
人気スリッポンを厳選。大人におすすめの12ブランド
多様なスリッポンの中でも、スニーカーソールを用いたタイプが主流です。カジュアルスタイルの足元に取り入れやすいブランドをレコメンドしていきます。
なぜ男はスリッポンが好きなのか?
春夏秋冬、スリッポンを見かけない季節はありません。ではなぜ男性の多くがスリッポンを好むのでしょうか? スリッポンの魅力は大きくわけて以下の3つです。
魅力1
ひものないシンプルな仕様で、あらゆる着こなしにマッチする
スリッポンは ”Slip-on” のことで、足を滑り込ませて履くことができる靴のことです。ひものない仕様が大きな特徴で、必然的にシンプルな表情となります。つまり、スニーカーソールを用いたカジュアルな作りでも上品なムード。幅広い着こなしで使えます。
魅力2
とにかく着脱が簡単! 外出先でもすぐに脱ぎ履きできる
足を滑り込ませるだけで履くことができるスリッポンは、着脱が容易。その仕様には、実は次のような”仕掛け”があるのです。スニーカーソールを用いたカジュアルなタイプはエラスティックと呼ばれるゴムを備えている仕様が多く、着脱は一層簡単。飲食店など、外出先で靴を脱ぐ必要があっても苦になりません。
魅力3
素材やカラーのバリエーションが豊富で、好みのタイプが見つかる
シンプルなデザインのスリッポンなので、素材やカラーのバリエーションが多様。普段のコーディネートに合う1足が必ず見つかるはずです。
スリッポンを探すなら、このブランドがおすすめ!
スリッポンの魅力が理解できたら、実際にどんなタイプを選ぶべきなのかという疑問が浮かぶはずです。その回答として、価格のバランスも抜群の逸品をピックアップしました。
ブランド1
『ヴァンズ』
不動の人気を誇るクラシックラインのアイコンは、モデル名も “スリッポン” です。毎回シーズンカラーが注目を集めますが、履き回しやすいのは定番カラー。こちらは通気性や防臭性に優れたインソールの“オーソライト”を採用したコンフォートシリーズで、より快適な履き心地にアップグレードされています。
ブランド2
『コンバース』×『ビオトープ』
『コンバース』の名作「ジャックパーセル」を、より大人顔に昇華した写真のアイテムは、2015年以降続く別注シリーズの最新作。現行品とは異なるフォルムに加え、品格と耐久性を上乗せするレザーを採用している点が特徴。ステッチはアッパーと同色のブラックを採用し、ミニマルに仕上げているのもポイントです。
ブランド3
『コンバース スケートボーディング』
国内発のスケートラインからリリースされたモデルです。名作「シェブロン&スター」をベースに、アクティブなスケーティングを支える機能性を搭載し、履き心地を向上。ベーシックなカラーリングや要所のスエード使いなどは大人の日常着にも馴染みやすく、使い勝手が良好な1足です。
ブランド4
『エメリカ』
「シンプルでハードコアなシューズ」をコンセプトとするスケーター御用達の人気ブランドからも、1点ご紹介。ハードなトリックに耐え抜くスケートシューズを得意とするブランドだけに、こだわりも満載です。特筆すべきは、履きやすさと履き心地に貢献するヒールアンカーとダブルラップソール、G6ミッドソールによる高いクッション性。大人好みのクリーンな色味も秀逸です。
ブランド5
『チャンピオン』
『チャンピオン』が得意とするスウェット素材を、なんとアッパーに使用。他には無い独特の風合いが新鮮な印象で、周りと差がつく足元を演出できること請け合いです。着こなしに取り入れやすいシンプルなデザインに、お馴染みのブランドロゴをオン。安心のジャパンメイドです。
ブランド6
『アディダス』
『アディダス』の大定番、スーパースターのスリッポンバージョン。シューレースの代わりにゴム製のクロスストラップを使用することでフィット感と個性をプラスしています。アッパーとストラップを同色にすることでシンプルに仕上げたバランスも秀逸です。
ブランド7
『フランチェスコ』
スペインのエルチェで1974年に創業したサンダルメーカー。高品質ながら低価格を実現した靴も人気があります。ここで選んだのはジュートを巻きつけたソールにメッシュのアッパーが爽やかな1足。シーズンムードたっぷりの素材感で、夏に向けて重宝すること間違いなしです。
ブランド8
『ベレヴェレ』
スペイン南部のバレンシア州にあるファクトリーブランド。スニーカーやサンダルの生産を得意としています。前述のアイテム同様ソールにジュートを配していて夏らしい涼しげな一足。総メッシュのアッパーも通気性が抜群で、暑い季節も快適な履き心地をキープできます。
ブランド9
『リビエラ』
スペイン発のレジャーシューズブランド『リビエラ』の定番アイテムといえば、メッシュアッパーのスリッポン。清涼感のある素材使いとスマートなシルエットが上品な印象で、きれいめコーデにもしっかりとハマります。レザーインソールはなんと取り外し可能。豊富なカラー展開も要注目です。
ブランド10
『トムス』
裸足で生活する子供たちを救いたいとの思いから立ち上げられた『トムス』。代表作のスリッポンシューズは、甲を斜めに走る切り替えがさりげなく独創的です。パッと見はシンプルなデザインで、合わせる服を選ばない汎用性の高さが魅力。非常に軽く、足運びも楽ちん!
ブランド11
『エリソン』
クラフトマンシップにこだわったグッズ類などを展開している『エリソン』は、『フォーワンセブン エディフィス』が手掛けているコレクション。このスリッポンはコットン素材のメッシュ生地を採用し、見た目も履き心地も清涼感たっぷりです。上質感があるのにリーズナブルな価格なのも大きな魅力。
ブランド12
『ムロ』
2013年にロンドンで創業したシューズブランド『ムロ』。エスパドリーユ型やローファー型のスリッポンをメインに展開しています。イタリア産のスエードや日本産のジュートを採用するなど、素材までこだわって快適で柔軟な靴に仕上げています。
スリッポンのコーデをセンス良く見せるためのヒント集
お気に入りのスリッポンを手に入れたら、どうやってコーディネートするかが大切。そのポイントとなるヒントを3つ伝授しますので、すぐにでもトライしてみてください。
ヒント1
足首を覗かせることで軽快感を加速!
スリッポンはシンプルな面持ち。ボリュームがないのも特徴です。その軽快感を生かすなら、足首を覗かせるのが得策。半端丈のパンツか裾をロールアップしましょう!
春らしいライトグレーのセットアップを用いたきれいめカジュアルコーデ。焦点をぼかさないため、足元にはシンプルなブラックのスリッポンを選んでいます。ロールアップで足を覗かせて軽快感も演出。
白いバンドカラーシャツにブルーのパンツを合わせてさわやかな着こなしを形成。パンツがクロップド丈なので足首の素肌が見え、白いスリッポンとともに清涼感を醸しています。
今季らしいワイドシルエットのクロップドパンツにスリッポンを合わせ、リラックス感のある下半身に。シンプルな白いTシャツを合わせたことで、足元の涼感も際立っています。
ヒント2
淡色スリッポンで足元から清潔感を演出
これからの暑い季節は、清潔感を意識することが重要。ホワイトやブルーのアイテムを選ぶのが常道ですが、白やそれに近い淡い色味のスリッポンを選ぶのも有効な手段です。
アースカラーを軸にして、こなれたムードが薫る着こなしに。カーキ系カラーのパンツは男っぽさを感じさせますが、白いスリッポンを合わせることで見事に中和しています。
ブラックジャケットに濃紺デニムを合わせたコーディネートは、少しヘビーな印象。そこで白いスリッポンを合わせ、軽快に見せています。インナーも白にして、清潔感も主張!
スリッポンとインナーを明るいベージュでリンクさせ、こなれ感や軽快感を演出。ネイビーのシャツ×グレーのイージースラックスという定番カラーの組み合わせで、さりげなく上品にまとめています。
ヒント3
ショーツスタイルを大人っぽくアレンジ
スリッポンはショートパンツとも好相性。ラフに見えがちなショーツスタイルを適度にクラスアップすることができ、大人なコーディネートへと導くことができます。
上品なジャケットスタイルを総柄のショーツで着崩したコーディネート。足元が革靴だと堅苦しくなりますが、スリッポンなら品格を保ちつつ適度にカジュアルダウンできます。
全体的にブルーという軸を通して爽やかにまとめた大人なスタイリング。足元はデニム素材のスリッポンで、調和を保ちつつ爽快で上品なイメージ作りに貢献しています。
淡いトーンで統一したマイルドでエレガントな着こなし。そのムード作りの締めくくりとしてスリッポンが活躍しています。上品な夏の着こなし作りにスリッポンは欠かせません。