意外と知らない。メゾンキツネの魅力と人気アイテム

意外と知らない。メゾンキツネの魅力と人気アイテム

仏語と日本語が混在した独特なネーミングに負けず劣らず、ユニークかつセンスフルなコレクションで世界を虜にする『メゾン キツネ』。魅力を改めてひも解いていきたい。

菊地 亮

2018.03.20

メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)
ブランドまとめ

『メゾン キツネ』のデザイナー、ジルダ・ロアエック氏と黒木理也氏の経歴をチェック

『メゾン キツネ』のファッション活動は、ジルダ・ロアエック氏、黒木理也氏の2名を中心に行われる。前者は、フランスハウスシーンの御大、ダフト・パンクのマネージャーを務めていたことでも知られ、自身もDJとしてプレイ。音楽レーベルも立ち上げ才能あふれるニューカーマーを発掘している。黒木氏も負けず劣らずのユニークな経歴の持ち主。12歳で渡仏し、主に建築畑で活動。その後2人は出会い、『メゾン キツネ』が立ち上げられることに。

『メゾン キツネ』。ブランドについてレクチャー

ブランドの設立は2001年パリ。ファーストアイテムのスウェットシャツが『A.P.C.(アー・ペー・セー)』各店で発売され業界内の注目を集めると、2005年には初のコレクションを発表。2013年にはプチバトーのディレクターに就任するなど、活躍の場は多岐にわたる。また、世界的ブランドのアートワークも手がけるアート集団、アバケもメンバーに加わりさらに注目度を高めている。

ファーストコレクションから3年後の2008年、パリに直営店をオープンし、さらにニューヨークへも出店。2013年には東京・青山へも進出し、その付近にキツネカフェもオープンさせるなど、勢いはとどまることを知らない。毎年、世界各地で開催している音楽とファッションを融合させたイベント、パリジャンナイトも常に話題の的となっている。

彼らが当初から掲げているテーマが“ニュークラシック”。それは、設立から15年たった今も変わらない。クオリティの高いフランス、日本、イタリアの素材を駆使し、音楽やアートといった他ジャンルからの刺激を落とし込んだユニークなデザイン、そして計算し尽くされたシルエットによって表現されるコレクションは見るものを魅了してやまない。

『メゾン キツネ』のTシャツライン、『キツネティー』を紹介

▼『キツネティー』とは?

音楽とも密接にリンクする『メゾン キツネ』にとって、このTシャツラインはある種、もっとも彼らのクリエイティビティーを表現したものといえるかもしれない。当初は音楽イベントで限定的に販売されていたが、根強い人気によりコレクションの一部へ組み込まれている。

キツネティー1『キツネティー』ロゴTシャツ

シンプルなボディーに『メゾン キツネ』お馴染みのロゴが配された一枚。ベーシックなアイテムながらも、高級メゾンのデザインが品よく施されており、質の高さをうかがわせる。

キツネティー2『キツネティー』ポケットTシャツ

ブランドアイコンであるフォックスの刺しゅうが印象的なポケットTシャツ。シンプルなデザインながら胸元でさり気なく『メゾン キツネ』らしさを主張する使い勝手抜群の1枚。

キツネティー3『キツネティー』“パリジャン”Tシャツ

『メゾン キツネ』を代表する、インパクトのあるロゴが特徴。1枚でブランドのムードをまとうTシャツは、シンプルな着こなしを得意とするTASCLAP世代にもおすすめしたい。

キツネティー4『キツネティー』ロードパネルTシャツ

遊び心があるカジュアルなデザイン。細身のサイズ感や丁寧なリブのつくりは『メゾン キツネ』ならでは。肌触りもよく、ハイブランドの意匠がこらされている。

『メゾン キツネ』のウェアを紹介

▼『メゾン キツネ』のウェアの特徴とは?

彼らのもの作りの根底には、“タイムレス”というコンセプトがある。ベースはクラシックにあるが、そこへ音楽やアートといった要素を加え、さらに適材適所で最良な素材を駆使しながら仕上げるだけに、懐かしさと新しさが混在した新鮮な感覚を楽しめる。

ウェア1『メゾン キツネ』ポロシャツ

ブランドの根幹をなす、パリジャンラインの代表作。フランス生まれを象徴する胸元のトリコロールカラーのアイコンは、さりげなくも楽しいデザインエッセンスとして効果的な演出。身ごろは上質なコットン100%メイド。袖を通した時に感じるやさしさもまた魅力といえるだろう。

ウェア2『メゾン キツネ』スウェットシャツ

『メゾン キツネ』のスウェットは、ショルダー回りに自由をもたらすラグランスリーブや胸元の逆三角リブなど、クラシカルな意匠が盛り込まれている。そこへ、お馴染みとなった“パリジャン”文字を、流れるような筆記体デザインのラバープリントであしらった。

ウェア3『メゾン キツネ』フォックスパッチ クラシック

生地には、微光沢と適度なハリを持たせたイタリア産の上質なコットン採用。肌触りがソフトなうえ、通気性もよくシワになりにくい、まさにいいことずくめなアイテムだ。小振りな襟がどこかスタイリッシュで、タックアウトしてもサマになる裾の仕上げもいい。

ウェア4『メゾン キツネ』ウインドブレーカー

毎シーズン新作がリリースされるほど人気のウインドブレーカーは、ベーシックでありながらモードな表情が魅力。スポーティになりすぎない洗練されたシルエットはさすが『メゾン キツネ』といったところ。カバンに忍ばせておけば寒さや小雨にも対応できるので重宝すること間違いなし。

ウェア5『メゾン キツネ』ミリタリージャケット

形はベーシックなM65型ジャケットだが、軽やかなリネン素材を採用したことでどこかカジュアルな趣に。シックなストライプの見返し裏地や要所に取り入れられたトリコロールで、フレンチテイストも十分。裾にはサイズ調整用のひもを通し、フードも収納式にするなど機能面も抜かりなし。

ウェアだけじゃない。『メゾン キツネ』のファッション小物

▼『メゾン キツネ』のファッション小物(バッグ、キャップなど)の魅力とは?

彼らのコレクションの魅力は、何も洋服だけにとどまらない。コーディネートのさりげない味付けに有効な小物もまた、ウィットに富み、気の利いたスパイスとして機能する。しかも、その1つひとつに、質の高さがうかがえるのだ。

ファッション小物1『メゾン キツネ』エコバッグ

どこにでも気軽に持ち運べる、キャンバス製のイージーなエコバッグ。アイボリーのマイルドな色みと、ネップが浮き出たような質感はどのスタイルにも巧妙にマッチ。

ファッション小物2『メゾン キツネ』スニーカー

クセのないミニマルなデザインでオールマイティーに活躍してくれるデッキタイプのスニーカー。コットン素材のアッパーは足にやさしくフィットし、履くほどに足へとなじんでいく。また、厚手のラバーソールは衝撃を巧みに吸収し、歩行時の安定感も確約。

ファッション小物3『メゾン キツネ』ジャガード フォックス キャップ

スカイブルー×ホワイトの爽やかなストライプのアッパーに、アイコニックなフォックスの刺しゅうを散らしたジェットキャップ。クラシカルなシルエットと都会的なデザインのバランスがGOOD。軽量なコットンと4つの通気孔で、蒸れ対策も万全。

着るだけで、即おしゃれ。『メゾン キツネ』のコーデ

▼『メゾン キツネ』はどのように着こなすのが正解?

ベーシックなアイテムがコレクションの軸になるだけに、合わせやすさも人気の一因。そこで、上等な生地感や小気味いいデザインの楽しさを生かすなら、やはりコーディネートもシンプルさを意識したい。

『メゾン キツネ』のスイムショーツを、クリーンかつコミカルに仕上げた好サンプル。トップスにはシャツを、足元にはオールホワイトのスニーカーを加え、抜きすぎないリラックス感を好演している。

トリコロールのカラーパターンを軸に構成したスタイリングながら、アクの強さを感じないのはネイビーと白を多用したおかげ。足元にスポーツサンダル&ソックスを合わせ、今どきなスポーツミックスに。

シャツとジーンズのこのうえなくベーシックな着合わせ。その中にあって、シャツへうっすら入ったストライプ、各所のロールアップ、そしてスニーカーやキャップといった小物がさりげないおしゃれさを醸している。

大人にとってショートパンツは気恥ずかしさを覚えるが、これだけ柔らかな配色と好印象なカジュアルさであれば胸を張ってはける。スウェットのすき間から見える白シャツも効果的なアシストに。

スウェットシャツにジーンズと、選んだアイテムは顔馴染みのアイテムだが、全体をブラックでまとめたことでモダンな印象に。その分、トップス中央へあしらったプリントのハズしがいいあんばい。

つい二の足を踏みそうな、鮮やかなカラーリングのトップス。ただ、赤と相性のいいブラックやネイビーとマッチアップさせることで、ワンコーデにすんなりと落とし込める。大人っぽい小物使いも有効だ。

プリントTにショートパンツ、さらにはキャップにスニーカーと、とことん力みを取り除いた夏コーデ。全体の色みをグレーやネイビーでまとめたことで、不安視されそうな子供っぽさをいなしている。

インパクトあるロゴTシャツもモノトーンでコーデを統一すれば洗練された装いに。レザースニーカーやすっきりとしたシルエットのハーフパンツが大人のムードを感じさせる。バングルやレイヤードでシルエットに変化を持たせているのも◎。

『メゾン キツネ』のライトなブルゾンをモードライクに着こなした上級者。主流になりつつあるワイドなボトムスを選んだAラインシルエットながら、ブラックをチョイスすることで野暮ったく見えない。

ブルートーンで仕上げてはいるものの、上下で濃度を変えながら合わせることで漂いそうな淡白さを回避。色褪せたジージャンやレトロなスニーカーで今っぽさを取り入れながら自分らしく表現している。

地方の出版社にて編集を経験した後、独立。フリーのエディター・ライターとしてメンズファッションを中心に、スポーツ、グルメ、音楽など幅広い分野で活動。現在は、生まれ故郷である岩手県、そして東北の魅力を発信すべく東奔西走中。
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