暖かくて表情豊か。コーデュロイパンツの今季的な着こなし方

暖かくて表情豊か。コーデュロイパンツの今季的な着こなし方

秋冬の定番生地である“コーデュロイ”。王道のパンツで取り入れつつ、着こなしで今っぽく仕上げるためのポイントを4タイプ紹介しますのでぜひ参考にしてください。

平 格彦

2018.11.05

ボトムス
コーデュロイパンツ
秋の着こなし・コーデ
冬の着こなし・コーデ

実は上品で大人向きなコーデュロイパンツ

コーデュロイとは、表面に毛羽があり畝が入っている生地のこと。毛羽が保温性を高めるうえに見た目にも温かく、秋冬用の生地としてすっかり定番になりました。素材は主にコットンで、ブラシをかけた際に毛が起きて光沢が生まれるよう逆毛で縫製されています。

19世紀以降はイギリスの上流階級に愛用され、主にハンティングジャケットなどアウトドア用のカジュアルウェアに用いられていました。その後、1950年代に入るとアメリカのアイビーリーガーたちにも愛用されるようになります。つまり、コーデュロイはエリートたちに愛されてきた生地なのです。ベルベット状の生地感により生まれるエレガントな光沢は、いつの世も“分かっている”大人たちを惹きつけてきました。

日本にはアイビースタイルやアメカジとともに1960年代に上陸。とくにアウトドア系を中心とするアメカジスタイルの定番生地として広まったため、日本ではカジュアルな生地というイメージが定着しました。

さらに具体的な特性を上げると、畝が独特の表情を生み出すため、のっぺりとした生地に比べてこなれた雰囲気が演出できるというポイントがあります。また、畝の幅が広いほどカジュアルな印象に、狭いほどエレガントな印象になります。いずれにせよ、上品な側面も持ち合わせているため大人のカジュアルスタイルにはピッタリの素材と言えます。

この秋冬のコーデュロイパンツの着こなし4パターンを提案!

コーデュロイパンツの歴史や特徴を押さえたところで、今季らしく着こなす方法を4パターンに分けて伝授します。あくまでコーデュロイパンツ自体は落ち着いた表情のモノを選びつつ、トップスなどでトレンドや個性をMIXするのが原則です。

▼着こなしパターン1:旬な“トラッドテイスト”をMIX

この冬はトラッドなテイストがトレンド。コーデュロイパンツはアイビーリーガーに愛用されていたこともあり、アメトラ(アメリカントラッド)と相性が抜群。トラッドな印象が強いトップスにもマッチします。少し“ダディ”な印象になるくらいで大人っぽくまとめると今どきな着こなしに仕上がります。

コーディネート1チルデンニットを組み合わせつつ色使いでモダンに

トラッドなニットアイテムの代表格、チルデンニットを合わせた着こなし。ニットをブラック、コーデュロイパンツをネイビーにすることで、クールで現代的なイメージに仕上げています。パンツのワイドなシルエットも今っぽい印象を演出。

着こなし2トラッドなスポーツ感をスイングトップで加味

スポーティでトラッドなイメージを振りまくスイングトップを合わせたスタイリング。スリムなテーパードシルエットのパンツを合わせることで、足元までスッキリまとめています。コーデュロイの上質感が大人なムードも醸出。

着こなし3チェック柄のコートを羽織って今季らしい装いに

大柄チェックのロングコートが主役。最旬のトラッド感を引き立てるためには無地のアイテムを合わせるのがセオリーです。コーデュロイパンツなら無地でもさり気なく表情を出せるので、こなれ感と大人な雰囲気を加速することができます。

▼パターン2:トレンドの“ミリタリー”をトップスでセット

今シーズンはミリタリーテイストも注目されています。品があって大人らしく着こなすのがポイントで、そのためには温かみのあるコーデュロイパンツを活用するのが最善策。実例とともに解説しましょう。

着こなし1ミリタリーシャツを合わせるのが基本形

プルオーバーのミリタリーシャツで旬なテイストを取り入れた着こなし。ワイドなシルエットのトラウザーズ型コーデュロイパンツを合わせることで、今っぽいレトロなムードも演出しています。ここにウール地のワークジャケットなどを羽織ると、品のある真冬のワークスタイルが構築できます。

着こなし2カモフラージュ柄のアウターでミリタリー調を主張

もっともミリタリーテイストをアピールできるのは迷彩柄のアウター。刺繍がキャッチーなベトジャン風のデザインを選び、旬なヴィンテージ感も打ち出しています。アウターがラフなので、深くて上品なネイビーのコーデュロイパンツをセレクト。

着こなし3コートからのぞくコーデュロイでこなれ感を演出

ロング丈の変形モッズコートは、着るだけでミリタリーテイストだけでなくモードな空気も醸し出せます。リアルな軍モノに見えないように、あくまでシャープに着こなすのが正解です。ダークなコーデュロイパンツでこなれた品格をMIXしつつ、スニーカーで軽快感も加味して大人のカジュアルスタイルを構築。

▼パターン3:“ブラックベース”でモダンなイメージに

コーデュロイパンツの魅力を活かす定番カラーは、温かみが増幅するブラウンやベージュ。だからこそ、クールなブラックを選ぶだけで新鮮に映ります。トップスもブラックを基調にすれば、シックで現代的なコーディネートが完成!

着こなし1シンプルな着こなしもブラックメインなおしゃれ

ファティーグパンツをコーデュロイで今季らしくアレンジした1本を着こなしに採用。白いTシャツにノーカラージャケットを重ねたシンプルなスタイリングだが、スタイリングの大部分がブラックなのであか抜けたムードに。

コーディネート2旬なチェックシャツもブラック基調ならクールにまとまる

アメカジを想起させるチェックシャツも、ブラックが軸のタイプを選ぶとトラッドに着こなせます。そこに黒いコーデュロイパンツを合わせれば、クールでこなれた今どきの着こなしが完成です。この装いでは、ソックスにローファーを合わせてよりトラッド感を強調。

コーディネート3質感の変化と丈感のアレンジで個性をプラスした好例

ブラックをベースにしたスタイリングは、全体をフラットに見えないように着こなすのがポイント。温かみのあるコーデュロイパンツに対し、クールな光沢があるレザージャケットを合わせるのはその典型です。アウターのショート丈とパンツのアンクル丈で軽やかにまとめているのも今季的。

▼着こなしパターン4:今季らしい“アクセントカラー”で旬度アップ!

90年代テイストのダサ格好良いスタイルが人気を高めている影響で、インパクトのあるアクセントカラーも注目度を高めています。とくにこれからの季節は暖色系のカラーを活用するのがおすすめ。コーデュロイの品格でバランスを整えて大人な印象に仕上げましょう。

コーディネート1マスタードカラーのトップスを効かせた着こなし

明るいベージュのコーデュロイパンツを選ぶことで、トップスのアクセントカラーが映える大人なコーディネートの土台が完成。スパイシーなマスタードカラーのシャツを合わせることで新鮮味のあるスタイルに導いています。

コーディネート2ワイン系のアクセントカラーは今の時期こそ大活躍!

ボルドー、ワイン、バーガンディといった赤系のアクセントカラーはウォーム感と落ち着きを兼備。大人なコーディネートにはうってつけです。コーデュロイパンツを同じ暖色系のブラウンなどにすれば、温かみとインパクトのある大人なスタイルが完成します。

コーディネート3オレンジ系カラーのアウターで鮮度を爆上げ!!

温かみとフレッシュなイメージを併せ持つオレンジのアウターも狙い目。上品なコーデュロイパンツを合わせれば、新鮮で大人っぽい着こなしが作れます。もう少し落ち着きが欲しい場合は、テラコッタやベイクドカラーのアウターを選べばOK。

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