
メリットだらけのテーパードパンツ。ビジネス使いから最旬モデルまで紹介
ビジネスでもカジュアルでも、今はテーパードシルエットがパンツの主流です。スタイル別の正しい選び方からおしゃれなコーデ法、さらにはおすすめの1本までを一挙公開!
簡単に好バランスが叶う、テーパードパンツのメリットとは
裾に向かって細くなるテーパードパンツは、トップスや足元とのバランスが取りやすい万能ボトムス。裾と腰回りの対比によってすっきりとしたシルエットに見せることができ、どこか洗練された雰囲気を醸し出せます。歳を重ねると気になる腰周りもカバーしてくれるので、まさに大人にうってつけのボトムスといえるのです。
シルエットを比較。テーパードとストレートやスキニーとの違い
テーパードシルエットを知るには、他のシルエットと比べるのが一番。ということで、定番のストレートとスキニーと見比べてみましょう。ストレートは膝から裾にかけて直線的に落としたライン(画像2枚目)、スキニーは全体的にタイトに絞られて脚にもぴったりとフィットする(画像3枚目)のが特徴。その点、テーパードはゆったりした腰周りに対し、裾にかけて細くなっていくシルエット(画像1枚目)。ゆえに、美脚を叶えながらリラックスしたはき味を提供してくれます。
スタイルに合わせて選びたい、テーパードパンツの選び方
ビジネスからカジュアルまで活躍してくれるのも、テーパードパンツが人気を集める理由のひとつ。とはいえ、どの着こなしでも同じ選び方というのはNG。ビジネスとカジュアルという2つのスタイル別にアイテム選びのポイントを解説します。
▼テーパードパンツを“ビジネス”使いするなら
あくまでも仕事ではくパンツなので、グレーやネイビーといった定番色であることは大前提。また、脚のラインがわかるほどのタイトなサイズ感も避けたほうが良いでしょう。ここではさらに重視するべきポイントをピックアップ。見た目にもかかわってくるのでチェック必須です。
ポイント1
足首がチラッと見える9分丈がベスト
テーパードパンツの美シルエットを生かすなら、着丈が重要。特にビジネスシーンで着用する場合、長すぎるとだらしなく、短すぎるとラフすぎてしまうので、こだわる必要があります。一番おすすめなのは9分丈。くるぶしがチラッと見えることですっきりとした印象が高まり、きちんと感がありながらもおしゃれなビジネススタイルを手に入れられますよ。
ポイント2
腰周りのゆとりは控えめが◎
テーパードパンツはゆとりがある腰回りが特徴ですが、あまりにもゆとりがあるものはビジネスでは避けたほうが良いでしょう。なぜなら裾との対比がありすぎると、サルエルパンツのような見た目になり、カジュアル度が高くなってしまうから。そういうわけで、腰周りのゆとりは控えめなテーパードパンツをセレクトするのがベストです。
▼テーパードパンツを“カジュアル”使いするなら
もちろんカジュアル使いでは、ビジネスのように色や丈感などにこだわらなくてもOK。それより今っぽい1本をセレクトするのがベターです。例えば、太めのテーパードだったり、9分丈よりもさらに短い8分丈だったり。定番ボトムスだからこそトレンドを取り入れて、周りと差がつく着こなしを完成させちゃいましょう。
ポイント1
太めのテーパードが今っぽい
腰周りと裾に差があるシルエットがテーパードの特徴ですが、カジュアル使いするなら裾も太めをセレクトしたいところ。というのも今は全体的にワイドなボトムスがトレンドになっており、テーパードも裾が太めのほうがより今っぽく見えるんです。シンプルなトップスとの合わせも旬度の高い着こなしに仕上がりますよ。
ポイント2
カジュアルでは軽快な8分丈が気分
ビジネスシーンではラフすぎる8分丈も、カジュアル使いなら何も問題ありません。ソックスとのスタイリングを楽しめますし、素足を覗かせたら着こなしに抜け感をプラスすることができます。また、太めテーパードであれば8分丈がバランスを取りやすくおすすめです。
スタイル別にピックアップ。テーパードパンツのおしゃれなコーデ術
テーパードパンツをよりおしゃれに着こなすなら、どんなところに気を付ければ良いのか気になるところ。そこで洒落者たちのスタイリングを例に挙げて、ビジネスとカジュアルのコーディネートのコツを伝授します。
▼ビジネスシーンでは合わせるアイテムで差別化を
ビジネススタイルでテーパードパンツを取り入れるなら、合わせるアイテムにこだわるのがベスト。セットアップで都会的かつ大人っぽく着こなしたり、クルーネックニットでテーパードの美シルエットを引き立てたり、今すぐ実践できるコーデ例をご紹介します。
着こなし1
細身のテーパードパンツで好バランスに仕上げたセットアップスタイル
ビジカジスタイルでのセットアップのボトムスには、すっきりとしたテーパードパンツが似合います。クルーネックカットソーとのシンプルなスタイリングですが、テーパードシルエットとベージュ×ブラックの上品なバイカラーが相まって、洒脱なムードが漂う仕上がりに。足元はベルベットのスリッポンというチョイスも、そのムードを盛り上げるのに一役買っています。
着こなし2
定番のグレースラックスもテーパードシルエットなら洒落感アップ
ネイビージャケットとグレースラックスのジャケパン王道の組み合わせも、テーパードシルエットだとどこかおしゃれな雰囲気に。ローファー合わせがポイントで、素肌を覗かせた抜け感のある足元も洒落感アップの秘訣。チェックシャツとニットタイのVゾーンで、現代的なトラッドスタイルを構築しているのもポイントです。
着こなし3
クルーネックニット×テーパードパンツで洗練されたビジカジコーデに
スタイリッシュなスリムテーパードパンツを着用。トップスにクルーネックニットをチョイスしたシンプルなビジカジスタイルも、テーパードパンツのおかげで洗練された印象に。ブラックとチャコールグレーのモノトーンで構成した配色もポイントで、洗練された印象がより高まっています。足元はクリーンな白スニーカーで軽やかに仕上げるのが◎。
▼カジュアルコーデは足元とのバランスが最重要
スタイリングの自由度が高いカジュアルコーデで、特に重視するべきは足元のバランスです。ボリュームある靴とも相性が良い8分丈や全体のバランスを図れるロールアップなど、着こなしがおしゃれにキマる足元テクニックをレクチャー。
着こなし1
ボリュームあるスニーカーとの絶妙バランス
8分丈のダブル幅にセットしたテーパードパンツと、ボリュームあるスニーカーとのバランスが秀逸。どちらもグレートーンで揃えているので、スニーカーが目立ちすぎることなく着こなしに調和しています。トップスは黒ニットでシンプルに仕上げ、足元にポイントを持たせているのも技アリ。
着こなし2
より今どきに見せる裾のあしらいに注目
太めのシルエットに加え、裾にかけてゆるやかにテーパードしたベイカーパンツが今どき。コーチジャケットとパーカーのレイヤードで、ストリートな要素を盛り込んでいるのも新鮮です。ロールアップで足元とのバランスを図ったテクニックも、ぜひ参考にしたいところ。
着こなし3
視線を足元に導く太めのダブル幅
ライトベージュのテーパードチノパンをはじめ、すべてのアイテムをライトトーンで統一。インナーのTシャツをラフにセットすることで、チノパンの美しいシルエットがさらに際立っています。ボリュームあるスニーカーとの相性が良く、足元に自然と目線がいく太めのダブル幅にも注目を。
ビジネスからカジュアルまで。テーパードパンツのおすすめ10選
最後におすすめのテーパードパンツをチェックしましょう。ここでもビジネスとカジュアルのスタイル別にご紹介。着回し力が高く使えるモデルばかりなので、ウィッシュリストに加えてみてください!
▼ビジネスに必須のきちんと感があるテーパードパンツ
ビジネス使いする際の選ぶポイントを網羅したテーパードパンツを厳選。定番のスラックスはもちろん、ビジカジと相性が良いイージースラックスもチョイスしているので、自分のビジネススタイルに合った1本を選んでみてくださいね。
アイテム1
『ユナイテッドアローズ』サージ ノープリーツ テーパード パンツ
スムーズな表面感となめらかな肌触りのウール100%のサージを採用。ソリッドな生地なので汎用性が高く、ロングシーズンで活用できます。ノープリーツの腰周りから裾にかけてテーパードしたすっきりとしたシルエット。ウエストはゴムを搭載したサイドエクステンド仕様なので、フィット感が良く快適なはき心地なのもポイントです。
アイテム2
『アバハウスグレイ』ポリカルゼ イージー スラックス
適度に太めなテーパードパンツは、ビジカジスタイルにおすすめ。ウエストはドローストリングもプラスしたイージーパンツ仕様で、見た目とは裏腹のストレスフリーなはき味を楽しめます。程良い厚さがありながらも軽量で、かつ丈夫なカルゼ生地製。やや光沢感があるので上品な雰囲気を醸し出し、シワになりにくいというメリットも。
アイテム3
『エディフィス』オクタワルツ ツイル テーパードパンツ
『エディフィス』で人気の全方位型スリムスラックスの新作。独自のパターンで作り上げたテーパードシルエットが秀逸で、脚のラインをきれいに見せるのはもちろん、細身でありながら着用感を損なわないバランスに仕上げられています。ストレッチやウォッシャブルなどの機能を備えながら、ウール見えする生地を使用。
アイテム4
『シップス エニィ』COOLMAX 1タック アンクル テーパード パンツ
『シップス エニィ』で昨年大好評だったテーパードパンツが今季も登場。吸水性や速乾性などの優れた機能を備えたクールマックス製なので、盛夏でも快適なはき心地を提供してくれます。やや腰周りにゆとりのあるテーパードですが、もちろんビジネスシーンにも対応。特にビジカジスタイルにおすすめの1本です。
アイテム5
『ナノ・ユニバース』LB.03 N trousers ハイストレッチイージーパンツ
快適なはき味と美しいシルエットを両立したパンツシリーズ「Ntrousers」のスラックス。ドローストリングを内側にあしらうなど、今季はよりクリーンに見えるようにバージョンアップされています。ストレッチ性が高いジャージー素材でいて、ハリとコシもあるのでクラス感あるルックスに。
▼今どきのカジュアルコーデが叶うテーパードパンツはこちら!
スラックスからチノパン、イージーパンツまで、カジュアル使いに適したさまざまなデザインのテーパードパンツをセレクト。今っぽさが満載のシルエットで、スタイリングもおしゃれに格上げしてくれるモデルばかりなので要チェックです。
アイテム6
『ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ』デパッチ 1プリーツ テーパード パンツ
タックを入れてヒップからわたりにかけてゆとりを持たせ、裾に向かってゆるやかにテーパードさせたシルエット。リネンを混紡した生地なのでクリアな表面感でいてドライな肌触りが味わえます。さらにピンヘッド柄のおかげで、さりげないニュアンス感のある仕上がりに。自宅で手洗いできるのもうれしいポイント。
アイテム7
『グラミチ』デニムルーズテーパードパンツ
ストレッチデニムを使ったルーズテーパードパンツは『グラミチ』の新定番。10オンスのオーガニックデニムがベースなので耐久性にも優れ、オールシーズンで着用できます。シルエットはトレンド感溢れる太めのテーパード。ウェービングベルトや180度開脚可能なガゼットクロッチなども健在です。
アイテム8
『トゥモローランド』ポリエステルコットンツイル ダブルバックルパンツ
ストレッチコットンを用いたグルカパンツは、1970年代のオーストラリア軍グルカショーツのフロントデザインを採用。アイコニックな2本ベルトはそのままに、着脱しやすいようウエストはフック留めに仕上げられています。クラシックさと今っぽさが絶妙に融合した1本なら、周りと差がつくこと請け合い。
アイテム9
『ビーミング by ビームス』クールファイバー イージーパンツ
接触冷感や防シワ性、ウォッシャブルといった機能を持つ優れモノ。これは高性能のクールファイバーを使用しているからこそで、柔らかなドレープ感のある表情も楽しめます。シルエットはタックが入ったワイドテーパード。ウエストはイージー仕様で、ストレスフリーなはき心地に。
アイテム10
『スティーブン・アラン』チノ イン2プリーツ ドレス トラウザーズ
ドレスパンツを手がける工場で作製したテーパードスラックス。オリジナルデザインのマーベルトやピックステッチなどの専業工場ならではの本格的ディテール、さらには丁寧な仕立てが魅力です。股上は深めに設定し、裾にかけてゆるやかにテーパードするシルエットも今どき。
KEYWORD関連キーワード
STAFF STYLING
スタッフスタイリング
VIDEO
注目動画
ACCESS RANKING
アクセスランキング
ITEM RANKING
アイテムランキング