部屋着に見せない。スウェットパンツをおしゃれに見せるコーデの法則

定番ボトムスとして定着したスウェットパンツ。リラックスできる快適な着用感が魅力ですが、部屋着っぽく見せないコーディネートが必須です。ここでその攻略法をご紹介!

平 格彦

平 格彦

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2018.12.27

お洒落感もはき心地も。一挙両得のスウェットパンツ

お洒落感もはき心地も。一挙両得のスウェットパンツ

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スポーツMIXスタイル、1990年代のストリートテイスト、ワンマイルウェアといった複数の大きなトレンドに乗ってスウェットパンツが定番アイテムとして確固たる地位を築いています。こなれたムードが簡単に演出できるのも長所で、コーデのハズしやカジュアルダウンを狙う際にも重宝する優れもの。はき心地も快適なので、しばらくは人気が衰えることはないでしょう。

ルームウェアに見えるのはNG! 大人がコーデに取り入れる際の注意点とは?

見た目も着用感もリラクシングなのがスウェットパンツの大きな特徴ですが、大人なコーディネートに取り入れるには注意も必要です。それは、ラフな印象になりすぎて部屋着やご近所スタイルに見えないようすること。わかりやすいNG例は、上下スウェットのセットアップをメインにしてしまう着こなしです。また、全身をラフなアイテムばかりで揃えてしまうのも避けたほうが無難です。以下、大人っぽく着こなすポイントを追って解説していきます。

秋冬におすすめ。旬を押さえたスウェットパンツの大人なコーデに挑戦!

大人っぽく着こなすのは、スウェットパンツを取り入れたコーディネートの最低基準。そのうえで今季らしさも加味できればパーフェクトです。具体的なポイントを4つ紹介しますので、自分に合いそうなパターンを意識しながらチェックしてみてください。

▼着こなし1:ロング丈の上品コートでエレガンスを加味

大人なスタイリングを築くための定石ですが、チェスターコートを筆頭とする上品なイメージのコートを合わせることで、コーディネート全体の品格を高めて大人っぽく仕上げることができます。フォーマルなチェスターコートに加えて、シンプルなステンカラーコート、トレンドのフーデッドコートなども狙い目。レングスが長めのシンプルなコートを選ぶことが重要です。

コーデ1

チェスターコートをシンプルに着崩すのが基本形

チェスターコートをシンプルに着崩すのが基本形

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スウェットパンツはラフ感が出づらいブラックをセレクト。膨らみすぎない美しいシルエットも上品です。そこにトーンの近いグレーのチェスターコートを合わせ、きれいめなカジュアルスタイルのベースを確立しました。さらにインナーも品の良いニットをセレクト。これにより足元がスニーカーでも、大人なムードに仕上がっています。

コーデ2

ダークトーンの合わせの時は、アクセントを効かせて

ダークトーンの合わせの時は、アクセントを効かせて

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トーンの近しい色合わせで統一するのは大人のコーディネートの常套手段。ですが、ウールのコート、ニット、スウェットパンツと全体的に柔らかな素材でまとめるとぼんやりした印象にもなりかねません。そこで、ニットをプルオーバーではなく、金属ジップの効いた前開きタイプでセレクト。足元の白ソックスと共に、着こなしにメリハリを生んでいます。

コーデ3

ライトなトーンで統一するなら、素材感で変化を付けて

ライトなトーンで統一するなら、素材感で変化を付けて

WEAR

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逆にスウェットパンツ含め淡いトーンで全体をまとめた際には、素材感で着こなしに奥行きを出すと良いでしょう。ニットとスウェットパンツという上記同様の合わせながら、編みの立ったローゲージニットを選ぶことで、のっぺり感を解消しています。逆にコートには張りのある素材をセレクト。だめ押しで挿したキャップとヴィンテージライクなスニーカーも好相性です。

▼着こなし方2: レザーのライダースジャケットでハードな印象を融合

はき心地がソフトなスウェットパンツは見た目もマイルド。甘口のイメージなので、辛口のアウターを合わせるとバランスが整い、大人っぽいムードが演出できます。最適なアウターは、レザーのライダースジャケット。最もハードな印象のブラックを選ぶのが良いでしょう。シングルはもちろん、ダブルでもシンプルなデザインのライダースジャケットを選べば、インナーや靴がカジュアルでも大人なスタイルにまとまります。

ライダースジャケットのコーデサンプル集。シングルもダブルもおしゃれに着こなそう

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TOMMY

2020.11.17

コーデ1

ブラックレザーのライダースを選べば男っぽい大人の装いに

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クラシカルな表情がスタイリングにこなれたムードを加味してくれる、杢グレーのパンツをセレクト。そこにシングルのシンプルなライダースジャケットを合わせています。上半身はハードな印象なのに、下半身はリラックス。足元にも抜け感を生み出すオペラシューズを合わせたMIX感が、大人っぽくて無造作な印象を生み出しています。

コーデ2

ハードさの強いダブルライダースは、インナーも甘めに

ハードさの強いダブルライダースは、インナーも甘めに

WEAR

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こちらもアウターはブラックレザーのダブルライダースジャケット。胸元や袖口のジップポケットなどの印象が強く、シングルのモノよりハードさが強調されています。そこにスウェットパンツやニットを合わせれば厳つさも緩和されますが、よりモダンに合わせるならインナーにボーダーや色を挿してみるのも有効でしょう。こちらのコーデではインナーをグレーでまとめ上げ、タイドアップによる首元のアクセントでバランス良く仕上げています。

コーデ3

ブラウンのライダースを使いたいなら、濃色を一点取り入れるべし

ブラウンのライダースを使いたいなら、濃色を一点取り入れるべし

WEAR

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ブラックがイチ押し……、と書きましたが、手持ちにソフトな色調のキャメルやブラウンのライダースしかない場合でももちろんスウェットパンツに合わせられます。その際は、インナーかボトムスの面積の大きなところで強めの色を落とし込むようにしましょう。全体がグッと引き締まります。

▼着こなし方3:アースカラーのアウターでトレンド感をプラス

今シーズンはキャメル、ベージュに代表されるアースカラーがスポットを浴びています。ウォーム感に加えてソフトな品格も備えているのが大きな魅力。そんなアースカラーをアウターで取り入れれば、スウェットパンツを使った着こなしを格上げすることが可能です。ロング丈のコートが最も上品ですが、比較的カジュアルなブルゾンを合わせても十分なほど新鮮かつ大人っぽく仕上がります。

コーデ1

定番的なベージュのステンカラーコートも相性抜群

定番的なベージュのステンカラーコートも相性抜群

WEAR

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ステンカラーコートもレイヤードしたカモフラのブルゾンもアースカラーがメイン。全体的に柔らかな色合いですが、スウェットパンツにはスポーティな細身のモノを、キャップなどのポイントでブラックを取り入れることでメリハリを出しています。

コーデ2

膨張色であることを活かしてオーバーサイズで構築

膨張色であることを活かしてオーバーサイズで構築

WEAR

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黒、グレーなどの収縮色に対して、白、ベージュなどの明るい色みは膨張色に分類されます。スマートなコーデを構築する際にはデメリットともなりがちな特徴ですが、シャープなスウェットパンツとコートとの間でサイズのコントラストを見せたい場合は利点として働きます。こちらはラグラン袖のオーバーコートをベージュであつらえ、収縮色で揃えたボトムスとのメリハリを描き出した技ありのコーディネートです。

コーデ3

ライトカラーのみのまとめでも成立はします

ライトカラーのみのまとめでも成立はします

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スウェット素材のセットアップにライトベージュのブルゾンを羽織った、思い切ったカラーコーディネート。挑戦するなら、サイジングに気をつけましょう。このコーデもパンツは細く、ブルゾンはややオーバーにしてシルエットに動きを。そのブルゾンの丈はルーズに見えないよう、短丈を……、と何気ないマッチングに見えて細かな配慮が行き届いています。あくまで、上級者向けの着こなしです。

▼着こなし方4:アウターとパンツの色柄をリンクして落ち着きを醸出

スウェットパンツのリラックス感を抑えると、大人らしいコーディネートに仕上がります。そこで提案したいのが、パンツとアウターを色柄で連携するというテクニック。

起点はどちらでもかまいませんが、無地の場合は両アイテムを同系色で揃え、総柄アイテムがある場合はその柄から色を拾ってもう一方のアイテムを合わせるだけ。パンツは無地のほうが大人っぽくまとまりやすいので、その点も意識して着こなしを組み立ててみましょう。

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無地のパンツ×アウターは最もスタンダードな装い

無地のパンツ×アウターは最もスタンダードな装い

WEAR

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スウェットパンツもダウンジャケットも無地のブラックで揃えているのがポイント。さらに、インナーのシャツにも近いトーンを選び、全体にまとまりを生んでいます。唯一足元のハイテクスニーカーでのみ抜けを表現した、取り入れやすいスタイリングです。

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ジャケットのチェック柄からブルーを拾って連携

ジャケットのチェック柄からブルーを拾って連携

WEAR

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トラッドなムードを放っているジャケットはキャメルのベースにブルーを挿したチェック柄。ということで、スウェットパンツもデニムライクなブルーにすることで、さり気なく統一感を生み出し、大人らしさを演出しています。さらに、インナーのシャツローファーでも色みをリンク。カジュアルなジャケットスタイルに見えて、非常に計算された構築的なコーディネートになっています。

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スウェットパンツでアウターの色を拾うのも、アリ

スウェットパンツでアウターの色を拾うのも、アリ

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もちろん、スウェットパンツが無地でないといけないということもありません。トレンドのラインパンツも、そのラインでアウターの色を拾うことでスポーティながら大人っぽい印象を作り上げることが出来ます。こちらのコーデでは、バッグ、キャップ、シューズもトーンこそ違えど同じブルー系で合わせることでまとまりのある空気に。

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平 格彦

2020.10.23

注目編集者
平 格彦

60以上のメディアで執筆。「着こなし工学」提唱者

平 格彦
出版社を経て独立。「Men’s JOKER」と「RUDO」は創刊から休刊までほぼ毎号で執筆。さらに「MEN’S CLUB」「GQ」「GOETHE」など、60以上のメディアに関わってきた。横断的、俯瞰的に着こなしを分析するのが得意。そんな視点を活かし、「着こなし工学」としての体系化を試みている。
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