
走りを充実させる機能盛りだくさん。ランニングウォッチの人気モデルと選び方
三日坊主で終わりがちなランニング。“ただ走るだけ”になっているのがその理由かもしれません。モチベーションを維持するなら多機能なランニングウォッチを頼りましょう。
快適なランニングライフを送るために。ランニングウォッチで“今の自分”を知る
コロナ禍の影響でおうち時間が増加したこともあって、運動機会が減りがちな昨今。「このままじゃまずい!」と、健康維持のためランニングを始めた人も多いのではないでしょうか? ただし、初心者がむやみやたらに走っても三日坊主になってしまうのがオチかもしれません。重要なのは、ラップタイムなど目標となる数値を計測して、きちんとモチベーションを継続させること。そんな用途にうってつけの、まさにランニング専門の腕時計こそが、今回ご紹介するランニングウォッチです。
走行距離や心拍数、消費カロリーなどのさまざまな計測機能を備え、運動効率を大きく高めてくれるランニングウォッチ。自身の取り組みを可視化すれば、おのずとモチベーションも高まるはずです。大半のモデルに防水機能が付いていて、急な天候変化に強いのもランニングウォッチの大きなメリットといえるでしょう。しかも、日常使いも余裕でこなす多機能モデルであったり、操作性や耐久性など“一芸”に秀でたモノだったりと、昨今はバリエーションも実に多種多様です。
素朴なギモン。ランニングウォッチはスマートウォッチとどう違う?
最近はスマートウォッチにもワークアウト向けの機能がある程度搭載されていますが、ランニングウォッチはよりシリアスなシーンを想定したスペックとなっています。例えば、スマートウォッチでは実現できないハイクラスな耐久性&防水性を備えていたり、専用アプリで走行記録の詳細な管理ができたり。ハイエンドなモデルになると、走行フォームを解析してくれるものもあります。もちろん、近所での軽めのランなどであればスマートウォッチで十分というケースもありますので、この辺は自身のスタイルに合わせて選んで問題ありません。
この機能いる? いらない? 自分のスタイルに合ったランニングウォッチを選ぶポイント
運動時に役立つさまざまなファンクションが搭載されたランニングウォッチ。その中でも特に代表的なものを以下にてご紹介してきます。もちろん、上級ランナーでない限り無理にすべてをカバーする必要はありません。自身のランニングスタイルを踏まえつつ、使う機能・使わない機能を見定めましょう。
ポイント1
GPS機能
カーナビやスマホでもお馴染みの、衛星電波を受信して測位するシステムがGPS。搭載機であれば現在地を即座に把握できるので、たとえ初めて走る道であっても迷う心配はありません。また、ランニングした経路をあとから確認することができるため、成果を“見える化”するうえでも非常に効果的。ちなみに以前は“GPSウォッチ=大きくて重い”という印象でしたが、最新モデルはどんどん軽量化が進んでいます。
ポイント2
心拍測定機能
心拍数は一定の時間内に心臓が拍動する回数のことで、通常は1分間の回数を指します。この心拍数を測定する機能が付いたウォッチなら、ペース配分や消費カロリー、運動強度などを把握することが可能。同機能をフル活用することによって、普段のトレーニング効率がグッとアップするはずです。なお、近年は手首の血流量変化で推定値を測る光学式心拍計が主流のため、胸に計測用バンドを着けずとも時計単体で測定ができます。
ポイント3
防水機能
街を走っている途中で急に雨が降ってきたり、本体が汗で濡れたりしても、防水仕様のモデルであれば問題ナシ! それに、水濡れに強いアイテムは、ランニング時はもとより日常生活でも大いに役立ってくれます。表面が汗や雨で汚れても、サッと洗い流せるのもうれしいポイント。ただし、いくら防水モデルであって強い水圧をかけて洗ってしまうと故障の原因になるので、その点はご注意を。
ポイント4
スマホ連携機能
ミドルレンジ以上のモデルになると、スマートフォン用の専用アプリで走行データを詳細に管理できます。距離・ペース・ルート・消費カロリーなどいろいろな要素をデータ化して保存できるので、三日坊主になりにくくなるのは間違いありません。基本的にはアプリとランニングウォッチをあらかじめ連携させておけば、ほとんどの場合スマホは家に置きっぱなしでもOK。
ポイント5
音楽再生機能
お気に入りの音楽を聴きながら走れば、これまで以上にランニングライフをエンジョイできること請け合い! 以前まではスマホやミュージックプレイヤーの携行が必須でしたが、近年は本体内に音楽データを保存できるランニングウォッチも多数登場しています。いちいち余計な機器を持ち歩かずとも、時計とワイヤレスイヤホンだけで思う存分音楽を楽しめるのはうれしい限り!
シンプルなモノから高性能モデルまで。ランニングウォッチの人気ブランドを紹介
ランニングウォッチのアレコレを覚えたところで、ここからは今買える人気モデルをお披露目していきます。ランニング特化モデルから、ワークアウト機能をフォローしたスマートウォッチまで幅広くご紹介していくので、自身に合ったモデルをぜひ探し出してみてください!
▼まずはここから。必要な機能を絞ったシンプル系ランニングウォッチ
いきなり多機能な本格モデルを購入しても、ワークアウト初心者では満足に使いこなせないケースがほとんど。ランニングビギナーであれば、まずシンプル機能&リーズナブル価格のエントリーモデルからスタートするのが正解です。とりわけレコメンドしたいのは以下の3モデル!
アイテム1
『カシオ』カシオ コレクション W-S220-1AJH
太陽光で自動的に充電するタフソーラーシステムを搭載した、手間要らずのスポーツウォッチ。水でじゃぶじゃぶ洗えて、海にも余裕で入れる10気圧防水仕様というのも頼もしい要素です。ランニング専用というワケではありませんが、ラップデータを最大120 本メモリーできたり、インターバル計測用のタイマーを搭載したりと、必要機能はしっかりと内蔵しています。
アイテム2
『ソーマ』ランワン100SL ラージDWJ08-0003
時刻表示・ストップウォッチ機能をメインとしたベーシックなクォーツ式ランニングウォッチであるため、細々とした操作が苦手な人でも簡単に扱えます。さらに、10気圧防水を備えていますから突然の雨でも安心。2つのタイマーを交互に繰り返し設定できるダブルリピートタイマーを擁しているので、インターバルトレーニングなどの反復練習には特にうってつけです。ランニング中の見やすさに配慮した、傾きのあるディスプレイもユニーク。
アイテム3
『セイコー』プロスペックス スーパーランナーズ ソーラーSBEF055
1/100秒単位の計測データを最大300メモリー保存できるソーラーウォッチ。ポリウレタンベルトで非常に軽く、10気圧防水のため雨天のランでも安心して使用できます。その上、クリスタルガラスの数倍の硬度を持つ独自素材であるハードレックスを使うことで、ハイクラスな耐久性を確保。過度に主張しないスマートなデザインですから、タウンユースだってお手のものです!
▼多数の機能を使いこなしてモチベーションアップ! 一歩先行く高機能系ウォッチ
ここからは、さまざまな機能を網羅したハイスペックなモデルを一挙にお披露目! 初心者ランナーを卒業した人や、周りとは一味違ったモデルを探している人におすすめです。本格派の高機能ウォッチを身に着けることは、必ずや日々のモチベーション向上にもつながることでしょう。
アイテム4
『ガーミン』フォアアスリート 55 アクア
洗練されたデザインと、見た目とは裏腹の多機能っぷりで支持を集める米国ブランド『ガーミン』。今年発表されたこちらの新作「フォアアスリート 55」はランニングビギナー向けに開発されたモデルです。ただし、初心者向けといっても高精度GPSや光学式心拍計、さらには50m防水機能を装備し、そのスペックはかなり本格的! ヘルスモニタリング機能も秀逸で、消費カロリー・ストレスレベル・睡眠・カラダのエネルギー状態などをそれぞれ数値化できます。GPS+心拍モードで約20時間稼働できる長時間バッテリーも魅力。
アイテム5
『ガーミン』フォアアスリート945 ブラック
トライアスロンやトレイルランといった過酷なアクティビティにも対応する『ガーミン』のハイエンドモデル。スマートウォッチモードで最大14日間、トレーニングモード(GPSモード+光学式心拍計)で約32時間の駆動時間を誇っています。各種の計測機能もさることながら、直射日光下でも表示を見やすい半透過型MIPディスプレイを搭載していたり、最大1,000曲の音楽を時計内に保存できたりと、そのアプローチは極めて多彩。その上、着用者のランニングフォームの分析も行ってくれます。
アイテム6
『スント』スント3 モスグレイ
ランニングや水泳、サイクリング、ヨガなど幅広いワークアウトに対応した「スント3」。GPSを起動したトレーニングモードでも30時間の連続駆動が可能なうえ、30m防水機能もフォローしています。歩数・睡眠の質・ストレス・回復などを多角的に追跡してくれるため、ヘルスケアアイテムとしても使い勝手良好。しかも、現在のフィットネスレベルと過去の履歴に基づき、7日間のオリジナルトレーニングプランを作成できます。北欧ブランドらしいミニマルなデザインで、ファッション的な観点で見ても実に有能!
アイテム7
『アマズフィット』ビップ ユー プロ ブラック
1.43 インチの大型カラーディスプレイを搭載したスタイリッシュなスマートウォッチ。見た目が良いだけでなく、最大水深 50mの耐水性能や高精度GPS、さらには60種類以上のスポーツモードを搭載するなど、ポテンシャルも申し分ありません。おまけに、血中酸素飽和度を測定して健康状態を把握することも可。スマートフォンとしての標準的な使用であれば最長9日間駆動しますので、旅行のお供としてもぴったり!
アイテム8
『Apple』Apple Watch シリーズ6 ディープネイビー
言わずと知れたスマートウォッチ界の雄は、ランニングシーンにおいても躍動します。本格モデルに負けないほどに精度の高いGPSを装備するほか、心拍計や耐水機能、血中酸素センサーも網羅。さらに、専用アプリ「ワークアウト」と連動させれば、さまざまなトレーニングデータを保存できます。バッテリー駆動時間は最大18時間を想定し、普段使いには十分。ちなみに最新作の「シリーズ7」が登場しているので、そちらもチェックを。
アイテム9
『Gショック』ジースクアッドGBD-H1000-1A7
『Gショック』のスポーツラインである「ジースクアッド」より、心拍計+GPS機能搭載の逸品。方位・高度/気圧・温度センサーを内蔵しているため、アウトドアシーンのパートナーとしても活躍してくれます。加えて、心肺能力の基準となるVO2max(最大酸素摂取量)の計測に対応し、持久力強化の指標としても◎。専用アプリとリンクさせれば、フィットネスレベルやトレーニングの進捗確認、ワークアウトプランの自動作成などもできます。『Gショック』らしい、圧巻の耐衝撃構造や水をもろともしない20気圧防水も心強いポイント。
アイテム10
『ポラール』ヴァンテージM
「ヴァンテージM」は、130種のスポーツパフォーマンスを計測できるマルチスポーツウォッチ。フィンランドの活動量計メーカーが手掛けるだけあって、心拍数や睡眠データ、運動パフォーマンスなどの正確性には定評があります。言わずもがな、GPSや防水といった必要性の高い機能もしっかりとカバー! 特殊な器具を使わず、カラダひとつでフィットレベルのテストができるのも“ならでは”の機能です。余計な装飾性を省いたシンプルデザインですから、デイリーユースするのも良さそうですね。
アイテム11
『ヒルビー』ゴービィ3
今や心拍数や消費カロリー、睡眠時間の測定といったものはランニングウォッチにおける定番機能となりました。しかし、米国からやってきたこの「ゴービィ3」はそれだけにとどまりません。なんと生体インピーダンスセンサーによるデータと特許取得済みの独自テクノロジーを用いて、摂取カロリーまでも追跡できるんです。合わせて体内の水分量、ストレスレベルまで自動的に計測してアプリに送信してくれます。ダイエットを目的に走るのであれば、今作はまさに救世主といえそうですね。連続駆動時間は約32時間。
アイテム12
『フィットビット』チャージ4
キャッシュレス決済の「フィットビット ペイ」を使用できたり、Suica利用に対応していたりと、ライフスタイルガジェットとしても優秀なこのモデル。普段使い&トレーニングを1つの時計で済ませたい、という人にはうってつけです。Spotifyアプリとも連動できるので、好きな音楽を聴きながらランニングしたい人にも最適。GPSや心拍数測定、耐水といった基本機能も備えていますから、トレーニング時に不自由を感じることもないでしょう。バッテリーライフはGPS使用時で最大5時間を想定。スマートウォッチとしての通常使用なら、1週間充電なしで着用できます。
この記事の掲載アイテム一覧(全12商品)
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『カシオ』 カシオ コレクション W-S220-1AJH
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『ソーマ』 ランワン100SL ラージDWJ08-0003
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『セイコー』 プロスペックス スーパーランナーズ ソーラーSBEF055
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『ガーミン』 フォアアスリート 55 アクア
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『ガーミン』 フォアアスリート945 ブラック
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『スント』 スント3 モスグレイ
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『アマズフィット』 ビップ ユー プロ ブラック
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『Apple』 Apple Watch シリーズ6 ディープネイビー
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『Gショック』 ジースクアッドGBD-H1000-1A7
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『ポラール』 ヴァンテージM
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『ヒルビー』 ゴービィ3
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『フィットビット』 チャージ4
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