイテム4
『ダックフィート』ストラップサンダル
デンマーク発の『ダックフィート』は、”アヒル靴”の愛称で親しまれているブランドです。ナチュラルな風合いのスムースレザーを使ったストラップサンダルは、クレープソールを採用して快適な履き心地も兼備。レザーが引き立つシンプルなデザインなので、着こなしを選ばず活躍します。
アイテム5
『リプロダクション オブ ファウンド』イタリアンミリタリーサンダル
時代を超えた普遍的なミリタリーアイテムを見つけ出し、現代的に再現させたシューズを展開している『リプロダクション オブ ファウンド』。こちらのグルカサンダルは、1980年代にかけてイタリア軍で採用されていたサンダルがベースになっています。アッパーは耐久性に優れるイタリアンフルグレインレザーなので、丈夫かつモダンな足元を演出してくれますよ。
アイテム6
『パドローネ』×『ストゥディオス』別注 レザーベルトサンダル
東京発の革靴ブランド『パドローネ』で人気のベルトサンダルをベースにした、『ストゥディオス』の別注モデルがこちら。アッパーのクロスストラップが最大の特徴で、上質な牛ステアやゴールドカラーの金具と相まって、モダンかつリュクスな足元を構築してくれます。軽量でクッション性にも優れ、足を包み込むかのようなフィット感が味わえるソールにも注目を。
アイテム7
『クラークス』サンダーレンジ
「ワラビー」や「デザートブーツ」など、数々の名品シューズを生み出している『クラークス』。スポーティなデザインを上質なレザーで上品に昇華させた「サンダーレンジ」は、大人の夏コーデにぴったり。アッパーのベルトはベルクロで調整できるなど、機能性に優れているのも見逃せません。
アイテム8
『レインボーサンダル』01ALTS-PL
サーファーの定番であるカリフォルニア生まれの『レインボーサンダル』から、型押しヌバックを使ったトングサンダルをチョイス。ストラップは2重縫い、ナイロンの鼻緒はボックス型のX縫い、さらに中底とアーチサポートは独自の製法で接着されているので耐久性にも優れています。オリジナルの織りラベルがアクセントに。
アイテム9
『アグ』シーサイド フィリップ レザー
シープスキンブーツを始め、コンフォートとスタイリッシュを両立させたシューズが支持されているカリフォルニア生まれの『アグ』。こちらはトングサンダルを、レザー製のストラップにアップデートさせたもの。表情豊かなレザーの質感も印象的で、シンプルなデザインの絶妙なスパイスになっています。
アイテム10
『ドクターマーチン』ローサン ソロマン サンダル
8ホールブーツでお馴染みの『ドクターマーチン』は、サンダルにおいても注目すべき存在です。調整可能な3本ベルトが特徴のサンダルは、スタイルアップ効果もあるボリュームあるソールを採用。重厚感ある見た目とは裏腹に軽い履き味で、かつ弾力性も高いので足への負担も軽減できます。イエローステッチなどの『ドクターマーチン』らしさも健在。
アイテム11
『コルソローマ9』×『ナノ・ユニバース』別注 サンダル
フィレンツェのシューズメーカー『コルソローマ9』と『ナノ・ユニバース』との別注モデル。幅広のストラップが足をしっかりホールドするので、トングサンダルながら安定感ある履き心地を提供してくれます。また、ソールにクッションが入っているため、疲れにくいというのも特筆すべき点。
アイテム12
『セス』コンフォート ダブルモンク ストラップ カバード レザーサンダル
『アダム エ ロペ』が展開する雑貨レーベル『セス』から、ダブルモンクデザインのレザーサンダルをセレクト。非常に柔らかいレザーを採用しているので足当たりも良く、さらにはソールもクッション性に優れているので履き始めから快適な履き心地を味わうことができます。あえてマットな風合いに加工しているのもポイント。
アイテム13
『シップス エニィ』カウレザー ワンストラップ サンダル
“どんな人にも、どんな場所にも、どんな時にも似合う服”をコンセプトに掲げる『シップス エニィ』。シンプルなワンストラップのサンダルは、そのコンセプト通りワードローブにあると重宝する汎用性の高さが魅力です。アッパーはカウレザーですが、フッドベッドはあえてフェイクレザーに。見た目は本格的なレザーながら、気軽に履くことができますよ。
アイテム14
『エリソン』レザー グルカサンダル
トレンドと使いやすさを両立させた『417エディフィス』のオリジナルシューズレーベル『エリソン』。大反響のレザーサンダルシリーズからピックしたのは、機能性とデザイン性を兼備するグルカサンダル。レザーのアッパーながらも13,200円で手に入る、圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。大人コーデに大活躍すること間違いなし。
アイテム15
『クルニ』レザー シャワーサンダル
『クルニ』は大人の上質な日常着を発信する日本発のメンズカジュアルブランド。こちらのシャワーサンダルは、表情豊かなレザーの質感とボリュームのあるダブルソールが相まって、シンプルなデザインながらも存在感も抜群です。アッパーとフットベッドとの品のあるカラーコントラストもアクセントに。
着こなしの参考に。レザーサンダルで作るコーデサンプル
続いては洒落者たちのレザーサンダルの着こなしを見ていきましょう。どれもカジュアルな着こなしながら、大人っぽく見せる秘訣が満載なので参考になるはずです。
コーデ1
ゆるめのコーデをレザーサンダルで品良く格上げ
全体をオーバーサイズでまとめた着こなしに合わせたのは、『ビルケンシュトック』の「アリゾナ」。サンダルをレザー製にするだけで、リラックス感はキープしつつも適度なきちんと感がプラスされています。パンツと同色のブラックで統一感を持たせたのも良い感じ。
コーデ2
レザーサンダルで大人っぽさを高めたベージュワントーン
セレクトしたアイテムはどれもカジュアルですが、ベージュトーンでまとめることで大人っぽい印象に。トップスもボトムスもボリュームあるシルエットですが、レザーサンダルをライトベージュにすることで軽やかな印象を与えます。また、スエード素材はこなれ感を演出する効果も。
コーデ3
グルカサンダルの選択がラフなコーデを子供っぽく見せない秘訣
Tシャツ×ショートパンツのスタイリングには、きちんと感あるグルカサンダルが好相性。他のサンダルと違って肌の見える面積が少ないので、着こなしのラフさを絶妙に軽減できています。引き締め効果のあるブラックできちんと感をさらに高めているのも◎。
コーデ4
端正なストラップサンダルの魅力が引き立つきれいめコーデ
クリース入りの上品顔パンツには、シンプルでクリーンなストラップサンダルがベストマッチ。全体をブラックとブラウンのカラーリングにまとめることで、大人っぽさをさらに倍増させているのも見逃せないポイントです。半袖シャツの前ボタンをすべて開け、リラックス感を演出したのも技アリ。
コーデ5
レザーサンダルとシャツが決め手のショーツパンツスタイル
こちらもショートパンツの着こなしですが、大人っぽく見えるのはレザーサンダルとシャツを合わせているから。さらにブルー系とブラウンのカラーリングも洒脱なムードを醸し出しています。シャツの袖を無造作にまくり、こなれ感を加味したところにも注目です。
長く愛用するために。知っておきたいレザーサンダルのお手入れ
お気に入りのレザーサンダルを長く愛用するなら、レザーシューズ同様にお手入れは必須。履き始める前にやるべきことなど、知っておくべきレザーサンダルのお手入れ方法をご紹介します。
▼お手入れ1
履き始める前にやっておきたいこと
レザーサンダルは防水機能がないものがほとんど。そこで活躍するのが防水スプレーですが、たとえ新品でもいきなり吹きつけるのはNGです。なぜならチリやホコリが付着していると、水を弾いてくれる成分が定着しないからです。まずは柔らかいブラシでブラッシングしてから、50cmほど距離をとり、全体にまんべんなくスプレーするようにしましょう。
▼お手入れ2
スムースレザーサンダルのお手入れ方法
まずはブラシを使って、表面に付着したホコリを落としていきましょう。ちなみにこの工程は、履いた後にも毎回行うのがおすすめ。次にステインリムーバーで汚れを落としてレザーをすっぴんの状態にしていきます。フッドベッドも同素材なら、一緒に行ってもOK。最後にデリケートクリームや乳化性クリームなどでレザーに栄養を補給し、日陰でしっかり乾燥させたら終了です。
▼お手入れ3
スエード&ヌバックサンダルのお手入れ方法
スムースレザー同様、まずは表面に付着したホコリなどをブラシでやさしく落としていきます。部分的な汚れや落ちにくい汚れは、毛並みをほぐしたり起こしてくれる役割もあるスエード用ブラシを使うのがベター。その後に毛並みに沿ってブラッシングして完成です。ちなみにスムースレザーも含むこれらのお手入れは、月1のスペシャルケアに。履いた後は軽くブラッシングするのがおすすめです。
▼お手入れ4
頑固な足指汚れの対処法
素足でレザーサンダルを履いていると、汗や皮脂などで想像以上にフッドベッドが汚れていますよね。その対処法は、スムースレザーとスエード&ヌバックでは異なります。まず前者は、上記で紹介したお手入れ同様にステインリムーバーとクリームを使えばOK。後者はレザー用の消しゴムでフッドベッド表面の皮脂汚れを落とし、さらに染み込んだ皮脂を生ゴムで抜いていきます。そうすれば足指汚れが目立たなくなりますよ。
この記事の掲載アイテム一覧(全15商品)
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『パラブーツ』 パシフィック
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『アイランドスリッパ』 PT203
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『ビルケンシュトック』 チューリッヒ
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『ダックフィート』 ストラップサンダル
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『リプロダクション オブ ファウンド』 イタリアンミリタリーサンダル
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『パドローネ』×『ストゥディオス』 別注 レザーベルトサンダル
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『クラークス』 サンダーレンジ
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『レインボーサンダル』 01ALTS-PL
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『アグ』 シーサイド フィリップ レザー
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『ドクターマーチン』 ローサン ソロマン サンダル
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『コルソローマ9』×『ナノ・ユニバース』 別注 サンダル
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『セス』 コンフォート ダブルモンク ストラップ カバード レザーサンダル
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『シップス エニィ』 カウレザー ワンストラップ サンダル
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『エリソン』 レザー グルカサンダル
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『クルニ』 レザー シャワーサンダル
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