リゾート感抜群!エスパドリーユで作るメンズコーデ集

リゾート感抜群!エスパドリーユで作るメンズコーデ集

うだる暑さに辟易する夏。街を歩けば足元の蒸れも気になるところだ。そこで必要なのは涼感が取れ様にもなるシューズ。となれば、やはりエスパドリーユをおいてほかにない。

菊地 亮

2016.06.28

サンダル
エスパドリーユ
夏の着こなし・コーデ

エスパドリーユとは?

エスパドリーユは、フランスとの国境にほど近いスペインのバスク地方が発祥とされ、農民が履いていたわらじがベースといわれている。ジュート(麻)のソールとキャンバス地のアッパーで構成され、1960年に『イヴ・サンローラン』がコレクションに取り入れてから一躍有名に。

エスパドリーユの特徴

まずはじめに、エスパドリーユの特徴を紹介しょう。履き心地の良さや快適な機能性など、魅力を知っていただきたい。

特徴1天然素材の爽やかな履き心地を実感できる

最大の特徴ともいえるジュート(麻)製のソール。ざっくりと編み込まれたジュートは、通気性が抜群で蒸れをナチュラルに排除してくれる。また、アッパーのキャンバスは丈夫ながらも履くほどに足へ徐々になじんでいき、最高のリラックス感を提供してくれるのだ。

履くだけでリゾート感が演出できるエスパドリーユ。パンツの裾をロールアップしくるぶしをのぞかせて軽快に着こなすのがおすすめだ。

特徴2ヒールを折りながらサンダル履きにも

もともとは室内履き用のシューズということもあり、ヒールにかかとを支えるヒールカップを入れていない。そのため柔軟性があり、かかとを踏んででサンダルのように履くことができる。そんな2way仕様のためビーチ帰りに街へ、なんてことも余裕だ。

かかとを踏んでも踏まなくてもどちらでも履けるエスパドリーユ。かかとを踏んだ場合、楽に脱ぎ履きができるし、涼しいが、だらしなく見える可能性もあるので注意したい。

特徴3丈夫さを意識したソールのラバー

港湾労働者や船乗りたちが愛用していたとされるエスパドリーユだが、『シャネル』がコレクションで発表し話題をさらったことでタウン用としても存在感を発揮。

以降、アップデートが繰り返され、ソール裏には、堅牢さと柔軟さを兼備したラバーソールを採用している。

エスパドリーユを着こなす3つのヒント

持ち前のリラックス感を存分に堪能するのもいいが、気を抜き過ぎれば途端にだらしなさが顔を出す。大人であれば、エスパドリーユをコーディネートの中で存分に生かしきる術を会得したいところ。そこで重要なポイントを3つに絞り、好サンプルをまじえ提案したい。

ヒント1大人っぽいアイテムを合わせて引き締め

背景に海っぽさやリゾート感が透けて見えるシューズだけに、リラックス感は最高の長所。ただ、街で履くとなれば脱力し過ぎと見られる危険性も。そこで、ジャケットやシャツ、ハットといったしっかり感を暗に打ち出せるアイテムと組ませることで一気にりりしくなる。

ジャケットとショーツのセットアップのかっちりとした着こなしにエスパドリーユを履いてリラックスムードを演出。程良く抜け感のある爽やかな着こなしに。

ヒント2シンプルな夏コーデの起爆剤として使う

素肌面積の増加にともない、服の存在感がいまいち出にくい夏コーデ。選択肢も狭まり八方塞がり、なんて時には、思い切った柄のスパイスが助け舟になる。かといってトップスなどで取り入れるには勇気がいるのも事実。ただ、足元であれば誰でもチャレンジしやすい。

難易度の高いレオパード柄をエスパドリーユで取り入れた好例。シンプルなコーディネートにレオパード柄のスパイスが◎。モードなショーツスタイルにもマッチ。

ヒント3上下を同色で揃え統一感と落ち着きを得る

おしゃれはしたいが我慢もしたくないのが大人の本音。ただ、リラックスできるアイテムは、一歩間違えば手抜き感が顔をのぞかせてしまう。そんな時は、トップスと足元をシックなカラーでリンク。上下でサンドすることで、大人びた表情がさらに強まる。

シャツとエスパドリーユを黒で統一でコーディネートを引き締めたグットサンプル。リラックスムードなゆったりしたパンツもラフになりすぎない。

エスパドリーユを使ったコーデサンプル

夏の風物詩としてシーンに浸透しているエスパドリーユ。ちまたのファッショニスタたちは、いったいどのように夏スタイルへ取り入れているのか、気になる人も多いはずだ。そこで、数多くいる“エスパニスタ”のなかでも突出したセンスを見せつける13人を紹介。

コーデ1

夏の着こなしとして、ワントーン風は誰もが取り入れやすいテクニック。そのコツは、ご覧のようにさり気なくグラデーションを作ってあげること。それにより、まとまりにくわえ表情に気の利いた変化もつけられる。重たさが気になるなら足元に適度なヌケ感も加えて。

コーデ2

トロピカルなオールパターンのシャツや足元のエスパドリーユで、気分は南国ムード。ただ、その空気を街へと引き戻すグレースラックスの起用が技あり。しかもシューズは、アッパーに毛羽立ちを抑えたネイビーのスエードをあしらった一足で都会感をさらに助長。

コーデ3

夏は使うアイテムが限られるため、いまいち物足りなさを覚える人もいるだろう。そんな時、柄の投入は効果的。マリンムードを匂わせ主張もできる太ボーダーは格好の的だ。しかも、ピッチ(幅)や色など、小物同士でどこかにリンクする部分を作ればまとまりやすい。

コーデ4

ビッグシルエットのシャツを中心に、リラックス感たっぷりなリゾートスタイルを披露。テーパードがかかったボトムスとの上下のシルエットバランス、バンドカラーと、いまどきな要素を取り入れ街着としての面目を保った点が好印象。シャツの色を拾った足元もいい。

コーデ5

白Tにブラックボトムスと、モノトーンを着地点にお馴染みのアイテムを採用。普通ならマンネリ感が出そうなところだが、エスパドリーユで取り入れた柄のひと差しによって全体がマリン風味に。パーカの腰巻きやネックレスも効果的なアクセントになっている。

コーデ6

今では、大人スタイルへと昇華させるテクとして定着した感のあるセットアップの活用。そのままでは力が入っているように見えるため、どこかにハズしの要素をプラスしたい。そこで、インに白T、足元にリゾートシューズを採用し、うまく緊張を解きほぐした。

コーデ7

ボーダーのカットソーにイージーパンツと、背景に海を感じさせるまさに定番の組み合わせ。ただ、モノトーン中心にアイテムを選んだことでソリッドさも加味。オール黒のエスパドリーユや革のクラッチ、そしてパンツはタック入りと、品を感じさせるしかけが絶妙だ。

コーデ8

一見、ワンポイントの白Tにジーンズを絡めたお決まりスタイリング。と、思いきやボトムスは今風の色褪せデニムに見立てたイージータイプ。うしろかぶりのキャップにちょこんと乗せたサングラス、シューズ全体に施したエスニック柄と、随所に見せた遊びも楽しい。

コーデ9

ジーンズを筆頭に、まるで日焼けしたかのようなフェード感のあるアイテムが今夏はシーンの主役。それらのアイテムを使えば、カーディガンやジーンズといった馴染みのあるアイテムで仕上げても新鮮に見せられる。ブルー系で統一させた点も洒脱さを生むコツ。

コーデ10

いつものボーダーのバスクシャツにいつものジーンズ。通常であれば、こじんまりと型にはまったスタイルになりそうだが、丈感を意識したことでグッと今風にアップデート。シャツやシューズなど、何気なく要所にホワイトを導入したことで爽やかさも感じさせる。

コーデ11

Tシャツ×ボトムスの至極簡素な合わせでも、選びにちょっとした工夫を施すことで全体が見違えて見える。たとえば、ここではニットTをチョイス。センタークリース入りの品のあるボトムスを選び、ベージュのエスパドリーユでマイルドさを演出したことでルーキーと差別化できる。

コーデ12

ベーシックな着こなしを演じても、さり気なく「おっ」と思わせるユニークなディテールを取り入れるだけで見た目の印象も一変。こちらはその典型で、ラペルをあしらったカーディガンや、ボタニカル柄をあしらったバイデザインのシューズが軽妙なハズしに。

コーデ13

色数もトーンも抑えたミニマルな着こなし。無駄を削ぎ落とした潔いアプローチだからこそ、男らしさを後押しするヘンリーネックTやスラックス型のチノ、そして落ち着いた印象のエスパドリーユと、随所に見せる大人びたアイテムで格上げを図っている。

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