
自分に似合うおしゃれなメガネの選び方と“買い”の15本
近年、ファッションと密接にリンクしたおしゃれなメガネが続々と登場しています。メガネを選ぶポイントと、押さえておきたいおしゃれな人気ブランドを紹介します。
メガネ選びで気をつけるべきポイントは3つ
メガネといっても、フレームの形も素材もさまざま。何を選べばいいかわからない……という方のために、メガネ選びの3つのポイントを紹介します。
▼ポイント1:顔型に合わせて選びましょう
メガネは顔の形によって相性が大きく変わります。重要となるのは顔の形とフレームのバランス。たとえば、面長の顔の人は天地幅がありつつ曲線的で角のあるフレームのもの、丸顔の人は直線的でシャープな縁(リム)のもの、四角顔の人は縦幅が広い太フレームタイプのオーバル型などが好相性です。そんなバランス感を念頭において選びましょう。以下では、顔型別におすすめの一例をご紹介します。
おすすめ1
丸顔さんは、直線的でシャープなリムのものを
丸顔さんの場合、直線的なラインのフレームを選ぶと効果的です。またぽってりしたフレームだと丸顔の印象を強めるので、細めのモノだとよりおすすめ。
おすすめ2
面長さんには、天地幅をとりながら角のあるフレームが◎
面長な印象をやわらげたい方は、メガネの天地幅を広くとるよう意識すると、相対的に顔の立て幅を抑えて見せることができます。また、フォックス型やウェリントン型で少し角の要素を足してあげると、引き締まった印象にまとまるでしょう。
おすすめ3
四角顔さんは、太フレームタイプの丸型がおすすめ
四角顔の印象をやわらげたい人は、角のとれたオーバルやボストン型のメガネを選ぶといいでしょう。このタイプは同時に顔の大きさに悩んでいる方も多いでしょうから、天地幅を広くとり、メガネを大きめに見せることをおすすめします。
おすすめ4
逆三角さんは、丸みのある細めフレームで印象をやわらげるべし
すっととがった顎がシャープな印象を与える三角顔さん。キツめの印象に悩んでいるなら、スクエアやウェリントンなどの四角型フレームで角を強調するのはマイナス効果です。細めのオーバルやボストンなどで丸みを足してあげるといいでしょう。
▼ポイント2:素材による違いも押さえましょう
メガネの素材には、大きく分けるとプラスチックとメタルの2種類あります。一般的にプラスチックはカジュアルな印象が強く、一方メタルはオフィシャルできちんとした印象があります。また両者を組み合わせたコンビネーションフレームは、どこかクラシカルで貫禄のある印象となります。
素材1
プラスチック
プラスチックフレームは一般的にカジュアルなメガネに多く採用されています。太めに作られているモノも多く、コーデのアクセントとなってくれるでしょう。素材の特性上、カラフルなモデルも選べるので選択肢が豊富です。
素材2
メタル
上品でかっちりとした印象のメタルフレーム。フレームは細いモノがほとんどで、顔回りの印象を繊細に見せてくれることから女性にも好まれやすいのが特徴です。太めのプラスチックフレームと比較し、印象を大きく左右することがないので初心者にもおすすめ。
素材3
コンビ
プラスチックの個性とメタルの上品さを併せ持つコンビフレームは、素材の切り替えによる絶妙な立体感と高級感が魅力。大人の男の着こなしをワンランクもツーランクもアップグレードしてくれるでしょう。
▼ポイント3:普段の着こなしを想定して選びましょう
メガネを選ぶ際は、服との相性も重要になります。とくに気をつけたいのが、自分が普段メインとしている着こなしテイストと合うかどうか。メガネそのものの良し悪しを見るのも大切ですが、自分がよく着る服に合わせたらどうなるかというのもきちんとイメージしてから買うようにしましょう。
メガネの予算は? 高ければいいの?
フレームもレンズも、基本的にクオリティと値段は比例します。財布に優しい価格帯のモノもいいですが、耐久性やフィット性に乏しいモノがあるので、おしゃれメガネを探しているのであれば、素材やデザインで納得のいくモノが揃う3万円くらいを予算の目安にするのがいいでしょう。疲れや頭痛、耳痛、肩こりの原因を作ってしまっては本末転倒ですから、好きなモノを長く快適に使えるようにセレクトしたいですね。
おしゃれな大人に学ぶ。コーデ別に考えるメガネの合わせ方
コーデ1
トラッド目線の装いにはボストンがマッチ
ニットベストやスラックスなど、トラッドなアイテムを軸にした品良いカジュアルスタイル。その持ち味をクラシカルな顔立ちのボストンメガネで効果的にアシストしています。フレーム幅は多少太くてもOKですが、これくらい細身だとより上品さが際立ちます。
コーデ2
爽やかなマリンコーデに黒縁でアクセント付け!
ボーダーバスクシャツを軸とした、夏らしい色合いのマリンテイストコーデ。それだけでも十分に好印象ですが、主張ある黒縁メガネをプラスすれば、メリハリ感が強まってよりこなれた印象に。また、全体的に薄色なスタイリングだからこそ、メガネが引き締め役として上手く機能しています。
コーデ3
メガネで大人っぽさを注入したアメカジスタイル
イイ感じに色落ちしたGジャンを羽織り、足元には軽快なフットワークを演出する『ヴァンズ』をチョイス。まさにアメカジのド真ん中をいくスタイルですが、アイウェアをプラスすれば大人っぽさも同時に欲張れます。落ち着いた色合いのニットも、メガネとともにあか抜け感アップに貢献!
コーデ4
旬なクリアフレームを選べばリラックス感アップ!
ポイントはクリアフレームのメガネ。色付きフレームよりも軽やかなイメージなので、着こなしのリラックス感を高めるにはうってつけです。このお手本も、ベースはリラクシングでルーズなシルエット。だからこそ、クリアなフレームの軽快感がマッチしています。透明感によって存在感が薄くなるので、メガネ初心者にもクリアフレームはおすすめです!
コーデ5
セットアップスタイルをウェリントンで知的に昇華
上下が同素材で統一感のあるセットアップスタイルは、簡単にコーディネートが完成する半面、差をつけにくい特徴も。そこで、小物でのキャラ出しが重要なカギとなります。こちらの着こなしでは、黒いセルフレームのウェリントン型メガネをアクセントとしてプラス。インナーや靴と同じ色にすることで馴染ませながら、物足りなさを払拭して知的な印象も加味しています。テーラードジャケットではなくブルゾンのセットアップを用いることで、今どきなリラックス感も演出。
男性におすすめ! おしゃれで人気のメガネ15選
今おしゃれな人に支持されているブランドとは? それぞれのおすすめモデルと合わせて、ぜひチェックしてみてください。
アイテム1
『オリバーピープルズ』マスロン
アメリカのヴィンテージスタイルを今っぽく絶妙にアレンジしたアイウェアが世界中で人気を集めている『オリバーピープルズ』。ラリー・レイト氏、その弟のデニス・レイト氏、ラリー氏の友人であるケニー・シュワルツ氏の3人によって1986年に発足しました。紹介の1本は、天地幅をやや狭くしたウェリントンシェイプが特徴の「マスロン」。細めのフレームで顔なじみが良く、スマートで知的なムードが漂います。
アイテム2
『レイバン』クラブマスター
世界中でポピュラーな存在となっている『レイバン』は、光学機器メーカーの『ボシュロム』が1937年にアメリカで創設。代表作としてはウェリントン型の「ウェイファーラー」が有名ですが、個人的にはサーモント型の「クラブマスター」もおすすめです。そのデザインは、古き良き1950’sのメガネが想起元。レトロかつ知的な印象を醸し出すフレームが、コーディネートを大人っぽく格上げしてくれます。
アイテム3
『ユナイテッドアローズ バイ カネコオプティカル』ローガン
『カネコオプティカル(金子眼鏡)』は、国産メガネの聖地である福井県の鯖江を代表するブランド。そんな名門と『ユナイテッドアローズ』によるコラボレーションラインは、日本製ならではの品質とセレクトショップならではのトレンド感が調和していて狙い目です。トレンドのクリアフレームが使われた今作は、涼しげな風貌。半透明のベージュがリュクスなムードも感じさせます。細身のボストンフレームで、着けこなしやすいのも魅力。
アイテム4
『カネコオプティカル』×『アーバンリサーチ』URA-3
完成度の高さで評価を得ている『カネコオプティカル(金子眼鏡)』は、別注やコレボレーションも多数。『ユナイテッドアローズ』だけでなく、『アーバンリサーチ』とのコラボコレクションも定番となっています。このモデルはスクエアに近いウェリントンシェイプが特徴。黒いセルフレームとキーホールブリッジがクラシックな雰囲気を放っています。クセのないオーセンティックなデザインで汎用性も抜群。
アイテム5
『ボストンクラブ』モーリス3
2013年にデビューした『ボストンクラブ』ですが、メガネメーカーとしては1984年から続いている実力派。これまでに多くの高品質なメガネを手掛けてきました。ブランドとして提案しているのは、1980年代の金型や図面をベースにしつつ現代的な要素も落とし込んだモダンクラシックなメガネ。最初にピックアップすべきは、やはりボストン型のモデルでしょう。この「モーリス3」は小ぶりなサイズ感とクラシックなムードが魅力。メタル部分のヴィンテージ加工がアンティーク感を高めています。
アイテム6
『モスコット』ミルゼン
アメリカ屈指の老舗アイウェアブランドが『モスコット』。1915年にニューヨークで創業し、設立から100年以上が経った今もファッションシーンの第一線で躍動しています。定番モデルはいくつかありますが、大人世代に人気なのがボストンタイプの「ミルゼン」。1930年代に登場し、アンディ・ウォーホル氏やジョン・レノン氏などの著名人も愛用していた傑作です。
アイテム7
『ギュパール』gp-05
神戸のヴィンテージ眼鏡店「スピークイージー」の山村氏と、札幌のヴィンテージ眼鏡店「フリークエンス」の柳原氏が手掛ける注目のアイウェアコレクション。1940~1950年代に品質の高さで世界をリードしていたフレームフランス(フランス製フレーム)の世界を知り尽くす両氏がディレクションを担当し、独自の魅力を継承しつつサイズ感のみモダナイズしています。正統派なモデルもありますが、角張ったフォルムやクリアな質感が個性を感じさせるタイプも充実。この1本も、ブリッジ上部の形状や半透明のグレーフレームが独特かつシックな印象です。
アイテム8
『シュロン』ロンサー
「ロンサー」は、1865年に設立された由緒正しき米国アイウェアブランド『シュロン』のベストセラー。登場したのは1947年のことで、世界初のブローラインフレームとして当時の副社長であったジャック・ロールバッハ氏によって考案されました。そして、誕生当時から現在に至るまで、ほぼ姿を変えることなく愛され続けています。キリッと凛々しい雰囲気を放つフレームは、大人にこそマッチ!
アイテム9
『エフェクター』ファズ
2004年に誕生した『エフェクター』は、アイウェアのセレクトショップ「オプティカルテーラー クレイドル」のオリジナルブランド。顔周りにインパクトを与えてくれる骨太なフレームが最大の特徴です。定番モデルの中でも特に人気が高いのは、ウェリントンタイプの「ファズ」。フォルムは定番的ですが、8ミリの厚さを誇るセルフレームがボリューム満点で、顔周りの印象を変えてくれます。
アイテム10
『ゾフ』ゾフ クラシック ボストン型めがね
低価格&高品質なアイウェアを発信する『ゾフ』。その中でも、ファッション性に特化したシリーズが「ゾフ クラシック」です。ヴィンテージを感じさせるハイセンスなデザインは、世代問わず支持を集めています。このボストンメガネはライトウェイトなメタルフレームで、着けているのを忘れているような掛け心地。最小限にボリュームをそぎ落とした、ナローなシルエットも◎です。
アイテム11
『オウン』#04
2021年にデビューしたばかりのアイウェアブランド『オウン』。日本やアジアのカルチャーに影響を受けたデザインが特徴で、欧米ブランドとは異なるオリジナリティを感じさせます。このモデルはサイズバランスにこだわったブロータイプ。高さを確保したレンズや少し余裕のあるアウトラインにより、誰にでも似合いやすいように仕上げています。その反面、ブローラインの流線型をボリュームによって強調。無難なだけではないデザインで個性をさりげなく主張しています。
アイテム12
『ニュー』アムラム
2017年に『ニューマン』から『ニュー(NEW.)』へと名前を変更した注目ブランド。1950年代の古き良きアメリカンヴィンテージをベースにしつつ、現代的なエッセンスも融合した高感度なアイウェアを提案しています。こちらのモデル「アムラム」は、ジャズ界におけるフレンチホーンプレイヤーのパイオニア、デビッド・アムラム氏をイメージ。小ぶりなクラウンパントシェイプとセル巻きを組み合わせ、クラシック×モダンな印象を演出しています。
アイテム13
『フュー』F5-SP
こちらのブランド名は『フュー』。前出の『ニュー』から派生したヨーロッパラインのコレクションです。ユーロヴィンテージに特化してデザインしつつ、160年以上の歴史を誇るイタリア『マッケリー』社の素材を起用。ヴィンテージフラットレンズに近い2カーブレンズを特注するなど、細部までこだわっています。今作はヨーロッパヴィンテージによく見られるクラウンパント型。上部が王冠型(クラウン)、下部がパント(ボストン)の形状で、個性があるのに似合いやすいのが特長です。
アイテム14
『エイム』クロノスタシス
『エイム』は2001年に設立されたブランド。2009年にはIOFT(国内最大規模のメガネ展示会)でデザイン最優秀賞にノミネートされ、実力を証明しました。2012年~2018年まで活動を休止していましたが、2019年に再スタートしてリブランディング。アーティスティックなビジョンで身に着ける人の個性を引き出すことを目的(エイム)にしています。このモデルは、丸みを持たせたクラウンパントシェイプが特徴的。クリアな新色が新鮮かつ爽快です。
アイテム15
『ハブアルック』ブルーライトカット付きPCメガネ+0.0
デンマークのブランド『Have a look(ハブアルック)』は、2015年にデンマーク人の女性2名が立ち上げました。コンセプトは”クールでカラフル。おしゃれに楽しむリーディンググラス”で、実用的でありながらデザインも優れたメガネを展開しています。今回ピックアップしたのはPC対応メガネで、ブルーライトを大幅にカット。テンプル部分にバネを仕込むことでフィット感も高めています。さらに、ポリカーボネートで軽量に仕上げ、長く掛け続けても疲れにくいように配慮。北欧らしい絶妙なカラーリングも魅力です。
この記事の掲載アイテム一覧(全15商品)
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『オリバーピープルズ』 マスロン
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『レイバン』 クラブマスター
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『ユナイテッドアローズ バイ カネコオプティカル』 ローガン
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『カネコオプティカル』×『アーバンリサーチ』 URA-3
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『ボストンクラブ』 モーリス3
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『モスコット』 ミルゼン
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『ギュパール』 gp-05
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『シュロン』 ロンサー
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『エフェクター』 ファズ
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『ゾフ』 ゾフ クラシック ボストン型めがね
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『オウン』 #04
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『ニュー』 アムラム
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『フュー』 F5-SP
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『エイム』 クロノスタシス
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『ハブアルック』 ブルーライトカット付きPCメガネ+0.0
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