
サイドゴアブーツが万能すぎ! 男のオンにもオフにも使えるブランドと参考コーデまとめ
革靴ならではの上品なルックスと、スリッポンのような着脱の利便性。両者を兼備するサイドゴアブーツの魅力とおすすめブランド、メンズらしい合わせ方をご紹介します。
サイドゴアブーツの“ゴア”とは?
サイドゴアブーツの”ゴア”とは、ゴムを織り込んだ伸縮性が高い布のこと。履き口の両サイドにゴアを施すことで、シューレースや留め具がなくても足にしっかりフィットする構造になっているのがサイドゴアブーツです。他のブーツに比べると着脱しやすいというのもメリットの1つ。また、チェルシーブーツと呼ばれることもありますが、それはロンドンのチェルシー地区が由来。1960年代にビートルズやローリング・ストーンズなどのアーティストが愛用し、ブームが広がったことから名付けられたといわれています。
オン・オフ兼用可能。サイドゴアブーツのエレガントなルックスは唯一無二
ブーツと聞くとビジネスシーンにはトゥーマッチなイメージがありますが、サイドゴアブーツはオン・オフともに活躍する唯一のブーツともいえます。その理由は、重厚感がありながらもスマートでエレガントな足元を演出できるから。最近はトゥやソールにボリュームのあるデザインが人気ですが、オンビジネスで活用するならシャープなデザインをセレクトするのがおすすめです。
素材と色によって印象が変わる。メンズのサイドゴアブーツの選び方
シンプルなデザインのサイドゴアブーツは、どんな着こなしにもマッチする汎用性の高さも魅力。オン・オフともに使えるのはブラックのスムースレザーですが、それ以外にもおすすめがあるので以下で詳しく解説します。
色は「ブラック」か「ダークブラウン」が使いやすい
サイドゴアブーツをオンにもオフにも活用するなら、ブラック、またはダークブラウンをセレクトするのがおすすめ。定番中の定番であるブラックは合わせるアイテムを選ばず、着こなしを引き締めたいときにも重宝します。ダークブラウンは温かみのある上品な足元を醸し出したいときにうってつけ。ちなみに同じブラウン系でもキャメルやベージュはカジュアル度が高く、ビジネススタイルには向きません。
素材は「スムースレザー」と「スエード」の2択。+レインシューズにも注目を
サイドゴアブーツに使われている素材でもっともスタンダードなのはスムースレザー。上質な光沢感があってビジネススタイルとの相性も良く、1足目のサイドゴアブーツにもぴったりの素材です。2足目以降なら、表情豊かなスエード素材がおすすめ。季節感もあり、さらにはスムースレザーにはないこなれた雰囲気も演出できます。また最近はゴム製や撥水レザーを使用したものもあるので、雨の日用に揃えておくと重宝するはず。
男のオン・オフともに活躍するブランドを厳選。サイドゴアブーツ16選
名門シューズブランドからトレンドに敏感なセレクトショップまで、大人におすすめのサイドゴアブーツをピックアップ。幅広いスタイリングに対応するモデルばかりなので、新たにワードローブに加えてみては?
アイテム1
『クロケット&ジョーンズ』×『ユナイテッドアローズ』チェルシー13
紳士靴の生地であるイギリス・ノーザンプトンで1879年に創業した『クロケット&ジョーンズ』に『ユナイテッドアローズ』が別注。「チェルシー13」は、現行モデルで最古のラストである#224を採用しています。ややスクエアなトゥが特徴のラストで、上品さはそのままによりモダンな足元を演出。
アイテム2
『サンダース』SA1140
140年以上の歴史を持つノーザンプトンの実力派『サンダース』から、ミリタリーのアーカイブを元に作られたミリタリーコレクションの1足をピック。トゥにストレートチップの切り替えが入っていて、イッツシェイド製のラバーソールを使用しています。素材はカーフの表面を樹脂でコーティングし、耐水性を高めたポリッシュドレザー。
アイテム3
『トリッカーズ』ヘンリー
サイドゴアのカントリーブーツ「ヘンリー」は、重厚かつエレガントな佇まいが魅力。水はけを良くするための仕様でもあるブローキングや水を浸入しにくくするストームウェルト、耐久性の高いダブルソールなど、カントリーブーツの意匠を引き継いでいます。ソールは武骨な雰囲気のコマンドソールなので、カジュアルなビジネススタイルと好相性。
アイテム4
『オールセインツ』ELIブーツ
ブランドアイコンのバイカージャケットをはじめ、シューズやウェアなどを展開する英国発の『オールセインツ』。無駄な装飾のないシンプルなデザインのサイドゴアブーツは、ボリューム感が控えめで幅広い着こなしにマッチします。ブランドのロゴをあしらったタブがさりげないアクセントに。
アイテム5
『ジャランスリワヤ』98756
自然な丸みを帯びたエッグトゥが特徴の定番ラスト・EDWARDを用いたサイドゴアブーツ。アッパーの素材はフランス製のカーフレザーで、シンプルなデザインにその上質な風合いが引き立っています。アウトソールはグリップ力と耐摩耗性を備えていながらドレッシーな雰囲気を持つ、イギリス製のダイナイトソールにも注目を。
アイテム6
『ソロヴェアー』×『アダム エ ロペ』ディーラーブーツ
『アダム エ ロペ』とタッグを組んだ『ソロヴェアー』は、技術力の高さに定評があるノーザンプトン発のフットウェアブランド。ステッチも同色のブラックで統一されているため、武骨なフォルムながらきれいめスタイルとも絶妙にマッチします。半透明のラバーソールも印象的。
アイテム7
『チャーチ』アンバーリー
イギリス・ノーザンプトンで創業した『チャーチ』から、アンクル丈のサイドゴアブーツ「アンバーリー」をセレクト。アッパーからソールまでを上品なブラックでまとめることで、端正なフォルムがより際立っています。カジュアルからスーツスタイルまで幅広い着こなしに活躍すること必至。
アイテム8
『パラブーツ』シャンフォート
すべての工程を自社生産しているフランスブランド『パラブーツ』。「シャンフォート」は伝統的なノルヴェイジャンウェルト製法を用い、アッパーには撥水性のあるスエードが使用されています。ヴァンプに長さを持たせているので、足を包み込むようなフィット感を堪能できますよ。
アイテム9
『バーウィック』303
程良いロングノーズで美しい佇まいのサイドゴアブーツは、創業300年以上というスペインの老舗ファクトリー『バーウィック』のもの。グッドイヤーウェルト製法という本格的な作りを採用していながら、価格は30,000円台とリーズナブルなのもうれしいポイントです。
アイテム10
『リーガル』302W
パッと見はレザー製の上品なサイドゴアブーツですが、人口皮革とゴアテックスを組み合わせた透湿・防滑・防水に優れているのが魅力。さらにインソールにはバネの役割を果たすカルボ、アウトソールにはグリップ力の高いアールコンボが用いられ、快適で軽やかな履き心地を提供してくれます。
アイテム11
『ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ』サイドゴアブーツ
『ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ』で大好評だった大人のサイドゴアブーツが再登場。クセのないすっきりとした形で、カジュアルからビジネスまで幅広い着こなしに対応してくれます。アウトソールは合成ゴム製で、コンフォートな履き心地なのもGOOD。
アイテム12
『パドローネ』×『ステュディオス』ショート サイドゴアブーツ
昔ながらの伝統や技術に裏打ちされた確かなクオリティに、現代的なニュアンスを加えた普遍的で美しいシューズを展開する『パドローネ』。『ステュディオス』の別注モデルは、アウトソールをレザーからビブラムソールに変更。程良いボリューム感が生まれ、かつショート丈なのでボトムスとのバランスが取りやすいのが特徴です。
アイテム13
『ポルペッタ』×『ビームス』サイドゴアブーツ
2013年にデビューした日本の新鋭シューズブランド『ポルペッタ』に『ビームス』が別注。丸みを抑えたシャープなラストを採用したサイドゴアブーツは、ビジネススタイルと相性が良いきれいなフォルムが魅力です。ボロネーゼ製法で仕上げられているので、返りが良く、足を包み込むような柔らかな履き心地が堪能できます。
アイテム14
『プレディビーノ』7748
イタリアの革靴ファクトリーから誕生した『プレディビーノ』。「7748」はコバ部分がブラウンで切り替えられていますが、ベロアのような美しいスエードのおかげでエレガントな足元を演出できます。アウトソールはラバー製なので軽く、グリップ力に優れているのも特筆すべき点。
アイテム15
『マッキントッシュフィロソフィー』レインブーツ
レザーを用いたクラシックなサイドゴアブーツと思いきや、実はPVCを使用したレインシューズ。ボリューム感が控えめのラウンドゥなので、カジュアルからビジネスまでのあらゆる着こなしにマッチします。一見するとレインシューズに見えないので、雨の日でなくても取り入れたくなるはず。
アイテム16
『シャカ』トレックチェルシー AT
サンダルでお馴染みの『シャカ』から初のサイドゴアブーツが登場。アッパーには難燃加工と撥水加工が施されているので、キャンプをはじめとしたアウトドアシーンにうってつけ。さらにアウトソールにはブランドが誇る全地形対応型(=ALL-TERRAIN)ソールを採用。悪路やぬかるみも気にせずに歩けます。また、スタイルを選ばないシンプルな見た目なので、普段のスタイルに難なく取り入れられる点もGOOD。
メンズコーデの参考に。サイドゴアブーツをおしゃれに取り入れるテクニック
オン・オフともに活躍するサイドゴアブーツのコーデ例をご紹介。今すぐ実践したくなる大人におすすめスタイリングばかりなので、さっそくチェックしてみましょう。
▼オン:サイドゴアブーツでワンランク上の洒脱なビジネススタイルに
サイドゴアブーツならではのシューレースのないスマートなルックスは、ビジネススタイルをスタイリッシュに導く効果もあります。さらにかっちりとしたタイドアップからカジュアルなセットアップまで対応する懐の深さも持ち合わせており、まさに多様化した現代のビジネススタイルにもぴったり。
テク1
都会的なセットアップコーデの洗練度をさらにアップ
インナーにTシャツを合わせた都会的なセットアップコーデともサイドゴアブーツは相性抜群。革靴とはひと味違うスマートなルックスのおかげで、洗練された雰囲気をより高めることができます。全体をシックなモノトーンカラーで揃えているのも成功の要因。
テク2
大人の余裕が漂うサイドゴアブーツ×タートルネックニットの組み合わせ
ニット×スラックスという現代的なビジネススタイルは、ホワイトとグレーの柔和なカラーリングで構成されているのがポイント。エレガントなサイドゴアブーツとも絶妙にマッチし、どこか大人の余裕が生まれています。コートではなく、キルティングジャケットでスポーティさを加味した点も◎。
テク3
かっちりスーツスタイルをサイドゴアブーツでスタイリッシュに
エレガント顔のサイドゴアブーツは、もちろんタイドアップスタイルにもマッチします。着こなしはモノトーンでまとめていながら、足元はダークブラウンのスエードというチョイスが洒脱。ブラックのスムースレザーよりもスタイリッシュな印象に仕上がっています。
▼オフ:あらゆる休日コーデをサイドゴアブーツで品良く格上げ
きれいめはもちろん、カジュアルなスタイルとも相性抜群のサイドゴアブーツ。しかも取り入れるだけで品良くアップデートできるので、大人は積極的に取り入れたいところ。ここではテイストの異なる休日コーデをピックしたので、スタイリングの参考にしてみてください。
テク1
スエード素材のサイドゴアブーツで季節感と上品さをプラス
リラックス感のあるゆったりとしたスラックスを、スエード素材のサイドゴアブーツとオンブレチェックのシャツで秋を意識したスタイリングに。サイドゴアブーツはスマートでエレガントなルックスゆえ、着こなしを品良く格上げするのに一役買っています。
テク2
サイドゴアブーツやスカーフといった小物使いが決め手
スウェットライクなニットにたっぷりとしたサイズ感のカーゴパンツを合わせた、カジュアルで男っぽいコーディネート。それでいてどこかエレガントさを感じさせるのは、スムースレザーのサイドゴアブーツと首元のスカーフでドレスアップしているからです。サイドゴアブーツとパンツのバランスも良い感じ。
テク3
デニムコーデをサイドゴアブーツで大人っぽく
同じような味感のGジャンとジーンズをセットアップのように組み合わせた大人のアメカジコーデ。足元にスムースレザーのサイドゴアブーツをチョイスすることで、大人っぽい雰囲気をさらに高めています。ボーダーカットソーとシェンブレーシャツのバランス感が絶妙なレイヤードにも注目を。
この記事の掲載アイテム一覧(全16商品)
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『クロケット&ジョーンズ』×『ユナイテッドアローズ』 チェルシー13
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『サンダース』 SA1140
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『トリッカーズ』 ヘンリー
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『オールセインツ』 ELIブーツ
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『ジャランスリワヤ』 98756
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『ソロヴェアー』×『アダム エ ロペ』 ディーラーブーツ
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『チャーチ』 アンバーリー
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『パラブーツ』 シャンフォート
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『バーウィック』 303
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『リーガル』 302W
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『ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ』 サイドゴアブーツ
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『パドローネ』×『ステュディオス』 ショート サイドゴアブーツ
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『ポルペッタ』×『ビームス』 サイドゴアブーツ
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『プレディビーノ』 7748
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『マッキントッシュフィロソフィー』 レインブーツ
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『シャカ』 トレックチェルシー AT
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