古着とは違う!?ヴィンテージファッションを楽しもう!

古着とは違う!?ヴィンテージファッションを楽しもう!

ヴィンテージワインについて語れる大人に憧れたことは? ファッションにもヴィンテージが存在し、それを語れる人は限られています。奥深い世界への1歩はここから……

平 格彦

2016.06.26

アウター
ジャケット
ミリタリージャケット
ジーンズ

ヴィンテージを知るための3つの質問

まずは、代表的な疑問とともに、ヴィンテージの本質をひも解いていきましょう。くわしく解説するとキリがないので、できるかぎり簡潔に回答! 事実関係を再確認してみてください。

Q1:「ヴィンテージ=古着」。この認識で正解?

A1:「=」イコールの関係ではありません

混同されることも多いのですが、古着は“ユーズド”であり、一度使用された中古品全般をさします。それに対してヴィンテージは“完成度が高い年代のもの”といった意味合いです。2度と同じものは生産できないため、時間とともに価値は高まっていきます。

Q2:ヴィンテージとアンティークは何が違うの

A2:年数に大きな違いあり

アンティークは“骨董品”や“古美術品”と置き換えるとわかりやすいでしょう。また、アメリカで1934年に制定された通商関税法では、100年以上経過したものをアンティークと定義しています。それ以前のものヴィンテージと考えることもできますが、 “完成度が高い年代のもの”という意味合いの方が重要です。

Q3:ヴィンテージで買うならどんなアイテムがいいの?

A3:Tシャツ、デニム、軍ものが鉄板です

Tシャツは、限定品やノベルティなど、その時だけにしか手に入らないデザインがたくさん存在しています。ロックTなどはその典型。Tシャツ自体はもちろん、その背景にある物語にも価値を感じる人が多いようです。

デニムの魅力は独特な生地感です。独特な風合いを生むデニム生地を用いたジーンズやジージャンがもてはやされ、1990年代初頭のヴィンテージデニムブームでは価格が高騰。ディテールが細かく変遷してきたため希少品が存在し、高価なヴィンテージ品も出回っています。旧式織機で往年の生地を再現するブランドも多く、ヴィンテージデニムはさまざまな形で愛されています。

軍隊は常に技術革新を行っているため、時代によって支給品が異なります。民間に出回るサープラス (放出品) も限られていますため、その時にしか使用されていなかったヴィンテージのミリタリーアイテムが貴重品となるわけです。

ライターが語りつくす。ヴィンテージの魅力

ヴィンテージ品の魅力を補足すべく、個人的な意見を独断と偏見で書いてしまいます。ヴィンテージに興味がわいたら、自分なりにいろいろと調べてみると世界が広がるはずです。

魅力1温故知新

新作の解説には「ヴィンテージ品をデザインソースに……」といった言葉がよく出てきます。古いものにも学ぶところはたくさんあるものです。個人的に最近は、機能的な服ばかり着ているのですが、ゲームポケットといった実用的ディテールが満載のハンティングジャケットは、ヴィンテージ品にこそ興味深いギミックが満載です。

魅力2自分本位

代表的なアイテム以外にも、ヴィンテージ品がもてはやされているアイテムが多数あります。そのすべてに興味を持っている人は皆無。関心がある人にとっては価値があっても、興味がない人にとっては大した意味を持たないのがヴィンテージというものです。だからこそ、自分の興味がもてるヴィンテージ品を見つければOK。個人的には、『ロレックス』のディフュージョンブランドである『チュードル』のヴィンテージ品に興味津々です。

合わせて読みたい:
チュードルからチューダーに。進化し続ける老舗の腕時計

ヴィンテージを着こなすための大人の参考集。

ヴィンテージはアイテム単体に価値を見出しているため、必ずしも着こなさなければならいということはありません。それでも、ヴィンテージ品を着こなす際のお手本は必要なはず。ということで、ヴィンテージ顔のアイテムを用いた好サンプルをピックアップして紹介します。

見るからにヴィンテージ感たっぷりのフットボールTシャツが主役。そのムードを生かし、色落ちジーンズとローテクスニーカーでアメカジスタイルに仕上げた好例です。

アメリカのFM局のロゴをプリントしたロックTシャツにならい、全身を思い切りロックテイストで統一。全身ブラックのダークな装いですが、ロックなスピリットは夏でも貫くべき♪

“NEW YORK CITY”のロゴがプリントされたリンガーTシャツは、ヴィンテージの定番。ジージャンやジーンズもヴィンテージテイストで揃え、ラフなムードで男っぽさを醸しています。

Tシャツは1970年代のヴィンテージアイテム。セットアップではないものの、ジージャン&ジーンズのデニムアイテムで挟み込み、アメカジテイストを存分に満喫しているスタイリングです。

デニムパンツがヴィンテージ。短めのレングスですが、それがかえって今っぽい印象です。また、ルーズフィットのTシャツで、トレンド感を上乗せ。ヴィンテージ品を用いつつモダンに仕上げたお手本!

ややルーズなヴィンテージのデニムパンツが、ワイドパンツが旬の今季らしさを演出。白いTシャツを合わせることで、こなれたムードと清潔感を兼備する着こなしに仕上げています。

こちらのコーディネートもややワイドなジーンズがヴィンテージ。白いシャツをセレクトすることで、大人なカジュアルスタイルに落とし込んでいます。ホワイトのスニーカーでクリーンな印象を加速!!

ヴィンテージ品はミリタリーパンツ。風合いが豊かでカジュアルなイメージが強いため、白いシャツを合わせて爽やかな品格をプラスしています。シンプルな組み合わせですが、上半身はタイトで下半身はルーズというバランスで、モダンな印象に。

1970年代のM65 USアーミーフィールドパンツを着用。ペンキ汚れやワイドなシルエットからにじみ出ている武骨なムードを生かすため、デニム地のウエスタンシャツを合わせて男臭さを上乗せ!!

アーミーのチノパンツもヴィンテージの王道アイテム。そんなパンツを選びつつ、上半身をホワイトでまとめることで、爽やかかつ大人っぽくまとめた装いです。色合いも今季的な好サンプル。

出版社を経て独立。「Men’s JOKER」と「RUDO」は創刊から休刊までほぼ毎号で執筆。さらに「MEN’S CLUB」「GQ」「GOETHE」など、60以上のメディアに関わってきた。横断的、俯瞰的に着こなしを分析するのが得意。そんな視点を活かし、「着こなし工学」としての体系化を試みている。
この編集者の記事を見る
    KEYWORD関連キーワード
    RECOMMENDEDあなたにおすすめの記事
    ショートパンツのおすすめをピックアップ。大人が狙うべき15ブランド

    ショートパンツのおすすめをピックアップ。大人が狙うべき15ブランド

    夏のワードローブに欠かせないショートパンツ。子供っぽくならず、おしゃれに着こなすための選び方や編集部おすすめの人気ブランドを厳選しました。

    TASCLAP編集部

    ヘビーウェイトのTシャツを探すなら。おすすめブランド9選

    ヘビーウェイトのTシャツを探すなら。おすすめブランド9選

    春夏はTシャツが主役となる時期。頻繁に袖を通し、何度も洗うことを思えばやはり屈強なヘビーウェイトの1枚が欲しいところ。となればまず押さえておきたいブランドがある。

    菊地 亮

    白Tシャツを大人っぽく着こなす。おすすめ10ブランドと季節別コーデ

    白Tシャツを大人っぽく着こなす。おすすめ10ブランドと季節別コーデ

    白Tシャツはワードローブに欠かせない定番アイテム。通年使える白Tシャツの選び方からおすすめブランドの1枚、そして季節の着こなしまで余すことなくお届けします。

    TASCLAP編集部

    高級腕時計ブランド45選。ステータス性を備えた一生モノ勢揃い

    高級腕時計ブランド45選。ステータス性を備えた一生モノ勢揃い

    生涯をともにできるアイテムは意外と少ないもの。そのなかでも腕時計は、最も身近な存在ではないでしょうか。一生モノにふさわしい逸品の選び方と傑作をご紹介しましょう。

    夏目 文寛

    今、大人がはくべきデニムブランド34選。一生付き合える理想のジーンズに出会う

    今、大人がはくべきデニムブランド34選。一生付き合える理想のジーンズに出会う

    あらゆるボトムスの中で、一度手に入れたらもっとも長い付き合いになるのがジーンズ。それゆえ、確かなモノ作りを行うブランドをしっかり押さえておくことが重要だ。

    那珂川廣太

    BACK