メンズのスタジャン|人気ブランドと着こなしのヒント

手軽にスポーティー要素を取り入れられるスタジャンは、カジュアル好きの大人には最適なアイテム。大人が選びたいアイテムから、着こなしテクまで一挙を紹介します。

メンズのスタジャン|人気ブランドと着こなしのヒント

70年代を圧巻したスタジャン。そのルーツとは

スタジャンとは、スタジアムジャンパーの略称で、スポーツ選手が防寒対策としてユニフォームの上に着始めた上着です。1970年代に、当時流行していたファッション雑誌が、アメリカの大学生ファッション・アイテムとしてスタジャンを紹介したことで、爆発的に人気が出るようになりました。そこで取り上げられたスタイルの代表的なものは「プレッピー」、「アイビー」など。

スタジャンの魅力ってこういうところ

今では“おしゃれ着”として浸透しているスタジャン。でもなぜ、スポーツ着として始まったスタジャンが、おしゃれなアイテムとして認識されるようになったのでしょうか? その理由ともいえるスタジャンの魅力を整理しました。

魅力1

ロゴ・デザインに昇華したカレッジの刺しゅうやワッペン

「プレッピー」の語源は「プレップスクール」、アメリカの進学校。そして「アイビー」は、ハーバードなど名門大学が加入するアメリカンフットボールのリーグ名「アイビーリーグ」が由来です。自分が通う学校名が入ったスタジャンを、誇らしげに着こなすことがステータスだったため、ワッペンや刺しゅうはアイテムに欠かせないポイントといえます。

背中や胸元にワッペンや刺しゅうが施されているスタジャンですが、現代では、スポーツ着として着用されていた時代よりも、書体のバリエーションが豊富になりました。ボディーの色みはもちろん、刺しゅうやワッペンの印象でカジュアルテイストに転ばせたり、男らしいムードを演出したりとデザインもさまざまです。

魅力2

制服からタウン着へ。色や素材の豊富なバリエーション

もともとは、スタジャン自体はユニフォームのため、大学のチームのカラーに合わせて身ごろと袖部分で色を切り替えていました。しかし70年代の流行以降、ファッション性が高くなり、デザインのバリエーションが増えています。

今では、“おしゃれ着”として愛用されるようになったスタジャン。中にはレトロな印象のものもありますが、街着に合わせたワントーンのものや、ナイロン素材、スウェット素材のものなど、さまざまなデザインが見られるようになりました。スタジャンは、その時々のファッションの潮流に合わせて進化し続けているのです。

魅力3

カジュアルにもきれいめにも着られる万能アウター

ハーバードなどエリートの学生が着こなすファッション・アイコンとして憧れられていたスタジャン。Tシャツやパーカーなどのカジュアルなアイテムのほか、シャツやニットのきちんとしたインナーにもマッチするなど、汎用性は抜群。

使い勝手の良さにくわえ、防寒性も高く、春、秋そして寒さの本番の冬まで、気負うことなく、誰でも簡単に着まわせる万能アウターといえます。

ここが大人! スタジャン選びの3つのポイント

着まわし力の高いアウターとはいえ、元々が大学生のために作られたスタジャン。間違えると子供っぽくなったり、やんちゃに見られたりしてしまうので慎重に吟味するのが吉。

ポイント1

日本人にあったタイトなシルエットでスマートに着こなす

アメリカン・カジュアルのイメージが強いスタジャン。70年代の着こなしそのまま、だぼっとしたシルエットを選ぶのは、今のファッションから外れてしまいます。そのため、身ごろがタイトなシルエットを選びましょう。買うときは、パーカーなど厚手のインナーを着ることも想定してサイズ感を選んでくださいね。

ポイント2

袖と身ごろは、同系色の配色で統一感あるスタイルを目指す

手持ちの服とのコーディネートを悩みたくない人には、袖と身ごろの色が同じか、もしくは微差のワントーンカラーがおすすめ。バイカラーのものを選ぶのであれば、ヴィヴィッドなブルーやレッドよりも、ブラウン、ブラックなどのベーシックカラーとのツートーンを選ぶと、スポーティーな印象が払拭され、より洗練されたイメージになります。

ポイント3

着こなしをイメージして選ぶ、スタジャンの素材

ベーシックなスタジャンは、身ごろにウール、袖にレザーを使用して、ずっしり重め。ファッション性が高くなった今、ウールだけのもの、スウェット、オールレザーなど素材にバリエーションがあります。元々防寒性の高いアウターですが、着たいコーディネートをイメージして、生地から選んでみてもいいかもしれません。

大人メンズにおすすめ。人気ブランドの名品10選

本命は、カレッジ用ユニフォームを作り続ける本場アメリカのブランド。ほかにスタジャンを、日常のファッションのアイテムに昇華させたブランドにも注目したいところです。

アイテム1

『スクーカム』歴史あるスタジャンメーカー

1939年創立以来、カレッジファッションの代表アイテムのニットと、スタジャンを作り続けている老舗のブランド。肉厚のレザーの袖に、目の詰まったバージンウールを使用したボディーは、創業当時から変えていない生産工程から生まれ、今でも支持されています。

アイテム2

プロスポーツのチームからの信頼も厚い『デロング』

150年の長い歴史をもち、スタジャンではアメリカ一有名なブランド。その機能性の高さ、技巧高い刺しゅうや細かなディティールにこだわっており、カレッジだけでなくNBA、NFLなどのプロスポーツのチームからもオーダーも多いようです。本物志向の方におすすめです。

アイテム3

人気ドラマから火がついた『ヒューイット』

ほかのブランドのものとは違って、好きなワッペンをつけるなどカスタマイズして自分だけのオリジナルスタジャンを作れる『ヒューイット』。そのため、ジャケット自体は着やすさを考慮したシンプルなデザインが多いのが特徴です。渋谷のアメカジショップ「バックドロップ」で別注型を購入できます。

アイテム4

『ショット』ライダースのブランドから生まれたスタジャン

1913年ニューヨークで創立し、世界で初めてジップ開閉のライダースジャケットを開発したブランド。『ショット』の手がけるスタジャンは、ユニフォームよりはライダースを基軸とした、都会的でスタイリッシュなデザインに仕上がっています。

アイテム5

イタリア発信のスタジャン『フランクリンアンドマーシャル』

60〜80年代に勢いのあったアメリカの大学のライフスタイルを、世界に再発信しようとイタリアで生まれたアメカジブランド。ブランド名は実際にあるアメリカの大学が由来です。ジャストサイズなつくりに、装飾的なアシンメトリーなデザインは、イタリアならでは。

アイテム6

『アヴィレックス』フライトジャケットの遺伝子を受け継いだスタジャン

アメリカ空軍お墨付きのフライトジャケットを市場に広めた『アヴィレックス』。そのデザインは機能的でむだがありませんが、ノスタルジーを感じさせます。そのようなフライトジャケットの要素を取り入れた、オールレザーのスタジャンはほかのものとひと味違います。

アイテム7

『ステューシー』ストリートマインドで進化したスタジャン

始めは南カリフォルニアのサーフカルチャーを中心としたが、次第にストリートファッションの中でも地位を確立した『ステューシー』。比較的ビッグシルエットに、綿のジャージー素材、そして男性らしい武骨な色柄は、ストリートの要素が強いデザインといえます。

アイテム8

アメリカ発のタフな老舗ワークブランド『ベンデイビス』

アメリカを代表するワークウェアブランド『ベンデイビス』。リーバイス社で経験を経たサイモン・デービスが、息子ベンの名を冠して立ち上げた高い実績と歴史のある老舗ブランドです。高品質、高性能、そしてファッション性にも長け、アメリカではもちろん日本でも幅広い層から高い支持を得ている。

これで完璧。スタジャンを大人に着こなす4つのテク

エネルギッシュな学生とは違い、落ち着いた空気をまといたい大人のスタジャン。いつもの自分のスタイルになじませるような、自然なスタジャンファッションを提案します。

着こなし1:大人のワッペンの楽しみ方は「シンプルに」が鉄則

アウターのワンポイントのワッペンは、子供な印象になりがちです。取り入れるワッペンの数は少なく、そしてシンプルに、統一感をもってスタイリングするのがおすすめ。

コーデ1

ロックテイストのスカルモチーフの刺しゅうが背中についた、『ミハラヤスヒロ』のブラックのスタジャンは、羽織ればそれだけで様になる一枚。靴もブーツなど、小物をモノトーンに統一して、ユニフォームとしてよりはバイカー風にバックシャンを決めましょう。

コーデ2

こちらは『ヒステリックグラマー』のネイビーのスタジャン。胸元のブランドのアイコンと、肩のナンバリングが印象的ですが、リブの色に合わせて、インナーもボーダーを差し込めば、ロックなテイストをカジュアルダウンできます。

コーデ3

『アヴィレックス』のネイビーとホワイトのツートーンスタジャンは、爽やかな印象。大きめのアルファベットのワッペンがアクセントになっています。インナーとスニーカーをホワイトにして、クリーンなカジュアルスタイルに。

コーデ4

『アップルバム』と『ジャジースポート』のコラボアイテムのスタジャンが主役。バックには、チョークアートユニット ”Paint & Supply” が描き下した両ブランド名の珍しいデザインがあしらわれています。シャツ+スラックスにキャップを差すことで、大人っぽいカジュアルコーデに仕上げて。

着こなし2:ジャケット感覚のブラックスタジャン

ブラックレザーのスタジャンは、スタイリッシュでアメカジ感が少ないのが特徴。ライダースのようなハードさをプラスしつつ、細身でまとめてスタイリッシュに着こなすことがポイントです。

コーデ1

『アヴィレックス』のフライトジャケット風のスタジャンは、襟付きのオールレザーでハードな見た目です。そこで深みのあるブラウンのパンツを合わせて、コーディネートに温かみをプラスしました。ぐっと大人のこなれ表情に。

コーデ2

細身のウールのスラックスに、シャツとニットという定番のきれいめのコーディネートにも合う、ブラックのスタジャン。ダウンベストよりもシックに、トレンチコートよりもカジュアルにと、オフのお出かけに、肩の力を抜きながら羽織れる一枚です。

コーデ3

スウェット素材のジョガーパンツは今季のトレンドアイテム。スタジャン×ジョガーパンツの組み合わせはスポーティー感が強くなりますが、ブラックならカジュアルすぎずクールに仕上がります。パンツを細身にするのもスタイリッシュに着こなすコツ。

コーデ4

トータルブラックのコーディネートは、大人の男性ならさらっと着こなしたいコーデのひとつ。全身黒でも重くならないコツは“メリハリ”。黒スキニー&ボリューム感のあるスニーカーでバランス良く着こなしています。

着こなし3:バイカラーデザインで色で遊ぶ

せっかくスタジャンを買うのならば、手持ちのアウターと差別化して、ツートーンで遊びたい。そんな方におすすめしたい、大人なカラーコーディネートをご紹介します。

コーデ1

春先にぴったりなカーディガンのように薄手のスタジャン。スタジャンの杢調ブルーとホワイトのツートーンに、着合わせのアイテムのカラーをリンクさせて、まとまりあるスタイルに。スタジャンの前を開けて、遊び心あるTシャツのプリントの柄をのぞかせて。

コーデ2

スタジャン本来の魅力を引き出すような、パーカーにクラッシュデニム、ニット帽を合わせたストリートカジュアルスタイル。強い黒の色を、ジャンパーのキャメルでうまく中和しているため、着こなし上手な大人な雰囲気にクラスアップしています。

コーデ3

ハーフパンツにキャップという野球少年のような格好ですが、大人の雰囲気があるのは、淡いベージュとオフホワイトのツートーンカラーのスタジャンを選んでいるから。小物などでバランスよく濃色を差して、コーディネートにリズム感がプラスしています。

コーデ4

目の覚めるようなブルー×ホワイトのスタジャンが主役。1枚で十分主役を張れるので、そのほかのアイテムはモノトーンでシンプルにまとめています。スニーカーをネイビーでハズしているのが、にくらしい技ありポイント。

着こなし4:大人に着こなすトーナルコーディネート

アイテムを同系色で合わせるトーナルコーディネートは、大人ならではのシックな雰囲気を簡単にまとえます。スタジャンのカジュアルな印象を払拭する着こなし方です。

コーデ1

グレートーンでまとめたこちら。ケーブルニットにグレンチェックのパンツというオーセンティックな合わせ方ですが、グレーのスタジャンでハズすと今らしい着こなし方に変身します。袖のオフホワイトとベージュのレザーシューズで、きれいなグラデーションも◎。

コーデ2

今年トレンドカラーのカーキも濃淡でまとめると、カジュアルさが抜けて上品な装いになります。スタジャンのリブと、裾から出る白いシャツがカラーリンクして、爽やかさもプラス。ワードローブに加える、新しいベーシックカラーとしておすすめです。

コーデ3

モノトーンで重めのコーディネートでも、どこか軽やかな印象があるのは、スタジャンの中から、ギンガムチェックがちらりと見えているから。コーデがシンプルな分、デザイン性のあるスニーカーをアクセントにしています。

コーデ4

こちらはネイビーのスタジャンをメインにスタイリング。上下ジャストサイズでスタイリングして、重ためカラーをスッキリした印象にブラッシュアップしています。『バンズ』のスエットとスリッポンを合わせるというさりげない小技の光る、まさにトーナルコーデの鑑ともいえるコーディネートです。

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